台北ナビは来年もラミゴを応援しまーーす!
こんにちは、台北ナビです。
今シーズン台湾シリーズを制し、2年連続台湾一に輝いたラミゴモンキーズ。MRT桃園空港線の開通により、桃園国際空港からラミゴモンキーズの本拠地、桃園国際棒球場までのアクセスが非常によくなったと聞いて、行ってきました。桃園空港からなら台北方面とは反対方向、環北駅行きに乗り約20分。桃園国際棒球場の最寄り駅「桃園体育園区」駅に到着します。駅からは球場が見えるので迷うこともありません。あまりの近さにびっくりです。
インタビューの前に……
球場の中には清潔感のあるきれいな売店が並びます。お勧めしたいのが球場グルメ。台湾といえば「タピオカミルクティー」ですが、球場内の売店で販売しています。タピオカミルクティーを飲みながら野球を見られるなんてもう最高です。もう一つおすすめなのが「控肉刈包」。肉まんの皮のようなものに角煮が挟まっている台湾風バーガーでボリュームたっぷりでおいしい!ぜひ野球だけでなく、台湾グルメも楽しんで下さい!
ラミゴモンキーズといえば、北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得し、契約合意した王柏融選手が所属しています。2年連続4割、2017年の昨シーズンは3冠王にも輝いた25歳の大砲に、プライベートの過ごし方や台湾のおすすめグルメなどを聞くことができました。
(ナビ)2016年、17年と2年連続4割を記録しました。2017年は3冠王にも輝きましたが、2018年の今シーズンはどんなことを意識していましたか?――1試合1試合挑み、体が健康であることが大事だと考えていました。
(ナビ)オフの日はどんな風に過ごしていますか?また、よく遊びに行く場所はありますか??――家でゆっくりして、後は外でおいしいものを食べたりしてます。遊びに行くという感じではないのですが、廟に行って気持ちをリラックスさせることもあります。もちろん健康も祈願しますよ。
(ナビ)日本の皆さんにおすすめしたい台湾のおいしいものなどを教えて下さい!――好物はたくさんありますが、特に臭豆腐、牛肉麵、麻辣火鍋、米血糕、それとあとハムです。
(ナビ)王選手の出身地、屏東のおすすめは何ですか?――僕の地元「屏東」にはおいしいものがたくさんあるので、何をおすすめしたらいいのか困るなぁ……。強いて言えばあずきで有名な「萬丹」にある今川焼が好きです。お店の名前は覚えていなくて、場所も説明しにくいんですが……とにかくおいしいんです!
(ナビ)2019年は日本でプレーすることになりますが、日本のファンに見てほしいところはどこですか?――バッティング、守備、走塁すべてを見て欲しいです!
(ナビ)日本で行きたいところはありますか?――日本へ行くといつもラーメン屋さんに行きます。
(ナビ)最後に、台湾プロ野球の魅力とラミゴの魅力を教えて下さい。――色々な野球文化を吸収しているところが魅力的です。また、台湾の打者の豪快なバッティングも魅力なので、ぜひ台湾にラミゴの試合を見に来てください。
バッティングだけでなく、守備、走塁すべてを見てほしいと自信をのぞかせた王柏融選手。日本ではどんなプレーを見せてくれるのでしょうか。来シーズンが楽しみですね。
※編集部より
実はインタビューは交渉権をどこか獲得するのかという時期でした。さすがの大王もちょっと緊張していたようで、あっさりとした内容となってしまったのが残念!日本ではあまり神経質にならず、大王らしくのびのびとプレーして欲しいです!頑張れ、大王!!
ラミゴ人気に火をつけたラミガールズ!やっぱりかわいい~♡
王柏融選手が所属していることでも知られているラミゴモンキーズですが、美女そろいのチア、ラミガールズも有名です。ダンスや歌のオーディションで選ばれ、人数は現在21人。応募の条件はなく、かわいく元気があれば年齢制限もないので、だれでも応募できますが、結婚したら引退しなければならないそうです。そんなラミガールズのリーダーの倪暄さん、サブリーダーの巫苡萱さん、曲羿さん、羚小鹿さんにお話を聞きました。
(ナビ)4枚目のCD発売おめでとうございます!
――ありがとうございます!発売できて嬉しいです!
(ナビ)では、自己紹介をお願いします!
