台湾プロ野球の中でもナビイチオシの優勝候補を今年もフューチャー!注目のルーキー廖健富選手インタビューもあります!
音楽イベント開催日に行ってきました!
本拠地は桃園にあります!
こんにちは、台北ナビです。
いよいよ本格的な夏が到来し、レジャーシーズン突入の台湾ですが、6月に入り台湾プロ野球も熱さを増してきました!というわけで野球大好きナビが毎年恒例の観戦リポートをお届けいたします!
ナビのイチオシは今年もラミゴモンキーズ!
台湾プロ野球は今年も4チームでペナントレースを争っていますが、ナビの一押しといえば、桃園を本拠地とするラミゴモンキーズです!
これまでもラミゴの魅力を記事にさせてもらっていて、ナビではチケットも取り扱っていますので、ぜひぜひリンクの方もチェックしてくださいね!
台湾プロ野球は日本と同じように月曜を除くほぼ毎日試合が開催されています。違うのはすべてナイターという点。ドーム球場はなくすべて屋外で開催されています。2017年に義大ライノズのオーナーが変わって富邦ガーディアンズに変わりましたが、ここ数年は4チーム総当たりの前後期制で戦ってきました。
内野のネット裏も450元!安い!
昨シーズン(2017年シーズン)の通年順位は
ラミゴモンキーズ(本拠地:桃園)
統一7-ELEVEnライオンズ(本拠地:台南)
中信兄弟エレファンツ(本拠地:台中)
富邦ガーディアンズ(本拠地:新荘)
というわけで、現在は各チームの本拠地も台湾全土にバランス良く存在するという状態になっています。観光で地方に行った時に球場に足を運んでみるのも面白いですよ!
さて、昨シーズンも驚異の攻撃力でチャンピオンとなったラミゴモンキーズは6月17日に前期優勝を果たしました。今では人気・実力ともに台湾プロ野球をリードするチームなんです!
ど派手な演出が楽しい!
メジャーリーグを意識したオシャレな本拠地球場に、韓国プロ野球の応援を取り入れた賑やかなスタンドもラミゴの魅力!音響を使ったド派手な演出、チアガールたちが踊りまくる応援は、台湾プロ野球全体に浸透しました。
ラミゴにはリーグを代表する強打者が揃っているので打撃戦になることが多く、たびたびくるチャンスや得点シーンに応援は大盛り上がり!野球に詳しくなくても十分楽しめちゃうんです!
桃園國際棒球場へは台北駅からMRTで一本!
これが本拠地の桃園國際球場です!
桃園空港MRTが開通してから、ラミゴの本拠地である桃園國際棒球場へ簡単にアクセスできるようになりました。
最寄駅は「桃園体育園区」という駅で、駅を降りれば目の前の球場まで徒歩3分という便利さです。桃園空港MRTの普通車(各駅停車)に乗れば、乗り換えなしですが所要時間が1時間半ほど。直達車(急行)で桃園空港まで行き、各駅に乗り換えると1時間10分ほどで到着します。
時間を短縮するなら高速鉄道からの乗り換えがおすすめ!台北から高鉄の桃園駅まで20分なので、あとは桃園空港MRTに乗り換えれば最寄駅まで一駅です。乗り継ぎがよければ台北から30分くらいで球場に着いちゃいます。
桃園空港MRTの「高鐵桃園」駅。
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高鉄とMRTはこのエスカレーター1本で直結しています!
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高鉄に乗れば桃園から台北まで約20分!
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高鉄は週末でも23:40まで最終が走っています。
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球場が見えてくるとテンションが上がります!
桃園空港MRTに乗ると、最寄駅に近づく頃、車窓から球場が見えてきてワクワク感が高まってきます。駅に降り立つとホームドアや柱がラミゴの選手でラッピングされていて、観戦気分がどんどん上がってきますよ〜〜!
桃園空港発のフライトまで時間があるけどどうしよう?というときにも、桃園観戦がおすすめ!スーツケースなどの大型荷物を預かってくれるサービスがあるので、身軽に観戦できちゃうんです。空港まではMRTで15分ほどですから、残り時間をギリギリまで有効活用できます。
日本でも話題のボーロンを超える!? 大注目のルーキーにインタビュー!
背番号は58。ぜひ注目してください!
今回はチームのご協力で、現在リーグトップの打率を誇る廖健富選手にインタビューさせてもらいました!廖選手は昨年ラミゴ入りした途端にめきめき頭角を現したルーキーで、キャッチャーとしては修行中ながら、そのバッティングが認められて指名打者でレギュラーをゲットしました。
ラミゴといえば、ナビでも以前ご紹介した王柏融選手が所属していますが、台湾プロ野球シーズン安打の歴代記録を持ち、国際試合での勝負強さから日本球界からも熱い視線を注がれている王選手を、現在打率で上回っているのがこの廖選手なんです。ぜひ今後とも注目していきましょう!
