台鉄+MRT+台湾好行バスがこれ1つでOKの3in1交通マルチパス
こんにちは、台北ナビです。
「便利にお得に台湾旅行をした~い!」そんな願いを叶えてくれる交通周遊マルチパス、Taiwan PASS(台湾好玩卡)をご存じですか?台湾中を網羅する公共交通機関をラクラク+リーズナブルに利用できる神マルチ交通パス。台湾旅行中の移動はこれ1枚におまかせです!
それでは、台湾旅行で必携のTaiwan PASSをご紹介します。
Taiwan PASS(台湾好玩卡)とは?
Taiwan PASS(台湾好玩卡)は、台湾観光庁(交通部観光署※)が発行する安心の台湾周遊パスです。このパス1つあれば台湾中の交通を網羅!便利にお得に台湾旅行ができちゃうマルチ交通パスなんです。
※日本の国土交通省観光庁に相当
Taiwan PASS(台湾好玩卡)サイトは日本語版もあり(画像:Taiwan PASSサイトより)
〔TIPS〕購入対象者について
Taiwan PASSは2種類あり(下記参照)、利用するパスにより利用可能な対象が異なります。通常、一般の旅行者はどちらも利用できます。
・高鉄版:台湾以外のパスポートを保有する180日以内の短期旅行ビザやノービザで入国の方のみ適用できます。就業・就学ビザではご利用いただけません
・台鉄版:国籍やビザの種類に関わらず、どなたでも利用可能です
Taiwan PASS(台湾好玩卡)利用対象の公共交通機関は?
Taiwan PASS(台湾好玩卡)は2024年1月に販売を開始したばかり。台湾旅行をぐーんと便利にする2つのバージョンがあります:
・【高鉄版】2500元
台湾新幹線、高鉄(高鐵)に3日間乗り放題!
・【台鉄版】2800元
台湾鉄路、台鉄(台鐵)に5日間乗り放題!
いずれのパスにも台湾中のMRT(台北・桃園・台中・高雄)と指定区間の台湾好行バス(南投清境線・南投日月潭線・嘉義阿里山線・墾丁快線(墾丁エクスプレス)が1つずつ選べる仕組み。
つまりTaiwan PASSさえあれば、①鉄道(高鉄or台鉄)+②台湾MRT+③台湾好行バスが3 in 1で利用可能!これまでも各交通機関が発行する1日券や周遊パスはありましたが、台湾全土の交通機関を跨ぐハイブリットパスはTaiwan PASSだけ。利便性の高いTaiwan PASSを使えば、台湾中の人気観光スポットへもラクラクアクセスできますよ!
Taiwan PASSで台湾各地へ
(画像:Taiwan PASSサイトより)
●●台鉄版・花蓮復興プラン●●
台鉄で東部エリアを旅して、花蓮地震の復興を応援しよう!
即日~2024年9月30日期間限定・数量限定で販売中の台鉄版・花蓮復興プランは、特別価格2800元。さらに2人で5600元のところ、2人で一緒に旅すれば、なんと1人分が無料に。このパスは利用前に台鉄の東部幹線区間の停車駅(「頭城」駅‐「大武」駅間のいずれか)を指定する必要があります。詳細はTaiwan PASSの公式サイトをご覧ください。
画像:Taiwan PASSサイトより
※~2024年9月30日まで台鉄版はお得な台鉄版・花蓮復興プランの販売のみとなります(数量限定)
※台鉄版・花蓮振興プランの交換・使用期限は2024年11月30日までとなります
⇒Taiwan PASS台鉄版・花蓮復興プラン製品の説明書:
https://drive.google.com/file/d/1H4GRirS9NYLn2vU6NGd_Ng19vVrwz-wv/view
・花蓮震災観光復興プランに関しては
交通部観光署サイトへ
・購入は
Klookまたは
Lion Travelへ
〔TIPS〕使用期限について
・Taiwan PASSは使用開始日から7日間有効です
・交換した各チケットの利用期限は利用開始からカウントされ、各チケットにより異なります
→高鉄(台湾高鉄3日パス):連続する3日間
→台鉄(5日周遊チケット(TR-PASS5日券):連続する5日間
→台北MRT(Taipei Fun PASS北北基交通周遊2日券):連続する2日間
→桃園空港MRT(空港MRT往復乗車券):2回乗車
→台中MRT(48時間乗車券):連続する48時間
→高雄MRT&LRT(高雄MRT&LRT2日QRコード乗車券):連続する2日間
→台湾好行バス(往復乗車券):連続する3日間
Taiwan PASS(台湾好玩卡)なら使い方簡単!
