国がマスクを買い上げ、住民一人ひとりにいきわたるようになっている台湾。これまでは薬局やコンビニでの購入が必要でしたが、この度自動販売機が登場しました。設置場所は、台北101の近くにある信義健康中心。当初は長い列ができ、報道陣も詰めかけたようですが、1週間が経ち、落ち着きを見せていました。
今では行列がなくなったので必要なくなりましたが、ソーシャルディスタンスを示す赤いラインが引かれていました。
購入方法の説明表記を見てみましょう。購入は交通系ICカードの悠遊カードか電子決済のみ可能で、現金の取り扱いはありません。
自動販売機は2種類。大型のこのタイプ2台と……
中型の1台が活躍していました。自販機をよく見ると……
日本語の注意書き!聞いたら、日本の自動販売機の中古を仕入れ、販売している台湾企業が改造したものなんだそう。メイド・イン・ジャパンの活躍にうれしさがこみ上げてきました!
金額の表示部も日本語です!ボタンに被されている保護シートは感染対策でつけています。こうすると消毒液を吹きかけることができるからなんです。多くのエレベーターなどもこうなっていますよ!
健康保険証カードの挿入口、電子決済のQRコードなど必要な情報を表示する液晶画面、非接触ICカードリーダーを装備した機械をつけ、稼働させていました。
多くの方は悠遊カードを使っていましたが、中には電子決済の人もいました。悠遊カードも便利ですが、電子決済は数秒で終わり、時間の節約ができるのが魅力。これなら2月から販売対応している薬局と薬剤師さんの負担軽減の一助になりそう。
購入者が来た際、その後ろをピンクのベストを身につけたボランティアスタッフが囲んでいました。購入方法を見て学び、接客に生かすためだそうです。
実は2月には一時的に寧夏夜市の一角で試験運用されていたのですが、扱える数量が少なかったことから、信義健康中心ではより多く販売できる中・大型の自動販売機に変えたそうです。過剰な買い占めを防げて、みんなにいきわたるように配慮された台湾のマスク販売は、刻々と進化していました!
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記事登録日:2020-04-21
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