小籠包だけじゃなく、大渓老街散策や蒋介石の眠る慈湖も訪れました♪
こんにちは、台北ナビです。
この日3月22日、12名のお客さまとナビガイドとナビは、9時15分に台北駅東三門にて集合。この季節、日中は気温が上がるのですが、朝夕は格段寒くなります。参加された方たちからも「いや~思った以上に寒いですね」のお声が。
白くて新しいバスが駅横に停まり、さっそく乗りこみます。
この日のガイドは編集部スタッフの森下さん、台湾でガイド試験に見事合格。実はこの日、ガイドデビューだったのですが、事前に何回もナビツアーの取材をしているので、落ち着いたもの。車の中でこれから向かう慈湖と大渓老街の説明をいただきました。
この日のスケジュールは?
このバスに乗りました
9:30 出発
10:30 慈湖見学(約60分)
11:45 大渓老街(約90分)※お昼ご飯は自費となります。
13:30 観光工場へ移動(約30分)
14:00 観光工場にて小籠包DIY&見学(約90分)
15:30 台北へ向け出発(移動時間約60分)
16:30 台北駅東三門解散
慈湖到着
慈湖はかなり広いのです、後慈湖は事前申請が必要、大渓老街も楽しんだら1日かかります MAP参考:観光局
さて、桃園県は新北市のお隣ですが、慈湖は山の中。まだかまだかと本当に1時間はかかりましたね。慈湖の字と元総統蒋介石のおっきな銅像が見えて、駐車場に到着。この日は11時の衛兵の交代式をまず見るために歩道を歩くのですが、橋の向こうにたくさんの銅像が見えます。いや、こんなにたくさんの蒋介石さんに迎えてもらって…という気分になりました。
蒋介石像を向こうに拝みながら、慈湖歩道に入ります。今回ご参加の方々の中には、玉山の登頂をされた方や日月潭~阿里山間のバスに乗った方など、健脚を誇る旅慣れた方たちが数名いらっしゃいました。ナビも写真を撮りながら追いかけていきます。
駐車場には中国人ツアーの大型バスがいっぱい
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大渓名産を売る屋台も過ぎ
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歩道に入りました
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標識もあるので、ルートは明確
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と、いきなり視界が開けたと思ったら「慈湖」に到着。
1962年、蒋介石が慈悲深い母、王太夫人を偲び命名した「慈湖」。静かな山々に囲まれ、凛とした姿のよう。心も洗われていくようなきれいな景色…。
ここで、ナビは旅慣れ3人組でご参加の方たちの写真をパチリ。
到着しました、交代式は左右2箇所から見学できます
湖を右に更に歩くと、蒋介石が眠っているという「慈湖陵寝」に到着。こちらは、毎日9:00~16:00の間1時間おきに衛兵の交代式があります。台北市内の忠烈祠や中正紀念堂よりは小規模ですが、結構見ごたえありますよ。
交代式の後は内部へ。入口あたりから棺のある建物の撮影はいいのですが、棺の前に来たら撮影は禁止。カメラを構えるものなら、憲兵さんにたちまち注意されます。
入口からここまで徒歩10分くらいです
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向こうの方に棺の場所があります
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慈湖紀念雕塑公園
今後は湖を左に歩き、「慈湖紀念雕塑公園」へ向かいました。さて、民主化に伴い、次々と撤去された蒋介石像を収集して展示しているというこの公園。ざっと数えて200体以上で、今も増え続けているというから驚きです。乗馬姿や立ち姿、座った姿、洋服、持ち物など様々ですが、見事に蒋介石さんは皆微笑んでいらっしゃいます。ご本人も生前はここへ送られるとは思っていなかったはず。ですが、各像の横には、元あった場所や当時の写真、その設置期間、製作者、寄贈日、ストーリーなどが紹介されています。ここまできちんとしていると、この公園は、台湾の歴史を知るなかなか興味深い場所だと感じられますね。
大渓老街へ
MAP参考:達文西瓜藝文館
お昼前に、大渓老街に到着。北は和平路、南は中山路に囲まれた一角が大渓老街のエリアです。和平路はバロック式建築が顕著に見られるほか、豆干や豆花など小吃の店舗が多く、連日にぎわいを見せています。こちらは自費散策なので、皆さん各自で楽しみました。ナビたちが歩いていると、親子で参加されたお2人を発見。
お豆腐のチョイスが通ですね、おいしそう♪
