6大エリアに820ものブースが出展!食べて、飲んで、学んで…台湾の食の秘密に迫ってきました
こんにちは、台北ナビです。
台湾へ来る楽しみは…「美食」! 台湾にはおいしいものがい~っぱいあるので、胃袋がいくつあっても足りませんよね~。そんな台湾美食の今とその魅力を一度に楽しめるのが、毎年夏に開催される「台湾美食展」。 今年もナビは会場に潜入♪台湾の食の今とその魅力を探ってきましたよ~。
過去最高の入場者&出展数!
各エリアから選び抜かれたシェフがご自慢の料理やゆるキャラを連れて登場!
25回目を迎えた「台湾美食展」。主催や委託先が何度か変わり、2015年より交通部観光局が台湾観光協会に委託し、このふたつが再タッグを組みました。今年は「2016台灣美食展」が8月5~8日の4日間に渡り開催されました。この4日間で延べ154,797人が訪れたそうですよ!
今年の美食展では、「食之藝、食之材、食之器、食之旅、食之伴、食之器」という6大エリアに820ものブースが出展!どのブースも人で溢れていました。その中からナビが気になったブースを紹介していきたいと思います。
かわいいショーで始まった開幕式!
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ナビも大好きな台灣觀光協會の賴瑟珍會長 各所の協力があって今年も開催できたことを感謝し、史上最高の展覧内容だと胸を張っていましたよ~
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会場内は試食に並んだり、お得なホテルレストランや宿泊券に目を光らせるおばちゃまやおじちゃまで、熱気ムンムン!とにかく人の集まるところに面白いブースがあることは間違いないのですが、予め気になるブースがある場合は地図でその場所をチェックすることをオススメします。
入口付近では各ブースの紹介と商品券などの内容が掲載している冊子が配られているので、それでまず狙いを定めるというのも賢い巡り方。その上で周りの流れに乗り、新たに面白いブースを探してみてくださいね。
また、会場内は試食&販売しているブースが多いので、色んな臭いが混ざり合っています。人が多く、通風もがよくないエリアも…。ナビもちょっと気分が悪くなってしまったので、会場2階のベンチで休んで体力回復!無理せず楽しんでくださいね。
入口前には地図があります。これをチェック♪
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冊子をゲットできなくても大丈夫!会場情報と室内ナビゲーションのアプリまで準備されていましたよ~
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美しい!台湾トップクラスの料理が勢ぞろい!
美しい展示の数々をカメラに収めようとする方でいっぱい!!
「食之藝」エリアの「得時台灣」には台湾全土から選び抜かれた48名のシェフが春夏秋冬をテーマに作った料理が飾られていました。台湾の食材が使われており、台湾の食材のお披露目にもなっていました。
美しいお料理の数々に目が奪われますが、テーブルの真ん中には四季をモチーフに作られたガラスアートも展示されていました。器やディスプレイにも凝りまくったこのブースには、この美しさをカメラに収めようとたくさんの方がカメラ片手に訪れていました。
こちらに展示されているお料理たちは、この展覧会だけのためではなく、各店でも食べられます。自分の舌でおいしさを確かめられるなんて、シェフたちの自信のほどがうかがえますよね。
ハワードプラザホテル台北(台北福華大飯店)の蓬萊邨(フォルモサ)は老舗の台湾料理店!カラフルです!
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台北アンバサダーホテル(國賓大飯店)の川菜廳から選りすぐりの四川料理が展示されていました。気になったのは「麻婆龍蝦(ロブスター麻婆豆腐)600元」。こんなに豪華な麻婆豆腐見たことない!!
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台北ナビでも予約できるホテルロイヤル北投(北投老爺酒店)の純Cuisineは身体に優しいフレンチが楽しめる人気レストラン♪ 彩りもさわやか!
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一度食べてそのおいしさの虜になった銘師父餐廳。花蓮の食材を使った創作料理の数々は舌だけでなく目でも楽しませてくれます!
