イベント当日は台湾一色になりました!
こんにちは、台北ナビです。
今年(2019年)で4回目を迎える「台湾デー」。映画「KANO」が2014年に大ヒットし、その影響で多くの台湾人が甲子園歴史館を訪れるようになり、歴史館だけでなく観戦を楽しんで欲しい、そして台湾の魅力を日本の方々に伝えたい!という思いから、2016年から毎年甲子園で開催されています。この「台湾デー」の取り組みが認められた阪神電気鉄道は、台湾観光局から「2018年台湾観光貢献賞」を授与されました。そして今年1月には桃園機場捷運(桃園メトロ)と相互連携協定を締結。台湾・日本相互の交流に大きく貢献しています!
ナビは台湾大好き西宮っ子。ずっと、ずっと「台湾デー」に行きたいと思っていたのですが、今回念願叶って、取材することができました!
今年も「タイガーエア台湾」×「台湾観光協会大阪事務所」が協賛!
台湾観光協会大阪事務所のブース
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阪神電気鉄道のブース
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6月19、20日に開催された台湾デー。平日にも関わらず、球場内外には多くのお客さんでにぎわっていました。「台湾観光協会大阪事務所」のブースで今年のスローガンである下町スローシティの情報をゲットし、阪神電気鉄道のブースではマステと電車のペーパークラフトももらいました!
マステがかわいい~♪
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台湾で会おうねきっぷもよろしく~!
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ナビが注目したのは台湾人に絶大な人気を誇る「タイガーエア台湾」のブース。公式SNSにいいね!するかブース内で写真を撮影したらオリジナルグッズ(簡易トートバッグ、ペン、トランプなど)をもらえるということで、ナビは簡易トートバッグをチョイス。
何だかプレゼントいっぱいで恐縮しちゃう!
関空→台北・高雄週17便!!
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タイガー・フーちゃんのぬいぐるみかわいい~♪
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「タイガーエア台湾」初体験!
今回の帰国はタイガーエア台湾さんを利用したナビ。初めて乗ってみたのですが、台湾人の利用率が高くてビックリしました。
そういえば台湾人の友人はLCCといえばタイガーエア台湾を利用しているので、その理由を聞いてみました。
桃園空港発の便はオンラインチェックインが可能です!オンラインチェックインのカウンターは比較空いているので、すぐにエアチケットがもらえました!
すると……
「コスパがいい」「
手荷物の上限が10㎏というのが助かる」「
時間帯がいいので目一杯旅行を楽しめる」「
機内食がおいしい」など、台湾人のユーズにずばり合っていることが判明したのです。
見て~!この広すぎるシートピッチ。ナビ、痩せなくてもいいかもと錯覚してしまうほど快適でした
ナビは太っちょなので座席シートが大きめのtigercomfortを選択。座席のシートピッチは約96cmもあって、レガシーキャリアのエコノミー席よりも広々!
機内食は「これぞ台湾」という味と盛り付け方で、飛行機の中でも台湾を存分に楽しめました。
行きは人気メニューの古早味排骨飯
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帰りは焼きビーフン!
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関西国際空港だとレガシーキャリアと同じ第1ターミナルが利用できるのも、空港好きのナビとしては嬉しかったりしました。いつものように空港でお買物を楽しみ、お茶をして時間を過ごせるって快適すぎます!
タイガーエア台湾の張鴻鐘董事長に突撃インタビュー!
台湾デー当日も6:40桃園発の便に乗って関西へやってきたタイガーエア台湾の張鴻鐘董事長。疲れた様子は一切見せず、会場を忙しく動きまわっていてとってもパワフルだったのが印象的でした。早速お話を聞いてみましょう!
ナビ:今年で4年連続台湾デーに協賛していますね。阪神タイガース、タイガーエア台湾は両方とも「虎」をモチーフにしているという共通点以外に何か理由はありますか?
張鴻鐘董事長(以下張):タイガーエア台湾には2匹の虎がいます。中国語で「虎虎生風(勇ましく堂々としている様)」という言葉があり、虎の発音は「福」の音とも似ています。そのため(虎と関係のある)阪神タイガースさんが主催する台湾デーに4年前から協賛しています。
「台湾デー」を通して、タイガーエア台湾の航路や商品の素晴らしさを関西の多くの人に知ってもらいたいと考えています。
また、阪神タイガースは1935年に創立された2番目に歴史のある球団でもありますし、台湾人にとって甲子園は親しみのある場所です。映画「KANO」のヒットもあって、縁がありご一緒できることを嬉しく思います。二年目からは「台湾観光協会大阪事務所」も加入し、阪神電気鉄道、台湾観光協会大阪事務所そしてタイガーエア台湾の3つが共になって、「Win-Win-Win」の関係が築ければいいなと感じています。
写真提供:甲子園球場
ナビ:聞くところによると、張さんは大リーグの大ファンだそうですね。今回、始球式で投げられますが、お気持ちはどうですか?
