佛光山の濃い内容と蓮池潭でのダイナミックな龍と虎に心躍る旅でした!
こんにちは、台北ナビです。今日は高雄出発の観光バスツアーに参加しました。
南部のスピードは台北に比べるとゆったりしています。内容盛りだくさんだけど、全然急がされないのんびりとしたツアーでした。
左營蓮池潭&佛光山(佛陀紀念館)朝聖一日コース
集合地点(ホテル、駅など)➜佛光山➜ランチ➜孔子廟➜玄天宮➜北門➜龍虎塔➜帰路
台北ナビでは以下の観光バスツアーもご予約可!
ツアー開始
9:00 ホテル出発
時間ちょうどに観光局の観光バスが、ホテルの入口まで来てくれました。今日はシンガポール人ご夫婦も一緒で、4人でツアーに出かけます。高雄市内から佛光山までは約30分の距離。そう遠くは感じませんでした。今日のガイドは、呉家興さん。大きなお寺のようなものが見えてきたら到着です!
10:00~13:30 佛光山(3時間半)
10:00 佛光山到着。ここでは佛陀紀念館「本館」を中心に回ります。バスは大門に入り広場横に駐車。清潔なトイレに寄ってから、まずは、禮敬大廳の建物に入って行きます。内部の両側と2階にはレストランやショップがあります。食べ物系はすべてベジタリアン。スターバックスもあり、ナビたちは後ほどこちらの2階で食事をします。
建物を抜けたらすぐ左にある「佛光山開山紀」という建物に入り、は佛光山や記念館の起こりや成り立ちについてのビデオを見ました。日本語字幕です!
その後は、成佛大道に戻ります。目的は「本館」!前面にそびえる108mの佛光大仏を目指して歩いていきます。両側には、一教塔から八道塔まで全部で8つの塔があり、内部では期間ごとにイベントが行われています。
「本館」到達。
両側に4つずつの塔を見ながら歩くと、菩提広場に到着。目の前が佛陀紀念館のメインの建物「本館」で、開館時間は平日9:00~18:00(休日~19:00)。1階は「三殿」と称し、觀音殿、金佛殿、玉佛殿から成り、その周囲4か所に常設展の「四常設展」があります。2階は大覺堂と美術館4カ所。
「四常設展」の一つ「佛教節慶」では、1月~12月の仏教イベントが紹介されています。四月は、佛誕節。世界各地の仏教イベント紹介もありました。
「佛陀的一生」は、4Dのアニメになっているお釈迦様の一生。最初に映画で見て、その後このエリアに入るとわかりやすいです。釈迦の誕生から12の節目に区切って紹介されています、出生、成長、出家、苦行、降魔、成道、說法、涅槃。最後は「佛法弘傳」と「佛陀教誡」で終了です。非常にわかりやすく、また感動的でもあるこのエリアは必見です。
放映時間: 《佛陀的一生》10:00~12:30、30分に一回、1日6回。
「佛教地宮還原」
佛陀紀念館には、四十八カ所の地宮が設置されています。100年ごとに扉を開けて、その時代の各種文物や宝の収蔵などを入れていきます。これには約5000年かかるとされていて、現在の収蔵品は134件。美学価値があり、歴史的資料、無償遺産など当代性、歴史性、記念性などの基準で選ばれているそうです。
12:40~13:10 ランチ素食
禮敬大廳の2階にある「百味軒」に来ました。ここは、1人100元で食べ放題のベジタリアンレストラン。平日の昼は11:00~13:00(土日は10:30~14:00)、夜は土曜日のみで17:00~19:00と、一般のレストランより早い時間帯が食事時間となっています。ナビたちは12:30に入り、あと30分と焦りました。メニューは、もちろん野菜、素食専用の食材を使用した料理で、味付けにはカレーや醤油など。100元だからと言ってなんですが、美味しいとかそういうのではなく食するものなのかなと思ってしまいました。
13:50 スポーツスタジアム
日本人建築家、伊東豊雄氏の設計したスポーツスタジアムを外側から10分間ほど見学しました。ここは「ワールドゲームス2009」が開催された会場で、102カ国から、約5000人の選手が参加しました。その後は使用される頻度がかなり下がっているようですが、建物は龍を模しています。
14:00~14:50 孔子廟(50分)
14:00 孔子廟 到着。
孔子廟と言えば、台北や台南が有名ですが、高雄にもあるんです。内部に入って説明を読んでみると、なんと台湾には11カ所の孔子廟があり、日本時代はほとんど神社だったとのこと。暑いので外側の廊下を一周しました。が、この暑い中、ここは結婚写真の撮影スポットでもあるようで、3組のカップルが撮影を行っていました。また、試験シーズンの6月ごとになると、合格祈願で多くの学生さんたちが願掛けに訪れるそうですよ。
孔子廟
入口の「太成門」は、その昔天子が孔子に拝謁する時か科挙試験で最高の成績を収めた状元がお参りする時のみに開けられた門で、通常は閉まった状態だったそうです。毎年9月29日の教師節イベントの際は開けられ、典礼終了後に閉じられます。最近は国賓が孔子廟を訪れる際も開門されます。