Taiwan PASSは手軽な電子チケットだから購入・受取だってお手軽です。実際乗車するには各交通機関の駅窓口または指定場所で切符やチケット、交通系ICカード等と交換するか表示されたQRコードで直接乗車すれば即OKです。ラクラク便利に旅に出かけましょう!
〔ステップ1〕購入Taiwan PASSまたはKlookのウェブサイトにアクセスして購入
⇒Taiwan PASS (日本語):
https://bit.ly/4ehN2b5⇒Klook:
https://bit.ly/3XdzGGY
〔ステップ3〕引換コードで実行化
購入後送られてくる引換コードを入力してアクティベート(実行化)
※アクティベートは購入から365日以内に行なってください。期限を過ぎると無効になります
〔ステップ4〕切符や交通系ICカード類と交換
利用したい交通機関を選ぶとQRコードが表示されるので、利用方法に従って各種切符や交通系ICカード、チケット等と交換またはQRコードでそのまま乗車
インターネットやアプリ、窓口で事前予約を行なうことも可能です。使い方の詳細や各チケットの交換場所はTaiwan PASS公式サイトの[使用説明][よくある質問]をご覧ください。
⇒Taiwan PASS (日本語):
https://bit.ly/4ehN2b5
〔TIPS〕利用上の注意
高鉄(台湾新幹線)(画像:林森in台湾)
→高鉄利用前日までにTaiwan PASSアプリで電子交換コードの取得が必要です。高鉄の窓口で台湾高鉄3日パス(紙チケット)と交換してください。指定席・自由席に乗車できます。乗車の際は改札口でパスポート原本と3日パスを提示してください
車窓からの景色が最高な台鉄
→台鉄台北駅をはじめとした18の主要駅でTR-PAS5日券(紙チケット)と交換後、30日以内に使用を開始してください
※「花蓮復興プラン」は東部幹線の「頭城」駅‐「大武」駅間で座席指定をする必要があります
台北MRTをチョイスすれば、Taipei Fun PASS北北基交通周遊2日券と交換できちゃう!
(画像:Taiwan PASS)
→台北MRT指定場所でTaipei Fun PASS北北基交通周遊2日券(交通系ICカード)と交換後、台北MRT・市バス(台北・新北・基隆を走る3桁の路線バス)・台湾好行5路線(北投竹子湖線、木柵平溪線、皇冠北海岸線、黃金福隆線、濱海奇基線)に乗車できます
桃園空港MRT
→桃園空港MRT指定場所で空港MRT往復乗車券(交通系ICカード)と交換後、乗車できます
→台中MRT指定場所で24時間乗車券(交通系ICカード)と交換後、乗車できます
高雄MRTの「美麗島」駅内のステンドグラス
→高雄MRT&LRT高雄MRT&LRT2日QRコード乗車券(QRコード)は表示されたQRコードをMRT駅改札ゲートに直接スキャンして乗車できます。LRTはスキャンの必要はなく直接入場し、スタッフの指示があった場合QRコードを提示してください
台湾好行バス(画像:阿里山easygo)
→台湾好行清境線・日月潭線・阿里山線・墾丁快線(墾丁エクスプレス)いずれか1路線のチケットを指定場所でQRコードを提示し、紙チケットに交換後、運転手に提示の上、乗車してください。Taiwan PASSのアプリから予約も可能です
Taiwan PASS(台湾好玩卡)で台湾周遊の旅に出よう!
台湾を個人旅行で訪れるなら、断然便利でお得なTaiwan PASS!台湾環島(周遊の旅)なら台湾をぐるりと1周網羅する台鉄版がおすすめです。さっそく手に入れて台湾旅行へ出かけましょう!
