金~月&祝日の限定運行だけれど、頑張れば台北から日帰りで泥温泉と国立故宮南院を楽しめます♪
こんにちは、台北ナビです。
今回は自由旅行の強い味方「台湾好行」に新しい路線「關子嶺故宮南院線」が誕生しました!
「關子嶺故宮南院線」はその名の通り、「關子嶺」と「国立故宮南院」をつなぐ路線。時間に余裕のない日本の方にはこのふたつのスポットを日帰りするのをオススメします。しかし、時間に余裕があり、ガイドブックには掲載されていないような台湾の方だけが知っているような場所に行ってみたい!という方には、1泊2日でこの路線を遊びつくしてみて欲しいと思います。
今回ナビはこの「關子嶺故宮南院線」を利用して、今まで出会えなかった台湾に出会ってきました!
こんなところに停車します!
まずは「關子嶺故宮南院線」の情報を整理しましょう!
「台湾好行」は観光客に人気の観光スポットに停留所を配置している路線。路線によっては、既存の路線バスと同じルートを回っているというものもありますが、台湾好行の車内にはパンフレットが置かれていたり、運転手さんが観光スポットのことを教えてくれたりと、小さいけれど観光客に嬉しいサービスがあるのが魅力です。
今回ご紹介する「關子嶺故宮南院線」は2017年8月4日に試運転を開始しました。現在は毎週金~月と祝日のみの運行ですが、利用客が増えれば平日の運行も視野に入れているそうですよ。
運転手さんは浴衣にねじり鉢巻きという格好で、旅気分を盛り上げます!
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車内は西拉雅國家風景區管理處のゆるキャラ1色♪
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乗り降り自由な1日or2日チケットのほか、1回での利用も可能です。(距離により1回の乗車賃は異なります)
1日チケット:100元
2日チケット:200元
そのほか、セット券では乗車券にプラスし各種の入場料がついてきてお得に旅ができるようになっていますよ~。詳しくは公式ホームページを見てくださいね。
※セット内容は異なることもあります。購入時によく確認し、ご購入ください。
セット券は以下から購入できます。
「鳳凰旅行社」「易遊網旅行社」「易遊網高鐵嘉義駅デスク」「新營客運總站チケット購入窓口」
「好時光1泊二日」セット券を購入した先着100名様に「西拉雅抱き枕」をプレゼント!
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台湾らしいキャラクターのゆるキャラは莎韻(SAYUN)と達卡浪(TAKARAN)という名前です♪
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四季折々の大型アートを感じよう!写真映えするので、写真撮影が楽しい~♪
高鉄「嘉義」駅から「關子嶺故宮南院線」に乗車し、まずはA2「後壁火車站」で下車。ここから「土溝農村美術館」を目指すわけですが、この美術館、箱物ではなく、「土溝農村」全体が美術館のようになっています。アートが農村に点在しているので、自転車での移動がおすすめなんです。
事前予約になりますが、駅前でレンタサイクルするのが一番。「藝文輕旅行」「好時光二日遊」のセット券には、レンタサイクル料金も含まれますし、オプションで追加することも可能です。
自転車を漕ぐ自信がないという方は「タクシー」での移動もいいかなと思いますよ~。公式ホームページには特約タクシーの紹介もあります。
300元のセット内容
また、基本的には個人で自由に巡るのですが、木~日には定時ガイド(150元/人、定員20名)も行われています。地図やアート紹介、1日レンタサイクルチケットなどが入っているセットは300元で販売されています。
県内外から芸術家が集まり、その作品を展示していますが、ジャンルは様々。見ているだけで楽しい気分になるものや、ちょっと物悲しい雰囲気になるものまで……。四季折々に作品が追加されるので、何度訪れても新たなアートに出会えますよ~。
農民気分を味わえる昼食
「藝文輕旅行」、「好時光1泊二日」各セット券についている昼食のお弁当は「富貴食堂」で農作業中に食べていたという「割稻飯」をいただきます。
その昔、稲の収穫時期には農家どおし助け合い作業をしていました。助けてもらう時は、必ず昼食を準備するのですが、家で作ったご飯を田んぼまで運び、熱々の状態で振舞ったのだといいます。農民は大きなお椀にご飯をたっぷりよそい、おかずを上にのせて食べたのです。その昼食を再現しているのが「割稻飯」なんです。
昔ながらの厨房で作り出されます
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クーラーはないですが、風が吹き込んで涼しいです
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飾り気のないお店
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スープやチャーハンなども食べられます
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一見、これではお腹いっぱいにはならない……と思ってしまいますが、下に白ご飯が詰め込まれているので、かなりお腹いっぱいになります。そして、この白ご飯は、今台湾で「おいしい」と評判の後壁産。噛めば噛むほどご飯の甘さがにじみ出てくるんです。
ナビのお気に入りはおばあちゃんのレシピを再現しているという爌肉(豚の角煮)。柔らかく煮込まれ、味がよく染み込んでいて、ご飯がよく進みますよ。
以前台北ナビでも取り上げた「菁寮老街」。この日は特別に施慶明さんがガイドしてくださいました。たまねぎ染めを体験した後、色を馴染ませる時間を利用して、「菁寮老街」を巡ります。詳しくは「菁寮老街」の記事や別途レポートを読んでいただくとして……
ナビが一番びっくりしたのは、「黃家古厝」。この建物には皇紀が記されていたんです。日本統治時代に建てられた建築物は今までもよく見ましたが、皇紀は初めて!