張:アメリカで9年間生活し、技術力の高い大リーグが大好きになりました。甲子園は歴史がありますし、黒土という珍しい球場。そんな甲子園で投げられるということは本当に嬉しいです。出来れば毎年始球式をしたいと思っています。
ナビ:去年も甲子園まで来られたのに雨が降ってしまったんですよね。
張:そうなんです。でも甲子園さんが特別に球場の中へ入れてくれて1周歩かせてくれたんです。黒土がとても印象深くて、ここで投げたいなって。それが今年叶いそうで、本当に嬉しいです。
ナビ:現在、桃園国際空港から関西国際空港へは1日2便ですね!今後便数を増やす計画はありますか?
張:増やしたい気持ちは山々なのですが、関西国際空港は入る隙がないほど、便が密集しているんですよ。なかなか難しいところがありますが、チャンスがあれば是非にと思っています。
ナビ:早朝便で到着したと聞きましたが、お疲れはないですか?
張:機内でぐっすり寝たから大丈夫ですよ!弊社は11機の飛行機を持っていますが、使用率はとても高く、(早朝時間も飛んでいるので、1日あたりの飛行時間は)12時間近くになります。その中でも8機は朝7:00より前に飛び立つんですよ。早朝便は旅の時間を有効に使えます!どんどんタイガーエア台湾に乗って、旅を楽しんでもらいたいなと思います。
ナビ:最後に何か伝えたいことはありますか?
張:タイガーエア台湾は今年の9月で5周年を迎えます。実は2016年末までずっと赤字経営だったんです。でも社員みんなの努力のおかげで「ハイブリッドなLCC」というイメージが出来上がり、2017年から業績が上向き、赤字を脱しました。そして去年、今までの借金をすべて返すことができたんです。この結果を見た親会社のチャイナ エアラインが高く評価してくれ、タイガーエア台湾の未来は無限大の可能性があると考えてくれています。
現在は上場も視野に入れています。今後もどうぞタイガーエア台湾をこれからもよろしくお願いします。
台湾フード大集合!タピオカドリンクのお店は行列が!
阪神タイガースのユニフォームを着た方も並んでる~!台湾フードのPR大成功!?
インタビュー中にも話題になった蔥抓餅や大雞排、タピオカなどの台湾フード。甲子園で台湾フードを通して台湾の魅力を伝えられるというのは素晴らしいと張董事長もニンマリ。
最近、日本では台湾ブームで台湾フードを食べる機会が増えていると聞いていましたが、東京に比べると関西ではそれほど気軽に台湾フードを食べられるわけではないようです。しかも東京で開催される台湾関連のイベントに比べ、台湾デーはそこまで熱狂的ではないので、列に並ぶ時間もそこまでかからないのが、助かる~!
ナビが密かに楽しみにしていたのが、台湾プロ野球各球団のチアガールと阪神タイガース「Tigers Girls」のコラボ。かわいいチア達の写真を撮影するぞ~と会場に向かったのですが、Tigers Girlsのファンはもちろん、台湾チアガールのファンも早々と場所取りをしていて、ナビ敢え無く敗退。ファン達の頭の上からチア達を見守りました。
ナビは初めてTigers Girlsを見たのですが、関西弁で会場を盛り上げる様子が新鮮!台湾プロ野球チームのラミーゴだと団長が盛り上げるのに、チア自らバッタバタとトラッキー達をぶった切っているTigers Girlsがたくましくて面白い!「ここに関西人の力あり」だなぁと、関西人であることを誇りに思わせてくれるほどパワフルでした。
台湾チアガールもTigers Girlsとコラボダンスしたり、マスコットたちと縄跳び対決をしたり……と魅力満開。きっとこれをきっかけに台湾の球場へ足を運んでくれる人が増えるだろうなぁ。
じっくり訪れたい「甲子園歴史館」
外周16号門横
映画「KANO」のヒット後、甲子園歴史館を訪れる台湾人が後を立たないといわれます。何でもスタジアムツアーとなると参加者が全員台湾人ということも珍しくないとか。今回は阪神甲子園球場の宮脇主任が特別に紹介してくれました!
詳しくは写真と共に一緒にご紹介しますが、展示物を見るだけでなく、VR体験や写真スポットなど自ら参加して楽しめる展示が多かったのが印象的でした。今回は時間の関係上サラッと見ただけになってしまいましたが、帰省した時にでもまたじっくりと見てまわりたい、そう思うくらい館内にいるとワクワクしましたよ!
ボールウォール
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よぉ~く見ると何も書かれていないボールも!
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このボールウォールは甲子園に出場したすべての高校が書かれていて、今後増える可能性があるから、白いボールがあるんだそう |
王貞治さんのサイン入りボール!
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甲子園に来場した著名人のサインボールコーナーでチームKANOのみなさまのサインボール発見!
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2017年に開催された台湾デーでは郭李建夫投手が始球式を務めました!
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林威助選手が在籍時に使用していたグローブ
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試合開始前から楽しめる「台湾デー」。思いのほか盛りだくさんだったので、宇宙人密着レポートはまた別の記事で……。ナビ、断言します。台湾デーは野球ファンにとっても台湾ファンにとっても楽しいイベントです!来年も多くの人に足を運んでもらいたいなぁと思います!
以上、台北ナビがお届けしました。