遊覧船、ヨット、ウィンドサーフィン……台湾南部の隠れたリゾート地を楽しみました♪
こんにちは、台北ナビです。
ヨットやサーキットの大会が開催される「大鵬湾」は、台湾南部のレジャーエリアとして、今開発が進められています。でも、知名度はイマイチで、日本のガイドブックで紹介されることもほぼありません。
そんな「大鵬湾」の情報を掲載していて、そのまま予約もできる「大鵬灣電子旅遊套票(大鵬湾Eチケット)」を利用し、「大鵬湾」のマリンリゾートを楽しんできました!
今回利用したのはこちらのプランです!
「東港易速達」で電動バイクをレンタルしよう!
ナビは小琉球からフェリーで東港の港からタクシーに乗り「大鵬灣大飯店」へやってきました。ここはレンタル電動バイク屋さん「東港易速達」が経営するホテル。なんとレンタル電動バイク業が好調で、ホテルを建てちゃったのだとか。台湾の方々は東港、大鵬湾で遊ぶには、電動バイクが必須なのですね~。
ナビも台湾の方々になりきって、電動バイクをレンタル!小琉球で乗っていた電動バイクの乗り方と同じ要領なので、楽々運転できました。しかし、小琉球に比べて車やバイクの数も多いので、台湾の交通ルールに則り、安全な運転を心がけましょう。特に東港の方々はのんびりゆったりしていて、道のど真ん中でおしゃべりしていたりしますよ~。
暑~い大鵬湾を涼しく楽しめる「遊覧船」
ナビが訪れたのは7月末。立っているだけで汗が噴出してしまうほどの暑さだったわけですが、そんな時でも涼しく観光ができるのが「遊覧船」なのです。今回ナビは運よく団体の方々と一緒になったので、2階建て船に乗車し、大鵬湾を巡りました。
このプランでは約1時間のガイド付きクルージングが楽しめます。ずぅ~と喋り通しというわけではなく、ポイントをきっちり抑えてサクっと説明してくれるので、同行者とおしゃべりを楽しみながら大鵬湾を巡れるのがいいんです!
さて、早速船が動き出しました。止まっていた時よりも風を感じられて陸の上のあの暑さが嘘のようです。
マリンスポーツを楽しむ方々の姿を見ながら、大鵬湾をどんどん進むと「水上飛機觀景台」が見えてきます。
展望台なのに、水上機の形をしているのはなぜかというと、日本統治時代、大鵬湾は海軍の基地があり、主に水上機の飛行練習を行っていたから。残念ながら、今は開放されていません。
前日楽しんだシーカヤックは大鵬湾でも体験できます
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ヨットの練習をしている方も!
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真珠のようにも見えるぷくぷくの牡蠣!これがおいしくないわけがない!!
そうこうしているうちに、いい香りがしてきました。そう、このクルージングには、焼牡蠣のサービスがあるんです。
大鵬湾では牡蠣の養殖も行っています。大鵬湾の水に含まれる塩分がかなり多いといわれていて、この日食べた牡蠣も塩味が効きまくっていました。しかし、汗をたっぷりかいた後だったので、この塩加減がいい感じ~♪
蚵仔煎などに入っている牡蠣は小ぶりなので、台湾の牡蠣は小ぶりだと思っている方も多いと思いますが、今回食べたものは大ぶりで食べごたえがありました。
牡蠣の養殖棚
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何十年も牡蠣の殻を一箇所に捨てていたことでできた「蚵殼島」。ナビが訪れた時は台風の影響で開放されていませんでした
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ヨットやウィンドサーフィンの帆のようなフォルムが、大鵬湾らしい♪ちなみに開閉するのは右端の狭い部分ですよ~!
大鵬湾のゆるキャラは「王爺」!いたるところでこのキャラクターが見られますよ~♪
そして、大鵬湾の象徴「鵬灣跨海大橋」も近くで見られます。この橋は台湾で唯一の跳開橋。なんと2分で開橋するというから驚きです。土日祝日の夕方には開閉ショーを行います。また、夜には5分ほどのライトショーもあります。これらの時間に合わせて出航する便もあるので、船の上から見たい方は時間のチェックをお忘れなく!
