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絶品滷肉飯が大人気! 正統派の台湾B級グルメが堪能できる名店

こんにちは、台北ナビです。

MRT「松江南京」駅の近くの路地にひっそりと佇む台湾料理店「My灶」は、ナビが足繁く通う名店。ミシュランガイドでリーズナブルで美味しい料理が食べられるビブグルマンにも選ばれ、日本人観光客はもとより地元台湾のお客さんにも愛されていて、予約なしでは食べられない人気のお店です。

ちょっと変わった「灶」という漢字は「かまど」という意味で、「うちのかまど」っていうことなんですね。台湾のかまどで作られた台湾料理はどんなものでしょうか?では見て行きましょう。

台湾の路地裏をイメージした店内

店構えは日本の小料理屋のよう

店構えは日本の小料理屋のよう

お店の入口はとても質素。控えめな看板に気付かなければ、そのまま通り過ぎていってしまいそうです。ただ、一歩お店に足を踏み入れると、そこにはレトロな空間が広がっています。50年前の台湾の街角をイメージしたという店内は、木枠の窓と塀の横にテーブルが並んでいて、一見、外で食事をしているみたい。お店の中程にある細長い街灯は、なんと実際に使われていたものなんだそう。台湾の人って、こういうリユースやリメイクが本当に上手!

2020年春には店内の一部リニューアルを実施。これまではなかった個室ができて、使い勝手が向上しましたよ。
懐かしさを感じさせる店内で昔ながらの家庭料理を味わうというのも、台湾の旅の醍醐味ですね。

My灶の魅力はおいしい料理もさることながら、オーナーであるBenさんの人柄にもあります。飲食店を経営する前には日系商社に勤めていたというBenさんは、日本人の勤勉さ、仕事に対する丁寧さなどがとても好きだと話していて、日本人のお客さんにもとってもフレンドリー。比較的大柄な体格なので、初めて会った時には失礼ながら「ちょっと怖い人かも!?」とたじろいでしまったのですが、とても義理堅く、お客さん一人ひとりにも丁寧に接していて、まさに友人に会いに来たような感覚が味わえます。Benさんの真摯な態度は料理にもしっかりと反映されていて、味については一切の妥協を許しません。
民家の窓に電柱、街頭など、お店の中なのに路地裏に迷い込んでしまったかのような工夫が凝らされた内装がユニークです 民家の窓に電柱、街頭など、お店の中なのに路地裏に迷い込んでしまったかのような工夫が凝らされた内装がユニークです 民家の窓に電柱、街頭など、お店の中なのに路地裏に迷い込んでしまったかのような工夫が凝らされた内装がユニークです

民家の窓に電柱、街頭など、お店の中なのに路地裏に迷い込んでしまったかのような工夫が凝らされた内装がユニークです

つやつやの豚肉がのった滷肉飯が絶品!

【滷肉飯80元】
滷肉飯(ルーロー飯)といえば、台湾グルメの代表格ともいえる料理ですよね。醤油ベ―スの調味料で煮込んだ豚肉をご飯にかけたシンプルな小吃は、値段も30元前後と手頃で、多くの店で気軽に食べられます。

でも、このお店の滷肉飯は80元と、ちょっとお高め。それは、この滷肉飯に使われている豚肉が、お店で3日かけて調理されているから。Benさんは「昔はどの家庭もみんなこうやって豚肉を食べていたんだ」と話します。豚肉の調理過程ではお店で使う油も抽出しています。台湾ではかつて品質の悪い食用油が流通し社会問題となりましたが、これなら安心。もちろんそれだけ手間暇かけて伝統的な調理方法を守って作られた滷肉飯は味だって折り紙つき。脂身の量もタレのしみ込み具合も絶妙なんです。

脂身が多くトロッと軟らかい角切り豚肉がいっぱいのっているのに、実際に食べてみると全然脂っこくないんです。甘めで小さめのお椀に入った一杯は、女性でもペロリといけちゃいます。

80元という価格から敬遠する人もいると思いますが、しっかりと味わえばその理由が分かるはずですよ。
高い?いえいえ、食べたらそのおいしさが分かるはずです 高い?いえいえ、食べたらそのおいしさが分かるはずです

高い?いえいえ、食べたらそのおいしさが分かるはずです

そのほかにもおいしい料理がたくさん

【白切雞(鶏肉の冷菜) 550元(1/2)】

白斬雞(バイザンジー)とも呼ばれる、中華料理でおなじみの冷菜。こちらは事前に予約が必要ですので、お店の予約の時に一緒に注文しておきましょう。蒸した鶏肉にピリ辛のタレをつけていただきます。

「台湾は鶏肉がおいしい」とよく言われますが、こちらのお肉もキュッと身が引き締まっていて、でもとっても軟らかくて、本当においしい!鶏肉本来の旨みが生きた一品です。

【犇寶(牛スジ肉の煮込み) 1080元】

じっくりと煮込んだ牛スジ肉や牛モツがゴロゴロ入った、食べごたえのある一品。こちらも要事前予約です。

お肉も軟らかくておいしいのですが、一緒に煮込まれている大根がまた絶品!牛肉の旨みがじわーっとしみ込んでいて、これだけでも立派なおかずになります。

【鹽酥蝦 480元】

エビの唐揚げは、カラッと揚がったエビをおこげと一緒にいただきます。サクサクの食感もさることながら、ネギとニンニクの香ばしさが口いっぱいに広がり、思わずビールを飲みたくなる美味しさです。

【韭菜豬肝 320元】

レバニラ炒めはレバーがかなり肉厚でとってもクリーミー。レバーの独特な香りが漂いますが癖はなく、タマネギとニラのシャキシャキ食感と香りがさらにレバーの美味しさを引き立てます。

【金沙四季豆 360元】
台北ナビスタッフお薦めメニューです。インゲンを塩漬け卵の黄身の衣にからめた揚げ物で、日本ではなかなか味わえない絶妙の塩加減が癖になる美味しさ。柔らかいインゲンとしっとりとした衣のコントラストもグッドです。

【左宗棠雞 420元】
鶏の唐揚げをエビチリのソースのような甘酸っぱく、それでいてスパイシーなタレをかけた一品。前述のように台湾は鶏肉が美味しいのですが、この唐揚げもジューシーでパクパク食べられます。

そのほかにもまだまだおいしい料理がたくさんあります。My灶に来る際は、お腹を空かしていらしてくださいね。そして、人気店なので訪問の前には必ず席の予約を。オーナーのBenさんは過去に日系企業に勤務していたことがあるので日本語がお上手。facebookのメッセージからなら日本語でも予約が出来るので活用して下さいね。

以上、台北ナビがお伝えしました。

記事登録日:2020-09-04

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2020-09-04

スポット更新日:2017-11-03

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部屋数 部屋1 大人 子供

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