あったか冬スイーツ特集

寒い季節到来~!でも、大丈夫。ホットなスイーツでまったり&ほっこり。おいしく食べて温まろう~

こんにちは、台北ナビです。
台湾のスイーツといえば、マンゴーかき氷!・・・をはじめとした南国ならではのトロピカルフルーツをふんだんに使ったアイス系デザートが目を引きます。しかしながら、寒い冬場は・・・?そんな疑問の答えを探るべく、今回は冬にピッタリな心も体も温まるあったかスイーツを集めてみました。

<トロトロ系>

焼仙草
原料は、仙草という植物の根や茎。真っ黒な色に、初めはちょっと抵抗を感じるかもしれません。が、食べてみると苦味もクセもない~!夏場は冷たく冷やしたゼリー状のものが人気ですが、冬場に見かける‘焼’ 仙草はトロトロとしたのり状で、おしるこのよう!これが冷えてくると、ドロドロと固まってゆき、また違う食感が楽しめるのもおもしろいです。そんな仙草、実は風邪に効果があるといわれています。寒い季節にもってこい!

紅豆湯
いわゆるおしるこです。ただ、日本のおしるこよりも若干サラサラした感じで、あっさり味。ほんのりとした豆の甘さが味わえるのが特長です。これだけだと物足りない場合は、湯圓や芋圓などをトッピングするとよいかも。また、ピーナッツのおしるこ、花生湯も人気です。

緑豆湯 
こちらもおしるこ。紅豆(小豆)のかわりに緑豆でつくられています。紅豆よりさらに甘さ控えめ、豆の自然な甘さが口の中に広がります。薏仁(はと麦)入りがポピュラーです。また、この緑豆湯、自助餐店や便当(弁当)店などでは、スープと並んでおかれていたりして、「スープなの?デザートなの?」と悩むところですが、無料だったら、ぜひ試してみて!とにかくおいしいんです!

芝麻糊
芝麻糊はゴマのおしるこのこと。実はコレ、香港系スイーツです。そのため、台湾ではあまり日常的には食べられませんが、ここ数年人気の、茶餐店等で味わうことができます。黒ゴマ使用のため、見た目は真っ黒。ドロドロとした液体で、食べるのにちょっと躊躇してしまいますが、カルシウムやリン・ナトリウム・鉄分を含む健康食品なのです。

<モチモチ系>

芋圓 
おイモの粉から作られたお団子は、モチモチとした食感とツルりとしたノド越しで、「病み付きになる」というほどのファンも多し。台湾北東部の観光地、九份のものが特に有名です。芋圓それ自体は、淡白な味で、ほんのりとイモの味がする程度。紅豆湯といっしょにいただくと、日本のお汁粉のようで、より一層おいしくいただけます。但し、おモチのようにのび~のび~とはのびません。

湯圓
日本では、冬至にカボチャを食べる習慣がありますが、台湾では、湯圓といわれる白玉団子を食べます。しかし、冬至当日のみに出回るわけではなく、夏はかき氷のトッピングとして・・・と、1年中食べることができます。また、スーパーへ行けば、冷凍モノもあり、手軽に自宅で食べられるスイーツなんです(自分で作ってみたい人はこちら)。そんな湯圓、小さくてカラフルなものや中にあんこやピーナツ・イモなどの餡が入ったものまでさまざまなバリエーションがあり、冬場は、生姜ベースの甘い汁に入れたり、お汁粉に入れたりしていただきます。
また、スイーツとは異なりますが、湯圓は中に肉や野菜の入った‘鹹湯圓’なるものも存在します。こちらは菜っ葉入りのしょっぱいスープの中に浮かんでいたりして、小腹をみたしてくれるちょっとしたオヤツに最適です。

<プルルン系>

豆花(温・熱)
大豆から作られる、ローカロリー&ヘルシーなデザート。夏場はかき氷と甘いシロップでいただくのがポピュラーですが、冬は生姜汁入りのシロップと一緒に。ポカポカと体が温まります。お店によっては‘熱(アツアツ)’‘温(あたたか)’が選べたりするのでお好みでどうぞ。冷たい豆花より温かいものの方が、より豆の味を感じることができ、そのやさしい味わいに心もなごむことまちがいなしです。

熱杏仁豆腐
日本では、杏仁豆腐=冷たいモノ・・・というイメージが強いのではないでしょうか?ココ台湾では、寒い季節には、熱杏仁汁(ホット杏仁ジュース)が好まれ、杏仁豆腐は温かい杏仁汁の中に入ったものが人気です。冷たいものはフルフルとした柔らかさと強い杏仁の香りが特徴ですが、熱いものはぷるるん、モチモチとした食感。香りも控えめです。杏仁の強い香りが苦手という人には熱い方が食べやすいのかも。その他、豆類や湯圓・芋圓などが入った杏仁焼などもあります~

<ツブツブ系>

紫米粥
濃いブドウ色をした紫米のデザート。米粥、というと日本人的には‘食事’のイメージが強く、スイーツとして積極的に「食べたいな~」とは正直思えなかったナビ。しかし、台湾ではあたたかスイーツとして、冬場に登場します。ほっこりと炊き上げられた紫米は小さな、小さなお豆のような味わい。お米のため、かなり控えめな甘さで、いくらでも食べられそう~!それにお米だから、なんとなくヘルシーなスイーツという感じなのもイイですね。

