機内食レポート付き「タイガーエア台湾」搭乗体験記
こんにちは、台北ナビです。
新型コロナウイルスの水際対策緩和と個人旅行解禁により、日台の自由な観光旅行が可能になりました。「今すぐにでも台湾に来たい」「日本へ帰りたい」。でも、今エアチケットは以前よりも値が張る……。
そんな時の強い味方は「格安航空会社LCC」!特に台湾人から大人気の「タイガーエア台湾」なら、飛行機に乗った瞬間から台湾を味わえるよと聞きつけ、約3年ぶりの日本帰国に「タイガーエア台湾」を利用することを決意しました。
というわけで、断然レガシーキャリア(フルサービスキャリア)派だったナビが「LCC」もいいな!と思えた搭乗体験をレポートしたいと思います。
必要なものだけにお金をきちんとかけられる!
預入手荷物2つと持ち込み荷物!これを全部日本へ持って帰るよ~!
ナビが最も心配だったこと、それは「預入手荷物」の重量。なんせ3年ぶりの日本帰国ですから、日本にいる家族や友達へのお土産、自分の荷物など……気づけば30㎏をゆうに超えてしまっていたのです。
LCCは荷物をあまり持って帰れないと思っていたナビですが、必要な重量をきちんと購入すれば問題ないと知って一安心!安心しすぎて、出発4時間前に35kgまで重量を追加しちゃいました。そうなんです、タイガーエアは出発の4時間前までに受託手荷物の重量を申し込むことができるのです。このサービス、本当に便利!
しかも、重たいものは別途郵送すれば安くあがるかな?と考えたのですが、計算してみたら
郵便局で送るよりも「預入手荷物」の重量を増やした方がお得だったのです。荷物が多い人は案外LCC利用がいいのかもしれません。
35kgまでは5kgごとに300元かかりますよ~(35kgから40kgに増やすと450元かかります)
※例えば預入手荷物の重量20kgを事前に購入していれば、35kgには差額の15kg分の料金を払えばOKです!管理画面から気軽に足すことができました!
荷物の重量&大きさチェックは念入りに!
35㎏の預入手荷物を買ったんですから、絶対損はしたくないと思うのはナビが関西人だからというだけではないはず!家でギリギリまで荷物の重さを調整し、往復ともカウンターのスタッフに「ピッタリ」「ギリギリ~」と言わるほど、35kgちょうどにパッキングできて大満足♡
ナビが「機内に持ち込む手荷物」「預入手荷物」ともに、規定のサイズと重量を全く超えずに超ピッタリできた理由は、空港のパッキングエリアでも荷物はかりを使用したから。実は家でラゲッジスケール(荷物はかり)を使用したのですが、地味に誤差が出てしまったんです。
第1ターミナルにも微熱山丘ができていたので、荷物の重量に余裕があれば、空港内でお土産を買って預入手荷物に入れるのも良さそう♪
ですが、空港のパッキングエリアにある「荷物はかり」は、荷物用なので、大きいものの重量をきっちりはかることができます。これで誤差なし!
あとは、事前にもしも重さがオーバーしたらこれを抜こうかな?というものを考えておくのもいいと思いました。余裕があるときのお土産候補を考えるのも楽しそう!
空港カウンターで重量オーバーに気づくと、事前購入よりも割高の追加料金を課せられるし、荷物を減らすとしても後ろの人に迷惑もかかってしまうので……。チェックインカウンターに向かう前に家と空港でチェックするのをお忘れなく!
また、
タイガーエアは「預入手荷物」の個数の制限がありません。ただ1つの荷物が30kgを越えないこと、そして縦・横・高さの合計が203cm以下(一番長い辺は120cm以下)にする必要がありました。
実際、日本から台湾へ帰ってくる際、多くの台湾人がダンボールに入ったままの電化製品や軽そうだけど大きなカバン数個を「預入手荷物」として預けていましたよ。重さだけを気を付けていればいいので、タイガーエア台湾の荷物ルールは案外ナビに合っていていいなと感じました。
台湾出発時はほかの乗客よりナビの荷物が明らかに多かったんですが……
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日本を発つ時は周りの人も買い物しまくり~!
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機内に持ち込む手荷物は合計2つ、総重量が10kgを越えてはいけません。7kgというLCCが多いのに、10kgというのが助かります!
サイズは荷物一つにつき、サイズが54cm×38cm×23cm未満であることと定められています。そして、実際チェックインカウンターのスタッフが大きさをはかっている様子を何度も見たので、レガシーキャリアよりもかなり厳しく大きさと重量をチェックしています。
正直ここまで厳しく確認するのか!って感じでしたが、安く飛行機旅行ができるのだから、これぐらいが当たり前なのかも……?
