インターナショナルな音楽、フード、マーケットを楽しめる台北のグローバル野外音楽フェスティバルです!
こんにちは、台北ナビです。
2019年10月18日~10月20日の日程で行われた野外音楽フェスティバル「2019ワールドミュージックフェスティバル@台湾」(世界音樂節 @臺灣/2019 World Music Festival @Taiwan)に行ってきました!
台湾と世界が音楽で繋がるグローバルなミュージックフェスティバル。様々な国から参加するアーティストたちのステージパフォーマンスだけでなく、参加者一体型のイベントや、本場の雰囲気を堪能できる異国情緒たっぷりな食べ物や雑貨のマーケットもあり、大人から子供までが楽しめるフェスティバルです。青空の下、軽快なリズムにのって心地よい週末を過ごしてみるのはいかがですか~?
2015年から今年で第5回を迎えた「世界音樂節 @臺灣」
音楽を通じて世界とつながるというコンセプトを基に、行政院文化部影視及流行音樂產業局や主催団体が一丸となって立ち上げた「世界音樂節 @臺灣」(World Music Festival @Taiwan)は、2015年の初開催より今年で第5回目を迎えました。昨年は3日間で6万人もの人が訪れた台湾でも注目のイベントとなっています。
今年は「音樂頭上動土,帶眼球一起狂想」(Rhapsody for Eyes and Ears/耳と目でも楽しむ地球のラプソディー)というスローガンを基に、エストニア、ラトビア、メキシコ、インドなどから招いたアーティストや100以上ものインターナショナルな雑貨や食べ物を販売するブースも登場しました。
楊錦聰氏(記者会見でOsadiaによるメイクアップを施されています~!)
イベント開始日の10月18日には、マスコミ向けの記者会見が行われ、レコード会社「風潮音樂」の創始者であり、「世界音樂節 @臺灣」のメインプロデュースを手掛ける楊錦聰氏が登壇。
「昔、イギリスの歴史ある音楽フェスティバル『Reading Festival』に参加し、台湾でもいつかこんな音楽フェスティバルを開催したいという夢ができて以来、この「音樂節世界」の実現に注力してきた」と話し、「音楽を通じて世界との交流を深めたい」と意気込みを語りました。
文化部政務次長彭俊亨氏
また、文化部政務次長の彭俊亨氏は、「音楽を通じて改めて台湾の良さを見つける機会になり、さらに訪れた人たちのプラスの影響へもつながって欲しい」、「このイベントを通じ、台湾の音楽文化のさらなる発展を目指し、台湾を代表するイベントとなって欲しい」と意気込みました。
記者会見で登壇する招待アーティストや関係者たち。
記者会見では、招待された各国のアーティストも登場し、パフォーマンスを披露しました。今回のスペシャルユニット台湾の琵琶奏者鍾玉鳳氏とスウェーデン民族音楽バンドSOTALIや、ラトビアの演奏グループAuļi、インドから参加となるThe Raghu Dixit Projectなどが登場しました。さらに、スペインから来たヘアメイクアートパフォーマンスグループのOsadiaは、イベントのメインプロデュースを手掛ける楊錦聰氏にライブでヘアメイクを施し、会場を沸かせました。
台東のパイワン族出身のミュージシャン阿爆(ABAO)は、台湾の音楽アワードの最高峰「金曲獎」で「最佳重唱組合獎」を受賞したこともある台湾が世界に誇る実力派。
青空の下、音楽、美食、ショッピングを楽しもう~!
