今年も金曲奨に潜入してきました!レッドカーペットの様子から授賞式まで詳しくレポート!!
画像提供:台視
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こんにちは、台北ナビです。
去る6月27日、台北アリーナで「第26回 金曲奨授賞式」が行われました。この「金曲奨」とは、「台湾版グラミー賞」とも言われる、台湾でもっとも権威のある音楽賞。今年は449枚のアルバム、計12,890の作品の中からノミネートされ、そしてこの日、そのノミネート作品の中から選ばれた受賞者が発表されました。
ナビでは今年もその授賞式に参加してきましたので、その様子をご紹介します!
今年のレッドカーペットのキーワードは「V」?!
レッドカーペットの司会は去年に引き続き、今年もピンク・ヤン(楊千霈)とDJ Dennis(區耕祥)
まず授賞式に入る前に、金曲奨の楽しみの一つといえば、レッドカーペット!!ノミネートしたアーティストが豪華な衣装をまとって続々と登場します!有名なアーティストが続々登場するのはもちろん、誰と一緒に登場するのか、どんな衣装を身にまとって登場するのかも楽しみのひとつですよね。この日も、夕方とはいえ30度近い気温の中、豪華にドレスアップしたアーティストが現れる度にファンから大きな歓声が沸き起こっていました。
それでは、どんなアーティストがどんな様子で登場したのかレッドカーペットコレクションです!
早々に登場したのは
ジェイ・チョウ(周杰倫)。
いつもは後半に登場することが多いのですが、それだとそのまますぐ授賞式でファンに申し訳ないのでと、今年は自身がプロデュースする
CUG(嘻遊記)を引き連れてトップバッターでレッドカーペットに登場しました。
Miss Ko(葛仲珊)は
One Two Free(自由發揮)と一緒に登場!
レッドカーペットで「自拍(自撮り)」を楽しんでいましたよ。
オーヤン・ナナ(歐陽娜娜)
歐陽菲菲(オーヤン・フィフィ)の姪っ子で、美少女チェリストとして注目を集める
オーヤン・ナナ。
あどけない笑顔で皆をとりこにしていた彼女。
キュートなルックスとは裏腹に背が高いのでロングドレスもさらっと着こなしていました。
Suming(舒米恩)
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アーメイが描かれた帽子をかぶって登場したBoxing樂團
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チャン・ヤーウェン(詹雅雯)
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A-Lin:阿美族の衣装のようなデザインのドレス。この模様はすべて刺繍でした!
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Gentleman
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Buddha Jump(佛跳牆)
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ジョリン・ツァイ(蔡依林)
ひときわ大きな歓声で迎えられたのは、胸元の大きく開いたドレスで登場した
ジョリン。
そのセクシーな姿にファンも報道陣も釘付けでした。
バービー・スー(徐煕媛/大S)、シュー・シーディー(徐熙娣/小S)
白と黒、柔らかなデザインとクールなデザイン。
まったく対照的な装いで現れた2人。
でもとっても仲良しな様子が見て取れます。
The Chairman(董事長樂團)
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CHTHONIC(閃靈樂團)
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リッキー・シャオ(蕭煌奇)
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イーソン・チャン(陳奕迅)
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サンディ・ラム(林憶蓮)
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ウェイ・ルーシェン(魏如萱):ジョリンに負けずとも劣らない深くV字にあいた胸元にファンも報道陣もドキリ!超セクシー!!
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Magic Power(MP魔幻力量):5人での登場となった彼らですが、気持ちは6人一緒!
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海外からのゲストも!
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ジャッキー・チュン(張學友)
授賞式に参加するため、当日の午後に香港から飛行機で駆けつけてくれた
ジャッキー・チュン。
映画の撮影を朝6時まで続けていたため寝ていないとか…。
たとえ寝不足でも、年を重ねても、やはりかっこいい!
ワン・リーホン(王力宏)
タキシードをさらりと着こなすのはさすが!
彼にかかると胸元の押し花の缶バッチさえもオシャレになります。
レッドカーペットのトリということで、会場に入る直前でファンの元へと歩み寄りハイタッチをするという大サービス!
