【台湾イベント】新北市平渓スカイランタンフェスティバル(2023新北市平溪天燈節)に参加してきました！

こんにちは、台北ナビです。

小正月、元宵節には台湾各地でさまざまなお祭りが行われますが、世界中の多くの人が注目しているのが、新北市平渓で行なわれるスカイランタン飛ばし、「新北市平渓スカイランタンフェスティバル(新北市平溪天燈節)」ではないでしょうか？ナビもTVやインターネットで見ては、その幻想的な美しさにうっとり♡

今回、ナビも実際に現地に赴いて、その感動を味わってきました！

会場へのアクセスは？

実はナビ、このスカイランタンフェスに参加するのははじめて。しかし、ガイドブックで「いつでもランタン飛ばしができる」と見た平渓・十分老街へは何度も行っています。その時はローカル鉄道・平渓線で。今回もあの電車に乗ったらいいんじゃないの？

もちろん、ローカル線の旅を味わうのならそれもアリ！しかし、台北市内から現地へなる早で向かいたいのなら、MRT「動物園」駅から徒歩2分弱のところにある動物園前から出るシャトルバスに乗るのがおすすめです。途中いくつかの停留所に停まりますが、動物園と開催会場とをほぼ直通で結びます。時間にして約50分！

9～16時は5分に1本、ピーク時の16～19時は5分に2本間隔で運行。相当な混雑を予想していましたが、かなりの数のバス＆スタッフを投入しているようで、ナビが乗車した14時半過ぎにはほぼ待ち時間もなく、ストレスフリーで乗車できました。

動物園前が乗り場。動物園の入口を過ぎて少し先にあります

乗車の列は「立位(立ち席)」「座位（いす席）」に分かれています(料金同じ)

往復50元分を往路で支払います。悠遊卡(EasyCard)ほかICカードが利用できます

詳しいアクセス方法は↓のナビ記事をご参照ください。

【台湾イベント】2/17＆2/24「2024新北市平溪天燈節(2024年新北市平渓スカイランタンフェスティバル)」開催＜アクセス情報付き＞夜空にスカイランタンが飛ぶ様子は人生で一度は見てみたい！

【新北市平渓スカイランタンフェスティバル】卯年の元宵節(小正月)はうさちゃんスカイランタンとニンジンスカイランタンが空を舞った～♡＜動画あり＞何度見ても感動する幻想的なイベント！今年は2月11日(土)にもスカイランタンをあげられるチャンスがありますよ～♪

元宵節当日の会場周辺はとってもにぎやか！

車内でおしゃべりを楽しんでいたら、あっという間に到着です。バス停は台鉄「十分」駅の裏の方。人の流れに乗って1～2分歩くと、おなじみの街並み(十分老街)が目の前に広がりました。線路上では、この日も多くの観光客がランタンを上げていましたよ！

十分駅近くの幹線道路沿いで下車しました

十分老街では夜を待たずにランタンを上げている人の姿も

本日の会場、十分広場(十分廣場)は老街からさらに10分強歩いたところにあります。老街はもちろん、その先の道ばたにも屋台が並び、いつになくにぎやかです。


小腹を満たせるお店もたくさん！

屋台をのぞきながら歩いていると、その並びにスカイランタンを上げるための受付がありました。実際は十分広場よりちょっと手前で、老街からは10分くらいの距離。近くには「スカイランタンフェス来たぞ～！」と気分も上がる撮影スポットも設置されていました。


うさぎ年に合わせて、今年はうさぎがいっぱい！

「新北市平渓スカイランタンフェスティバル」とは？

ここで25年目を迎える、「新北市平渓スカイランタンフェスティバル」について整理してみましょう。

【いつ？】

このフェスは毎年、元宵節当日とその前後に併せて2～3回ほど行われます。旧暦扱いの行事のため、毎年日程は異なりますが、だいたい2～3月のいつか。今年の元宵節は例年より早く2月5日。2回の開催予定で、もう1回は翌土曜の11日に行われる予定です。

