亀山島(宜蘭県)

亀山島上陸とイルカウォッチング

閉店・移転、情報の修正などの報告

東の海に浮かぶ大きなカメ。あ、あれが亀山島!?上陸して、興味深いものをたくさん発見しました。


こんにちは、台北ナビです。

最初「亀山島」という名を聞いて、ハテ、日本のどこにありましたっけ?なんて考えてしまったナビ。ネーミングが何だか日本人には親しみが持てますよね。それにカメがいっぱいいる島?なんて想像もしちゃいます。実は、カメは生息してないんですけど、島全体がウミガメの形をしていて東西3.1kmの小さい島なのに、温泉あり、洞窟あり、きれいな湖も2つ、生態物も豊富と、信じられないくらいの宝島なんです。今日はその秘島巡りと島周辺で見られるイルカの大群!を期待して、台北から車で1時間強の距離を飛ばしてきたナビです。
小さな島に山あり

小さな島に山あり

島の湖には魚もいます

島の湖には魚もいます

周囲にはイルカ!

周囲にはイルカ!

海底温泉も!

海底温泉も!

宜蘭から10キロ離れた離島「亀山島」、今から7000年ほど前、4回の火山爆発により、今の地形が出来上がったといわれています。海面下には今でも10個以上の火山があり活発に動き続けています。「亀山島」は海から突き出してしまった「活火山」でもあるんです。
お天気がいいとき船(高速艇です)に乗るととても快適ですが、波が高い日にあたったら、船酔いする人にはちょっと辛いかもしれません。あ、ナビは30分前に酔い止めの薬を飲みました、万が一のため。なんでって、ナビたちが乗った日は台風も近い高波の日、ビニールの黄色いカッパをかぶって船に乗り込みました。そしてその上から救命具、救命具は皆つけなきゃいけないんですよ。おっとっと~走り出すとすぐ、ゴオンゴンと上下に何回も揺れ始めました。何かにつかまってないと、ホント転びそう。後方には椅子があるけど、座ると酔いやすいというのを聞いて、ナビは前方に立つことにしました。ずっとおしゃべりもしてたので、何とかやり過ごすことができました。船を下りる時、後方に座ってた人たちを見ると、少しグッタリしてました。

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亀だとわかります


遠くから見るとカメの頭にあたる東北のほうが高く、しっぽの南西が低くなっているのがよくわかります。一番高いのは甲羅にあたる部分で海抜398m、頭の部分は239m。
甲羅の部分は401高地といわれ、ここに行くには、亀山島上陸の申請以外に、もう一つの高地登山許可申請が必要となります。階段が1706個もあって、頂上から眺めは最高、絶景の聖地ともいわれます。が、登った人の話しによると、2,3日は足がいうこときかないわよって。
401高地登山許可が下りるのは毎日人数が決まっています。
亀の背中とか

亀の背中とか

くびれもあり

くびれもあり

着きました!

島に近づく船

島に近づく船

美しい海岸沿い

美しい海岸沿い

発着場所はここ

発着場所はここ


島に着くと、まずゲートのところで、人数がカウントされます。平日、休日ともに上陸には人数制限があります。ゲートを越えると、左の方に観光客の休憩所みたいなものが。すごく小さなショップもあります。Tシャツとか小物類とか。この亀山島は現在用がない時は無人島なので、ゲートにいる人やショップの人は一番早い船でお客さんと一緒に来て、一番遅いので宜蘭へ帰るそうです。
 
観光案内所には昔の写真が飾られています 観光案内所には昔の写真が飾られています

観光案内所には昔の写真が飾られています

誰もいないお寺


最初の見学地は島内のお寺です。
「亀山島」は、1820年から人が住み始め、当初は300人くらいの人口が、一番多いときで700人に増えました。よって、お寺もでき、学校も作られました。住民は漁業を中心に生活をしていましたが、生活は貧しく、若い人たちはどんどん島を離れていき、老人は医療面で住みづらくなっていきました。そのため、国の方針により島民全員を宜蘭へと移住させ、この「亀山島」は軍事管制区となったわけです。が、1999年今度は観光地として一般の人たちに開放されたのです。
ここは菩提巌寺といいます ここは菩提巌寺といいます