これにはファンから悲鳴のような歓声が上がっていました。
約2時間に渡るレッドカーペットウォーキング、今年は、司会のピンク・ヤンや クリス・クアンのウエストラインの「V」、トレイシー・ワン のバックスタイルの「V」、そして、ウェイ・ルーシュエン、ジョリンのセクシーな胸元の「V」…と、「V」ラインに悩殺された!という人も多かったようです。やはりレッドカーペットは華やかです!
…そんな様子も見つつ、レッドカーペットの取材を終えたナビ。プレスの控え室に戻るともうすでに授賞式が始まっていました!!
なるほど。ジェイ・チョウが言っていた「レッドカーペットの後半に登場すると授賞式に参加するファンは大変だから~」の意味がわかりました…。たしかに、大忙しです。
ナビのカメラ部隊はすでに戻っていたのですぐさま合流!
プレスの控え室にいても伝わってくるほど、最初から会場はすごい熱気でした。
司会の「哈林」ことハーレム・ユー(庾澄慶)のパフォーマンスからスタートした授賞式。
まず最初に受賞者が発表されたのは、台湾語の曲に関する賞。
●最優秀台湾語女性歌手賞(最佳台語女歌手獎):リー・アイチー(李愛綺)「微風·城市」
●最優秀台湾語男性歌手賞(最佳台語男歌手獎):リッキー・シャオ(蕭煌奇)「上水的花」
●最優秀台湾語アルバム賞(最佳台語專輯獎):リッキー・シャオ(蕭煌奇)「上水的花」
受賞したのは、
リー・アイチーと
シャオ・ホンチー。
シャオ・シンチーはアルバム賞も受賞し2冠です。
レッドカーペットから変わってゴールドの衣装にお色直しをしていたリー・アイチーは、「まさか受賞するとは思わなかったので今回は受賞の喜びの言葉を用意していなくて、ステージに上がったときとても緊張した」と語っていました。実はデビューから20数年で初受賞なんだそうです。
イーソン・チャンのパフォーマンスを挟んで、製作者関係の賞が続々と発表!
●最優秀アルバムデザイン賞(最佳專輯包裝獎):轟永真「小湊戀歌」
●最優秀編曲賞(最佳編曲人獎):Buddha Jump(佛跳牆)「給你看」
●最優秀インストゥルメンタル作曲賞(最佳演奏類作曲人獎):ポン・フェイ(彭飛)「夜晚的貓門Night Cats」
●最優秀作曲賞(最佳演唱類作曲人獎): ウィリアム・ウェイ(韋禮安)「狼」
願掛けの赤いパンツをはいて授賞式に望んだという
ウィリアム・ウェイ。見事受賞です!!
プレスセンターにやってきた彼に司会のDJ Dennisが喜びのジャンプをリクエスト!それに応えてたくさんのカメラに向かって何度もジャンプをしてくれました!
★最優秀インストゥルメンタル録音アルバム賞(最佳演奏錄音專輯獎):「海風的牽引」
★最優秀録音アルバム賞(最佳演唱錄音專輯獎):「呸」
(★…新設)
●最優秀インストゥルメンタルプロデューサー賞(演奏類最佳專輯製作人獎):ダニエル・ホー(Daniel Ho)「聽見彩虹謠」
●最優秀インストゥルメンタルアルバム賞(演奏類最佳專輯獎):門田英司「THE FLOW」
おめでとうございます!!!!
そしてここで日本人も受賞!「最優秀インストゥルメンタルアルバム賞」を受賞したのは
門田英司。
仕事で台湾に移り住んだことがきっかけとなり、すでに台湾生活約20年という門田さん。いつもはバックミュージシャンとして活躍しているそうですが、これまでの集大成として一つ残そうと初めて作ったアルバムがなんと初受賞!受賞スピーチでは「私は日本人なので中国語はあまり上手じゃない」といいつつメモを見ながらでしたが、とても流暢な中国語で受賞の喜びを語っていました。受賞は本人もとても驚き、喜んでいて、ナビが「おめでとうございます」!と日本語で声をかけたところ、なんと門田さんのほうから「ありがとうございます!」と握手をしてくださいました!!