【どこで？】

例年、元宵節当日は十分広場が会場に。そのほかは近くの平渓國中(中学校)で行われます。

【どうやって参加する？】

参加は誰でもできます。しかも無料！しかし、会場でランタンを飛ばすにはチケットが必要です。券の配布は当日10時スタート。地元メディアによると、今年の1番乗りは6時から並んでいたとか。

ランタンは数回にわけて放たれます。2023年は両日それぞれ8回(約150組/回）ずつ。各回入れ替え制となっており、参加者はそのうちの好きな時間を選ぶことができます(早い者順)。1チケットで4名まで参加が可能です。

会場内でスカイランタンを飛ばせるチケットを手に入れよう！

さて、ナビが到着したのは16時前。すでに早い回の配布は終了していましたが、最後の方7、8回分はまだありました。けれど、「じゃあ、のんびり行っても大丈夫そう」とも言い切れず、これは何とも運次第。「何が何でも参加したい！」人はやはり早めに行く方が安心です。


時間帯にもよりますが、受付には英語でコミュニケーションが取れる人も

また、日本から訪れる人には確実にランタンが飛ばせるツアーに参加するのもおすすめです。これはランタンフェスに参加してランタンが飛ばせるだけでなく、十分エリアを周るガイド付きツアーやDIYが楽しめるというもの(有料で2023年は599元)。今年のツアーはすでに締め切られていますが、お申し込みは新北市平渓スカイランタンフェスティバルのオフィシャルサイトからできます。来年の参考までに～！

もしも、どちらも手に入らなったら……あきらめないでください！実際に会場で上げることはできませんが、会場の周りから見学することはできます！幻想的な映える写真が撮り放題。ランタンフェスの雰囲気と感動を味わえますよ！


打ち上げ会場の周囲で見学・写真撮影も

そして、ランタンを上げたいのなら、有料になりますが、老街ほか周辺のショップへ。線路上で上げれば素敵な写真を撮ることも可能、旅の記念になりますよ。


こちらでは元宵節に限らずいつでも体験ができます

ランタンフェスの集合時間までは自由時間

さて、チケットを受け取ったら、集合時間まではフリータイム。近隣の観光スポットを巡るもよし、十分老街をぶらつくのもよし、思い思いの時間をお過ごしください。

集合時間と場所は係員の指示に従って。ちなみに、「持券集合處」と書かれた看板のところ。チケットの配布場所後方にありました。


マラソン大会のようなゲートが立てられていました。気合十分！

その後は係員の指示に従い、実際の打ち上げ会場となる十分広場へ。集合場所からさらに3分ほど歩いたところになります。会場内はチケットの番号ごとに位置が区切られ、係員が案内してくれます。

広場は十分旅遊服務中心の向かい。トイレ拝借できます

普段は駐車場のようでした


だだっ広い会場にステージが設置され、足元には目印となる番号が

願いを込めてスカイランタンを飛ばそう！

今回ライブ配信のために、事前に新北市政府観光旅遊局にお願いし、1回目の打ち上げに参加することに。フェスは時刻通り18時ちょうどスタートしました。

まずはステージ上で地元小学校、十分國小の生徒たちによる舞いが披露されます。その間、参加者たちにはランタンとペンが配られ、その場で願い事を書き込んでいきます。ランタンの色はオレンジ。回によりランタンのカラーが異なります。


ステージのパフォーマンスと同時進行で、ランタンが配られます

老街のお店とは異なり、自分たちでランタンを持ちながら書き込みます

ソロ参加も大歓迎！係員がお手伝いしてくれます

ライブ配信で皆様にスカイランタン飛ばしの様子をお伝えする任務を背負っているナビたちは、事前に書き込みました！（通常は本番での書き込みとなります）

参加者はみな、願い事を書いて記念撮影をすることに必死。ステージのパフォーマンスを見ている暇などありません……。あっと言う間にランタンを放つ時間になりました。実際、入れ替えの時間などを合わせると、飛ばすための準備は20分ほど。願い事を書く時間は大体10分ほどありますが、写真撮影などもしたいので、願い事は事前に考えておくのがよさそうです。