<台鉄版Taiwan PASS 5日間モデルコース>
Day1:TR-PASS 5日券で台北&基隆
台北駅(台北車站)
まずは台鉄の
TR-PASS5日券(台鐵周遊5日券)を台鉄「台北」駅(台北車站)で交換することからスタートです。同時に明日の台東行きの指定席(※)を予約しておきましょう。その後の日程も確定しているのなら、一緒に予約をしておく方が安心ですよ。特に台湾の夏休みや連休期間中は早々に予約で埋まってしまうことも多々。ご注意ください。
画像:Taiwan PASSサイトより
〔TIPS〕座席指定について※花蓮復興プランは使用開始前に東部幹線区間(「頭城」駅‐「大武」駅間)で指定席の予約が必要です
※區間(快)車は座席予約は不要、そのまま乗車できます。自強號と莒光號は座席指定をしないで乗車する場合、座席なしの立ち席(無座票)扱いになります。普悠瑪・太魯閣・自強(EMU3000)・團體列車は全席指定のため、座席指定なしでは乗車できません
※予約に関する詳細はTaiwan PASS公式サイトの
[よくある質問]をご覧ください
⇒Taiwan PASS (日本語):
https://bit.ly/4ehN2b5
台鉄「台北」駅構内にある窓口で台鉄TR-PASSと交換
さあ、準備は万端!列車の時刻まで観光に繰り出しましょう。徒歩でぶらっと訪れたのが台北駅近の「國立臺灣博物館鐵道部園區-NTM(台湾博物館鉄道部パーク)」です。ここは2020年にオープンした比較的新しい観光スポットです。
台湾博物館鉄道部パーク
(画像:北北基好玩卡)
日本統治時代の建物の中には、鉄道に関する展示がてんこ盛り!鉄オタさんはもちろん、子連れファミリーや建築マニアのみなさんも楽しめる造りとなっています。
■國立臺灣博物館鐵道部園區-NTM(台湾博物館鉄道部パーク)住所:台北市大同區延平北路一段2號
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日
入館料:大人100元
公式ウェブサイト:
https://www.ntm.gov.tw/jp/ (日本語)
ほかにも台北に来たら訪れたい「台北101」や「國立故宮博物院(国立故宮博物院)」などに足を延ばしてみるのもおすすめですよ。
世界規模の高層ビル、台北101
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歴史的お宝が拝める故宮博物院
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これらへの移動は別途タクシーやMRT・バス(別途要交通費)をご利用ください |
見学後は「台北」駅に戻り、台鉄に乗りましょう!乗車は改札口の駅員さんにTR-PASSを提示して。初回は特急列車は指定せず、ふらっと區間車(普通列車)に乗車してみました。途中の台鉄「瑞芳」駅で深澳線に乗り換えて台鉄「海科館」駅まで。およそ1時間半の列車の旅を楽しみましょう。
国立海洋科技博物館(國海洋科技博物館)
台鉄「海科館」駅から徒歩10分ほどの場所にある
「國立海洋科技博物館(国立海洋科技博物館)」は、テクノロジーを駆使した海洋生物の博物館です。点在する館内での展示のみならず、海と山のある半島エリア全体が広大な博物館として、自然生態の観察やトレッキングなどが楽しめます。
そんなエリア内にある「忘憂谷(望幽谷)」が本日最大の目的地。台湾ローカルたちの間で人気のフォトスポットで、ジブリの世界観が味わえると話題なんですよ!
望幽谷(画像:TaiwanPASS)
ほかにもフォトジェニックな絶景スポットが多数。のんびりとした時間を過ごしてみてはいかがですか?
■國立海洋科技博物館(国立海洋科技博物館 )住所:基隆市中正區北寧路367號
営業時間:テーマ館9:00~17:00(その他施設は公式ウェブサイト参照)
休館日:月曜日、旧正月大晦日
公式ウェブサイト:
https://www.nmmst.gov.tw/
再び台鉄を乗り継いで台北へ。台鉄「松山」駅で下車すれば、人気の「饒河街觀光夜市」はすぐそばに広がります。グルメ、ショッピング、マッサージ、占い、廟参り……お楽しみがいっぱいです。
■饒河街觀光夜市
住所:台北市松山區饒河街(松山駅前)
営業時間:17:00~23:00ごろが目安(ショップにより異なる)
再び台鉄で「台北」駅へ向かい、駅周辺のホテルにチェックイン。明日へと備えます。
@台北泊
Day2:TR-PASS 5日券で台東
本日は早起きして台鉄「台北」駅6:40発の自強號3000型でバッビューンと台東へ向かいます。これは花蓮・台東エリアへ3~4時間ほどでアクセスできる特急列車。途中、海と並走する車窓の景色にはしゃいでいたら、あっという間に最初の目的の台鉄「池上」駅に到着です。
台鉄「池上」駅へは3時間45分。東部幹線は地元の人も多く利用する人気路線なので早めの予約がベター
池上は内陸の田園地帯。農閑期には芸術にいそしんだ風土があることから、アートの街としても知られています。駅前にはかわいらしいカフェやショップが点在し、米藏をリノベした小さな美術館「池上穀倉藝術館( 池上穀倉芸術館)」もあり、これらは徒歩で回ることが可能です。
池上穀倉芸術館
■池上穀倉藝術館( 池上穀倉芸術館)住所:台東縣池上鄉中西三路6號
開館時間:10:30~17:30(土曜日は10:30~17:30、18:00~20:00)
休館日:月・火曜日
公式ウェブサイト:
https://artchishang.lovelytaiwan.org.tw/barn/home
伯朗大道。秋なら稲穂の風景に出合えるかも!
