空港から約70分で台南市内へ直行できちゃう、超快適な高速バスで台南旅行が大充実!
事前予約制なので席が確保されていて安心
こんにちは、台北ナビです。
台湾南部を旅する人に吉報です、一時運休していた高雄国際空港と台南市内を結ぶ「高速バス111路線」が2024年8月に再開しました!
高雄国際空港から鉄道で台南へ向かうには、高雄MRTから台湾鉄道もしくは新幹線に乗り換えなければならず、スーツケースなどの荷物があると移動だけで疲れちゃいます。が、「高速バス111路線」を使えば時間的なロスが少ないうえ、体力的にもかなりラク。台南到着後は早速街へ繰り出せました!
高雄国際空港に到着後、バス乗車までの流れ
高雄国際空港1階の到着ロビーの1番出口を背にして左手へ進むと、銀行やファミリーマート(全家)があります。看板の案内にそって「客運站」方面へ進み、MRT「高雄國際機場」駅出口6の後方にある「Tainai Express111」バス停でバスを待ちます。出発時間の約20分前にはバスがバス停に到着しました。
メールで届いていた2次元コードを表示させて運転手に提示します。スーツケースや大型の荷物は預けて、乗車。座席は自由に選べます。
車内には、日本語の観光パンフレットをはじめ、無料Wi-Fi、充電ソケットが完備されていました!観光パンフレットには、台南の主要観光スポット、グルメ、台南の祭事、バスの路線案内などがのっていて充実していました。
高速バス111路線 基本情報
<時間>
画像提供:台南輕鬆遊
<停車駅>
・高雄小港機場(高雄国際空港)
・巴克禮公園(バークレー記念公園)
・香格里拉飯店(シャングリラホテル)
・台南轉運站(台南バスターミナル)
・小西門(大億麗緻)
画像提供:台南輕鬆遊
<料金>
片道のみ300元、往復540元
<チケット購入方法>
乗車日の60日前から前日の19:00までネットで予約購入できます。
購入先サイト(日本語):
https://tainan.funcard.com.tw/tour/pqve
台南に到着!ホテルにチェックインしたら、早速街へ繰り出します!
約70分後、今回宿泊するホテルの最寄りとなる「臺南轉運站(台南バスターミナル)」に到着しました。
「臺南轉運站」バス停から徒歩約10分、2020年にオープンした「PROVINTIA Hotel 天下南隅」へ。
天下大飯店をリノベしたレトロモダンな内装がSNSで話題のホテルです。朝食ビュッフェでは台南名物の牛肉スープなども楽しめます。チェックイン後、ウェルカムドリンクを飲んでひと休みしたら、早速台南観光へ出発!
PROVINTIA Hotel 天下南隅
住所:台南市北區成功路202號
電話番号:(06)229-0271
ホテルから徒歩約5分で「赤崁樓」の入り口に到着。
1653年にオランダ東インド会社が建設したプロヴィンティア城で、日本統治時代には陸軍病院や台湾総督府の語学学校がありました。入場料は70元。※敷地内は2025年まで修繕工事中です。
「赤崁樓」前の信号を渡って「臺灣祀典武廟」へ。
1965年に創建された国家第一古跡に認定されている廟です。主神は学問や商売の神様である関羽ですが、良縁の神様・月下老人も人気。台南は台湾でいちばん寺廟が多い街なので、あちらこちらで廟を見かけます!
その後、近くにある「義豐阿川冬瓜茶」で冬瓜檸檬(中)30元を購入してひと休み。タッチパネル式の券売機で注文し、電光掲示板に番号が表示されたら受け取りに行くシステムです。冬瓜茶は冬瓜と黒糖を煮出して作る、地元で親しまれているドリンクです。
義豐阿川冬瓜茶
住所:台南市中西區永福路二段190號
電話番号:(06)222-3778
営業時間:9:00~19:00
永福路を南へお散歩していると、伝統的な刺繍工房や、手書き看板で有名な映画館「全美戲院」がありました。
さらに南下すると西市場があり、周辺には布製品を扱うお店が点在しています。
伝統的な台湾柄を取り入れた「錦源興 Gímgoânheng」では、カラスミや台湾フルーツ柄を使った雑貨や文房具がずらり。
チャイナシューズがお得に手に入る「年繡花鞋」も近所にあります。
「錦源興 Gímgoânheng」から徒歩約7分、「林百貨」へ。
日本統治時代にオープンしたデパートですが、2014年にリニューアルオープンし、今年で10周年を迎えました。1階はグルメみやげ、2~4階は雑貨やファッション、5階はカフェ、6階は神社跡などがあります。
「林百貨」の隣には、2024年6月にオープンした「林好商品」も。
台南はもちろん、台湾北部や東部のものまでグルメみやげを中心にセレクトされていました。乾物、乾麺、茶葉などおしゃれなパッケージの商品が多く、おみやげにぴったりです。
林好商品
住所:台南市中西區中正路31號
電話番号:(06)221-8333
営業時間:11:00~19:00
夕食は、140年以上の歴史ある建物で味わう台湾料理店「筑馨居」へ。
完全予約制でメニューはありません。ナビが注文したのはひとり700元のコース。
豚の角煮、虱目魚 (サバヒー)の煮付け、台湾タケノコのサラダ、エビ料理、具沢山スープ、シメの豆花まで、約9品もの料理が続々と運ばれてきました。白飯に合う味付けに箸が進みます。
「筑馨居」から歩いて7分ほどの「神農街」へ。
300mほどの道に、雑貨店やバー、廟などがあり、ライトアップされた小道は歩いているだけでもワクワクします。
幻想的な景色にうっとり
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どこを撮っても絵になります
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夜の台南を30分ほどお散歩して、路地裏にある一軒家カフェ「暁咖啡」に来ました。
自家焙煎したコーヒーや国内外の紅茶が人気です。ナビたちは、カフェラテ(拿鐵)150元と花蓮蜜香紅茶170元を注文してのんびりと過ごしました。
暁咖啡
住所:台南市中西區忠義路一段84巷6弄2號
電話番号:0912-812-850
営業時間:13:00~24:00
2日前は朝から市場を散策し、シェアサイクル「YouBike」で街へ繰り出します!