各回の間に異なるアーティストが登場し、場を盛り上げます

係員がガスバーナーで順番に火をつけていきます。ランタンに火が灯ると温かな光を放ちとてもきれい！司会者の合図があるまでは、ランタンが飛ばないように手足で押さえて待ちましょう。

ガスバーナーだからすぐ火がつきます		手足でしっかり押さえてフライングしないように～！
こちらは異なる回の赤いランタン。やっぱり赤が映えます～

時間になると、会場の明かりが消え暗闇に包まれました。軽やかなBGMに代わり、会場中のランタンが一斉に空へ放たれました。ナビたちのランタンも、ナビ読者皆さまの思いを乗せて空へ高く高く飛び立ちました。願いよ、叶え～！

当日は台北ナビもライブ配信を行いました。ご覧になっていただけましたか？

この後すぐに次の回の参加者との入れ替えタイムとなり、会場はパッと明るく照らされました。もうちょっと余韻に浸りたかった……のが本音。しかし、滞りなく全ての回を終わらせるにはこれも仕方ありません。実際、タイムスケジュール通りサクサクと進んでいた印象です。


みるみるうちに上空へ

あっという間にナビたちのランタンがどれだかわからなくなっちゃった～！

これまで十分老街でしか体験したことなかったナビですが、暗闇の中に一斉に放たれるランタンは迫力満点で感動度が10割増！人生にぜひ1度体験しておきたいお祭りだと実感できました。

平渓のスカイランタンって何？

ところでこのスカイランタン(天燈)とは何なのでしょうか？由来は諸説ありますが、最も有力とされるのが、「諸葛亮（孔明）が軍の情勢を伝えるために作った」というもの。ここ平渓でも仲間に無事を知らせるために飛ばされはじめたと言われています。

山深く交通が不便な平渓。海を渡り台湾へやってきた盗賊がこの地を襲うようになると、村人たちはしばしば村外へ避難を余儀なくされました。村を守るために残った青年たちは、盗賊を追い払うと、村の無事を知らせるためにスカイランタンを飛ばしたのだとか。

盗賊はとおの昔に去りましたが、「幸福祈願」の象徴としてあげられるように。1993年にはこの風習を伝え残そうと土地の有志が集まり、元宵節に一斉に飛ばしたのでした。すると、その様子がメディアで紹介され、世界中で注目されるように。

2014年平渓ランタンフェスティバルに行ってきました～！幻想的な風景に大感動♪世界で生きているうちに行かなくてはならないフェスティバルのひとつにも選ばれた特別なお祭りです

今年も台湾の人々だけでなく、日本や欧米、東南アジア等から多くの人が参加していました。今では国際的に知られる人気のお祭りの1つとなっています。

＜2/5 十分会場＞見どころは？

さて、ナビが参加した元宵節当日の2月5日(日)のテーマは「愛在元宵兔給樂」。有名なイラストレーター「Rabbit with Mask面具兔」とスカイランタン国宝とも言われる「胡民樹」氏とのコラボ、超大型スカイランタンが夜空に輝きました。


メインランタン「新北兔You(新北To You)」＆ニンジン。幸福と幸運を願ってウサギと共に躍進の年になりますように！

新北市三重区とのつながりで三重県も参加。観光交流を深めよう！という願いを込めました

西武鉄道で知られる西武グループも。西武鉄道は台鉄と姉妹路線として交流、台湾人観光客もよく利用しています

＜2/11 平渓会場＞見どころは？

元宵節に参加できなかった方、まだ間に合います！2月11日（土）は平溪國中に会場を移し、同様にランタン飛ばしが行われます。

この日のテーマは「情定平溪Yes,I do.」。バレンタイン目前に開催されるとあって、会場はロマンチックな雰囲気に包まれそう。ハート形のスカイランタンが登場し、夜空を彩る予定です♡