<おイモ系>

蜜地瓜 
日本の大学イモにちょっと似た蜜地瓜は、砂糖シロップをからめたサツマイモ。じっくりと柔らかく水煮されたおイモは、それだけでイモ本来の甘さがよく出ていますが、そこへさらに、砂糖シロップを加え煮込むので、甘さは倍増!かといって、いやらしい甘さではないのです。そのため、ついペロっといくらでも食べられてしまう不思議なおいしさです。

烤地瓜
冬場になると、夜市や路上に多くみかけるようになるのが、大きなツボのような釜で焼いている焼きイモ。シンプルだけど、イモそのものの味が楽しめる、ナチュラル健康スイーツは、台湾でも人気です。台湾北部の金山は地瓜(サツマイモ)の産地で、ココのは甘くて有名。運がよければ金山産のおイモに出会えるかも。購入の際は、「大(ダー)」あるいは「小(シャオ)」などと大きさと本数を伝えると、オバちゃんが適当に選んでくれます。秤がない場合は、値段もオバちゃんが適当につけてる(!?)ようです。

<餅系>

あったか冬スイーツ特集 あったか冬スイーツ特集
紅豆餅(車輪餅) 
日本では、大判焼きなどと呼ばれて売られている、丸い形をしたアレです。紅豆(小豆)餅とはいうものの、あんこだけではなく、クリーム・チョコレート・ピーナツ餡・ごま餡・タロ芋餡・地瓜(さつまいも)・南瓜などなど中味の種類は豊富。また、甘い餡だけではなく、チーズやツナなどが入ったものもあり、スイーツというよりスナック感覚で食べられます。1年中見かけますが、寒い冬の方が屋台に並ぶ人の列も長めです。買うなら、そのような長い列の屋台が狙い目です。アツアツがいただけますよ!

酒釀餅
見た目は無骨で何の飾り気もありません。大きさもまちまち、形もどこかいびつ・・・。しかし、それが昔ながらの庶民のオヤツという雰囲気。食べてみれば、味もやっぱり素朴なおいしさ。生地には酒かすが練りこまれていて、ほんのりと甘酒のような香りが口の中に広がります。中味の餡は紅豆・緑豆・ゴマピーナッツなどで、ちょっと甘めです。あまり見かけない屋台ですが、ナビは台北車站の新光三越付近のストリートで出会いました。

芋頭餅
楕円形のタロ芋餡入りスイーツ。薄く、平べったい形でありながら、モチモチ&ネチョネチョとした食感。芋の風味もかなり楽しめます。タロ芋の他にも、地瓜(さつまいも)餡などもあります。

<ドリンク系>

あったか冬スイーツ特集 あったか冬スイーツ特集
薑母茶
薑母茶とは、生姜湯、ジンジャーティーのこと。スイーツ・・・というより、ドリンクといった方が正しいのですが、冬場のオススメとして、敢えて加えておきたい一品です。ひと口飲むと、ピリリとくる、かなり濃厚な生姜の味がします。黒糖入りはちょっとマイルドな辛さになっていて、きっと飲みやすいハズ。特に冷え込んだ日や風邪気味カナ?というときに、ぜひともただきたい一杯です。飲む終わる頃には汗がにじみ、体の芯からジワジワと温まります。

珍珠奶茶
いわずと知れた、大人気のパールミルクティです。こちらもご存知の通りドリンクですが、たっぷり入ったタピオカは、ちょっとしたスイーツといってもいいくらい、食べ(飲み)応え十分!ナビは長い間、このパールミルクティは冷たいドリンクしかないと思い込んでいました。が、あったんですね~、ホット。温かいものは、より強い甘味を感じ、そのまったりとした口あたりに心もとろけそう~♪あったかいのを未体験の方、ぜひトライしてみてください~
いろいろと集めてみました、冬スイーツ。夏のフルーツふんだんスイーツは影をひそめ、どうやらメインはおマメ&おイモのよう。素材そのものの甘さを生かした、素朴だけどやさしい味のするスイーツがたくさんありました。
南の島、ココ台湾にも、短い秋、そして冬がそろそろ訪れようかという今日この頃。ホットなスイーツで、ホッとなごんでみてください。

以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-12-02

ページTOPへ▲

関連記事

行列ができる店特集(台北)

行列ができる店特集(台北)

人が並ぶ店、そして、屋台。台湾の食べ物はこんなに魅力的♪

東区粉圓

東区粉圓

台北に来たなら絶対食べるべし!行列必至の人気老舗店で台湾ならではのヘルシースイーツを♪

双連○仔湯

双連○仔湯

地元の人に愛され50年以上。老舗の甘味屋さんで台湾スイーツをどうぞ。

鮮芋仙

鮮芋仙

甘味控え目ヘルシースイーツ!台湾最高級イモを使った手作りの芋圓は絶品です。

その他の記事を見る