「台湾ランタンフェスティバル2020 in台中」先取り情報

台中10大必訪スポット×ランタンフェスを1泊2日で楽しむ方法

こんにちは、台北ナビです。

ちょっと気が早い気もしますが、今年も残すところあとわずか。年が明ければ、春節に小正月(元宵節)…と楽しいイベント目白押しです。中でも旧正月最後のお祭りとして知られる台湾ランタンフェスティバルは、台湾らしさを感じられる伝統行事の1つとして来台を計画している方も多いのではないでしょうか?

本日は、そんな皆様へ2020年台湾ランタンフェスティバルの情報をお届けします!

台湾ランタンフェスティバル2020 in台中

2015年に台中で行なわれた台湾ランタンフェスティバルの様子。今年はどんなランタンが見られるのかな?楽しみ~♪

2015年に台中で行なわれた台湾ランタンフェスティバルの様子。今年はどんなランタンが見られるのかな?楽しみ~♪

「元宵節」と呼ばれる旧暦の小正月は、台湾各地でさまざまなお祭りが催されます。その中で最もにぎわうのが台湾ランタンフェスティバルです。毎年各地の異なるエリアで行なわれるこの祭典、2020年は台中で開催されます。

台湾ランタンフェスティバル2020 in台中」では、都市ならではの特性を活かした3つのエリアに、それぞれ異なるテーマを設けた台中初となるサイト・スペシフィックな展示を予定しています。メイン会場は2018年11月~2019年4月まで台中花博跡地を再利用した郊外の后里で、サブ会場は市内中心部の文心森林公園となっています。

自然とアート、伝統と革新…子供から大人まで楽しめるランタンフェス!

メイン会場の1つである森林園区は「森林秘境」と名付けらた自然とコミュニティーの共存がテーマ。永遠なる生態系とアートの調和、そして多様な民族や信仰との交わりを表現したランタンが輝くことでしょう。また、もう1つのメイン会場となる「芸想世界」と呼ばれる馬場園区では、「民俗文化のルーツと伝統文化の国際化」をベースに、伝統的なランタンとメカニックとのコンビネーションを計画しています。テクノロジーとマルチメディアを応用したクラシカルなランタンを今風に再構築した姿が見ものです。
メイン会場

メイン会場

サブ会場

サブ会場

そして、サブ会場の文心森林公園は「童趣楽園」と名付けられ、親子で楽しめる工夫がいっぱいです。キッズが喜びそうな各種テーマのランタンやパフォーマンスも楽しめるそうですよ。ほかにもサブ会場ではイベントに先駆けて12月末からランタンの点灯を開始。クリスマスや旧正月といった2大イベント中もランタンが灯ります。台中にいち早く来て、お祭りムードに浸ってみませんか?

敷地面積およそ35ヘクタール、東京ドーム約7.5個分もの広さがある后里の森林園区と馬場園区がメイン会場となる「台湾ランタンフェスティバル2020 in台中」。開催期間は、2020年2月8日~2020年2月23日までの16日間を予定しています。

そしてサブ会場では、本開催に先駆けた2019年12月21日~ライトアップを開始、閉幕までの65日間に渡り、鮮やかな光が放たれます。敷地面積約8.8ヘクタール、都心にありながら広々とした文心森林公園は、アクセスが便利なのも魅力です。

台中で出逢う小京都~必訪!台中の10大スポット

台中には魅力的なスポットがたくさんあります。日本統治時代に建てられた各種建造物も大切に保存、使用されていて台湾にいながら懐かしい気分に浸れそうです。ほかにもSNSをにぎわす話題のスポット、ハズせないグルメ、日本人建築家による建物…などなど見どころ盛りだくさん!ランタンフェスティバルの前後に訪れて、台中を思いっきり満喫しちゃいましょう!

SPOT 1:高美湿地

日本統治時代はリゾート地として海水浴のメッカだったという高美湿地ですが、台中港の開港に伴い泥砂が堆積するようになると旅行者は日増しに減少していき、海水浴場の閉鎖を余儀なくされてしまったとか。しかし、泥砂は干潟となって豊富な生態系をもたらしました。今日では さまざまな生物が観察できる場所として、美しい夕陽が観賞できる絶景スポットとして、人気のエリアです。

SPOT 2:彩虹眷村

およそ50メートルの彩虹眷村へと続く狭い路地を歩けば、カラフルでかわいらしい壁画が目に飛び込んできます。壁に描かれたさまざまな人物や小鳥、水牛……地面いっぱいに描かれた虹、花、そして祝福の言葉……まるでおとぎ話の世界に飛び込んだような気分になること間違いなしですよ!

SPOT 3:台中公園

台中のシンボルである台中公園は、台湾で最も歴史ある公園で遺構も多く残されています。その1つ公園の湖上に浮かぶ洋風建築の湖心亭は、日本統治時代の1908年(明治41年)に縦貫鉄路の全線開通を祝って建造され、式典も行なわれました。また、閑院宮載仁親王が台湾ご訪問の際にはここで夜を明かされたということでも知られています。アクセス便利な場所にあるので、いにしえの時を感じながらのんびりと散策した後は、にぎやかな夜市やホテル・グルメが集まる駅周辺に向かうのもよし!アクティブに過ごすのにも、のんびりと過ごすのにも最適なスポットです。

SPOT 4:旧台中駅舎

バロック様式と山型の壁を組み合わせたデザインが特色の旧駅舎は、日本統治時代の1905年に建造されました。屋根にはブロンズ片も見ることができます。現在、旧駅舎は駅としての役割は終えましたが、1代目と2代目の駅舎はもともとの場所に残されて、その横には新駅舎が誕生しました。台湾で唯一の「3代一体型駅舎」をぜひチェックしてみてください。