和平路を突っ切って、普濟路を左に曲がったナビたち。右側の中正公園で優雅にランチを楽しんでいるご夫婦にもばったり。
大渓は、「台湾好行」バスの小烏來線に乗って来ることもできます
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ここが和平路の入口、右は肉まんやさん
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右側に井戸、そして、独楽
この後日本統治時代に整備された街並みが残るという中山路を目指したナビたち。ここはその昔、豪族、豪商、文人が住んでいた高級住宅街だったそうで、西洋風の建物が並んでいます。
中でも一際目立つのが、1920年頃に建てられた「建成商行」。気品あふれる丸型の屋根が独特で、最盛期の様子を感じられる代表的な建物です。
ここでも「臭豆腐」に惹かれるナビでした
ここでさすがに空腹を感じてきたので、豆花を食べました。ちょっと古びた様子に、旨そう感が漂うこのお店は、優良の認可を得ている老舗。ショウガが効いたあったかい豆花を食べた後は、老舗の豆干店「黄日香」の本店へ。ここで2種類の豆干を買って食べ歩き。豆干しは2つとも小さいのですが、ぎゅう~と詰まってるって感じで、お腹も膨れてしまいました。
にもかかわらず、臭豆腐の屋台を発見したナビは、いても立ってもいられず、1袋購入。さすが、豆腐系がおいしい大渓、こちらも絶品でございました。車の中に持ち込んだら匂うかも…と、バクバク食べて満腹りんです。
いざ、小籠包作りへ!
さてさて、本日のメインイベント、お楽しみは最後に、の時間がやってきました。皆さん旅のツワモノだけでなく、小籠包作りでも力量発揮の方がいらっしゃいました♪
今台湾で一番おいしいと言われている「點水樓」。というのも台湾版ミシュランと言われる「台湾餐館評鑑」で、唯一5つ星を獲得。これによってかの有名な某店を抜いたそうで…。この日訪れたのは、台湾で今ブームの観光工場も持つ「點水樓」。工場と言ってもこの造りは素敵だし、レストランスペースも確保されています。ガラス越しに製作状況も見られるし、ここで、小籠包作りができるなんてうれしいですね。
「點水樓」の観光工場は、和風の造り
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敷地内には、タイの四面仏もありました
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やっぱり台湾に来たら食べたい小籠包
受付で登録を済ませてから、皆さん手を洗い、その後準備されていたエプロン、帽子、マスクで各自装備を整えます。「點水樓」は、日本人のお客さんも多いからか、日本語で書かれた小籠包みレシピもしっかりしています。今回は、皮とにごりは作られていて、さっそく各自10個を割り当てられ、包みに取り掛かりました。え、それだけ?なんて思わないでください。ここが小籠包の最難関点。なんといっても某店は、18枚ものひだを作るんですから。
「點水樓」スタッフも一緒にみてくれます
さて、師匠は、スイスイとお手本を見せてくれます。肉がはみ出ちゃうと、蒸す時に肉汁が出てしまうということなので大変。小籠包は、皮が薄くて柔らかいので、餃子のようにはなかなかいかないのです。肉がはみ出てなければOKということで、きちんと閉じようとしますが、こっちをとじればあっちが開くみたいな状態になります。無理やりつまんだような、はたまたねじったような状態にしておくと、師匠が後でちょっと手直ししてくれたりして♪
日本語レシピ、これであなたも達人に…
師匠にどのくらいでうまくなりますか?と、聞いたナビ。
「毎日作ったら、2週間ほどで形になるよ」とのお言葉。達人への道はちょっと遠い、ということですね。そんな中、達人に近づいているご夫婦がいました。
隣の方から「初めてじゃないよね?」、「ええ、前に上海でこういうのに参加したことがあって、その時は皮から作ったんですよ~」との言葉。う~ん、ちょっと一段上をいっていましたよ。
皆さん最終的に10個作るのですが、ああでもないこうでもないで、やっと完成。完成した人から、蒸す前に記念撮影。この後、この時の画像が貼られた認定証がもらえます。認定証には、「あなたは小籠包作りの星だ」って書かれています♪皆さん、ご自身の認定証ににんまり。達人に一歩近づきましたね。
おいしくて、満面の笑み♪
その後は、試食タイム。
やっぱり自分が作ったのは美味しいですね♪
醤油、酢、そして、ショウガをたっぷりかけていただきます。
小籠包が自分の手で作れるってサイコー!
来年もこのツアーは催しますので、皆さん、ふるってご参加くださ~い。
以上、台北ナビがおとどけしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-04-15