お店の人のおすすめを聞いています
ホテルをチェックアウトした後、歩いて2分ほどのローカル市場「
鴨母寮公有零售市場」へ。
場内で朝食を済ませる人や場外で買い物をする人で賑わっていました。ここの市場は台湾クレープ・春捲(北部でいう潤餅)や手作りプリンが人気。お店の人との交流も楽しいです!
鴨母寮公有零售市場
住所:台南市北區成功路148號
電話番号:(06)220-1031
営業時間:7:00~13:00
「赤崁樓」のそばからシェアサイクル「YouBike」に乗って「友愛牛肉湯」へ。
台南といえばの牛肉湯130元を食べにきました。ラードご飯に目玉焼き(荷包蛋)をのせた豬油拌飯45元もたまりません。売り切れ次第に終了となるのでお早めに。
通常の自転車に加えて電動もあります
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ペロッと食べられちゃいます
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友愛牛肉湯
住所:台南市中西區友愛街109號
電話番号:0971-114-420
営業時間:6:00~14:30
定休日:火・水曜日
2019年にオープン
「友愛牛肉湯」から歩いて5分ほどの「
台南市美術館二館」。
台南中心部にあるオアシス的な存在です。台南市美術館一館、二館、奇美博物館、四草綠色隧道をお得に楽しめるチケット「奇美博物館常設展+四草綠色隧道+南美館門票」を事前に購入していたので、2次元コードをスタッフにかざして入場しました。
「台南市美術館二館」は、建築家・石昭永氏と坂茂建築設計事務所が共同設計した現代美術館です。2025年には「臺南國家美術館」になるそう。企画展、常設展の内容がいつもすばらしく子供から大人まで楽しめます。最上階にあるカフェ「南美春室The POOL」も人気です。
奇美博物館常設展+四草綠色隧道+南美館門票購入サイト:
https://tainan.funcard.com.tw/tour/1daR
便利な立地にありながら、ひっそりと佇む「透南風咖啡聚場」。
芸術やアートのほか出版事業も手がける透南風が運営しています。1階は雑貨販売、2階はカフェ空間です。台南メイドのものを中心に、手土産に喜ばれる厳選商品が並びます。
透南風咖啡聚場
住所:台南市中西區永福路二段35巷6號
電話番号:(06)222-3325
営業時間:11:00~19:00
定休日:月~水曜日
「透南風咖啡聚場」から歩いて約7分、「台南市美術館一館」へ。
日本統治時代に梅澤捨次郎氏が設計した警察署を前身とする建物は「台南市美術館二館」と比べて落ち着いた空気感です。館内では台南出身のアーティストなどの作品を展示しています。
「台南市美術館一館」から徒歩約3分、台湾最古の孔子廟「台南孔子廟」。
儒教の創始者である孔子をまつり、儒教を広めるための学問所でもあります。約9000㎡の敷地は伝統的な閩南建築で作られています。
「台南孔子廟」から徒歩約5分、「永記虱目魚丸」でお昼ごはんを。
台南名物の虱目魚 (サバヒー)を使ったスープが人気の創業80年以上の店です。綜合湯130元は、プリプリ食感の魚の皮や肉団子など6種類の具が入ったスープ。肉燥飯35元は、脂身が乗った甘めの味付けで白飯が進みます。新鮮なエビを使った餡を豆皮で巻いて揚げた鮮蝦捲50元も必食です。
さまざまな食感が楽しめる綜合湯
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冷房完備なので快適
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永記虱目魚丸
住所:台南市中西區開山路82之1號
電話番号:(06)222-3325
営業時間:6:30~13:30
「永記虱目魚丸」から徒歩約6分、フルーツの名店「莉莉水果店」へ。
フルーツの盛り合わせやフルーツジュース、かき氷など豊富なラインナップです。ナビたちは水果冰65元を注文。ザクザク氷のかき氷の上に、季節のフルーツ(この日はパイナップル、レンブ、グアバ、スイカなど)と昔懐かしい味わいのシロップがかかっています。蒸し暑い台南散歩にうれしい一品です。
2人でシェアしてちょうどいいサイズ
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1947年創業
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博物館の外観
配車アプリ「55688」でタクシーを呼び、ホテルの荷物をピックアップして車で約20分、「奇美博物館」に到着しました。荷物は美術館内のロッカーへ。ここでも「奇美博物館常設展+四草綠色隧道+南美館門票」の2次元コードを提示して、スムーズに入場できました。
台南を拠点にさまざまな事業を手がける「奇美実業」の創業者・許文龍氏が収集したコレクションを展示する博物館。世界の動物と鳥、兵器、ロダン、芸術、楽器に分けられています。ギフトショップにはオリジナルのアイテムも豊富。見どころが多いので、じっくり見てまわりたい人は、3時間は確保しておきましょう。
「奇美博物館」を満喫したあとは、最寄りの台湾鉄道「保安」駅から約16分で「沙崙」駅へ。沙崙駅で新幹線(高鐵)に乗り換えて台北に移動しました。
ちなみに、今回は使いませんでしたが、安平などへ行く人は、台南の市バス88と99が乗り放題になる「台南8899一日無限搭乘券」もお得です。
台南8899一日無限搭乘券購入サイト:
https://tainan.funcard.com.tw/product/info/AzOy?desc=13y1