美食がいっぱい!台東の気になるレストランに行ってみよう
こんにちは、台北ナビです。
台北とは異なるゆったりとした時間が流れる台東。山あり海あり、自然豊かな土地だからこそ味わえるフレッシュな美食がたくさんあります。そこでナビが今、気になる台東グルメの数々を食べ歩いてきました。
台東旅行の際に、ぜひお役立てください~!
地元ならではの味を絶対食べたい! 原住民料理なら「米巴奈山地美食坊」
台東は多くの原住民たちが暮らしています。彼ら独自の伝統や文化は、台東に訪れたのならぜひ触れておきたいところ。そう、食も同じです!大地の恵みがいっぱい、野趣あふれる美味を味わいましょう。
「米巴奈」はアミ族語で「豊作」を意味しているとか。三角屋根が目印!
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民族衣装風のユニフォームがかわいい!
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「米巴奈山地美食坊」は原住民料理に定評があり、地元の人が県外からのお客さんをもてなす時に必ずと言っていいほど利用するレストランなんだとか。台東市内に位置しているため、アクセスも便利です。彼らの生活する村や集落に行かずとも、数々の原住民料理がいただけますよ!
特製山地飯は台梗9号米とモチ米、サツマイモを炊き込んだもの。もっちりと&ねっとりとした独特の食感が病みつきに!
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大きくて立派なヤングコーンを豚バラ肉で巻いた烤春筍は名物料理の1つ。うまさが濃縮されていて、感動の味!
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ド~ンと出てきたのが豚足、大彎腳。焼きか煮込みがチョイスできますが、今回は焼きで。馬告(原住民風のスパイス)や桑の実(マルベリー)を添えていただきま~す
檳榔花の炒めもの。街角の檳榔屋台を知っているとちょっとびっくりしてしまうかもしれませんが、そのお花をいただきます。シャキシャキとした歯ごたえが◎
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レッドキヌアの紅色が鮮やかな紅藜豆腐。あっさりとした味付けで、とってもヘルシー!
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どれもおいしくってハズレなし!リピートしたくなる味に出合えますよ~!
■米巴奈山地美食坊台東市伝広路470号
(089)220-336
11:30~14:00、17:00~21:00
https://www.facebook.com/米巴奈山地美食坊-107810484231956/
海の幸&山の幸どちらも捨てがたい! 欲張り派なら「開喜小吃部」
質素な外観。こういう店こそおいしい!
台鉄「知本」駅から徒歩10分ほどの場所にあるのが、「
開喜小吃部」です。知本は、海にも山にも近いことから、山海の恵みが思う存分味わえる土地として知られています。とりわけ「開喜小吃部 」は、地元の特産品を用いた、台東ならではのおいしさが堪能できると評判です。
黒マグロにも匹敵するおいしさのギンガメアジほか刺身三種盛り。台湾らしくどれも厚切り~♪
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冷盤は冷製の盛り合わせ(海藻サラダ・タケノコのサラダ・マンボウのゴマダレ和え)。まさに海と山の宝がいっぱい!
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客家料理を代表する白斬雞は地元産の放牧地鶏使用した蒸し鶏。弾力のある肉質がよし!
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1年かけて育てた100kg越えの台東産ヤギ肉を使った白切羊肉は、肉厚のまったりとした脂身と野性味が特徴
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エビとカニ(台東名物「浪花蟹」)の素揚げ、椒鹽雙味はお酒にも合いそう~♡ほどよい塩コショウのシンプルな味つけで箸が進む~!
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タロイモとビーフン、つみれなどが入ったスープ、芋頭米粉はそれぞれの食材から出たダシが効いていてGood
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外観も内観も決して煌びやかではない、どちらかと言えば、田舎のどこにでもある食堂といった雰囲気を醸し出していますが、その味はどれもお墨付き!地元では知らぬ人はいないほど、台湾のマスメディアや各界の著名人、さらに海外からもこぞってお客さんがやってきます。
現在、店を切り盛りする料理人の李宗佳さんは二代目で、店舗はすでに数十年の歴史があるそうです。2020年には「台東食材を提供する友好レストラン」に入賞も果たしたというほどの実力派。台東の山海の幸を堪能しに訪れてみてはいかがですか?
「台東食材を提供する友好レストラン」食材賞を受賞
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その日入った新鮮な食材を提供。入口脇のメニューをチェックしてみて!
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入口脇のショーケースには新鮮な食材がぎっしり
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壁に貼られた台湾の魚リスト。今日はどれが食べられるかな?
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■開喜小吃部 台東市大和路7号
(089)512-259
11:00~14:30/17:00~21:00(金~日曜日は~20:30)
木曜日休み
https://www.facebook.com/開喜小吃部-161896890534527/
胃と心に優しいヘルシーフードをいただきたい! ベジ料理なら「夏安居草食堂」
前菜3種
台湾旅行はおいしいものだらけ!旅行中はついついお腹いっぱい食べすぎてしまう……なんてうれしい悩みを抱えているという人も多いのではないでしょうか?連日の暴飲暴食に胃が疲れているなら、ベジタリアンでないアナタにも素食料理(菜食料理)がおすすめですよ!
エントランスもステキ!
ここ「台東-夏安居草食堂」は、元々台中で評判のベジタリアンレストラン。かの地で十数年続く人気のお店でしたが、2014年、オーナーの曙映巴奈さんが生まれ故郷へ帰ることを決意。レストランものとも移転して、この地で再スタートを切りました。それから早6年、健康志向の人たちを中心に支持を得て、ここ台東でも連日多くの人でにぎわいます。ナビが訪れた日は予約でいっぱい!試してみたい方は事前予約をオススメします。
地元産の野菜を使用したさっぱり炒め
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肉みそ風のタレが有機玄米にのった擔擔飯
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カリッと焼かれた脆皮鍋貼はもちろん肉なしだからあっさり!