LCCでも広々快適な飛行機タイムを過ごすなら「虎舒適(tigercomfort)」」!
席の種類が色分けされていてわかりやすい!
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「虎舒適(tigercomfort)」はピンク色ですよ~
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ナビ、コロナ禍でデブまっしぐら……。荷物の重さのほかに席の大きさも心配でした。調べてみると座席のシート幅は約53cm(21in)、シート奥行きは約41cm(16in)。シートピッチは普通席だと約71cm(28in)と、LCCの標準的な広さです。
「虎舒適(tigercomfort)」ならこんなに広い!
というわけで、桃園国際空港から関西国際空港まではたった2時間半ですが、快適さをお金で買い、「虎舒適(tigercomfort)」を選択!「虎舒適(tigercomfort)」は1、12、13列目の席で、1列目の座席のシートピッチは約109cm(43in)、12列目と13列目の座席のシートピッチは約96cm(38in)だから、デブでも広々~♪シートピッチが25~38㎝も広くなるって、「虎舒適(tigercomfort)」の名に恥じぬ快適さ♡
もうひとつの利点は「虎舒適(tigercomfort)」を選択した人は優先搭乗ができる点。混雑を気にせず飛行機の中に入れるのが個人的にはいいなと思いましたよ!
ただ一番前の席であることと、非常口横であるため、手荷物を前の席の前へ置くことができません。その一点だけが不便といえば不便ですが、上の棚に入れてしまえば問題ないし、前のポケットに荷物を入れることができるので、それほど気にならないかな?と思います。
中国語・台湾語、そしてちょっとたどたどしい日本語
スマホに動画をダウンロードしておけば、機内で自分好みのエンタメを楽しめます!
LCCは機内エンタメがありません。ただ、ナビはいつも読書したり、スマホにダウンロードした動画を見ているので、全然苦ではありません。シートも快適なので、ついついウトウト……。
というわけで、LCCは不要なことにはお金を使わなくていいというのが、何とも合理的でいいなと思います。
外の景色を楽しむのもいいですよね~!
しかも、日本からのフライトでも中国語・台湾語、そしてちょっとたどたどしい日本語のアナウンスがちょくちょく流れてきて、飛行機に乗ったその瞬間から「台湾」を感じられるのも最高にいいんです。(台湾人がしゃべる日本語ってなんだかかわいいんですよね~!)
日本語は不自由なく通じるけれど、台湾らしいっていうのが、台湾旅行中だなと実感できるはず!
タイガーエア台湾オリジナルグッズやブランド品の機内販売もあります!
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販売は結構あっさりと終わって、明かりも落としてくれるので、気づけば夢の中~!って人多し
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台湾系アメリカ人チャンピオンがプロデュースした機内食
こんな風に選んでみましたよ~!
「預入手荷物」重量20㎏ 850元、虎舒適(tigercomfort)650元を基本チケットに追加しようと思った時に、「48%引き!3050元→1600元」と書かれた「tigerpro」が目に入りました。関西人ナビはお得という言葉に弱いわけですが、「tigerpro」なら「預入手荷物」の重量を20㎏と「虎舒適(tigercomfort)」の席が選べて、しかも機内食が食べられてチケット変更も可能。
元々重量20㎏と虎舒適(tigercomfort)分の合計が1500元かかるんだから、あと100元足せば機内食が食べられて、しかもチケットの変更が可能って最高じゃん!と迷いなく「tigerpro」を選択したのです。
主食にポップコーンと炭酸水がついてきます!
というわけで、棚からぼた餅状態でゲットした機内食。あんまり期待していなかったんですが(失礼!)、評判通りおいしい!
特にナビが搭乗した時はアメリカのリアリティクッキングコンテスト「MasterChef Junior Season 8」で優勝した「
朱如茵(Liya)」さんが、その時に披露したレシピを元に監修したもの。さすが全米一位の味は伊達ではなく、機内食とは思えないほど、味に深みがあり何層も変化を味わえて、ビックリ!
<Liya特製甜酸蝦佐核桃鳳梨炒飯>エビが乗ったパイナップル入りのチャーハンは酸味と甘みのバランスが素晴らしい!クルミがアクセントとなって、あっという間に平らげちゃった!