街中を少し離れると、山と田園ののどかな風景が広がります。特にCMに登場した風景として有名な
「伯朗大道」は人気の観光スポット。駅前で自転車をレンタルして約15分ほど走ればアクセスできますよ。
■伯朗大道住所:台東縣池上鄉錦新三號道路
営業時間:24時間
公式ウェブサイト:
https://tour.taitung.gov.tw/zh-tw/attraction/details/430
台東の山風景を堪能した後は、今度は海に合いにいきましょう。台鉄「池上」駅14:31発の自強號3000型で台鉄「台東」駅へ向かいます。所要時間は30分強。
台鉄「台東」駅からはバスに乗って「台東海浜公園(臺東海濱公園)」バス停まで。海辺の公園、
「馬卡巴嗨公園」をのんびり散策です。
■馬卡巴嗨公園(海濱公園)住所:台東縣台東市大同路86號
営業時間:24時間
公式サイト:
https://tour.taitung.gov.tw/zh-tw/attraction/details/308
ここから「台東バスターミナル(臺東轉運站)」方面へ。この辺りは旧台東駅があった場所で、現在は「鐵道藝術村(鉄道芸術村)」として昔のプラットホームや線路、列車が残されレトロなムードを醸し出しています。そのお隣には「鐵花新聚落」も。
■鐵道藝術村(鉄道芸術村)住所:台東縣台東市鐵花路369號
営業時間:24時間
公式ウェブサイト:
https://tour.taitung.gov.tw/zh-tw/attraction/details/315■鐵花新聚落住所:台東縣台東市新生路135巷952號
営業時間:24時間(ショップにより異なる)
帰りは「台東バスターミナル(臺東轉運站)」バス停からバスに乗って。台鉄「台東」駅から19:30発の自強號3000型で台鉄「知本」駅まで向かいます。ここからバス(約20分)またはタクシー(約13分)に乗り、本日の宿、知本温泉を目指します。
※バス・タクシー代は別途お支払いください
知本温泉は台湾屈指の良質の湯が湧き出る温泉地として知られています。無味無色無臭の炭酸水素ナトリウム泉で、血行不良の改善や新陳代謝の促進などに効果があるといわれています。今晩はそんな知本温泉に宿泊して旅の疲れを癒します。
@知本温泉泊
●●台東のランドマーク「三仙台」に行きた~い!」●●
「三仙台遊憩区(三仙台遊憩區)」」は台東屈指の名所。海にかかるアーチ型の橋はバスを利用すれば個人旅行でもアクセスできますよ!
台鉄「玉里」駅から8181バスに揺られ「三仙台遊憩區」バス停で下車。所要時間は約1時間半です。見学後は8101バスに乗車して台鉄「台東」駅へ。所要時間は2時間30~40分と少々時間がかかりますが、海沿いを南下するルートのため海と平行に走るバスの車窓から台湾イーストコースト(東海岸)の絶景を間近に感じることができますよ!「台東火車站」バス停で下車すれば、再び台鉄にアクセスできます。
花蓮→東海岸→台東と海沿いルートを訪ねてみませんか?
Day3:TR-PASS 5日券と高雄MRT&LRT 2日QRコード乗車券で高雄
3日目の今日は事前に予約しておいた9:27発の台鉄自強號3000型で台鉄「高雄」駅へ向かいます。
まずは「知本温泉」バス停から8129バスに乗り込み、台鉄「知本」駅へ。駅構内のショップで駅弁を購入することもお忘れなく!
