「客家」の旅行を楽しむのに便利なアプリ＆ウェブサイト、「浪漫客」をご存知ですか！？

台北市長官邸沙龍(サロン)にやってきました。日本統治時代に当時の台北州知事官舎として建設された日本家屋で、現在は芸術文化スペースになっています。

この日はここで、工業技術研究院や客家委員会などが共同開発したスマート旅行アプリとウェブサイト、「浪漫客」のPR記者会見が行われたんです。客家の人々が暮らす地域の観光スポットや商店の紹介、イベント情報、アクセス情報が簡単に取得できるほか、チケット購入までできちゃいます！残念ながら日本語にはまだ対応できていないのですが、漢字を見ればなんとなく分かるはず！

因みに客家とは、漢民族の中のエスニックグループの一つで、日本統治時代よりも前に、広東や福建などから台湾に移り住んできた人々で、いわゆる閩南(福佬／河洛)の人たちとは異なり、独特の言語や文化、歴史を持っています。ディープな観光を楽しむのにピッタリです。この日の記者会見も中国語だけでなく、客家語で行われたんですよ！

さらに客家語の歌を歌うバンドMr. Oneのパフォーマンスも行われました！台湾で暮らしていても客家語の音楽に触れる機会は少ないのですが、とても素敵な響きでしたよ！

挨拶に立った客家委員会の李永得主任委員は「スマート旅行」と「客家をテーマにした旅行」を推進していると話した上で、日本から客家の集落を訪れるツアー旅行への参加者が増えていると語り、今後は個人旅行者をひきつけたいと意気込みました！

会場には客家の人々が多く暮らす場所で作られた商品なども展示されました。こちらは天然素材を使った石鹸。

客家をテーマにした旅に出かけてみませんか！？