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<Liya特製蜜汁腿排佐米粉>一見普通のビーフンですが、きっとスパイスを色々と使って味付けしたのでしょう。鶏もも肉は甘味があってしかもオリエンタルな感じもして美味~♡おいしい汁をたっぷり吸ったビーフンも激うま!
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金沙鹹蛋味のポップコーンって珍しい!ナビはポップコーン好きの姉へのお土産にしました~!
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炭酸水のこのサイズ感がいい感じ~!
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食べてみて思うのは「タイガーエア台湾の機内食は絶対食べるべき!」ってこと。LCCが飛ぶ時間帯ってちょうどお腹が空いてくるころだから、台湾の行きと帰りで飛行機の中でも「食」から台湾を感じてみるのがおすすめですよ!
ナビが搭乗した時は「朱如茵(Liya)」さんがプロデュースしたものでしたが、2023年3月26日~2023年10月28日の春夏料理は「小小樹食創意蔬食料理」がプロデュースしたベジタリアン料理になります!
ベジタリアンレストランの「小小樹食」は、1週間に2回、動物性食品を抜こうという理念とテイクアウトの容器持参を推奨、社内では加工品や使い捨て食器を一切使用せず、自然農法による小規模農家から長期的に食材を仕入れているのだとか。
フードロスの削減、森林活性化に寄与、環境に配慮する生産者の支援、絶滅危惧種の保護など、飲食店の立場からできる取り組みを積極的に推進しているレストランに贈られる「米其林綠星(the MICHELIN Green Star/グリーンスター)」を獲得している「小小樹食創意蔬食料理」。自然農法による小規模農家から長期的に食材を仕入れ、環境のことも考えている、台湾でも有数のベジタリアンレストランです。
ちなみにフライトの48時間前から機内食を指定することができます。
日本帰国時は「VISIT JAPAN」の登録をお忘れなく!台湾入国時には新型コロナウイルス簡易検査キットをちゃんともらおう
2022年10月以降、台湾への入国が便利になりましたが、新型コロナウイルスの検査とか心配だよなぁと思っていたんですが、実際はほとんど変わらなかった気がします。
ナビが帰国した時はまだ台湾入国後は2日に1度の簡易検査が必要でしたが、陰性なら普通に外出できたし、普段通りに出勤もできました。
ナビが帰国した2022年12月にはこの3種類を受け取りました!
アフリカ豚コレラウイルスの危険性が低い国から入国してきたという識別カード!これをきちんと受け取らないとX線検査を受けないといけませんよ~!
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入国後の注意点が書かれた紙も配られています!
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2023年2月現在、入国時に配られるのは簡易検査キット1つで、症状がある時だけ検査すればOK!もう普通の生活と同じ……。海外ツーリストが気になるのは「1人1室」ということですが、旅行を共にする家族や友人だったら同じ部屋でもOK!なので、ハードルは低い気がします。
(3月から簡易検査キットの配布はなくなります。簡易検査キットが必要な場合は、コンビニや薬局で気軽に購入が可能です)
「VISIT JAPAN」の登録をお忘れなく!
実は台湾入国よりも日本入国の方が注意が必要だと感じました。
とにかく日本へ行く前は
「VISIT JAPAN」をきちんと登録しろ!と教えてもらっていたおかげで、日本帰国前に「検疫」・「入国審査」・「税関申告」の入国手続きを済ませ、スムーズに帰国できたのですが、登録していなかったら、なかなか大変そう。
「VISIT JAPAN」の登録にはワクチン接種証明書または出国前72時間以内の検査証明書を用意する必要があるので、ちょっぴりめんどくさいですが、登録してしまえばこっちのもの。
桃園空港のタイガーエア台湾のチェックインカウンターでも「VISIT JAPAN」の登録画面を提示しました!
登録が漏れている人を横目に、「この紋所が目に入らぬか!」とばかりに、登録完了済みを表す青色画面を係員に掲げて、最速ルートをぐんぐん進んで行けます。機内で色々記入する必要がないし、思いのほか日本入国に時間がかからず、コーヒーを飲みながら家族のお迎えを待てたほど!
日本から出国して帰国してきたという人ほど忘れがちな「VISIT JAPAN」。台湾旅行前に登録を済ませて、スムーズに帰国してくださいね。
・VISIT JAPAN登録ページhttps://www.vjw.digital.go.jp/
機内食、絶対食べて!
かなりの量の荷物を持って帰れて、席も広々!おまけに機内食もおいしく、台湾らしさ溢れるサービスと雰囲気が味わえるタイガーエア台湾。円安の強い味方!と思って選択しましたが、そうでなくてもお得で快適に旅ができると実感しました。