夏にピッタリの離島ツアー、温泉も満喫できました♪
こんにちは、台北ナビです。
四方を海に囲まれたここ台湾は、西側に澎湖島や小琉球、東側に緑島など離島がたくさんあります。夏といえば海!というわけで、8月10日出発のナビオリジナルツアーはその離島の一つ、亀山島を訪れました!
その名のとおり、亀の形をした島です。
早朝の台北駅をスタート!
6:45集合という早朝スタートにもかかわらず、参加者のみなさんのおかげで時間通りに出発!台北駅東三門を7:00にスタートし、一路宜蘭を目指します。
2006年に雪山トンネルが開通してから、台北から1時間弱で行けるレジャースポットして発展してきた宜蘭。この日は週末でしたが運よく渋滞にもつかまらず、わずか50分弱で鳥石港へ到着です!
本日乗るのは新福富168号
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センターの中はイルカ一色。立体パネルやレストラン「イルカ湾」もあります
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宜蘭への移動があまりにスムーズだったため、鳥石港の旅行センターでしばし休憩。イルカのモチーフにあふれた館内にいると、クジラやイルカへの思いが高まってきます。
本日は「新福豊168号」という会社の高速艇に乗船します。以前はいわゆる漁船風でしたが、おしゃれな最新型クルーザーに交換したと聞いてテンションUP!亀山島までは約30分の道のりですが、一度上陸するか、そのままホエールウォッチングに行くかは船長の判断しだいということでした。
午前8時40分。まだそれほど人も出ていない港を散歩しつつ、乗船場へ向かいます。乗船中は救命胴衣をつけるのがルールということで、まずはその説明を聞いていざ船内へ。中はクーラーが効いていてとても快適です。テレビまでついていたのには驚き!四方に美しい海が広がっている時にニュース見る人いる?と心の中で突っ込んだナビでした。
帽子や飲み物は露天で販売
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離島の強烈な日差しを知るナビスタッフはこの完全防備!
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いよいよ出発です!
やっぱりデッキで潮風を感じると気持ちいい!
さあ船が動き出しました。涼しい客室もいいのですが、やっぱり外で海を感じたい!というわけでデッキに飛び出したナビ。
まぶしい夏の日差しと一面に広がる海に、危うく仕事を忘れそうになっていたら、ツアー客のみなさんもさっそくデッキに出て、潮風に吹かれていらっしゃいました。出発するとまもなく前方にうっすらと亀山島の姿が見えてきて、みなさん写真撮影に大忙しです。
船の先にうっすらと見えるあの島が、目的地の亀山島です
島も海もパノラマで広がります
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波しぶきに虹がかかってきれい
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今回のツアーで知り合ったというお2人。亀山をバックにいい笑顔!
そのままホエールウォッチングへ
30分弱で亀山島に到着しましたが、船長の判断で船はそのまま沖へと進み、ホエールウォッチングに向かうことに。クジラ出没スポットまでさらに1時間ほど船に揺られます。
沖へ進むこと1時間…あ、あれは!
果てしなくつづく水平線を眺めていると…ん?今何か尾ひれのようなものが…。ナビがそう思ったと同時に、「イルカだ!左手にイルカの群れがいるよ!」という船長のけたたましいアナウンスが。お客さんが左側に集まって、船が左に傾いた?と思った瞬間、船の脇を数匹のイルカがしなやかに泳いでいきました!海が澄んでいるのでかわいい目元まではっきり見えましたよ~。
残念ながらクジラは見られず島へと引き返しましたが、「まるで出演料払ったみたいだったね~」とみなさん大満足のイルカウォッチングとなりました。
優雅に泳いで行きました~
亀の背中にお邪魔します
さあいよいよ亀山島に上陸。海底火山から漂う硫黄臭の中、船を降ります。入島者数制限があるため、船着場の担当者は人数カウンターをカチカチと鳴らしていました。海水が抜けるように澄んでいて本当にキレイ!それだけで癒されてしまいます。
一番高い十路は海抜398mとなり、本格トレッキングも楽しめる島ですが、今回は湖の周りに沿ったハイキングコースを歩きました。強烈な日差しをものともしない元気なガイドさんと、自然豊かな島を巡ります。
亀山島は現在無人島となっていますが、1930年代には漁村として栄えた時期もあり、また軍事管制区として使われていたこともあります。そのため、豊かな自然以外にも、今でも残る当時の建物や跡地が観光スポットとなっているんです。
ご夫婦で参加していただきました!
ガイドさんは暑くても元気!
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十数人ずつ島を一周します
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サボテンがこんなにいっぱい!