日本地区の観光イメージキャラクターでおなじみのショウ・ルオ(羅志祥)も登場!
画像提供:台視
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その頃、会場では
ショウ・ルオ(羅志祥)がダンスナンバーを!
ちなみに、実はショウ・ルオ、金曲奨のステージに上るのが初めてだという事にナビはびっくり!!今回もエントリーはされませんでしたが、彼のこのステージを楽しみにしてたファンも多く、会場はヒートアップ!この日のために準備したというスペシャルメドレーをしました
興奮冷めやらぬなか、原住民語の受賞者の発表です。
●最優秀原住民語歌手賞(最佳原住民語歌手獎):偺荖・加麓「玻里呢西亞」
●最優秀原住民アルバム賞(最佳原住民專輯獎):查勞・巴西瓦里「玻里呢西亞」
受賞インタビューでは「私はアミ族(阿「美」族)だから「美」国人(アメリカ人)」と言って英語を話し、笑いを取る一面も。受賞インタビューでは5歳の娘と一緒にステージ上がっていましたが、プレスセンターでのインタビューにも一緒に来てくれました。お子さんは、ステージでも記者会見でもたくさんの人にびっくりしている様子でしたが、2冠ということで2つのトロフィーを渡されたとき「重い…」と一言。会場を一気に和ませてくれました。
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そして、ここで一人目の「
特別貢獻獎」が発表。
長きに渡って様々なアーティストに曲を作ってきた
陳揚が表彰されました。
陳揚がステージに上がる際には、ノミネートアーティストをはじめ、会場のお客さんの多くも立ち上がり、たくさんの拍手で迎えていましたよ。
続いてはステージパフォーマンス!ここで登場したのは「MADE IN TAIWAN」!!
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…といってもグループ名ではありません。ホァン・リャンユー(黃連煜)、Matzka、The Charman(董事長樂團)…まったく異なる3つのグループによるステージが行われました。
台湾色の濃い演出で、台湾文化の奥深さを感じる素敵なパフォーマンスでした!
そして授賞式は後半へ突入
●最優秀客語歌手賞(最佳客語歌手獎): ホァン・リャンユー(黃連煜)「山歌一條路」
●最優秀客語アルバム賞(最佳客語專輯獎):「山歌一條路」
●最優秀ミュージックビデオ賞(最佳音樂錄影帶獎):「在不確定的世界裡」
最優秀ミュージックビデオ賞を受賞した
ウェイ・ルーシェンは今回、金曲奨初参加。受賞会見では「受賞はびっくりしたけれど、ステージの上は気持ちよかった。でもステージに上がるのは最優秀女性歌手の時だと思っていたけど…なんてね。」と笑っていた彼女。みんなの視線を釘付けにするセクシーでクールな出で立ちとは裏腹に、プレスセンターではリクエストに応えてトロフィーにキスしたり、「イエーイ!」と叫ぶなど、喜びを爆発させていました。
●最優秀バンド賞(最佳樂團獎): Buddha Jump(佛跳牆)
最優秀編曲賞に続いて最優秀バンド賞を受賞した、ペニー・ダイ(戴佩尼)率いるBuddha Jump (佛跳牆)。受賞スピーチではこの日欠席のメンバーからのメッセージをスマホから読む!というなんともイマドキな代読をしていました。これからそんな代読も増えるかも?!
「6人で一緒に受賞できて幸せです」と語っていた彼ら。プレスセンターでは司会のDJ Dennisからのリクエストを受け、ペニー・ダイはヒール10cm以上あるハイヒールをわざわざ脱いでまで喜びのジャンプを披露してくれましたよ。
●最優秀新人賞(最佳新人獎):BOXING樂團
画像提供:台視
最優秀新人賞を受賞したのは、台湾の原住民族3兄弟で結成されたラップ系バンドBOXING樂團。
実は今回、4部門にノミネートされていたもののここまで3部門逃していたため、諦めかけていたという彼ら。スピーチでは屏東から駆けつけてくれた家族へはもちろん、張惠妹への感謝の気持ちを届けると、モニターには何度も張惠妹の顔が映し出され本当にうれしそうに受賞を祝福していました。その後、プレスセンターでのインタビューの際にも帽子に描かれた張惠妹の部分をアピールするポーズを決めてくれたり、インタビューを終えて戻る際には原住民のダンスのステップで去っていくなど、お茶目で元気いっぱいの6人でした!
