2日目は朝6時のモーニングコールから始まりました。早い……。
こんにちは、一青妙です。
引き続き2日目と昨日の3日目をご紹介していきます。
11/6(日) 環島2日目:新竹→鹿港 120キロ
2日目のスケジュールです
海岸沿いを南下します
アスリート専用の最強の日焼け止め!
2日目は朝6時のモーニングコールから始まりました。早い……。もっと寝ていたいと思いつつも、仕方なしに準備を始めました。
11月といっても、台湾はまだまだ日射しが強いので、とにかく日焼けには要注意。日焼け止めをたっぷり、念入りに塗り、出発。
出発前に最大のサプライズ。なんと、結婚式に参加するために台湾にきていた私の友人の今井ご夫妻が、早朝、特製の応援旗を持って駆けつけてくれました。こういう激励からたくさんの元気をいただきます。本当にありがとうございました。
観光地での記念写真もちゃんと撮ってもらえます
今日は台湾海峡近くの竹南鎮沿いの海岸線を走行。海沿いは気持ちいい。しかし、大分慣れて来たと思ったところにやってくるのが坂道……。リーダーの羅祥安さんは今年で9回目、奥さんは5回目の環島を完成させたことのあるベテラン。すいすいと進んでいき、気がついたら周囲には誰もいない。
「スポーツは自分との闘い」
という言葉を噛み締め、ひたすらペダルを踏み続けました。
スポーツの後の甘くて冷たいものは最高
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イケメンでサービス精神旺盛なスタッフたち
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頑張ったあとのご褒美は、休憩場所の台鹽工場の駐車場で配られた「氷棒(アイスキャンディー)」。疲れて火照ったからだに、甘さと冷たさがたまらない!
サポート体制が完璧なのは初日でわかったのですが、スタッフのサービス精神も旺盛。これからの道のりを丁寧に話してくれるうえ、各地の観光解説もきちんとしてくれます。
昼食は通霄鎮一美味しいと言われるレストランに行き、いよいよ本日のメインイベントのGIANT本社訪問。
1972年に台中県大甲鎮にできたGIANT。劉金標会長と羅祥安CEOの2人で始めた小さな自転車製造メーカーでしたが、現在は世界に知られる台湾を代表する会社となりました。
立派なGIANTの本社
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日本語が堪能なGIANTの会長の劉金標さん
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工場があるGAINTの本社は巨大で、入り口を入ると、会長のかわいらしい看板が出迎えてくれます。日曜日のため、残念ながら会長はいませんでしたが、社員が出迎えて下さり、GIANTについていろいろと教えてくれました。
GIANT本社まで約60キロ。気がつけば、本日の目標距離の半分を乗っていました。
午後も快調にみんなで進み、無事、120キロ完走。
「なんとかなるもんだ」
これが終わったあとの実感でした。
あと少しで今日のゴール!
明日は今回の行程のなかで最も短い83キロ。短いのには何か理由があるはず。坂道がたくさんあるのではないか、向かい風なのではないか……。いろいろと予想をしたけれども、考えているうちに、眠くなったので、早めに寝ることにしました。
環島動画2日目 宿が目の前に。120キロ走破して感動!
11/7(月) 環島3日目:鹿港→嘉義 83キロ
3日目のスケジュール!
3日目は南部嘉義まで向かいます!
