台南の街は歩いて楽しもう!面白いところがたくさんあります!
こんにちは、台北ナビです。
「佳佳小南天」のホテル周辺には、歩いて楽しめるところがいっぱい。今日は歩いて20分以内の範囲で行ける、観光地やショップ、おしゃれカフェ、おいしいどころなど、ナビとっておきのセレクションでご紹介します。
「小南天」と書かれています
まず、ホテルを出て左の小道を行ってみましょうか。
隣に木炭の店があり、その前を過ぎて、数メートル先にあるのは、明鄭時期の「土地公廟」。その昔台南の町が府城と言われた時に造られたものなので、最も古い土地の神様と言われています。その先には、また色鮮やかな紙銭を燃やす敬字亭があり、そこを右に見ながらまっすぐ行くと、突き当たりに日本式家屋よりももっと昔の清朝の家屋が、趣を湛えたカフェとして、静かにたたずんでいました。
清朝の家屋で、金門などではよく見られます
ドアの奥には何があるのか・・・、興味津々で開けてみたら、そこには煤で黒ずんだ高い屋根裏がむき出しになったモノクロ基調のモダンなカフェ空間が広がっていました。メニューを見せてもらって、ナビはニヤっと。台湾春秋という雑誌の上に、手書きの絵がかわいいメニューがくっついています。雑誌の内容はさすが民進党支持派が多い南部ですね・・・興味ある方はぜひ来てみてください。ギャラリーの要素も兼ねているため、定期的にカフェ内の展示品が変更するそうで、この日は台湾カメラマンの作品で、台南人の暮らしがテーマでした。
→茀立姆・FILM 民権路二段64巷6号 (06)222-5426 8:30~20:00 火曜日休み
ご飯をよそうのは、櫛の様なしゃもじ!
「佳佳小南天」は、民族路二段205巷1号ですが、241号には、おいしい米糕の店があります。
台南へ来る前に台湾の美食記者から「小南天」に泊まるんだったら、ここは外せないわよ、と教えてもらった店です。台南発祥の小吃だけあって、米糕の店はかなりの率で、街中に見られます。魯肉飯にも似ていますが、魚のそぼろと少し甘酸っぱく味付けされたきゅうりが、のっかっていて、魯肉飯よりもっとおいしい!
→落成米糕店 民族路二段241号 (06)228-0874 10:30~20:00
さて、ホテルを出発し、公園路から民権路二段を右に行くと、有名なチマキの店「再發號」がありました。120年の歴史を誇るここ台南名物のチマチ店の肉チマキは50元ですが、ここの看板特製八寶肉粽は150元。アワビ、貝柱、スルメ、カラスミ、サクラエビ、卵の黄身、栗、豚肉などが入って、重さも1個40g。
→再發號(本店) 民権路二段71号 (06)222-3577 9:00~20:30
更にまっすぐ行って、忠義路二段を左に曲がると、バッグの店「廣富號」にあたりました。カラフルな手づくりバッグがたくさん並んでいます。オーダーメイドも可、裏地がついていたり、底は皮貼りだったり、作りはかなりしっかりしています。
→廣富號 忠義路二段78号 (06)221-6123 11:00~21:00
さて、先ほどの民権路二段を左に行ってみましょう
「公會堂」も趣あり
30号に「公會堂」と書かれた建物がありますが、1911年、矢田貝睦によって建設されたこの建物は、現在古跡に認定され「呉園芸文館」と呼ばれています。この隣の道(標識は民族路二段173巷)を入って、最初の角の中山路79巷を右に曲がると、しゃれたカフェの「寮國咖啡」と「甘單咖啡」が斜めに向かい合っています。寮國は中国語でラオスの意味。コーヒーがとてもおいしいと評判で行ってみたのですが、なんと、17:00までしかやってないらしく、この日は残念ながら過ぎてしまっていたので、次回ということで。斜め前の「甘單咖啡」も閉まっていたのですが、ここは金土日曜日のみの営業だそう。向かいに住んでるおばちゃんが、週末しかやってないよと教えてくれました。
→寮國咖啡 中山路79巷60号 (06)222-5358 9:00~17:00 日曜日休み
→甘單咖啡 民権路二段4巷13号 (06)222-5919 12:00~22:00 月~木曜日休み
「公會堂」の斜め前で、中山路沿いには「合成」という名の学校や企業を中心に布かばんを作っているバッグやさんがあります。淡い色合い、デザインはシンプルでかわいい。
→合成帆布行 中山路45号 (06)222-4477 8:30~22:00(~20:00土日)
民権路二段をまっすぐ行くと、一段につながる5つ角に1871年創業の140年の歴史を誇る中華菓子の店「萬川號」が、台湾の昔ながらのいいお菓子が変わらぬ味で、人々を魅了し続けています。
→萬川號 民権路一段205号 (06)222-3234 8;00~22:00
台鉄「台南」駅から徒歩5分ほどのところにも、素敵なカフェがあります。
→鹿早茶屋 衛民街70巷1号 (09)1963-3225 (月・火)11:00~18:00、(水~日)11:00~21:00
南へ進みます
米漿、最高!
