台中市民の憩いの場・台中公園は、日本統治時代に台中神社があった場所としても知られ、その遺跡が点在しています。
台中神社が現在の台中公園内に鎮座したのは1912年(大正元年)10月27日のこと。実は台中神社は初代と2代目があり、台中公園にあったのは初代のほうです。その後、シロアリによる被害のため、1940年(昭和15年)12月25日に、公園から東北約1.2㎞の場所にある水源地に遷座(こちらは現在、台中市忠烈祠になっています)。二代目台中神社の遺跡はほとんど残っておらず、当時の面影をしのばせるのは初代台中神社のみです。
台中公園に入って最初に出合う遺跡は、道の真ん中にでーんと横倒しになった鳥居。昔の写真を見ると、初代台中神社の入口にあったものと同じ、円柱だけのシンプルな神明鳥居です。その先には参道跡が。こちらは両側に灯篭の竿部分だけが並んでいて、寄進者の名前と日付もはっきりと読み取れるものが多いです。さらに進んで階段を上がると、両脇に一対の狛犬と神馬があります。本殿のあった場所には、孔子像が建てられていました。
台中公園は広大で、台中神社跡は敷地内のほんの一部。神社跡を見学したあとは、園内を散策して、豊かな自然を楽しむのもオススメです。
基本情報
住所 | 台中市北区公園路37-1号 |
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住所(中国語) | 台中市北區公園路37-1號 |
行き方 | 台鉄「台中」駅から台中客運バス12、50、55、73に乗車。2つ目の「台中公園」で下車すると、降りたバス停の向かいが台中公園です。 |
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スポット登録日:2021-03-10
スポット更新日:2020-04-14
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