嘉義出身の廖健富選手
――プロ入りからバッティングが好調で、現在打率トップをキープしていますね!これだけ好調の秘訣は?これまでバッティング技術はどうやって磨いてきたのですか?
特に秘訣というようなものはないんですが、小さい頃からバッティングは得意でした。練習の時にコーチが的確に指示してくれて、ベストを引き出してくれたことが大きかったと思います。
日本球界からも注目される王柏融選手は入団前から意識
――日本代表との強化試合でホームランを放ち、日本球界からも注目されている王柏融選手の成績を上回っていることでも話題です。王選手から何かアドバイスなどはありましたか?王選手のことはプロに入る前からすごい選手だと知っていたので、チームに入団する前から目標にしていました。入団してからは主に考え方の面でアドバイスをもらいました。試合中は勇敢であれ、考えすぎずに思い切って自分のプレーをしたらいい、という話をしてもらったので、実践しています。
――王選手以外に目標としている選手や、小さい頃から好きだった選手はいますか?台湾だったら富邦ガーディアンズの林益全選手、日本だったら読売ジャイアンツの阿部慎之助選手ですね。全方面のプレーに優れているし、選手としてのタイプが自分と似ていると思うので、彼らのいいところを観察して、学びたいと思っています。
――日本野球に対しては、どんな印象を持っていますか。プレーしてみたいという気持ちはありますか?日本のチームは全体に活気があって、秩序があるという印象ですね。もちろん機会があれば挑戦してみたいです。
熱い応援は台湾野球の魅力
――台湾野球の魅力を一言で言うと、どんなところだと思いますか?やっぱり応援ですね。ファンの応援は大きな力になります。試合中に大きな声で応援してくれることで、試合にパワーを吹き込んでくれていると思います。
――ラミゴモンキーズは人気・実力ともにリーグを引っ張る存在になりました。このチームの強さの秘訣、魅力はどんなところだと思いますか?毎年いろいろなイベントが開催されていて、ファンに楽しんでもらえる企画がたくさんあるので、ぜひ一度観戦に来てもらえたらと思います。仲が良くチームワークもいいので、今年も優勝目指して頑張ります。
イベントはラミゴの売りのひとつ
――日本から旅行で来る方たちに、おすすめのグルメやスポットなどがあったら教えてください!
試合で遠方に行くことはありますが、あまり外出しないので…すみません(笑)。嘉義出身なので、雞肉飯はよく食べます。実家に帰ったら何回かは食べに出かけますよ。高校時代は高雄で過ごしたので、岡山の羊肉爐をよく食べました。その土地ならではの食べ物がやっぱりおいしいですね。あとは台湾はやっぱり果物がすごく美味しいので、マンゴーは絶対食べてほしいです。休みの日は宜蘭などに出かけて自然に触れるのが好きです。自然の景観もおすすめです。
とっても真面目で誠実な好青年です!
試合後はライブパフォーマンスで盛り上がる!
ナビたちが取材に行った週末を含む3日間は「動紫大盛」と題した音楽をテーマにしたイベントデーでした。ラミゴは本拠地でのゲームでよくこうしたスペシャルデーを開催していて、球場に足を運びお客さんを楽しませてくれます。もちろん試合で勝つことが一番のファンサービスではありますが、こういうイベントがあれば、友達や家族と一緒に出かけやすいですよね!
今年からリニューアルしたキレイなLEDの液晶大パネルも、3日間限定でイベントテーマカラーのパープルに模様替え。SF映画を思わせる美しい画面になっていました。選手たちは限定ユニホームを着用し、球場内のグッズショップにはそのレプリカや関連グッズも並べられていました。ゲストアーティストによる始球式も行われ、試合後には勝敗関係なくライブパフォーマンスと、まさにお祭り騒ぎです!
打球が当たったらバッターに車のプレゼント!練習中はスタッフさんが守っています。
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イベントゲストの北七樂團による始球式も行われました!
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今年からますます球場グルメが充実しています!
球場内にグルメマップも完成!
焼きそばとたこ焼きの売店が新たに登場!
桃園國際棒球場は以前から売店にも力を入れていて、選手イチオシメニューや各選手の名前がついたお弁当、オリジナルのドリンクショップなどが好評ですが、今年から新たに「やきそば」「たこ焼き」の専門店が加わったほか、「欣葉 日本料理」のブースもできて、日本的な球場グルメも楽しめるようになりました。
ホットサンドやエッグタルトが人気の倆倆號がオープン
ホットサンドの人気店「倆倆號」、フレッシュジューススタンドの「LOHASS」も独立した売り場をオープンしていました〜!ドリンクが充実したのは嬉しいですね。
もちろん昔ながらの台湾小吃もあります。観戦中につまみやすいのか、台湾の方には滷味がすごい人気でしたよ!
