葉山、中野のふたりが登場するシーンは台湾の生活の香りが溢れる場所だらけ!台湾リピーターに特にオススメ♪
こんにちは、台北ナビです。
日本のNHKと台湾の公視が共同制作したドラマ「路~台湾エクスプレス~」のロケ地巡り特集。第3回目の今回は、高橋長英演じる「葉山勝一郎」と楊烈(ヤン・リエ)演じる「中野赳夫(呂燿宗)」に関するロケ地を見てみたいと思います。
ちなみに楊烈さんは、一青妙さんの原作本を元に公演された舞台「時光の手箱:我的阿爸和卡桑」で祖父である顏欽賢役を演じていました。この舞台、今年に再演が決まっていたのですが、新型コロナウイルスの影響で2021年に延期になりました。来年なら楊烈さんの演技を生で見られる機会がありそうですよ!
【宜蘭】【MRT古亭駅】再現VTRは台湾の明治村と留学生に大人気の大学で撮影!
1944年の台北市の再現VTRで使われたのは『宜蘭傳藝園區』です。日本の明治村をモデルにしたという広い園内には各地から移築した伝統的な建物を配し、その中では伝統技能を持つ職人が古くより伝わる文化を楽しむことができます。
園内にはホテル・ロイヤルグループの一員であるリゾートホテル「ザ・プレイス宜蘭(宜蘭傳藝老爺行旅) 」があります。ここに宿泊して、当時の様子を感じるのも楽しそうです!
こんな感じで写真を撮れば再現VTRみたいになる?!
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ザ・プレイス宜蘭(宜蘭傳藝老爺行旅)は宜蘭傳藝園區の中にある宿泊施設!
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≪アクセス≫
羅東轉運站(羅東後火車後站)より台湾好行バス「緑21冬山河線」 に乗車し、終点の「國立傳統藝術中心」で下車するとすぐあります。
葉山と中野が曜子について話していた旧制台北高校でのシーンは、『國立臺灣師範大學』の禮堂前で撮影していました。このシーン、その時代にはもしかしたらよく起こっていたんじゃないか……と思わせられ、心がぎゅっと締め付けられたのはナビだけではないでしょう。
劇中でも語られているように、かつて台湾は日本だったということ、日本人であるナビたちはきちんと知らなければならないと感じます。
「國立臺灣師範大學」の語学センターは、台湾への留学を考えた際、まず真っ先に名前があがる学校。短期、長期コース様々なプログラムがあり、留学生の数は台湾最多といわれていますよ。ナビは師範大学で学んだことはないのですが、友人の多くはここで中国語を学んだことがあります。
≪アクセス≫
MRT「古亭」駅出口4を出て、出口の後方へ。前に見える大きな道路(和平東路一段)を右折して、まっすぐ進むと右手に大学の正門が見えてきます。正門入って右手に「禮堂」があります。
【MRT松山機場駅】感動の再会シーンは松山空港で!
孫が瓜二つの中野と葉山が再会した空港は『台北松山機場・台北国際航空站(台北松山空港)』でした。台湾の国内線だけでなく、羽田などの日本、中国、韓国などを結ぶ発着地として多くの方に利用されていますよね。
最近は日本の芸能人が台湾へ来るときにはこの台北松山空港を利用することが多く、春香が待っていたところ周辺に出待ちファンやカメラマンが集まっています。
ちなみに国際線の到着ロビー出口は1つだけ。なので、迷うことはありません!
≪アクセス≫
MRT「松山機場」駅の1番出口または2番出口出てすぐ。
【MRT台電大樓駅】ゆったりとした時間が流れる閑静な住宅街
葉山が昔住んでいた家の辺りは『泰順公園』付近で撮影されました。公園の横に日本家屋があるのも、雰囲気が出ています。
そこで調べてみました。この付近は日本統治時代に作られた新興住宅街で、日本家屋が多く点在していたエリアであったようです。現在は閑静な住宅街となっていますが、マンゴーの樹が植えられたりしていて、台湾感も強いです。
ここに狛犬があったはず……
現実とドラマで大きく異なることがあります。それは……狛犬!