※バス代は別途お支払いください
台鉄一の海景色を車窓から楽しみながらお弁当を頬張ったり、ウトウトしたり……そうこうしているうちに2時間強で台鉄「高雄」駅に到着です。
台湾のイーストサイドからウエストサイドへ。高雄に着いたぞ!高雄のシンボル85大樓へも足を延ばせちゃう
高雄市内の移動はTaiwan PASSで交換できる
高雄MRT&LRT 2日QRコード乗車券(高雄捷運+輕軌二日搭乘票QR Code)を利用します。
これは窓口で交通系ICカードに交換することなく、直接QRコードをかざして乗車できるから便利。MRTでは改札口で直接スキャン、LRTではスキャンもすることなくそのまま乗車(係員の指示で提示)できるからとってもお手軽なんですよ。
目指すはアート&カルチャーが楽しめる「駁二藝術特区(駁二芸術特區)」です。港の脇の倉庫群をリノベして、ショップやカフェやレストラン、展示場、ライブハウス……など多彩なスポットが並びます。園内の片隅には鉄道に触れられる「哈瑪星台湾鐵道文化園區(哈瑪星台湾鉄道文化園区」も。
駁二芸術特区
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鉄オタさんや子連れファミリーには哈瑪星台湾鉄道文化園区がおすすめ!
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(画像:Taiwan PASS) |
■駁二芸術特区(駁二藝術特區)住所:高雄市鹽埕區駁二大勇路1號
営業時間:10:00~18:00(金~日曜日は~20:00)(ショップにより異なる)
定休日:旧正月大晦日
公式ウェブサイト:
https://pier2.org/■哈瑪星台湾鉄道文化園区(哈瑪星台灣鐵道文化園區)住所:高雄市鼓山區鼓山一路32號
営業時間:24時間 ※舊打狗驛故事館は火~日曜日10:00~18:00、月曜休み
公式ウェブサイト:
ttps://trm.tw/
バスのように路上から気軽に乗車できるLRTでらくらく移動
広大なエリアの移動には輕軌(LRT)が楽ちんです。LRTは改札口がありませんので、そのまま乗車してくださいね、係員の指示に従ってQRコードを提示すればOKです(係員に出会わない時もあり)。
クルージング気分を味わえるフェリーに乗って
(画像:Taiwan PASS)
もう1つ行っておきたいのが駁二藝術特區(駁二芸術特区)の対岸にある旗津です。アクセスはフェリーで。海鮮料理や灯台、夕陽鑑賞を楽しんでみてはいかがですか?
※フェリー代は別途お支払いください
旗津(画像:Taiwan PASS)
再び市中心サイドに戻ったら、夜市にも行ってみて!たっぷり遊んだ本日は高雄にステイ。体力が余っているなら台鉄で台南へ移動するのもおすすめです。台鉄「高雄」駅から台鉄「台南」駅まで自強號で30~40分、區間車(普通列車)でも40分~1時間強でアクセスできますよ。
■旗津住所:高雄市旗津區
営業時間:24時間(ショップによる)
※フェリーの運行は5:00~翌2:00
フェリー詳細:
https://kcs.kcg.gov.tw/Content_List.aspx?n=2EDF685BBC9D2857
@高雄泊
Day4:TR-PASS 5日券と台湾好行 阿里山線往復券で嘉義&阿里山
高雄MRT&LRT2日電子乗車券を利用してMRTで台鉄「高雄」駅へ移動した後は、8:00発の普悠瑪に乗って台鉄「嘉義」駅まで移動します。所要時間は1時間ほど。昨日の東海岸では海一色だった風景は山景へと変わりました。
阿里山森林鉄路の始発駅でもある台鉄「嘉義」駅。長らく補修工事中でしたが、先日全面開通して大混雑だからバスでのアクセスがおすすめ!