会場マップ。
会場となった台北大佳河濱公園はイベント開催中の3日間、見事に晴天に恵まれました。青空の下、来場者たちは思い思いに音楽を楽しんだり、会場内で行われるイベントや、講演、また100以上ものグルメや雑貨のブースを巡り楽しみました。
「2019世界音樂節 @臺灣」の入場料は、初日は大人500元、週末は800元。Webサイトではお得な価格の前売り票などもあるので、ぜひ来年以降参加予定の方はチェックして見てくださいね。
会場内にはお手洗いはもちろん、授乳室や休憩エリアも設けられています。お子様連れにも優しいイベントとなっているので、家族みんなで、ピクニック気分ででかけるのもいいですね!会場の台北大佳河濱公園まではMRT行天宮駅からのシャトルバスも運行していました。
会場の音楽ステージはメインとなる「地球舞台(Earth Stage)」、サブステージの「島嶼舞台(Island Stage)」の2か所、他にもアーティストや専門家による講演やレクチャーを行う「大帳篷(Mai Tent)」、「地球市集(Bazzars)」と題されたマーケットエリアは、工芸品や雑貨などを扱う「創藝市場(Creative Bazzars)」、フードエリアの「食藝市場(Food Bazzars)」、楽器などを販売する「音樂市場(Music Bazzars)」の3つに分かれていました。
台湾だけでなく、様々な国から集まった20組ものアーティスト、そして9つの講座やワークショップ、そして100を超えるマーケットブースと多彩な内容で今年も来場者たちを楽しませてくれましたよ。
地球舞台(Earth Stage)
「2019世界音樂節 @臺灣」のメイン音楽ステージとなる地球舞台では、世界から招待されたミュージシャンたちや、台湾の人気アーティストたちがパフォーマンスを行いました。
ステージ前には人工芝が敷き詰められ、来場者たちは寝転がったり、ピクニック気分で食事をしながら音楽を聴いたり、友人同士で語らったりとリラックスした様子で、思い思いにライブを楽しんでいました。
音楽ステージとなる「地球舞台(Earth Stage)」
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子供たちも人工芝の上を気持ちよさそうにゴロゴロ~。
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地球舞台の最初のパフォーマンスは、台湾の琵琶奏者鍾玉鳳氏とスウェーデン民族音楽バンドSOTALIのスペシャルユニット。
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スカンジナビアの海や山をイメージさせるような流れるような音楽で観客を魅了しました。
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スウェーデン民謡をベースにしたフォークミュージック。
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2015年にレコーディングのために来台経験があるというSOTALIのメンバー。台湾グルメが大好きとのことでした!
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メキシコから参加したSon de Maderaは、情熱的なメキシコをイメージさせる音楽を披露。
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「セニョリータ」という歌詞は、誰もが思い描くメキシコ音楽にぴったりでした。
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初日のトリを飾った謝銘祐x麵包車樂團。
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台湾を思う気持ちを歌にしています。
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島嶼舞台(Island Stage)
サブステージとなる「島嶼舞台(Island Stage)」は、国際性や台湾らしさを審査基準としたオーディションを通過したミュージシャンたちがそれぞれの個性を発揮した音楽を披露していました。
屏東出身のパイワン族のバンド。
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故郷を思う気持ちを込めた歌などを披露しました。
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ピッコロとブラジルの伝統楽器を組み合わせたバンド。
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軽快なリズムで観客を引き付けました。
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大帳篷(Main Tent)
参加ミュージシャンによる講演やワークショップなども行われました。当日入場と事前申し込みなどの講座もあったりするので、来年以降参加予定の人はWebサイトのチェックもお忘れなく。
地球市集(Bazzars)
「2019世界音樂節 @臺灣」の楽しみは音楽だけじゃない!「地球市集(Bazzars)」と題されたマーケットエリアでは、異国情緒あふれる工芸品や雑貨などが揃い、ショッピングを楽しむ人でもにぎわいました。
フードエリアには普段はなかなか味わえない様々な国籍料理が登場。食べ歩き目的で来るのもおもしろいですね!また民族楽器などに触れることができるエリアもありました。
笑顔がステキなペルー雑貨店屋さん。
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カラフルなペルーの伝統雑貨。
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シリアの女性が作ったアクセサリー。
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工芸品や雑貨などを扱う「創藝市場(Creative Bazzars)」 |
体験型イベントもあって想像以上に楽しめました!
他にも会場の至る所で体験型のイベントも盛りだくさん。ストリートパフォーマンスやマレーシアから参加したパフォーマンスグループ1Drumによるドラムサークルという参加型のイベントは来場者にも大人気でした。
お天気にも恵まれ、大盛況にて幕を閉じた今年の「2019世界音樂節 @臺灣」!実はナビは初ミュージックフェスティバル参加だったのですが、音楽に疎いナビでも楽しめる企画がたくさん!普段はなかなか見かけない世界各国の工芸品やグルメを楽しむもよし、ライブミュージックをBGMにピクニック気分を楽しむもよし、積極的に色々な参加型イベントに入ってめいっぱいフェスティバルを楽しむもよし!楽しみ方も十人十色!気づけばナビも自然と音楽のリズムにのってエンジョイしていましたよ~。
ぜひ来年の「世界音樂節 @臺灣」もお見逃しなく!のびのびと音楽を楽しむ週末もいいですね!
以上、台北ナビがお届けしました~。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-11-14