SPOT 5:台中州庁舎&台中市役所

1938年に完成した台中州庁舎は、日本人建築家・森山松之助氏による設計です。もともと日本統治時代に建てられた一連の官庁建築物の1つで、全体的にフランス人建築家・マンサール氏の様式に影響を受けています。建物は未だ現役で、現在は台中市政府のオフィスとして使用されています。

また隣にある台中市役所内には、文化財の再利用を目的に「Café 1911」をオープン。長年カフェ経営に携わってきた「古典玫瑰園」グループの協力を得て、モダン美あふれる店内となっています。「生活・文化・伝承」を経営理念に、飲食とアート&カルチャーの概念を組み合わせた空間でお茶はいかが?台中市役所から新たな何かが始まりそう~♪

旧市街地の中でも見張るべき佇まいの2つの建物。台中市役所でアフタヌーンティーを楽しんだ後は、台中州庁舎で建築美を堪能するのがおすすめです!

SPOT 6:道禾六芸文化館(台中刑務所演武場)

日本統治時代の1937年(昭和12年)に建設された台中市で唯一の現存する武道館です。かつて刑務官や警察官が武道の稽古に励んでいた場所は、かつてのまま保存され、研究に値する歴史ある建築物としてその役割を担っています。

SPOT 7:アジア大学現代美術館(光復新村&林家花園)

「台湾のキャンパスは芸術資源に乏しく、学生はアート作品に触れる機会があまりない」ことを嘆いた創設者の蔡氏は、彼らによい影響を与えるような環境作りを目指してこの美術館をオープンしました。建築デザインは世界的に有名な日本人建築家・安藤忠雄氏。この美術館と展示を通して学生たちに美を感じ、実りある人生を送ってもらうことを目的としているそうですが、もちろん参観は誰でもOK!
また、近郊の霧峰区には台湾早期に形成された軍人村、「光復新村」があります。昔の暮らしやレトロな雰囲気が感じられるここは、結婚写真のフォトスポットとしても人気で、多くの映画も撮影されてきました。

さらにこのエリアに生きた林家の暮らしぶりも台湾の歴史を知る上で欠かせません。大家族の生活の中にある伝統建築の美しさやお茶で客人をもてなす昔ながらの「奉茶」を体感することもできますよ。子供から大人まで楽しみながら歴史や文化を学べる最適な場所です。

SPOT 8:国家歌劇院

プリツカー賞受賞者である日本人建築家・伊藤豊雄氏によって設計されたとても大きな国立の劇場です。ユニークな佇まいの美しい建物内には、3つのホールと多目的スペース「角落沙龍(コーナーサロン)」があります。青空の下の広場や戸外劇場、屋上のスカイガーデンも加えたら、内から外まで、地面から屋上まで、広い空間の全てが舞台に…。コンサート以外にも訪れたい魅力あふれるスポットです。

SPOT 9 :宮原眼科

もともとの姿は日本統治時代に建てられた台中で最大規模の眼科診療所でした。その後、2人の建築家と1人の古跡修復博士の手によってモダンな姿に甦り、現在は、「日出」グループがパイナップルケーキやアイスクリームなどの特産品を販売するショップ&カフェレストランに…。おしゃれなパッケージのおいしい商品は、台中でしか手に入らないことからわざわざ買い求めに来る人もいるほどです。お土産にいかが?
店内インテリアも見ごたえあり! 店内インテリアも見ごたえあり!

店内インテリアも見ごたえあり!


SPOT 10:春水堂(四維創始店)

台中の人々にとってお茶は水と同じくらい重要なものなんだとか。
「春水堂」は台中で36年の歴史ある茶館で、タピオカミルクティーはこの店が発祥と言われています。台中のお茶文化を体験してみませんか?話題のタピオカミルクティーは、本場で試さないとっ!

1泊2日のプチトリップに出かけよう!

台北からも高鉄を利用すれば1時間とかからずにアクセスできる台中ですが、美しいランタンは夜こそその美が映えるというもの。台中に1泊ステイして、のんびりと観光を楽しみませんか?おすすめルートをご紹介します。
風車が回る風景が美しい@高美湿地

風車が回る風景が美しい@高美湿地

【Day1】旧市街地⇒台湾ランタンフェス(サブ会場)へGO!
旧台北駅舎→宮原眼科→台中公園→道禾六芸文化館(台中刑務所演武場)→台中州庁&台中市役所→台湾ランタンフェスへGO!(文心森林公園園区)

【Day2】市街地&海辺⇒台湾ランタンフェスティバル(メイン会場)へGO!
審計新村(リノベスポット)&草悟道(ショッピングやカフェが楽しめるおしゃれな遊歩道)→春水堂→台中国家歌劇院→大甲鎮瀾宮(航海の女神、媽祖がまつられる寺廟)→高美湿地→台湾ランタンフェスへGO!(后里馬場園区・森林園区)
展示品だけでなく安藤氏の建築も楽しみたい@アジア大学現代美術館

展示品だけでなく安藤氏の建築も楽しみたい@アジア大学現代美術館

庭のガジュマルの樹も素晴らしい@道禾六芸文化館

庭のガジュマルの樹も素晴らしい@道禾六芸文化館


国際インテリジェンス都市、グローバル・フェスティバル都市など、これまで世界的な数々の賞を受賞してきた台中市。台湾ランタンフェスティバル2020 in台中では、新たなる輝きと共に世界中をさらに魅了することでしょう。あなたも現地で体感してみませんか?

以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-11-19

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