――リーダーをしています、倪暄です。Eliと呼んでください。高雄出身です。
初期のメンバーで先生の推薦という形で加入しました。ラミガールズになって今年で7年目になります。日本語もある程度わかるので、日本語でどんどん話しかけてください。
――ラミガールズは今年で3年目の巫苡萱です。台北出身です。元々は展示会などでダンスをしていました。そんな時にラミガールズの応募を見て、あまり深く考えずにやってみようと思ったんです。舞台の上で踊るという感覚が大好きです。
――曲羿です。元々ダンスが好きで、色んな方のバックダンサーをして過ごしていたのですが、ある日、人が足りないということで、急遽ピンチヒッターでラミガールズとして舞台に立ちました。それがきっかけで気づけばいつの間にかメンバーになって6年。台北出身です。
――鹿に似ているのでみんな私のことを小鹿と呼びます。台北出身でラミガールズは5年目になります。私は元々サイエンステクノロジーの会社で秘書をやっていました。曲羿とは大学のサークルの友達で、彼女が誘ってくれて、ラミガールズになりました。チャームポイントは目力だと多くの人に言ってもらいます!
(ナビ)皆さん、ラミガールズになる前から野球は好きだったのですか??
――実は、全然興味ありませんでした。でも、ラミガールズになって試合を見ていたら野球がどんどん好きになってきました。
(ナビ)ラミガールズとして心がけていることは何かありますか?
――チアガールとしての基本はダンスです。だから、応援する時にみんな揃っているかということは特に気をつけます。またどこへ行ってもラミガールズの代表だということを忘れず、礼儀正しくいようと心がけています。もちろん笑顔も忘れません。いつだってファンの皆さんには元気な気持ちになってもらいたいですから。
たくさんのファンの方と直接顔を合わせてコミュニケーションを取れることが嬉しいです。会社で働いていた頃は電話でのやり取りなどで相手の表情が読み取れなかったんです。だから、球場へ来てくれるファンの方々の名前を覚えたり、話したりできるという関係が持てて、とても楽しいです。
(ナビ)え?名前まで覚えてくれるんですか??
――名前を覚えてもらえたら嬉しいでしょう?みんなを大切に思っていることが伝わって感動してくれるのを見ると、私たちも嬉しいのです。
(ナビ)ラミガールズになってよかったことは何ですか?――自分の好きなことが仕事になっているということは幸せなことだと思います。
(ナビ) いつもキュートでキレッキレのダンスを披露してくださっていますが、練習は大変ではないですか? 最近のダンスは難しくて、覚えられません……汗ダンスの難易度は年々上がっているので、覚えるのは大変です。また、週末などに開催されるイベント試合のテーマに合わせたダンスがあるんです。それも覚えたり……。なので、ダンスの練習に多くの時間を費やします。毎週月曜日はみんなで集まって練習しています。決まった休みが取れないのも大変です。
(ナビ) 美食大国台湾で、そのプロポーションを維持するのはかなり大変なことだと思います。体型をどのように維持されているのですか??――1試合ダンスを踊れば、食べた分のカロリーは消化できます!笑 仕事は不規則ですが、時間があるときにみんなジムに行ってトレーニングをしています。
(ナビ)オフの日はどんな風に過ごしていますか?――映画館とかおしゃれな喫茶店によく行きます。実は学生や正規の仕事をしている子もいるので、その子たちは勉強したり出勤したりしていますよ。
(ナビ)注目している選手はいますか?
――廖健富捕手です。昨年入団したばかりですが、すごい成績を残しています。今シーズンは後半に怪我をしてしまいましたが、来シーズンどんな活躍をするのか、注目して下さい!
林泓育捕手もすごいです。スランプだった時代も乗り越えて活躍していますよ。
陳俊秀選手は1塁を守っているのですが、捕球する時に思いっきり足を開いてボールを受けるんですよ!その姿を見るのが好きです。
(ナビ)台湾の楽しいこと、おいしいものなどを教えて下さい!
――台湾には小籠包、タピオカミルクティー、マンゴーかき氷などたくさんおいしいごはんがあります。ラミゴのホームグランドの桃園国際棒球場にもたくさんおいしいごはんがあるので、ぜひ食べてみて下さい。
(ナビ) 毎試合熱心なファンが応援に駆けつけますよね。日本のファンもいるのですが、このようなファンをどのように思われますか??
――金曜日に台湾まで試合を見に来てくれる日本人のファンの方もいます。試合がなくてもイベントに来て声をかけてくれる方もいるので、感動しています。先日、私たちのCDが発売されましたが、どうやったら聞けるのかと問い合わせてくれた日本のファンの方もいます。本当にうれしかったです。
(ナビ)日本の印象を教えて下さい。旅行へ行ったら必ず行きたい場所などあれば教えて下さい!
――ラミガールズとして札幌ドーム、東京ドーム、京セラドームなどに行きましたが、台湾にはないドーム球場の大きさに驚きました。また行きたいと思っています。
(ナビ)日本の野球って見ますか?
――球団を通して日台交流をしています。その関係で日本の野球を見て、今では注目しています。特にロッテマリーンズは球団通しの交流が盛んなので、ラミゴとの距離が近く感じます。応援交換もしていて、お互いの応援歌を使っていたりもします。実はラミガールズの亞璇(Liya)のお兄さん「李杜軒」選手もロッテにいるんです。あと陳冠宇投手も頑張っていますよね!