孔子廟のメインとなる建物は「大成殿」で、北京故宮の太和殿の建築様式です。雄大かつ荘厳な宮殿式で、屋根の突き出た両側の位置には螭吻(ちふん)と呼ばれる伝説の動物が置かれ、これは災いを沈め火災を防ぐ力があり、また、妻側には災いを除くと言われる「龍吻仙獣」が九体並んで配置されています。
「祟聖祠」は、「大成殿」の後ろに位置し、孔子の五代前までの祖先を祀る祠です。「聖祖殿」とも呼ばれ、孔子の4人の弟子の祖先や宋代の有名な儒家の祖先も祀られています。
高雄市左営孔子廟 住所:高雄市左営区蓮潭路400号 電話:(07)581-1915 開放時間:9:00~17:00(月曜休館)
14:50~15:20 玄天宮(30分)
14:50 玄天宮へ。
蓮池潭の周りには色々な観光スポットがありますが、メインの「龍虎塔」へ行く前に「北極玄天上帝像」に寄りました。三十六体の元帥護衛群が両側に並ぶ橋をゆっくりと歩いて行くと、前方に高さ22m、右手には長い七星宝剣をもち、左の足元は蛇が絡みついた亀を踏みつけた御姿が迫ってきます。建物は中に入ることもでき、2階には漆黒の「玄天上帝」像が設置されていました。
近づくにつれその大きさに圧倒されます
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恒例の記念写真
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北極玄天上帝
北方を守護する水神である「北極玄帝」。「北方」と言えば、中国の四神である東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の「玄武」のこと。「玄武」が道教の神様となったものがこの「玄天上帝」。玄武は亀に蛇が巻き付いた絵で表されます。台湾の神像の多くは鮮やかな色で彩られていますが、こちらの「北極玄天上帝」もしかり。古代は古代の星崇拝や動物崇拝が主だったので、北極という名も北極星と関係があります。
さて、なぜ湖上に設置されているのかというと、「玄」は「黒」を意味するのですが、「黒」は五行説では「北方」の色かつ「水」を表すから。水の神様である由来です。
開放時間:5:00~21:30 無休
冬瓜檸檬ジュースとスターフルーツジュース
高雄の左営区には、有名なスターフルーツの店があるというので寄ってみました。喉にいいとされるスターフルーツですが、ジュースにすると何とも漢方くさくなってしまうのはなぜでしょう。この前に立ち寄った冬瓜檸檬汁のジュースの方がさっぱりしてよかったですね。
15:30 北門
左營舊城(左営の古城)と言われるスポットにやってきました。北門は左営の義民巷、勝利路、埤仔頭街が交差する場所にあり、外側には「拱辰門」いい城壁には一対の門神が彫られています。反対側からは「北門」、清朝の道光5年設立と彫られています。門の上部にも上ることができ、上からは左手前にあるもう一つの古い門もよく眺めることができました。
現在高雄にはいくつかの城門と断片的な城壁が残っています。東門は鳳儀門とも呼ばれ、西門は現在左営の自助新村內にあり、またの名を奠海門といい、100mほどの長さの城壁として残っています。南門は文門といい、ローターリーの中にあります。
こちらからは「拱辰門」で、両側に一対の門神
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こっちから見ると「北門」と書かれています
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16:00~16:30 龍虎塔(30分)
高雄の観光スポットとして、第一に挙げられるのがここ「龍虎塔」です。有名観光スポットというだけあって彩色メンテナンスも定期的に行われているようで、龍も虎も美しいです。夏場に来ると蓮の花もきれいですよ。龍塔、虎塔ともにらせん階段があり、一番上まで上っていくことができます。上まで行くと真向かいの保生大帝をまつる慈濟宮もよく見えました。
龍虎塔
「龍」の口から入って、「虎」の口から出ると、今までおこなった悪いことが清められる、とされている「龍虎塔」。龍塔には罪人が死後地獄へ行き、魔王からの審判を受ける「罰刑の図」や「二十四孝子」。虎塔には天国の絵「玉皇大帝の三十六宮将図」や「十二賢人」が描かれています。
17:00 高鉄「左営」駅 到着
高雄の見どころを一気に回ったツアーでした。このまま高鉄(新幹線)に乗り、一路台北へ。ちょうど夕食時間には台北に着きます。ナビたちは前日高雄のホテルに宿泊しましたが、朝は9時集合だったので、早朝台北を出て日帰り、というのも可能ですね。
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-01-24