廖選手もイチオシの応援!ラミゴといえばラミガールズ!
試合はラミガールズのダンスパフォーマンスから始まります!
さていよいよプレイボール。この日の対戦相手は統一7-ELEVENライオンズでした。序盤からコンスタントに点を奪われてしまいますが、追いかける展開でも元気なのが、いまや桃園名物となっている「ラミガールズ」です!
チーム専属のチアガール「ラミガールズ」は、毎年厳しいオーディションを通過した精鋭たちが集まるだけあって、芸能人のような華のある美女揃い。彼女たちがノリノリの応援歌に合わせてキレキレのダンスを踊って試合を盛り上げてくれるので、どんな試合展開でも絶対に盛り上がるのがラミゴホームゲームのすごいところなんです。
かわいいラミガールズに合わせてみんな踊ります!
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子供達も立ち上がってダンス♪
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ラミガールズを写真に収めようと、かなりの装備で張り付いているカメラ小僧さんたちももちろんいるのですが、彼女たちのダンスは老若男女を問わず大人気です。子供から大人まで、ラミガールズの親や、おじいちゃんおばあちゃん世代まで、一緒に踊って応援する雰囲気がとっても楽しいんですよね〜。最近ではダンスもだんだん難しくなってきて、ついていくのが大変なナビですが、見よう見まねで踊っているだけで、かなりアガッてきます!!
普段は小さめのユニホームをへそ上でキュッと結び、ショートパンツで元気に踊っているラミガールズですが、取材日は試合途中でかなり強い雨が降ってきました。ラミガールズ大丈夫かな?この雨の中踊れるのかな?寒くないかな?と母親か彼氏のような気持ちで見ていると、なんと!めちゃめちゃかわいい水玉のレインコートを着て踊り始めたではありませんか!これは逆にレアなようで、カメラ小僧さんたちのシャッター音にも力がこもります。雨でも笑顔を忘れないラミガールズに元気をもらって、後半戦再開です!
いつもはラミガールズと一緒に踊りまくる応援団長も、雨のためか少々おつかれ気味?
ちなみにレインコートを忘れるという痛恨のエラーを犯したナビ一行は、雨に打たれてすっかり冷え切ってしまったので、思い切ってお揃いで王柏融選手Tシャツをゲットしちゃいました!温まりたいのでサイズは大きめのXL、お値段980元なり。やっぱり球団グッズを着て応援するとテンションがあがります。廖選手のも発売してほしいです!
翌日には廖選手もステージで歌いました!
意外に渋い歌声を聞かせてくれました!
敗れたこの日も2安打でチャンスを作った廖選手
雨が上がったあとの反撃を待っていましたが、この日は後半にも2点を追加され、2-5で敗れたラミゴ。終盤の追い上げが得点につながらなかったのが残念ですが、最終回にはすでに22時半を回っていたにもかかわらず、最後の最後までわからない展開に応援はヒートアップするばかりでした。
台湾のバンド北七樂團によるパフォーマンスで夜はまだまだ終わらない!
試合終了はなんと23時!でも席を立つお客さんはほとんどいません。なぜならライブがあるから!台湾でおなじみのヒット曲をカバーする北七樂團のパフォーマンスにはスタンドのお客さんもノリノリで、熱い夜はまだまだ続くのでありました。
翌日のイベント2日目にはホームランを放った廖健富選手が試合後のライブに登場し、ゲストの張智成さんと一緒に歌声を披露する場面も。なかなかの歌声にお客さんも、そしてラミガールズもうっとり聴き入っていましたよ!
スペシャル席も完成!まずは足を運んでみよう♪
球場の中にこんな広々としたスペースが!
こちら団体スペシャル席のスタンド階。開放的で試合が見やすいです!
観戦しながら食事を楽しめるテラス席に加え、今年からレフト側スタンドの下に新たな団体専用の席が完成して、ますます子連れや大勢で行くのが楽しくなりそうな桃園國際棒球場。
台北ナビでもまた観戦ツアーを開催して、みなさまと一緒にダンスしたいな〜、なんて想像してしまいましたよ♪
こちらはスタンド下に特設されたパーティールーム。グラウンド目線で試合が見られます!
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安全のためネットが張られていますが、見やすい!チームの方曰く、日本の球場よりいいネットを取り寄せて設置したそうです。
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いかがでしたか?プロ野球もやっぱり台湾スタイル!球場の雰囲気がとってもアットホームで楽しいということが、伝わりましたでしょうか?台湾では観戦しながらお酒を飲む習慣もないので、ファンはとってもお行儀よく、ファミリーも多いので、初めてでもお一人でも、きっと楽しめますよ。ラミガールズに見惚れながら見よう見まねで応援ダンスをしているうちに、いつのまにかTシャツを買ってしまっていること間違いなしです!
以上、台北ナビがお届けしました!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-06-20