※季節により開閉時間とライトショーの実施時間が異なります。また、安全面を考慮し、台風などの日は開閉を中止することもあります。詳しくは大鵬湾HP等をご覧ください。
船の上で仲良くなったお友達!この笑顔に癒されました~
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台湾の方々も楽しそうにクルージングを楽しんでいましたよ!
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風の力だけで、ビュンビュン速度が出る「ヨット」
お次はヨット体験です。インストラクターが1船にひとりついてくれるので、基本的にはヨットに座っているだけでOK。でも、太っちょナビが乗ったヨットは最初進まず……。やばい、重すぎたか?と心配したのですが、この日はインストラクターの方々も困ってしまうほどの無風だったのです。
でも、少し経って、インストラクターがセイルの向きや舵を少し動かすとギュンギュン速度が上がってきました。風以外の動力が本当にないの?と疑いたくなるほどの速さです。
大きな帆を広げ、悠然と進むという優雅なスポーツに見えていましたが、実際セイルや舵の操作のため、右へ左へ大忙し!(忙しいのはインストラクターだけで、ナビは座って風を感じていただけなのですが……。)
ヨットの動きがある程度落ち着いたところで、舵の操作も体験できました。思っている方向と反対側の方へ動かすというのがポイントで、あそこに行きたいという目印を決めて、グっと力を込めると、ヨットの方向が変わります。こんなにもちょっとの変化でヨットの方向や速度がグっと変化するのに驚くとともに、ヨットは理系のスポーツであり、臨機応変さが求められるのだなと感じました。全然優雅じゃないのですね。
足を水につけても大丈夫!
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ナビ友も挑戦!でも、難しい!!
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お世話になりました~
この体験ヨットでは難しいことは全部インストラクターがやってくれるので、超ラクチン!
そして、体験者は大鵬湾の風を水面近くで感じられるというのが魅力だと思います。遊覧船から見る大鵬湾とヨットから見る大鵬湾。同じものを見ているはずなのに、見えるもの、感じるものが違うのがおもしろいです。
風が気持ちいい♪
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こんなにもスピードが出ていたんです
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自分の手と足を使って風を全身に受け止めろ!「ウィンドサーフィン」
見ている分には簡単そうなのになぁ……
ラグーン状になっている大鵬湾は、波が穏やかでウィンドサーフィン初心者にぴったり!ナビ一行も早速挑戦です。
最も運動神経が良さそうな旅の友ジェイソンから試してみましたが、セイルが重いようで重心を安定させるのが難しいようです。それを見たナビ、セイルに引っ張られそうになったらブーム(ハンドル部分)を放せばいいことに気づき、ナビは一度も海に落ちることなく楽しめました。
しかし、本当に上手になるには、何度も海に落ちながらコツを掴むこと。ナビのように海に落ちることを恐れてばっかりではダメですよ~。
重心が安定してきたところで教えてもらったコツは、セイルと自分の身体をV字に保つこと。そのために、手は曲げず、ピーンと伸ばすといいのだとか。恐る恐る手を伸ばし、重心を後ろに傾けてみると、「お~!風を感じる!!」。
ヨットよりも全身の力を使っているので、自分と自然が一体になっている気がして、気持ちいい♪
クルージングと2つのマリンスポーツを楽しみ、大満足で海を後にしたナビですが、鏡を見てビックリ!顔が日焼けで真っ黒……。水に濡れなくても、知らず知らずのうちに汗で日焼け止めが流れてしまっていたようです。焼きたくない方はウォータープルーフの日焼け止めをお忘れなく!!
最後に旅の友ジェイソンが撮影した動画をご覧ください!
将来的には台湾を代表する「水上リゾート」になるといわれている「大鵬湾」を楽しんでみて下さいね。
次は、旅のクライマックス!東港のローカル食を食べまくります♪その様子は「東港のローカル食を制覇だぜの巻」をご覧ください。
以上、焼牡蠣のおいしさに感動したナビがお届けしました。