平渓線は、列車じゃなくてもバスでも楽しめます
こんにちは、台北ナビです。
今日は台湾のローカル支線である平渓線と豆腐の故郷である深坑老街の2ヵ所を堪能しようと、「台湾好行」バスを利用してみました。朝10時にMRT「木柵」駅から出発です。
バス停は、駅の出口2を出て、すぐ前に見えるお寺の向かいが深坑や十分に向かう「台湾好行」の乗り場です。ここで待つこと数十分。バスのAPPがあれば、あと何分で来る、というのが分かりますが、この日はなぜか表示された到着時間と実際に来た時間は違いました。ま、あまり気にせず、乗り込みましょう。
悠遊カードも使用できます。通常は深坑まで15元。「台湾好行」バスは、停車駅がものすごく多いけど20分もしないうちに深坑に到着。似たような名前のバス停が4つ並びますが、老街に一番近いのは「深坑郵局」です。
今日のコース内容:木柵~深坑~菁桐(台湾好行バス)、菁桐~平渓~瑞芳(平渓線列車)、瑞芳~台北(自強号列車)
まずは、目の前のコンビニに寄ってみました。i-bonで、「台湾好行」のチケットを売っていると聞いていたので、ちょっと探してみると100元で乗り降り自由。さて、帰りは列車で平渓線に乗るかな、と予定していたナビたち。100元も使うかなあ~?と思い、購入はしませんでした。この日はこの後深坑~菁桐間で30元使い、その後は全部列車。バスの場合、1日で5回くらい乗り降りしないと元は取れないのでは?と思われました。
深坑老街
午前10時半ごろ、もうすでに開いている店もちらほら。さすがお豆腐の街。まだお昼には1時間以上ありますが、この時間から人気店ではお客さんが食べ始めています。ナビたちは、まず一番奥まで歩いてみて、またUターンし、廟の隣の人気店で食事をすることにしました。
老街の入口には大きな木があります
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そして、大きな木の下という名の店も
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作っているところを見られる店も多く
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ここも有名だそうですが、ナビ未だ入れたことがなく・・・
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途中、炭焼豆腐ソフトの看板と模型に惹かれ、豆腐ソフトを食べてみました。確かに豆腐味。甘さも控えめで、ヘルシーな感じがしました。店内もかわいかったです。
レストランへ戻る途中
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漬物の店!
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老街には珍しいカフェ、壁のタイルがすてき
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台湾レンガは、日本時代のものです
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そして、先ほどのお店「廟前阿家ㄟ店」へ。
ここで、紅焼臭豆腐の辛くないのと揚げた臭豆腐、豆腐スープを注文しました。
一般的に紅焼と書いてあると辛い、のが常ですが、辛くないと書いてあるだけあって、上手に煮込んだおでんの豆腐のようでした。揚げたのはまろやか味のフワフワ臭豆腐。スープは最初、これ苦手かも~と思いましたが、3杯もおかわりしてしまいました。ちょっと早いお昼でしたが、外へ出ると街行く人たちが来た時の倍以上になっていたので、早めに食べてよかったです。この後もとの停留所に戻り、バスを待つことに。
菁桐にて散策
午後4時には明かりがともる巨大ランタン
もし、すべての行程をバスで行くなら、木柵平渓線の終点駅は、十分の旅客中心、すなわち十分の滝になります。夕方には台北に戻っていたかったナビたちは、滝まで行っていたら時間が足りないかもと思い、菁桐駅で降りることにしました。
途中、バスから眺める景色は、列車の平渓線沿いとはまた違いなかなかよかったです。
さて、菁桐には、大きなランタンが目印のインフォメーションセンターができていて、中では座ってコーヒーを飲むことも出来ます。午後の4時になれば、このランタンには明かりがともり、ムード満点。ナビたちが着いたのは、13時ごろだったので、ただの黒い物体でしたが…。
この後、ちょっと散歩をしてみました。菁桐へ来ると、大体駅周辺か線路を渡った向こう側を歩くだけで終わってしまいがちですが、巨大ランタンのふもとあたりは、かつて炭鉱関係で住んでいた日本人の宿舎跡が民宿やカフェになっています。土手の上からかつての日本人幹部の宿舎群を眺めると美しい景色が広がっています。ここ、散策するにはもってこいのところなんです。
菁桐駅の方向へ歩いてみます。
平渓でランタン
今度は菁桐の一つ手前の「平渓」駅で降りてみました。
ランタンは上げてみよう~!と思っていたナビたち、この後「十分」駅で降りようかと思っていましたが、なんと、ここでもランタンが上げられるようになっていました。なっていましたというのは、以前はランタンを上げるなら橋のあたりまで歩いていたので、線路上でもできるんだ!とわかり、じゃあここでしよう!と相成りました。
元気なおばちゃんたちに誘われるまま、総合色のランタンを一つ200元で購入。色によって願い事が違うので、財運や健康運などいろいろ願いたいナビたちは総合色(4色)となったわけです。
願いを書き終わると、引導されるまま線路上へ。お店の方たちは慣れた風で、ハイ、赤こっち、次は黄色こっちと4面の写真を撮ってくれ、ナビたちは言われるままにランタンを回し、ポーズをとる、という風。その後、火をつけてもらい、ハイ、飛ばして~の合図を聞いて、ナビたちはランタンを放ちました。驚くほどあっと間に高く高~く、昇っていきました!
書き終わったら
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線路に導かれ
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何十枚も撮ってもらって
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飛ばしました!
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線路沿いカフェで
ここでランタンを上げ、やれやれ。と、カフェに立ち寄る時間ができたので、線路沿いの「街角28」に入ってみました。1階の小さな窓口でオーダーして、2階に上がります。お支払いはコーヒーが運ばれてきてからテーブルで。この日はあいにくのお天気だったので、お客さんは他にいず、ナビたちは早速窓際へ。週末はすごく混んでいて時間制限があるんですよ~。「街角28」は、列車がすれすれのところを走るので、列車の中にいるような、列車とともに走っているような臨場感が感じられるカフェなのです。列車が過ぎるのは一瞬のことですが、ショーを見た時のようなちょっとした感動がありました。
瑞芳でちょっと休憩
駅前のまっすぐの通り上です
さて、ここから台北へ戻りますが、途中、「瑞芳」駅で、自強号に乗り換えました。
列車は、菁桐~平渓15元、平渓~瑞芳27元、瑞芳~台北75元、でした。瑞芳で少し時間があったので、外に出てみました。駅の後ろの方にある日本時代の家屋は整備され、格好の歴散歩史エリアになっているようです。お昼が早かったので小腹が空いたナビたちは、駅前の列が出来ている屋台で、「割包」を買いました。列車の中でかぶりつき、おいしかったですね。
バスと列車をうまく使い、「深坑老街」へ行ってみるのもなかなか面白いですよ。ナビたちとは逆に、先に平渓線に乗って、最後に老街で夕食っていうのもいいですね。その場合、バスの帰りは木柵で降りたら、MRTにもすぐ乗ることができ便利です。
以上、台北ナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-04-26