●最優秀作詞賞(最佳作詞人獎):フランシス・リー(李焯雄)「不散,不見」
●最優秀グループ賞(最佳演唱組合獎):慢慢說樂團
プレゼンターのASOS 画像提供:台視
最優秀グループ賞を受賞したのは慢慢說樂團。受賞コメントの中で「ケンカをすることもあるけど無事に歌を作り上げる事ができた」という話をしていましたが、実はプライベートでも付き合っているようで、それを受け、プレゼンターを勤めた小SがF.I.R樂團(以前、同じようにグループ内で付き合っていて後に分かれた)を引き合いに出し「まだ分かれてないかどうか知らない」と笑いを誘っていましたが、受賞スピーチ後「さっき彼らに聞いたんだけど、まだ分かれてないって。おめでとう!」と毒づきながら祝福し、会場は大笑いでした。
●最優秀年度楽曲賞(最佳年度歌曲獎):滅火器樂團(FIRE EX.)「島嶼天光搖滾版」
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ひまわり学運のテーマソングとして広く知られるこの曲。一部では受賞は難しいのではという声も聞かれたものの見事に受賞!最初は受賞を噛みしめているかのようだったメンバーも、一人ずつ受賞スピーチをしていくうちに次第に熱がこもってき、一度話し終わったかと思われ曲が流れたところ「すみません、もう一言!」と湧き上がってくる喜びと感謝の気持ちを伝えていました。
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そしてこの後は、日本でも人気の
サンディ・ラム(林憶蓮)や
アンソニー・ロン(倫永亮)、
オーヤン・ナナ(歐陽娜娜)によるステージ。オーヤン・ナナもレッドカーペットで見せたグリーンの衣装からクリーム色のドレスにお色直しし、大人の雰囲気。大御所に臆することなく、堂々としたすばらしい演奏を披露していました。
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二姊のニックネームを持つジャン・ホェイ(江蕙)が特別貢獻獎を受賞!
続いて、 もう一人「特別貢獻獎」としてここで今年引退を宣言しているジャン・ホェイ(江蕙)に賞が贈られます。
まずはジェイ・チョウがピアノで「落雨聲」を引いている後ろで、ジャン・ホェイの功績をたたえるメッセージが映し出されるという演出。歌うでもなく、台詞でもなく、やさしいピアノの音と共に流れるそのメッセージを読んだ江蕙は、曲が終わると感極まった様子。多くのアーティストから促されステージへ上がる際にはまたもノミネートアーティストのみならず、多くの観客も立ち上がって迎えていました。
会場からは若い人からの「二姊」コールも起こり、プレゼンターを勤めた文化部部長の洪孟啓も彼女のファンだというくらい、幅広い層のファンから支持されている彼女。第1回金曲奨で受賞してから、現在では「台語歌手金曲奨」獲得数記録を持っている彼女の最後の金曲奨ステージは、本当に多くの人から暖かい声援と拍手が届けられました。
圧巻の歌唱力を見せ付けたララ・スー(徐佳瑩)
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レッドカーペットで見せた真っ赤なドレスから一転、黒のシックな衣装で、しっとりとした曲からアップテンポな曲までメドレーを聞かせてくれました。
続いて発表されたのはプロデューサー賞。
●最優秀シングルプロデューサー賞(最佳單曲製作人獎):小安「唇語」
●最優秀アルバムプロデューサー賞(最佳專輯製作人獎):荒井莊一郎「不散,不見」
「お父さんが日本人、お母さんが香港人、奥さんは台湾人、しかも原住民、そして北京に10年以上住んでいたから中国語は問題なし!」と掴みもOKだった彼。一見ちょっとシャイな雰囲気が日本人っぽいなぁ~とインタビューに向かうと、日本語は「ちょっとだけね」とのこと。残念!もっといろいろ聞きたかったです。
その頃、会場では張惠妹のステージパフォーマンス!!