元気そうに見えても実はあちこちが筋肉痛
重たくなっていく体は正直で、いくら寝ても寝足りない気分で朝を迎えた環島3日目。今日は今回の環島ライドのなかで距離が最も短い一日。モーニングコールで起こされる時間も昨日より1時間遅い7時。全体的にゆったりしたスタートになりましたた。皆の表情も心持ち穏やかな顔つきです。
最初の休憩ポイントで出て来た全8種類のアイスキャンディー
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自撮りもできるくらい余裕が出て来た3日目
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嘉義を出発して雲林県へ。そこから約2キロに渡り、歴史的建造物にも指定されている真っ赤な西螺大橋を快走。
西螺大橋で記念写真
この橋は台湾を南と北を分ける濁水渓に架かっている橋で、渡りきった瞬間に、南部の熱気を感じました。スマホで調べると、11月なのに気温30度。南部に来た!という感じです。
ぷるぷるしていた琴連碗粿城の「碗粿」
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地元民にも大人気の琴連碗粿城
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昨日が長距離だったせいか、今日の昼食ポイントの雲林県の西螺老街までの約40キロはあっという間に到着したように感じました。
昼食は碗糕で有名な「琴連碗粿城」で碗粿と米糕を食べました。台南の碗粿と米糕は大好きでよく食べるのですが、ここのものは全く違う感じで新鮮。どちらかというと甘口で、具が色々と入っているのが台南スタイル。それに比べ、具がなく、淡白で、よりもっちりとした食感が特徴の碗粿と米糕でした。ちなみに、ここで飲んだ青草茶が最高!疲れていたせいか、程よい甘さと清涼感が口のなかに広がり、改めて青草茶が台湾南部の気候に合うことを実感。
午後はさらに日射しが強くなり、ほとんど平坦な道のりなのに、ものすごい体力が消耗されている感覚になりました。熱中症にならないために、こまめに水分補給を行うようにと、スタッフが信号で止まる度に注意を促していました。
自転車に乗るために揃えたグッズたち
ところで、自転車経験が全くない私が無謀にも環島にチャレンジすることになったので、「道中の助けになるから」とGIANTの中村社長からアドバイスをもらい、携行しているグッズがいくつもあります。
まずは「アミノバイタル」。筋肉を酷使した際、とにかく回復を早めてくれるとか。スポーツドリンクや健康補助食品とは皆無の生活を送ってきた私で、そもそも効くの?と疑ってかかっていたのですが、飲んでいるおかげか、歩けなくなるほどの筋肉痛にはまだなっていません。
次は「バンテリン」。もともと首のヘルニア持ちのため、バンテリンスプレータイプ、貼るタイプ、飲みタイプ……と、色々な痛み止めを試してきましたが、落ち着いたのはバンテリン。効果抜群です。ほかにも、台湾の金門名産の一条根を、夜寝る前の痛いところに塗って寝ています。
また、競輪選手のマッサージを長年やってきた行きつけの整体師の先生からは「運動直後はとにかく体を冷やし、その後はひたすら温めること」と教えてくれたので、一日が終わったあとはすぐに冷水シャワーを全身に浴びてから、ゆっくりと温かい湯船に浸かり、夜は蒸気の温熱シートを貼って寝ています。
疲労時にはとにかくビタミンCということで、フルーツで補えないとき用にビタミンCのカプセルも持参。万が一の膝のサポーターもあります。
最後は「Chamois cream(シャーミークリーム)」。ちょっと聞き慣れないと思いますが、ずばり、お尻に塗るクリームです。自転車に長時間乗る場合、お尻に体重がかなりかかり、履いているショーツとの間で股ズレが起きる可能性があります。これを解消してくれるのがChamois cream。直接お尻に塗っても大丈夫なうえ、ひんやりと清涼感もあるので、気持ちがよくて個人的には気に入っています。
まだまだ自転車に乗るためのグッズは色々とあるので、順次ご紹介していきたいと思います。
最後の休憩ポイントは嘉義県の表演藝術中心。嘉義市内のお隣にある民雄というところにあり、スタッフが買ってきてくれた名物の民雄肉まんと豆乳を頂きました。これが疲れた体に染みるような美味しさでした。
「なんだか食べてばっかりね」
参加者全員が笑いながら肉まんを頬張る姿はなかなか楽しい。 なるほど、環島し終わったあとは必ず体重が増えるという噂は、間違いないだろう……。
寝ている所を盗撮されました!
肉まんを食べたあとは、日陰で10分ほどウトウトした私。幸福です。
さて、わりと気軽に終わった3日目でしたが、ご褒美のあとは地獄が待っているのが世の常。明日は大好きな台南を通過し、一気に高雄まで下るという、環島ツアー中の最も長い距離「125キロ」に挑戦です!
雲林県斗南にある順風安宮で「無事環島できますように」とお祈り
~☆☆明日4日目へと続く☆☆~
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-11-08