ドラマのお手伝いをしていたナビ友も「完成度が高く過ぎて、生で見てもビックリしたほど!本物かと思ったよ」という代物。生で見ても騙されるなら、画面で見ているナビが本当にあると思っても仕方ないですよね~?!
狛犬を見て、自分の住んでいた家の辺りへ走っていく葉山目線の動画も撮影してみたので、是非ご覧ください!壁にまとわりつく南国の樹の生命力の強さが印象的だったので、長めに録画しています。
≪アクセス≫
MRT「MRT台電大樓」駅出口2を出て、目の前にある大きな道路「辛亥路」を左折し歩き、新民小學を左折し泰順街へ入ります。1つ目の交差点が五叉路となっているので、迷いそうになりますが、スーパーマーケット「全聯福利中心」の看板のある道へ入っていけばOK!そのまま道なりに歩いていけば、右側に公園が見えてきます。
【MRT雙連駅】葉山の心のわだかまりを解いた場所は市民の憩いの場でした!
60年間持ち続けた後悔の念を中野に伝えたシーンは、中野の心の広さが印象的でしたよね。このシーンが撮影されたのは、大稲埕碼頭近くにある『天水宮』前です。ナビが訪れた日は太陽がガンガンに照り付ける酷暑でしたが、ここはガジュマルが植えられ木陰があり、風が吹いて、とても気持ちがいい!なるほど、市民が憩っているわけですね。
台北一の夕日スポットである「大稻埕碼頭」は、フェリーが発着する埠頭。その横にはレンタサイクルのステーションもあり、サイクリングロードも伸びています。迪化街からは徒歩数分の距離だから、迪化街散策のついでに立ち寄りたい場所でもありますよ!
ガジュマルの樹の下のベンチで撮影した模様!
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ナビは木陰で朝ごはんをパクリ!涼しくて、気持ちいい!!
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≪アクセス≫
MRT「雙連」駅出口2を出て、右側にひたすらまっすぐ。通りの先にある大稻埕碼頭(埠頭)5号水門をくぐり、右方面へ進みます。小さな橋を越えると見えてきます。徒歩約20~25分
MRT「大橋頭」駅またはMRT「北門」駅からも歩けます。どちらの駅からも迪化街を目指し、民生西路で淡水河方面へ(西側)。道の終わりにある大稻埕碼頭(埠頭)5号水門をくぐり、右方面へ進みます。小さな橋を越えると見えてきます。
<付近のオススメスポット>
台北の人気コンテナマーケット「PIER5 大稻埕碼頭河岸特区」は夕日を見ながら、川風に吹かれてのんびりできるスタイリッシュな場所!ナビのお気に入りです。
【MRT雙連駅】葉山と中野が春香と待ち合わせた場所は、お茶一本で勝負してきた由緒あるお茶問屋!
葉山と中野が春香を呼び出し、おしゃべりをしていた場面は『徳興茶業』で撮影されました。まさかラオバン(ご主人)も出演し、演技までしていたのにはびっくり!
実はラオバン、緊張しやすいんです。なのに立派に演じ切っていたのが、ナビ的には嬉しくて、ナビスタッフのグループラインでみんなに共有したほどです。
試飲OK!
「徳興茶業」は特にリピーターさんに強く支持されるお茶屋さんで、問屋ながらもじっくり試飲させてくれます。そしてなんといっても品質のよい高級茶がリーズナブルな値段で購入できるのが魅力です。
お茶以外のものは一切置かず、お茶一本で勝負するという姿勢からもお茶に対する自信が感じ取れますよ!茶葉購入のついでにロケ地巡りを楽しめちゃいます。
≪アクセス≫
MRT「雙連」駅出口1を出て左方向へ進み、民生西路を道なりに歩きます。重慶北路との交差点を渡り、すぐに左折し、その先にある茶葉公園の手前を右折し、少し歩くと右手にお店が見えてきます。
葉山、中野のふたりが登場するシーンは台湾の生活の香りが溢れる場所が多かったように思います。台湾らしい空気感を感じられるふたりに関するロケ地は、台湾リピーターに特にオススメしたいスポットばかりでした!
以上、台北ナビがお届けしました。