老街の中心地で見るべきは「阮氏古厝(金德興藥鋪)」。青と赤のコントラストが美しいこの建物は、映画やドラマ、ミュージックビデオのロケ地にも使われます。圧倒的な存在感を放つこの建物は250年もの歴史があり、台南市の古蹟に認定されています。
阮氏古厝(金德興藥鋪)
また、昔の家の前には獅子が置かれていました。まるで沖縄のシーサーのようですよね。菁寮では、この獅子にいい言葉を話しかけるという習慣があるのだそう。台湾語だったので、その場では何を言っているのかさっぱりでしたが、台湾人スタッフに聞いてみました!
摸獅頭 好彩頭 (獅子の頭を触ると、いいことがある)
摸獅耳 甲百二 (獅子の耳を触ると、120歳まで生きられる)
摸獅嘴 大富貴 (獅子の口を触ると、大金持ちになる)
摸獅肚 有好頭路(獅子の腹を触ると、いい仕事につける)
摸獅尾 賺傢伙 (獅子の尾を触ると、お金を生む道具が手に入る)
石獅阿石獅 賺錢給我花(獅子や、獅子。お金を稼がせておくれ!)
獅子をなでながら、話しかけてみてくださいね!きっといいことが起こるはずです♪
今年誕生した新しい観光スポット!「稻田迷宮(稲田のラビリンス)」
台湾の米どころと言えば台東。そんな風に思っている方も多いでしょうが、実は台湾西側でもお米は作られていて、特に台南の後壁は台湾の重要な米どころとなっています。
ココに今年登場したのが「稻田迷宮(稲田のラビリンス)」なんです。
「榮興碾米廠」の農地で楽しめる迷路
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この迷路を作り出したのは賴承麟理事長。大学院を卒業したという聡明さと若さで、チャンピオン米を作り出しています
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約1ヘクタールの大きさの迷路は、稲を刈って作り出されていて、道は平らというわけではなく、凸凹しています。しかしそれがかえって、クッションのようで気持ちいいんです。
正直、迷路と言ったってそんなに難しいものであるわけがないと思っていたのですが(失礼!)、本当に先が見えなくて、どっちに行っていいかわからず……。稲の育ち具合にもよりますが、150cmほどの高さがあるので、見えそうで見えないそのバランスがいいのかもしれません。
真ん中にはこのような展望台(?)があります
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簡単そうな構造に見えて案外難しい
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超巨大茭杯が登場!
また、迷路の中には簡単なゲームも用意されています。どのゲームも米作りや食文化などについて遊びながら学べるものばかり。
お米の売り買いでよく使われる「斗」という単位を、身をもって体験したり、巨大な茭杯を投げて擲茭をしたり……。「米を生活の身近に感じて欲しい」という若きオーナーが考え出したゲームは、シンプルだけれどちょっと難しくて、大人も必死になって遊べるものばかりでした。
台南の日差しはとてもきついので、お昼時を避けるのがポイント!遊びに行かれる方は、暑さ対策をお忘れなく。
稻田迷宮(榮興碾米廠)
8/10~10/15の期間限定
9:00~17:00
入園料50元
(06)688-1147
台南市後壁區嘉田里3-7號