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以前、彼女のライブの時に台北アリーナ周辺で自身のような揺れを観測したということから、司会のハーレム・ユーがヘルメットをかぶって「近所に住んでいる皆、準備はいいか??」と呼びかけ笑いが起こる中スタート。ダンスも歌もやっぱりカッコいい!!ノミネートアーティストも、プレスセンターの一部記者たちも一緒に縦ノリ!!今回も台北アリーナ周辺はもしかしたら揺れてたかも知れません。
そしていよいよ今年の目玉の発表です!!
●最優秀国語男性歌手賞(最佳國語男歌手獎):イーソン・チャン(陳奕迅)
香港の実力派歌手の2人、「歌神」ことジャッキー・チュンと「E神」イーソン・チャンが12年ぶりに王者を争うと注目を浴びていた今回の「最優秀国語男性歌手賞」。発表前にノミネートアーティスト5人で「十八啦」と呼ばれるサイコロゲームをしたところジャッキー・チュンが満点トップに!その運をもってそのまま受賞か?!とも思われましたが、結果は…
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イーソン・チャンが受賞!!!
発表の瞬間、プレスセンターでも歓声が沸き起こりました!
受賞のスピーチでは「謝謝、台湾!」と叫んだ後、感極まってしばらく言葉が出ないほどに喜んでいたイーソン・チャン。12年前に「最優秀国語男性歌手賞」を受賞したことがあるのですが、そのときは出席していなかったということで、今回初めて自分の手でトロフィーを受け取ったことは「忘れられない経験になった」と語っていました。ステージを降りるときもスキップするかのようなステップ。プレスセンターに現れてからもずっとテンションが上がっていて、受賞のうれしさがこちらにまで伝わってきました。
●最優秀国語女性歌手賞(最佳國語女歌手獎):アーメイ(張惠妹)
続いての「最優秀国語女性歌手賞」の発表の前には、ノミネートアーティスト5人にタロットカードのようなものを引いて運試し。「太陽」「女王」「王様」など、それぞれ輝かしいカードを引き当てた女性陣。そして結果は…
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「女王」のカードを引いたアーメイが受賞!
発表された瞬間はBOXING樂團も立ち上がって喜んでいました!
過去にも受賞経験のあるアーメイですが、受賞スピーチでは興奮して「もう頭がくらくらする」と大喜び!プレスセンターの記者会見でも「暑い~」と何度もスタッフに汗を拭いてもらうなど、興奮冷めやらぬ様子でした!!
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●最優秀国語アルバム賞(最佳國語專輯獎):ジョリン・ツァイ(蔡依林)「呸」
そして今年の大トリ!「最優秀国語アルバム賞」の発表。
ノミネートされているのは皆それぞれすばらしい実績のあるアーティストばかり。
もう誰が取るのか予想がつかないままのナビ。取材のはずがすっかり観客のよう。
そして発表の瞬間!受賞したのは…
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ジョリン!!!
ワン・リーホンが「受賞したのは…「呸」!」と言った瞬間、うれしさのあまり泣き崩れるジョリン。その姿を見て、こちらまで感動のもらい泣きをしそうでした。数々の実績を持っているアーティストでもやはりこの金曲奨というのは特別なんですね。
バックヤードも興奮冷めやらぬ!
ノミネートアーティストが全員参加した今年の金曲奨。 全ての受賞者の発表が終わったのは午後11時半頃。そこからプレスセンターでの会見が終わったのが12時過ぎでした。
ナビもこんなに長時間の取材は初めてで足はパンパンでしたが、この長時間を感じないほどに楽しんでいました。面白かったのは、日本の授賞式と違い、テレビで生中継しているにもかかわらず、場をつなぐための司会者は立てず、次に移る時は暗転して準備が整うのを待つ…という演劇の舞台のような進行。また、プレゼンターがみんな話がうまい!中華圏のアーティストは本当に何でもできるんだなぁと感心しました。
そして、台湾をはじめとする中華圏の音楽の楽しさ、幅の広さ、新たな可能性の高さなどを全身で感じたナビ。来年は自分で受賞者の予想ができるくらいの知識をつけようと思いながら終電で帰りました。
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-07-10