羅東といえば、ローカル色強めなグルメが並ぶ羅東夜市が真っ先に思い浮かぶ人も多いのでは?でも、その羅東夜市に囲まれた中山公園内に、日本統治時代の神社の遺跡が散らばっているのを知っている人は、少ないかもしれません。
羅東神社が鎮座したのは1937年(昭和12年)。もともとは現在の純精路二段と、民權路の交差点あたりに建立されました。戦後、道路工事に伴い解体。遺跡の一部は中山公園に移設され、現在も見ることができます。
今回、ナビは興東路沿いの正面入口から公園に入りました。ちょうど春節が近く、赤い提灯で飾り立てられた階段の両側に、青銅製の灯籠を一対発見。公園の真ん中には池があり、そのそばにある涼亭の前には狛犬が。涼亭に上ると、池を見下ろせるのですが、池の中心に浮かぶ小さな島に、石灯籠も一基確認できました。石灯籠の片割れは、公園の裏口付近、公園路に面した芝生に設置してあり、「昭和十二年建立 羅東郡下協議會員」の文字がはっきりと読み取れます。その近くには、側面が塗りつぶされてはいますが、社号碑だったと思われる石碑もありました。
台湾の神社跡というと、駅や街の中心部から離れているケースも多いなか、こちらは観光夜市のすぐそばということもあり、アクセス良好です。ちょっと早めの明るい時間帯に着いたら、気軽な歴史散策をしてみるのも楽しいですよ。
基本情報
住所 | 宜蘭県羅東鎮公園路 |
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住所(中国語) | 宜蘭縣羅東鎮公園路 |
行き方 | 台鉄「羅東」駅を出て正面の公正路をまっすぐ200mほど歩き、ロクシタンのある交差点を左折。中正路を150mほど進み、セブンイレブン手前の角を右折。そのまま200mほど進むと到着します。徒歩約10分。 |
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スポット登録日:2021-02-04
スポット更新日:2020-04-14
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