(画像:阿里山easygo)
台鉄「嘉義」駅に着いたら駅構内の「ビジターセンター(旅遊服務中心)」でQRコードを提示し、台湾好行バスの
阿里山往復乗車券(台灣好行阿里山線來回票・紙チケット)と交換しましょう。あとは駅前ロータリーにあるバス停(幹線道路沿い)からバスに乗り込めばOK!阿里山の奮起湖を目指します。
阿里山B線は7322C路線と7322D路線に乗車が可能ですが奮起湖を経由するのはD路線のみ。9:40発の7322Dに乗車します。1日2便しかないので乗り遅れのないようご注意を!
台湾好行バス(画像:阿里山easygo)
<台湾好行バス注意事項>※7329・7322C路線は奮起湖を通りません
※山道を走る阿里山線は予期せぬ遅延が発生する場合があります。時間に余裕を持って行動し、リアルタイム運行表で確認することをおすすめします
※車内には荷物置き場がありません。大きなスーツケースや多数のバッグの持ち込みはできるだけご遠慮ください
台湾好行・阿里山B線リアルタイム運行表:https://www.taiwantrip.com.tw/Frontend/Bustime/bus/R0008#(去程:阿里山行、回程:嘉義駅行)
【TIPS】台湾好行バス阿里山往復乗車券について高鉄「嘉義」駅発の阿里山A線(7329・7329A)または台鉄「嘉義」駅発の阿里山B線(7322C・7322D)のどちらかに往復1回(計2回)乗車できます
台湾阿里山茶の里、阿里山
バスに揺られること2時間弱、阿里山森林鉄路の途中駅である
「奮起湖」に到着です。ここには商店が連なる古い街並み・老街があります。名物の駅弁や天然のオーギョーチ(愛玉子)など、地のグルメを味わい、山里ならではのお土産探しをしてみてはいかがですか?
奮起湖老街(画像:阿里山easyGo)
老街を少し外れて木の遊歩道を行けば、森林のマイナスイオンがたっぷりのハイキングが楽しめます。虫の音・鳥のさえずり・巨木……大自然の中、リフレッシュできますよ。
阿里山の山景(画像:Taiwan PASS)
帰りは同じく台湾好行バスの7322D線に乗って台鉄「嘉義」駅まで。15:10発が終バスなので乗り逃しのないようご注意ください。夕食は名物の火雞肉飯で決まり!食後は街中の散策も楽しみます。本日の宿泊はここ嘉義の駅周辺で。おやすみなさい。
映画「KANO」を観た人ならわかるかな?中央噴水池には呉明捷投手像が
(画像:Taiwan PASS)
@嘉義泊
Day5:TR-PASS 5日券で台中
旅の最終日は台中へ。台鉄「嘉義」駅から9:04発の普悠瑪に乗車し、1時間弱の列車の旅を楽しみます。
台中に着いたぞー!
台鉄「台中」駅はモダンな駅舎とレトロな駅舎が隣接するハイブリット・ステーション!交通の要所としての役割だけではなく、グルメ・ショッピング・レジャーが楽しめる複合型の施設「臺中驛鐵道文化園區(台中駅鉄道文化園区)」を併設しています。
駅前にある「宮原眼科」も見逃せないスポットです。ハリーポッターな世界観が広がるインテリアの店内では、パイナップルケーキをはじめとした台湾菓子のお土産が手に入るほか、絶大な人気を誇るアイスクリームの販売も。台湾ならではのフルーツやウーロン茶味のアイスはとっても美味♪
■宮原眼科住所:台中市中區中山路20號
営業時間:10:00~21:00
公式ウェブサイト:
http://www.miyahara.com.tw/
レトロなリノベスポット「審計368新創聚落(審計新村)」も人気のスポットです。元役人宿舎だった建物には各種ショップが並び、グルメやショッピングが楽しめます。
■審計368新創聚落住所:台中市西區民生路368巷2弄12號
営業時間:11:00~20:00(ショップによる)
公式フェイスブック:
https://www.facebook.com/shenji368
ここからお洒落なショップが点在する草悟道周辺を「勤美誠品綠園道(誠品書店)」方面へ散策しながら台湾大道の「科学博物館」バス停まで歩き、309バスに乗れば1時間強で台湾のウユニ塩湖、「高美湿地(高美濕地)」にアクセスできます。
※309バスの運行本数は1時間に2本程度。リアルタイム運行表でご確認ください
※梧棲觀光漁港行の始発は台鉄「台中」駅Aプラットホーム(A月台)です
※別途バス代が発生します