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太麺のもっちり食感がいい麻香香拌麵
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こぢんまりとした小さなレストランですが、洒落た雰囲気で落ち着いて食事をしたいときにも最適です。またカウンター席もあるので、おひとり様でも利用しやすいのがいいですね!優しい味のヘルシーフードで、胃と心をいたわりながら、おなかいっぱいいただきましょう!
■台東-夏安居草食堂 台東市中興路一段147号
(089)222-646
11:30~14:00/17:30~21:00
日曜日休み
https://www.facebook.com/summerd147/
台東らしい空間で台湾の味を堪能したい! 創作台湾料理なら「池上豐禾日麗文田館」
土鍋で炊いた池上米!これがコースのメインと言っても過言ではありません!噛みしめるたびにお米の甘さが口いっぱいに広がって幸せ~♪
台湾きっての米どころとして知られる台東・池上。この地で食べておきたいのは何と言っても特産の池上米です。
ここ「
池上豐禾日麗文田館」は、広大な田園風景を臨みながらここでしか味わえない創作台湾料理がいただけるレストラン。メニューはありませんが、旬の地元の食材をふんだんに使ったコース料理を予算(600元・800元・1000元以上/人)に応じてアレンジをしてくれます。そのため完全予約制、遅くとも食事の3時間前には連絡してくださいね。
冷製の盛り合わせ。くり抜いたパイナップルの中には、東南アジア風の酸っぱ辛いソースで和えたエビとフルーツのサラダがてんこ盛り!
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くり抜いたタケノコを器にした焼きタケノコ。新鮮だからとってもジューシー!器にしたタケノコも極限までホジホジして食べたいっ!!!
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どれも白米とのペアリングが計算されていてベストマッチなのはもちろん、色鮮やかで盛り付けにもセンスを感じます。芸術品のようなひと皿に思わずうっとり♡美しさがさらに食欲を誘い、ご飯のおかわりが止まりません!あ~幸せ~~♪
台湾石斑魚の煮つけは、煮汁ごとご飯にかけてかき込みたいっ!
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ホロホロととろける豚の角煮、東坡肉と旬の野菜( タケノコ&龍髭菜)
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ふっわふわで分厚い台湾風切り干し大根のオムレツ
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つるりといただける手作り愛玉はさっぱりして夏にぴったり!
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心も満たされるのどかな田園風景……
窓の外に広がる景色もごちそうの1つです。残念ながら、ナビが訪れたこの時期はすでに収穫が終了していましたが、5月には青々とした稲のジュータン、そして10月には波打つ稲穂の様子が絶景となって目の前に広がります。おいしさ2割増しは間違いないっ!
なお、2階はホステルとしても営業しています。気になる方は下記ウェブサイトからチェックしてみてくださいね。
■池上豐禾日麗文田館台東県池上郷文田路3-3号
(0955)895-288
ランチ12:30~、ディナー18:30~(休みは要問い合せ)
https://www.facebook.com/池上豐禾日麗文田館-580566875485292/(レストラン)
https://www.facebook.com/richfun8899/(ホステル)
フォトジェニックなエレガントな空間で優雅に過ごしたい! 台東×フランスのコラボスイーツなら「翠安儂甜點餐酒館」
2人分のアフタヌーンティーセット
台東でちょっと知られた月子中心(産後療養センター)をリノベーションしたという「翠安儂風旅Hotel De Trianon」は、開業から8年、今やホテルとして多くの観光客を受け入れています。その1階に併設しているのが、カフェ&レストラン「
翠安儂甜點餐酒館」です。
フランスのル・コルドンブルーで修行したというオーナー夫人が作るフランス菓子が人気で、特にアフタヌーンティーの時間には、地元の人も多くやってきます。とりわけ台東の牧場で採れた牛乳や季節のフルーツを使ったロールケーキがおすすめ。繊細な味わいに思わず笑みがこぼれます。
マカロン、カヌレ、マドレーヌ、クッキー……定番フランス菓子がズラリ
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初鹿牧場産のミルクを使ったクリームが美味(チーズ味&紅茶味)
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ムーディーなカフェバー
夜は大通りに面したカウンターバーで、小粋にグラスを傾けてはいかが?長期熟成の小米酒を使ったカクテルは、台東カルチャーが反映された特別な味。ぜひトライしたい1杯です。
フランス風情を感じつつ、台東らしさがキラリと光る数々の味を堪能……忘れられない旅の思い出となりそうです。
■翠安儂風旅Hotel De Trianon/翠安儂甜點餐酒館台東市四維路三段152号
(089)229-979
【翠安儂風旅】24H
【翠安儂甜點餐酒館】ビストロ11:30~23:00(ビジネスランチ13:30L.O.)、アフタヌーンティー14:00~17:00、カフェバー17:30~23:30
火曜日休み
https://www.facebook.com/traianoncafebistro/(カフェレストラン)
https://www.facebook.com/Trianonhotel/http://www.trianon.com.tw/
ナビが気になり、食べ歩きしてきた台東グルメの数々、いかがでしたか?
豊かな自然に恵まれた土地、台東ならではの旬の素材を活かしたたくさんのメニューに出合いました。胃袋がいくつあっても足りないくらい!!みなさんも台東にお出かけの際には、ぜひお試しあれ!
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-08-18