民権路二段と公園路付近には、午前中は朝ごはんの店で午後になると、米糕専門になる店があります。
ナビがホテルでこの辺りにおいしい朝ごはんやさんない?と聞いて、教えてもらったのがここ。米漿は最高でしたよ~!
→老李早餐店 公園路12号 (06)224-4720 午前中
朝ごはんやさんの先に「奉茶」というジューススタンドと茶芸館、2Fにカフェレストランを備えるところがあります。台北でもデパート内にスタンドを構えているのでかなり有名。スタンド前には座って飲むところがあり、隣の店内ではお土産にピッタリのパッケージがおもしろい茶葉も販売中。ナビは2Fに上がって、ゆっくりと飲み物をいただきました。とっても雰囲気がいいのです。
→奉茶 公園路8号 (06)228-4512 10:00~23:00
ロータリーを越えると湯徳章紀念公園のロータリーからは、7本の道がのびています。台南はこういうロータリーが多く、MAPを持っていないと、よく違う道に入り込んでしまいます。ナビが目指すのは、南門路沿いの店でしたが、以前行ったことがある3軒目の布バッグの店に寄ってみました。隣は台南を代表する「度小月」の店です。
→永盛帆布行 中正路12号 (06)227-5125 9:30~21:30
ロータリーの中正路に入るところに消防局、119の文字が大きい
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同じ並びに日本統治時代の土地銀行、柱がギリシャ様式
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南門路へ入ります!
ロータリーでは、台湾文学館が目立ちます
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涼しくなったら野外カフェで
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見上げると大きな葉っぱ
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落ちてくる葉っぱにご注意!あたった人の話によると、すっごく痛いそう
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台湾文学館の近くの「警察局」も昔のまま
今度は「国立台湾文学館」を右に南門路を進みます。夕方になると、南門路沿いの館外では、野外カフェがオープン。 隣は「孔子廟」で、孔子廟を右に見ながら、左の通りにまず「漫漫租車」というレンタル自転車のショップ。
→慢慢租車 南門路43号 (06)221-5166 10:00~18:30
その先には、「榕樹下」(ガジュマルの木の下でという意味)というかき氷の店。ここでは、マンゴーかき氷が60元!マンゴーの本場でこんなに甘くておいしいかき氷が食べられるなんて幸せ!!
→榕樹下 南門路63-1号 (06)221-5008 11:00~22:00
隣はお土産屋さん。台湾をテーマにするグッズが店内にあふれかえっています。じっくりゆっくり見ていくと、店長である蕭さんの趣味で選んだ商品のユニークさがじわじわと伝わってきます。
→嬉春閣 南門路65号 (06)221-6571 12:00~22:00 水曜日休み
本屋さんと隣のカフェ、嬉春閣は水曜日が休み
そのちょっと先は、中古書店とカフェ。カフェの2Fと書店の奥へは、ぜひ足をのばしてくださいませ。1FとB1Fがロフトになった一見の価値ありのお店です。
→草祭二手書店 南門路71号 (06)221-6872 12:00~22:00 水曜日休み
→小説咖啡聚場 南門路69号 (06)221-1655 12:00~20:00 水曜日休み
こんなに狭いところを入って行く「窄門」カフェも同じ並びにあります
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「草祭二手書店」をはじめ、南門路には個性的なお店がいっぱい!
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莉莉水果店孔子廟の近くには、有名な莉莉冰果店があります。台湾南部にしかないデザート蕃茄切盤(切ったトマトの一皿)や各種フルーツジュース、新鮮なフルーツがいっぱいのったかき氷がおすすめ。台湾の甘いとろみ醤油に、梅砂糖、生姜のすりおろしをつけて食べるトマトはぜひ。豆花もあります。
→莉莉水果店 府前路一段199号 (06)213-7522 11:00~23:00 毎月の第2と第4の月曜日休み カード:不可
以上、どこも「佳佳小南天」から徒歩20分以内で行けるところばかりです。歩く旅も楽しんでくださいね。
台北ナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-06-08