ここは菩提巌寺といいます

湖と海に挟まれた学校


昔の学校には、大きく「亀山島」と書かれた表札があります。が、今は誰もいないし、校舎だけが寂しく佇んでいます。前方には美しい亀尾湖と低くそびえる山、後方は太平洋!空と海が一体になったような開放感があって、景色抜群のすっごくいい環境です!緑も茂る学校内の階段などには亀卵石が敷き詰められています。こじんまりとしてアットホームな学校、昔はここで子供達がたくさ学んでいたんだなあとなんとなくしみじみとしてきます。
学校前には湖

学校前には湖

廃墟

廃墟

学校は日本時代にはもうありました 学校は日本時代にはもうありました

学校は日本時代にはもうありました

トンネルの向こうには?

湖に沿って歩いていくと、トンネルの入口 湖に沿って歩いていくと、トンネルの入口

湖に沿って歩いていくと、トンネルの入口

亀のしっぽは長い!?

亀のしっぽは長い!?

学校を通りすぎると、カメのしっぽに近い方に砲台が見えました。砲台まで登るとまた違った島の顔が現れます。砲台の後方には高さ3.5m、幅3mの長いトンネルが控えていました。ナビも入ってみることに。
長いトンネルの途中には、横にも入っていける小さいトンネルがあり、弾薬庫なんて書いた表示もありました。トンネルを抜けると目の前に太平洋が広がってました!中央に構えられた大砲は台湾本土を向いています。大砲横の壁には射程距離などの図式や数式があり、物々しいムード。もちろん、現在は使用できませんが、間近に見て触れてみたりすると、ちょっと怖いですね。
トンネルの中へもいってみましょう トンネルの中へもいってみましょう トンネルの中へもいってみましょう

トンネルの中へもいってみましょう

トンネルを出たら、湖を一周して、乗り場までいきます。
亀山島の岩は、安山岩

亀山島の岩は、安山岩

湖を回っていきます

湖を回っていきます

魚!!!

魚!!!

湖の中央には、菩薩様がいらっしゃいます 湖の中央には、菩薩様がいらっしゃいます

湖の中央には、菩薩様がいらっしゃいます

20分ほどで回れます

20分ほどで回れます

澄んでいます

澄んでいます

昔の井戸

昔の井戸

魚さがし。

魚さがし。

湖もぜひ一周しましょう

湖もぜひ一周しましょう

菩薩様が山のふもとに見えます

菩薩様が山のふもとに見えます

海底温泉


再び船に乗り、島めぐりが始まると海底火山の噴気孔から出てくる温泉が見えました。
青い海の一部が乳白色の海水になっていて、近づくと硫黄の匂いがします。岸壁は溶岩流の跡であり、ところどころ穴が出来ています。海底の熱水を吹き上がっているところは115℃。モヤッとした熱い空気も漂います。数年前、この熱水地帯に「岩ガニ」が生息しているのが発見されました。台湾のこの地方にしかいない貴重なカニで、岩のゴミなどを食べて生きてます。
海底温泉、色がきれい! 海底温泉、色がきれい!
海底温泉、色がきれい! 海底温泉、色がきれい!

海底温泉、色がきれい!

トンネルも海からだとよく見えます トンネルも海からだとよく見えます トンネルも海からだとよく見えます

トンネルも海からだとよく見えます

ドルフィンはどこに?


さて、イルカ見に!と思ってたのが、なかなか出てきません。
高速艇は何回も同じ場所を旋廻し、台風も近いから、今日はいないかもと言っていたところ、他の船が遠くに数頭発見との連絡が入りました!
ナビたちも追いかけて行きます。
いました、いました!皆が先頭に押し寄せ、歓声を挙げます!
これって、本当に「運」なんですよね~。
遠すぎますが、います! 遠すぎますが、います! 遠すぎますが、います!

遠すぎますが、います!

元気よく跳ねていました! 元気よく跳ねていました!

元気よく跳ねていました!

戻ります!


下船してからは、シーフードを食べました。
次回もいい「運」に恵まれ、イルカに会いたいものです。

以上、台北ナビでした。


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記事登録日:2015-10-13

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-10-13

スポット更新日:2015-10-13

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