【台南観光】映画だけでなく、看板も楽しみたい、台南の「全美戲院」!

レトロな手描き看板は、もはや街角アート!

台南にある「全美戲院」は、低価格で2本の映画が楽しめるセカンドラン・シアターとして、また李安(アン・リー)監督が幼い頃通っていた映画館として知られていますが、それだけではありません!観光客にも人気の秘密、それは今なお続く昔ながらの手描き看板にあります。

台南にある「全美戲院」は、低価格で2本の映画が楽しめるセカンドラン・シアターとして、また李安(アン・リー)監督が幼い頃通っていた映画館として知られていますが、それだけではありません!観光客にも人気の秘密、それは今なお続く昔ながらの手描き看板にあります。

看板を描く絵師は、地元・台南出身の顏振發さん。18歳からこの世界に入り、現在御年70歳!写真は台南市長(左)との2ショットで、よーく見ると、後ろに描かれているのは市長ではありませんか、そっくり~!

看板を描く絵師は、地元・台南出身の顏振發さん。18歳からこの世界に入り、現在御年70歳!写真は台南市長(左)との2ショットで、よーく見ると、後ろに描かれているのは市長ではありませんか、そっくり~!

映画館の対面にある駐車場&歩道が、アトリエ兼ギャラリーです。青空の下、「作業場」という言葉の方がしっくりくる感じ~!

映画館の対面にある駐車場&歩道が、アトリエ兼ギャラリーです。青空の下、「作業場」という言葉の方がしっくりくる感じ~!

その作業場には、ハリウッド映画のスターたちの似顔絵が飾られていました。運がよければ、作業の様子を見学できるかもしれません。今日は飾られていた作品や写真のみ見学します。 その作業場には、ハリウッド映画のスターたちの似顔絵が飾られていました。運がよければ、作業の様子を見学できるかもしれません。今日は飾られていた作品や写真のみ見学します。

その作業場には、ハリウッド映画のスターたちの似顔絵が飾られていました。運がよければ、作業の様子を見学できるかもしれません。今日は飾られていた作品や写真のみ見学します。

これらは、これから看板になる絵画でしょうか?6~12枚のキャンバスを後ろから針金で固定して、1つの絵として看板ができあがるのだとか。となりの車と比べても、キャンバス1枚の大きさに驚かされます。

これらは、これから看板になる絵画でしょうか?6~12枚のキャンバスを後ろから針金で固定して、1つの絵として看板ができあがるのだとか。となりの車と比べても、キャンバス1枚の大きさに驚かされます。

傍らのキャンバスには、「子彈」「布萊德」の文字。さて、何の映画かわかりますか?ヒントは「子彈=ブレット」「布萊德=ブラッド」。そう、伊坂幸太郎原作のブラッド・ピット主演映画「ブレッド・トレイン」です。

傍らのキャンバスには、「子彈」「布萊德」の文字。さて、何の映画かわかりますか?ヒントは「子彈=ブレット」「布萊德=ブラッド」。そう、伊坂幸太郎原作のブラッド・ピット主演映画「ブレッド・トレイン」です。

宣伝カーのポスターだって手描きなんです。実際に街中を走って宣伝することもあるとか?右はアン・リー監督の「グリーン・デスティニー(臥虎藏龍)」。ここで映画鑑賞を楽しんでいた少年が、世界に名立たる映画監督となり故郷に凱旋なんて、感慨深いものを感じます……。

宣伝カーのポスターだって手描きなんです。実際に街中を走って宣伝することもあるとか?右はアン・リー監督の「グリーン・デスティニー(臥虎藏龍)」。ここで映画鑑賞を楽しんでいた少年が、世界に名立たる映画監督となり故郷に凱旋なんて、感慨深いものを感じます……。

こちらは2020年の總統選の選挙ポスターでしょうか?よく見れば、蔡英文總統のイラストの脇に、ご本人のものと思われるサインが記されていました。

こちらは2020年の總統選の選挙ポスターでしょうか?よく見れば、蔡英文總統のイラストの脇に、ご本人のものと思われるサインが記されていました。

このように、映画以外の看板・ポスター等も手掛ける顏振發さん。こちらはコロナ禍初期に台湾を守るべく活躍した中央流行疫情指揮中心(CDC)の面々が描かれています。

このように、映画以外の看板・ポスター等も手掛ける顏振發さん。こちらはコロナ禍初期に台湾を守るべく活躍した中央流行疫情指揮中心(CDC)の面々が描かれています。

主要メンバーが5名であったことから、台湾で人気の5ピースバンド・五月天(MayDay)になぞらえて、「防疫五月天」と呼ばれていました。ポスターの実物は当時、台南・奇美美術館に飾られ、大勢の人が見学に訪れたとか。

主要メンバーが5名であったことから、台湾で人気の5ピースバンド・五月天(MayDay)になぞらえて、「防疫五月天」と呼ばれていました。ポスターの実物は当時、台南・奇美美術館に飾られ、大勢の人が見学に訪れたとか。

そうそう、台南駅近くにオープンしたリノベスタバ「スターバックス台南文創店」の店内にも顏振發さんの作品が飾られていました。スタバの農園をモチーフにしたそうです。素敵! そうそう、台南駅近くにオープンしたリノベスタバ「スターバックス台南文創店」の店内にも顏振發さんの作品が飾られていました。スタバの農園をモチーフにしたそうです。素敵!

そうそう、台南駅近くにオープンしたリノベスタバ「スターバックス台南文創店」の店内にも顏振發さんの作品が飾られていました。スタバの農園をモチーフにしたそうです。素敵!

写真やデジタル技術が発達した今でも、こうした手仕事・伝統を大切にしていきたいと、顏振發さん自らが講師となって、手描き看板の技術を伝承する教室も開催されているんですよ。興味がある方は映画館までお問い合わせを!

写真やデジタル技術が発達した今でも、こうした手仕事・伝統を大切にしていきたいと、顏振發さん自らが講師となって、手描き看板の技術を伝承する教室も開催されているんですよ。興味がある方は映画館までお問い合わせを!

スポット情報

全美戲院
台南市中西區永福路二段187號
(06)222‐4726
https://www.cm-movie.com.tw/

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2023-04-21

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