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これだけの日差し、エネルギーにしない手はないですよね!
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小学校の建物が今でも残っています
海水と淡水が混じった亀尾湖
湖から見える山は…犬の形!亀の背中に犬がいたとは。ガイドさんいわく、犬の体の方をよく見ると女性の横顔に見えるということですが、どうでしょう?
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少し高台へのぼると、亀のしっぽが見えます
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軍事跡地には、「島人孤不孤」という有名な標語が建てられています。「島で(の任務)は決して孤独ではない」という意味で、離島生活を送る軍人たちを励ますために、1951年に蒋経國が建てたものなんだそうです。つづいて機関砲のあるトンネルへ。5分ほど歩くと海に面した絶景ポイントに作られた砲台へたどりつきました。天井には一面つららのような突起が。ガイドさんによるとこれは消音のための工夫だということでした。これがないと洞窟の中に砲声が響いて、鼓膜が破れてしまったのだとか。
軍事施設の跡地
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尻尾の方へ向け設置された砲台が残っていました
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ものすごいオーシャンビューに機関砲が向けられています
パワースポット発見!
冷たく澄んだ水に癒される~
トンネルを折り返したら、ふたたびハイキングコースを歩きます。湖に沿って引き返し、やや勾配のあるコースを歩くと、運動不足のナビはそれだけで息切れ。参加者の中には「登山コースの一部を登ってきます!」というパワフルな方もいて、頭が下がりました。
湖で鴨が泳いでいたり、周りに観音様が立っていたりと楽しみながら回れる道ですが、ナビが一番気に入ったのは「生命の泉」と呼ばれる冷泉でした。ほのかな硫黄の香りが漂う、島で唯一の湧き水はかつて生活用水としても使われていて、本当の意味で「生命の水」だったんです。ひんやりした湧き水の周りに豊かな緑が生い茂る様子は自然の神秘を感じる光景。この島のパワースポットだと思います!
自然の力の偉大さを感じるスポットです
水がものすごく澄んでいました
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かつては生活用水として使われていました
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島を見守り続けてきたお寺
普蛇厳というお寺まで来たら、湖周りの散歩コースは終了。島の旅客センターに寄って船へと戻ります。無人島ではありますが、連日多くの観光客が訪れるので、旅客センターではお水やソフトドリンク、アイスキャンディーなんかも販売していました。
ふたたび橋を渡り、乗船します
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帰りはさらに穏やかな航路です
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鳥石港を後にし、礁溪温泉へ
島の自然を満喫したナビたち一行は、そのまま車で20分ほどの礁溪へと移動し、城市商旅(シテイスイーツ)の礁溪館へやってきました。イルカの待ち時間が思ったより長くて少し遅めになりましたが、お待ちかねのランチタイムです。ホテル内の「桐壺廳」というレストランにて品数豊富なビュッフェを堪能しました。
少しお疲れ気味のみなさんでしたが、おいしそうなご飯で笑顔復活!
チャーハン、ビーフン、臭豆腐など台湾美食もたっぷり
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中華がメインですが、品数は豊富です
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ゆでたエビの売れ行きがよすぎるのは、海を見てきたせい?
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スイーツもありました
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野菜もたっぷりのお料理に大満足でした
温泉で疲れを取って、台北へ
今回のツアーには食事が終わった後にも大きなお楽しみが。そう温泉です!礁溪温泉は炭酸ナトリウムのソフトな温泉で、日本人にも人気。城市商旅(シテイスイーツ)には水着着用で入る男女混浴の内風呂と、水着なしで入れる屋上露天風呂の2種類があり、今回はどちらか一つを選択して入っていただく、というプランでした。
お風呂を使ったお客さん用に、お水やコーヒー・紅茶のサービスもありました
美肌効果も期待できるとあって、女性陣は露天風呂を選ぶ方が多かったです。ナビもいそいそと屋上へ…。ラッキーなことにお客はナビたちだけ!青空を見ながら広々温泉でゆったりできました。
露天風呂は屋上にあり、開放感バツグン
早朝出発で島を歩き、お腹が満たされた後は温泉で全身リラックス。帰りのバスでみなさんがぐっすりと休まれたことは言うまでもありません。しかし帰路も渋滞はなく、やっぱり1時間かからず台北駅に到着。まだ眠り足りない気分で解散となりました。
今回も盛りだくさんだったナビオリジナルツアー、次回も楽しい旅をお約束しますので、ぜひご参加くださいね♪
以上、日焼け対策が甘くてこんがり小麦色の台北ナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-08-27