あなたがまだ知らない台湾の姿と出会える場所がたくさんあります
こんにちは、台北ナビです。
台北ナビでは今年3月から交通部観光局が取り組んでいる四季を通じてカラフルな台湾を紹介する「Meet Colors!台湾」キャンペーンに合わせて、台湾の中でも特に景色が美しい「国家風景区」の色と魅力を7回に渡ってお伝えしてきました。
今回は、改めて国家風景区の魅力を振り返り、台湾の魅力を再認識しようと思います!今年の夏休みはどこに行こうかなと悩んでいる方も多いはず。台湾の国家風景区で、これまでとは違った台湾の風景に出合って、台湾の風を、大地を感じてみてはいかがですかー!?
100年以上の古道や多くの廟が点在する苗栗県の「獅頭山」、温帯に属し四季がはっきりしていて、見たものの心を動かす雲海が見られる台中市の「梨山」、台湾中部近郊の美しい自然公園がある南投県の「八卦山」の三山を中心に新竹、苗栗、台中、彰化、南投の広い地域にまたがる「叁山」エリア。
いきいきとした森林の恵みを感じ、ロマンチックな油桐花を映えさせる「グリーン」が広がる叁山。独自の発展を遂げた客家文化や、特徴的な草花、豊富な生態環境をさらに引き立て、あなたを魅了します。
北観は、北海岸及び観音山の略称。新北市萬里、金山、石門、三芝、五股、八里などと基隆市の外木山、情人湖や和平島などにまたがるエリアです。
1000万年におよぶ地殻運動・海蝕・風蝕の影響を受けてできた奇岩が有名な野柳地質公園があり、大自然の力強さが作り出した不思議な世界が見られるほか、万里地区では秋から冬にかけてシマイシガニ、ジャノメガザミ、イシガニなどの万里蟹に舌鼓を打てます。
また、無料で入湯できる公共浴場があることで知られる金山温泉では2017年に黄金色の温泉が湧出。新たな観光スポットとして注目を浴びていますよ。
台湾南部の嘉義県にある標高2500メートル級の山が連なる地域の総称である「阿里山」。古くから狩猟や農耕を得意とする台湾原住民(先住民)のツォウ族が暮らし、日本統治時代には林業で栄えた歴史ある地域です。
阿里山では森林植物は海抜の高さによって亜熱帯照葉樹林、温暖照葉樹林、冷温帯の落葉広葉樹林、冷温帯の山地型針葉樹林と植物の分布が変化する独特の生態系が見ものです。阿里山で栽培される高山茶も忘れてはいけませんよ。
マイナスイオンを浴びて気分爽快
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阿里山森林鉄道は世界中の鉄道マニアからの注目を集める登山鉄道
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新北市瑞芳から宜蘭県南方澳まで、全長103キロの海岸線を持つ東北角・宜蘭海岸。太陽の光を受けて輝く海の色は、見る人を感嘆させること間違いなし。無敵のブルーを体で感じられる海のレジャースポットもたくさんあります。
特に「世界で最もクールな形の12の島」の一つとして知られる亀山島は、普段は無人島ですが、春から秋にかけて日帰り渡航が認められていて、豊富な生態系を観察できるほか、運がよければホエール・イルカウォッチングが楽しめます。宜蘭旅行で必ず立ち寄りたいスポットです。
台湾で2番目に大きい湖として知られ、その形が、太陽と三日月が並んでいるように見えることからその名がつけられた日月潭。標高748メートル地点にある日月潭は、春夏秋冬、朝、昼、夜、そして天候によってもそれぞれ美しい風景が見られます。
そんな中で注目の色は「レッド」。夕焼けや名産の紅茶、そして龍鳳宮の牌楼など、景観に映えるレッドは日月潭の風景に強烈なアクセントを加えています。
日月潭で栽培される紅茶は絶品
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茶葉とシイタケで煮込んだ煮卵も必ず食べたいグルメ
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東海岸は花蓮から台東までの沿海部一帯。太平洋に面するこの地域では、雄大な自然と、数千年にわたって続く人々の暮らしがあります。空と海の色が一緒になって、絶妙なグラデーションを見せる魅惑のブルーは、旅人の疲れを癒し、パワーをみなぎらせます。
東海岸では、マリンスポーツやグルメを楽しんだり、原住民文化や芸術に触れ合ったりと楽しみ方は無限大。日本人観光客にはまだまだ知られていない東海岸。だからこその美しさと魅力を独り占めできちゃいます。
中央山脈と海岸山脈に挟まれた内陸地帯の花東縦谷。山脈と山脈の間の高低差は2000メートルに達するほか、亜熱帯気候と熱帯気候を跨ぎます。水資源が豊富で大規模な人為的破壊が行われなかったため、動植物の宝庫としても知られています。
春には菜の花、夏にはワスレグサ、秋には稲穂がそれぞれ黄色に輝き、太陽の光を受けて時間ごとに異なった表情を見られます。また、花蓮の黄金温泉でも黄金色のお湯が湧き出ていて、日ごろのストレスから開放され、リフレッシュするのにぴったりです。
いかがでしたか?大都市にはない純粋な美しさが、国家風景区にはたくさんあります。訪れたことのある場所でも、季節や時間、天候によって全く違う表情をみることができるのが魅力。お気に入りの場所を探して、ぜひ新しい旅に出発してみてください。
以上、台北ナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-06-22