309バス路線&時刻表(参考):http://www.g-bus.com.tw/wap/routeinfo.php?route=309台中バスのリアルタイム運行表:https://citybus.taichung.gov.tw/ebus
「高美濕地(三順路)」バス停を降り、「高美濕地(高美湿地)」までは徒歩で30分ほど。のんびり歩いて行くのもよいですが、バス停の先からYouBikeでサイクリングを楽しむのもおすすめです。
高美湿地(画像:交通部観光署)
狙い目は夕暮れ時。広大な湿地帯に無数の風車が立ち並び、水辺に反射するオレンジの光は幻想的です。木の遊歩道を歩けば、なんだか絵画の世界に迷い込んだ気分になりますよ。なお、歩道の開放時間は潮の満ち引きにより異なります。チェックしてからおでかけすると安心です。
高美濕地 歩道の開放時間⇒/
https://gaomei.com.tw/gaomei-wetland/opening-hours/■高美濕地(高美湿地)住所:台中市清水區美堤街
営業時間:24時間
公式ウェブサイト:
https://gaomei.com.tw/
Taiwan PASS最後は台鉄乗車でシメ
旅はもう終盤、帰路に着くべく桃園国際空港を目指します。「高美濕地(高美湿地)」バス停から179經三美路バスに乗車して「清水車站(中正路)」で下車、台鉄「清水」駅から莒光號・區間快・自強號のいずれかで台鉄「桃園」駅へ向かいましょう。列車により2時間弱~2時間半が目安です。自強號3000型は座席指定がないとご乗車できませんのでご注意ください。
台鉄「桃園」駅からはフライト時刻に合わせて706バスやタクシーを利用して桃園国際空港へ。翌日の余裕があるフライトなら駅周辺にステイしてもよいでしょう。
台湾1周旅行もこれにて終了です。たくさんの思い出を胸に、いざ日本へ――。
Taiwan PASS(台湾好玩卡)なら、こんなにお得!
モデルコースを元に、それぞれの交通チケットを購入した場合とTaiwan PASSでの値段を比較してみました!
なんと、Taiwan PASSなら655元(≒3198円※)もお得!しかも今なら花蓮復興プランで1人分1400元だから2055元(≒9881円)も割引に。やったー!お得感はさらに増しましです!
※1台湾元(NT$)=4.808円(2024年7月現在)
桃園機場MRT
ん⁉待てよ、台鉄を個別に計算したらどうなんだろう……?
ふと思い、それぞれの運賃を切符(乗車券)で支払った場合を計算してみました。
<台鉄の運賃・乗車ごとに支払った場合>
【Day1】台北>海科館55元+海科館>松山46元+松山>台北15元
【Day2】台北>池上687元+池上>台東96元+台東>知本26元
【Day3】知本>高雄336元
【Day4】高雄>嘉義245元
【Day5】嘉義>台中224元+清水>桃園303元(自強號の場合)
切符合計2024元
あれれ?TR-PASS自体の元は取れてないんじゃない??
ここにMRTパスと台湾好行バスの往復券代を足すと、2979元。確かに台鉄版より179元得だけど、思っていたより元取れてない……。
台鉄EMU900型
これはマルチパスの落とし穴。何度も乗り降りしてこそ元が取れるってことは台湾あるあるです。まさにナビはこの罠にはまっちゃったのかも?TR-PASSにたった300元プラスするだけでMRTも台湾好行にも乗れるから、めっちゃお得~!と思ったけれど、さらにお得感を得るためにはもっと乗り降り&アクティブな行動が必要だったのかもしれません。やっぱ台南まで行くべきだったか……。
鉄道(高鉄or台鉄)×台湾MRT×台湾好行バス=Taiwan PASS!
中途半端に終わってしまった感が否めないナビですが、綿密な計画を立て、何度も乗り降りすれば絶対お得!特に1つのコードで引き換えできる便利さはTaiwan PASSならではです。これさえあれば、台湾旅行は最強無敵!
Taiwan PASS、サイコー!
(画像:Taiwan PASSサイトより)
環島(台湾一周)に憧れる台湾旅行リピーターさんや台湾の電車を制覇したい乗り鉄さん、自然いっぱいの台東エリアに行ってみたい台湾観光者、ノスタルジックで懐かしい台湾風景に出逢いに行きましょう。みなさんはたくさん乗り降りして元取ってくださいね。
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2024-07-31