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床には線路が描かれていてかわいいのです
今年も一番の盛り上がりを見せていた「鐵路便當節(駅弁フェスティバル)」。台鉄、高鉄のみならず、日本からも6社の鉄道会社が参加しました。ナビが見たところ一番の人気は福隆月台便當!お昼過ぎにはもう売り切れていて、スタッフもお休みモード。
日本の鉄道会社では東武鉄道株式会社の浅草牛すき弁当やJR東日本グループのE7系新幹線弁当、日本のおもてなし弁当と深川めし弁当が大人気!大好評だったため、8月12~31日の期間中、台湾鉄路管理局台北駅1階 「臺鐵夢工場」にて3種のお弁当販売を期間限定で販売決定しました。
駅弁を通して日台友好が深まるっていいですよね!何よりお互いの駅弁のレベルが上がるのは、食いしん坊ナビとしては嬉しいものです~♪
台鐵弁当といえばこの八角形のお弁当箱♪
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台鐵の制服を着て売っていました~
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いつもより安く買えた高鉄弁当!
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高鉄グッズも販売!
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岩手銀河鉄道では…
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キュートな銀河列車の形をしたお弁当を販売!300元のところ200元まで値下げしていました~
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「台湾美食の魅力は小吃にあり」美食コートは彰化一色!
悠遊卡(EASYCARD)で支払い可能なお店も多く、便利でした!
毎年美食コートでは台湾の小吃が食べられるのですが、今年はなんと彰化でおなじみの小吃が大集合。彰化といえばやはり「肉圓(バーワン)」が有名ですよね~。肉圓は3店舗も出店し、どのお店も列をなすほどの人気でした。そのほか、鹿港グルメを多く見かけましたよ。
今年は悠遊卡(EASYCARD)で支払いができるブースが多くなっているのも印象的。ついつい増えてしまう小銭を気にすることなく買い物できてとっても便利ですよね~!
鹿港といえば…「蝦猴酥」!!!
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おいしいから食べてみてね~♪と優しい笑顔を向けてくれました~
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鹿港阿南師民俗小吃 |
牡蠣も有名な鹿港!
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牡蠣たっぷりの卵焼き
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今度鹿港へも遊びにきてね~♪
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百年老店光華亭 |
鹿港の牛舌餅は宜蘭のものとはまた違った味わいです♪
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ELLEN鐵馬咖啡ではこだわりの珈琲とクレープ生地にアイスクリーム、ピーナッツ粉、パクチーをのせて巻いたものも販売!
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地元民の目が変わる!ホテルのお得チケットに行列!!
並んででも食べたい!!
台湾マダムはホテルでのお食事が大好きなことをご存知ですか?今回もホテルエリアでは、お得なレストラン券を購入しようと目の色を変えているおばちゃま達がい~っぱいいました。
また、ホテルゾーンは北京ダックやステーキなど、高級料理の試食もあったんです!ナビは内湖の人気ホテル「グランドヴィクトリアホテル(維多麗亜酒店)」の北京ダックの試食をゲット♪きちんと餅皮に、甜麵醬(テェンメンジャン)、長ネギ、キュウリ、鴨の皮を包んでくれました~。本格的な北京ダックを試食できるなんて幸せすぎます。
もうひとつ長い行列ができていたのが「コスモスホテル台北(台北天成大飯店)」。こちらでも北京ダックが食べられたみたいですが、お腹がいっぱいなので断念…。美食展に来る前にはお腹をすかせてこなくてはだめですね……。
台湾らしさといえば「原住民」!!
