あれもこれも食べたくなっちゃう食いしん坊さんにうってつけのイベントです!
こんにちは、台北ナビです。
美食大国の台湾。そんな台湾のグルメが年に一度、一堂に会する恒例のイベント「台湾美食展」が今年も8月10日から13日まで世界貿易センタービル1号館で開催されました!
毎年10万人以上の来場客が訪れるビッグイベントを、今年もナビは遊びに行ってきました!その模様を余すところなくお伝えします!
イメージキャラクターはクラウド・ルー
今年は台湾の豊富な食の魅力を全世界に発信
陳建仁副総統
今年のテーマは、「美膳台灣、探索廚藝、土地台灣、美味食光、異國美食」。台湾には豊富な食文化があることが知られていますが、国内外に対してその魅力をさらにアピールしたいという願いが込められています。
オープニングセレモニーに出席した陳建仁副総統は、台湾は豊富なフルーツや野菜、水産資源に恵まれ、異なったエスニックグループによる異なった文化や料理人の工夫により、美食大国になっているとし、台湾の食を通じて海外から訪れた人にも生活や文化の魅力を伝えたいと話しました。
また、主催者である台湾観光協会の葉菊蘭会長は、昨年(2017年)海外から台湾を訪れた旅行者数は1073万人に達したとした上で、多くの人をひきつけているのは自然、人文とグルメであると話し、美食展を通じて訪台旅行者の増加につなげたいと意気込みを語りましたよ。
台湾観光協会葉菊蘭会長
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台湾の省庁の幹部らも出席。台湾全体で美食展を盛り上げました
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国家風景区はご当地グルメが盛りだくさん
阿里山からは原住民の人たちが!会場が華やぎます
2018年上半期に台北ナビでもたくさんご紹介した全国各地の「国家風景区」からは、なかなか台北では見ることの出来ない珍しい食材の数々が持ち込まれていました!さすが自然環境のいい場所とあって、山や海の幸がたっくさん!お客さんも「どうやって調理するの?」「インターネット購入は出来るの?」などと盛んに質問していましたよ。
実際に生産者や販売元の人と直接会話できるのもこの美食展の魅力。スーパーやデパートで商品が陳列されているだけだと分からないことも聞けちゃうのがいいですよね。
ナビ的オススメの客家ブース
来場者参加型のクイズ大会が開かれていました
毎年大規模出展している客家ブースはナビの注目です。
桃園、新竹、苗栗や高雄、屏東などの地域に多く暮らす客家人。素朴で質素な生活を送る人たちですが、だからこそ、食材そのものの魅力が引き出しているグルメが多いんです。
豪華にレベルアップされた客家料理~
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美味しそうなお菓子もありました
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苗栗にあるカフェも会場にサテライト店を出展。ほっと一息つける空間を提供していました
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客家人が多く暮らす地域も特産品を販売
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やっぱり一味違う原住民グルメ
原住民が多用する「馬告」を生地に練りこんだパイナップルフルーツ
台湾グルメを語る上で、漢民族が台湾に移住する前から台湾で暮らしていた原住民の存在を忘れてはいけません。原住民族委員会のブースでは台北で生活しているナビでもなかなかありつけない独特な文化の一端を垣間見れるグルメがたくさんあるんです。
学びが多かった台湾農業館
農業委員会のブース「台湾農業館」では、物産コーナーのほか展示コーナーもあって、台湾農業への認識を深められる工夫がされていましたよ。見学するだけで明日には使いたくなるトリビアが増え、ちょっとだけ賢くなれちゃいました。
にぎわう物販コーナー
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台湾産の食材は安全で安心!当たり前のことですが、胸を張れることは素晴らしいですね
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鉄道関連のコーナーはもちろん人気
毎年の美食展で注目を集めているのは台鉄と高鉄(台湾新幹線)のブース。台湾鉄路のお弁当は有名ですよね。周辺グッズもラインナップ豊富です。そして高鉄は今回、おおよそ1時間ごとに数量限定でコーヒーとお菓子を無料で振舞うイベントを実施。多くの来場者が長蛇の列を作っていました。
お洒落な食器も要チェック
食べるだけがグルメではありません。文化部のブースでは、食べ物を引き立てるお洒落な食器類を展示販売。デザイン的にも機能的にも優れた商品が増えてきました。
自宅で使えば、日本でも台湾の息吹を感じながら食事できちゃいますね。
芸術作品も鑑賞しちゃいましょう
会場では、食べるグルメ以外にも、観賞するグルメも多数展示がありました。
飾り切りの展示のほか、学生らが今回の美食展のテーマをイメージして創作した食器など、工夫を凝らした作品が楽しめちゃいました。台湾文化の多様性や高い文化水準をこの目で確かめられます。
これ以外にも美食展にはナビでもお馴染みのレストランやホテル、自治体なども出展。お得なプランを打ち出したり、プレゼントがもらえるクイズ大会などで参加者の注目を集めていました。一気にどどんとご紹介します!
今年も大盛況だった台湾美食展。もちろん来年も開催されます。日時は7月26日~29日の4日間。
ガイドブックには載っていない台湾のグルメの真骨頂が垣間見れる特別なイベント。来年はぜひ皆さんも会場に足を運んでみてくださいね。
そうそう、今回の美食展取材の合間には、ミシュランガイドで1ツ星を獲得した台湾料理レストランの「金蓬萊遵古台菜餐廳」と、ビブグルマンに輝いた、こちらも台湾料理レストランの「My灶」でお食事をしてきました!
庶民派料理から高級料理、エスニック料理まで多種多様のグルメが味わえる台湾。かつて台湾に上陸したオランダ人がその美しさから「美麗の島」と称しましたが、こんなに美味しい食べ物がたくさんあるなら「宝島」といっても過言ではないのでは……。
以上、満腹になった台北ナビがお伝えしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-08-17