(ナビ) チェン投手が言う「チェンチェン大丈夫」というのが流行っていますが、知っていますか??
――知っています!笑 「全然」と自分の名前をかけているんですよね!
(ナビ)最後に台湾プロ野球の魅力とラミゴの魅力を教えて下さい。
――台湾野球は、パワーあふれる打線が魅力です。ラミゴの魅力は、私たちラミガールズと一緒になって盛り上がれるところです。日本の野球応援とはまた異なった応援ですが、現地ファンの真似をしながら応援歌の振り付けやコールにもチャレンジしてみて下さい。きっととても楽しめます!
サングラスがトレードマークの応援団長「阿誠」
そして、もう一人忘れてはならないのがラミガールズやファンの皆さんをまとめる応援団長の阿誠さん。試合中は飛行機に乗り高いところまで上がる、サングラスがトレードマークの名物団長にお話を聞きました。
(ナビ)応援団長になって何年目ですか?
――2004年にラミゴの前進、ラニューベアーズの応援団になってから今年で15年目です。
(ナビ)年齢はおいくつですか?
――32歳です。
(ナビ) 団長は昔野球をやっていましたか?? もしやっていたら、どんな選手でしたか??
――やったことはないのですが、オフに同僚や関係者と大会に参加しています。ポジションは決まっていません。投手、捕手、内野手どこでもやります。
(ナビ) 応援団長として、最も心がけていることは何ですか??
――ファンと選手の橋渡し役として応援団長をやっています。ファンの熱い気持ちを応援で選手に伝え、選手が頑張っている姿をファンの方たちに伝えたいと思っています。
(ナビ) トレードマークのサングラスですが、いつ頃からかけられているのですか?? クリクリのキュートな目が隠れていますよ~!良ければ、どこのものかも教えてください。――2013年から、ユニフォームを着た今のスタイルで応援しています。見た目が元気あふれる感じになるので、今のスタイルになって2、3試合目でサングラスをかけ始めました。このサングラスはスポンサーにいただいたものです。
(ナビ) 最近のダンスはどんどん難しくなってきていますが、団長は元々ダンスが得意なのですか??――習ったことはありませんが、父親がダンサーだったんです。その血を受け継いでいるからか、覚えるのが速いです。
(ナビ) 天に昇る飛行機、かなりの高さまで上がっていきますが、怖くないですか??
――14メートル以上上がるのですが、実は高所恐怖症なんです。でも、1試合に3回上がるので慣れてしまいました。サングラスで回りが見えないからかもしれません。笑
高所恐怖症だったなんて知らなかった……
|
|
大型バイク用の靴を見た目でセレクト。ダンスはしにくいらしいです。笑
|
(ナビ)お気に入りのお店やスポットがあれば教えて下さい。―― 台南です。台南は台湾が始まった場所と言われています。歴史のある建造物も多いですし、おいしいものもたくさんあります。私は高雄の出身ですが、台南に近いので、台南のお店によく行きます。中でもおすすめの食べ物は、見た目が怖いので、日本の方は受け付けられないかもしれませんが、タウナギ麺です。「眼鏡仔鱔魚意麵」がおすすめです。あと、台南の成功大学近くにある「老友小吃」にも、同僚とよく行きますよ。
(ナビ)台北はどうですか?
学生時代、台北の学校に通っていたので、安くておいしいお店によく行っていました。寧夏夜市付近だと「龍鳳號」「萬福號」「三元號」で滷肉飯を食べていました。どこもおいしいですが、個人的には「龍鳳號」が一番好きです。
あと、ガジュマルの樹の下でご飯が食べられる「大稻埕慈聖宮」もおいしいものがたくさんあります。よく食べたのは「阿蘭大鼎魩仔魚蛋炒飯」のシラスチャーハンと「葉家肉粥」のお粥です。
(ナビ)日本の印象を教えてください。
――僕の周りにも日本の友達が多いのですが、礼儀正しく善良なイメージです。野球を通して友達になることも多いです。
(ナビ)ファンの方と仲良くなることもあるのですか?
もちろんあります。本当に簡単な日本語、例えば「一緒に写真を撮ってください。」などだったら、聞き取れます!
(ナビ) ラミゴの魅力を教えてください。
――ラミゴは特に打撃が強いです!また、ホームの試合は僕達の元気な応援もあって、南国台湾の良さを感じてもらえるんじゃないでしょうか。
打高投低といわれる台湾プロ野球は、試合時間が長くなることが多いですが「桃園体育園区」駅の次の駅「高鉄桃園」駅で高鉄(新幹線)に乗り換えると台北まで約20分で到着します。土・日曜日でも最終が23:40なので、安心して観戦できます