屏東の「好山林咖啡工坊」のおふたり。「紅藜」についてたくさんの方に知ってもらいたんだ!とおっしゃっていました
華やかな原住民衣装と親しみやすい笑顔で入場者を迎えてくれる原住民エリア。
いのししのお肉で作られた香腸や竹筒飯など、おなじみの原住民料理も多く見かけましたが、今年はなんといっても「紅藜(レッドキヌア)」を扱っているお店がかなり増えていました。
日本でもスーパーフードとしてもうおなじみですが、「紅藜」は百年以上も前から台湾原住民の伝統的な作物として作られてきたそうです。世界的なブームもあり、台湾でも注目され始め、「紅藜」そのものやパイナップルケーキに「紅藜」が入っている商品もみかけました。新たな台湾土産の定番となるか?今後の様子を見守っていきたいと思います。
「紅藜」そのものを買うこともできるし…
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マントウになっているものも!
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ナビの戦利品はナビママへのプレゼント♪
さて、原住民文化大好きナビはというと、ナビの財布の紐はゆるゆるになり、ナビママへのプレゼントをゲット。ひのきせっけんを購入した花蓮の「達基力部落」はタロコ渓谷の近くにある部落で、積極的に観光客も受け入れています。織物のDIY、タロコ族の原住民料理などが楽しめるそうです。写真以上に素敵なところだから遊びにおいでね!と話してくれましたよ~。
もうひとつのプレゼントはコーヒー豆!台湾コーヒーのレベルは年々上がってきていて、街中でもおいしいコーヒーが飲めるようになってきた台湾。東山や古坑、そして阿里山のものが有名ですが、今回屏東の「卡彿魯岸莊園」を初めて知りました。ちょうどドリップしていたので、試飲をしてみると…ちょっと酸味があり、まろやかで飲みやすく気に入りました。なんでも自然農法を取り入れ、ほとんどの工程を手作業で行うというこだわりようなんだとか。
竹筒飯
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香蕉糕、ちょっと気になる…
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ひのきオイルをたっぷり使ったせっけんは無添加!
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「達基力部落」 |
「卡彿魯岸莊園」
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とても真剣にドリップしてくれました!
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ほかにも原住民ブースはいっぱい!写真でその様子を見てみましょう♪
台湾のお酒って紹興酒?
台湾一おいしいお酒だと思う高粱酒!
「なんで日本のお客さんは台湾へ来て紹興酒を飲むの?」
これはレストラン取材で何度も聞かれる質問です。日本では中華料理店で紹興酒を飲むので、台湾でも紹興酒を!と思われる方が多いですが、実は台湾の方はあまり紹興酒を飲みません。かわりにメジャーなのが高粱酒やビールです。
ナビはアルコールがあまり強くありませんが、馬祖へ行った時に「東湧高粱酒」と出会い高粱酒のおいしさに目覚めました。口あたりがなめらかでついついグイグイ飲んでしまうのですが、翌日にお酒が残ることもありません。昔はこの東湧高粱酒は馬祖でしか購入できませんでしたが、今は台北でも購入可!お酒好きの方は是非味わってみてください♪(馬祖酒廠台北營業處 台北市和平西路二段72號 02-2305-6910)
高粱酒を熱く語ってしまいましたが、最近はウィスキーの「KAVALAN」、ワインの「台中后里葡萄酒」が世界的にもその品質が認められていますし、清酒の「初霧」まで登場している台湾。台湾のアルコールは多様にそして質も上昇していますので、お酒が好きな方はチェックしてみてくださいね。
食への知識を深められる講座も開催!
急ぎ足で回ってみましたが、まだまだご紹介できていないエリアもいっぱい!印象的だったのは、会場内ではちびっこと一緒に食について学ぶコーナーがあったり、自炊のすすめ的な講座があったりと、食の安全が叫ばれる昨今、台湾の方々の食に対する考えもどんどんかわってきているのだなという点。
また、どんどん新しい「食」が誕生していて、毎年美食展を訪れて勉強せねば!とも思いました。来年2017年は7月21~24日に開催を予定しています!この時期に台湾へ来られる方は、台湾の「食」を感じられる美食展に足をお運びください!
以上、試食だけでお腹がいっぱいになってしまったナビがお届けしました。