ランタンフェスティバルは雨や風によるトラブルがあっても感動します!!
こんにちは、台北ナビです。
新北市平渓で行われた台湾でも指折りの祭典、「2018年新北市平溪ランタンフェスティバル(2018新北市平渓天灯祭)」に行ってきました。これまでは旧正月後に初めての満月を迎える「元宵節」に実施されていたイベントですが、2017年からは中秋節(今年は9月24日)にも開催。感動する景色だけでなく、雨や風によるハプニングもあって様々な「わぁーっ!!」が聞こえてくるイベントとなりました。
ナビはイベント当日の13時ごろから会場へと向かい、様々な角度からランタンを見てきました。その様子をレポートしたいと思います!
ランタンフェスティバル会場へ向かって出発
写真では見にくいですが、「平溪天燈」と表示されています
MRT文湖線で「動物園」駅へ。動物園側の出口を降りるとランタンフェスティバル会場へと向かう臨時シャトルバスの案内板がたくさんあります。
右側に可愛い動物たちのウォールアートを見ながらまっすぐ歩いていくと臨時のバス乗り場に到着。ナビは13時前にバスに乗車し会場へ向かいました。乗客はナビを含めて7人だけでしたが、10分も経たずに出発!気持ちが高まります。
山道はバスが揺れ揺れ~涙
ガラガラの車内
待ち時間もなく、かなり空いた状態で発車したバス。快適なバスの旅と思いきや……。山道に入ると、上下左右に揺れるだけでなく急ブレーキもありました。バスや車に酔う方は必ず酔い止めを先に飲んでおいた方がいいです。ビビッたナビはしっかりとシートベルトもしちゃいました。
出発から約20分経つと「ランタンフェスティバルは開催されるのだろうか」と感じるほどの激しい雨が。ガーン!!!
折角のイベントが中止になったらどうしよう……。張り切ってこんなに早く出発したナビがバカだったのか……。ほかの乗客の表情も一様に不安げでした。
この後ナビは一体どうなってしまうのでしょうか……。
会場付近に到着
一抹の不安を抱えながらも約40分でバスの旅は終了。会場の前まで連れて行ってくれると思ったのですが、バスを下車した場所は、会場から少し離れた場所でした。不慣れな場所だし、会場まで辿りつけるのだろうか……というナビの不安も杞憂に終わりました。
バスを降りたところから、コーンが敷かれている道の方へと歩いて行くだけで会場に到着できます。途中には緑色の橋や消防署があり、さらに歩くと会場への入口はこちらという看板が見えてきます。中国語がわからなくても迷うことなく到着できました!
バスを下車してから、コーンに沿って歩いていきます
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途中消防署も通ります
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緑色の橋を越えて……
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ここまで来ればもうすぐ会場!
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ランタンフェスティバル会場(平溪國中)内へ
会場である学校(平溪國中)に到着しました。階段の先には青色に舗装されたスペースが広がり、写真やビデオを撮りたい人が早々と陣取っていました。このスペースは一般の方向けの場所。写真撮影したい人は早めに来て場所取りすることをオススメします。
その場合は突然の雨に備えて対策をしてくださいね。お手洗いは廊下のずっと奥にありました。
かわいい青色の階段をのぼって会場へ
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トイレはずっと奥にありますよ~
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ランタンの準備をしていました
体育館の中へ入ってみると夜あげるランタンの準備が行われていました。はじめはスタッフさんたちがゆっくりとご飯を食べていてまったりとしたムード。さすが台湾!という雰囲気でしたが、時間が経つにつれてスタッフへの指示が飛ぶ放送がたくさんかかって慌ただしくなってきました。笑
おっ!ランタンが起き上がりました
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おしゃれなデザインですね~!
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ランタンを飛ばす人たちでいっぱいに
そうこうしているうちに体育館には多くの人が集まってきました。この人たちは第一波でランタンを飛ばすのです。朝早くに並んでランタンを飛ばすための整理券を手に入れた人、事前申込の難関を通りぬけた人、様々ですが、多くのランタンを一斉に飛ばしたいという思いはひとつです。
ランタンに関する説明は中国語、英語、日本語で行われ、国際色豊かなイベントになっていることをうかがわせます。説明が終わるといよいよフェスティバルのスタートです。
外は人でいっぱいに
ナビよりも本格的なカメラを構え、いい写真を撮るぞという真剣な空気が流れていました
18時頃、外に出ると多くの人で賑わっていました。だんだんと暗くなり 、司会者が登場!待ちに待ったランタンフェスティバル開幕です。
会場になった平溪國中の十鼓隊による太鼓のパフォーマンスが始まり、観客も徐々にテンションが上がってきているのが感じられました。
太鼓の演奏とともに開幕!
舞い上がるランタン
ランタンを飛ばす準備が進みます
いよいよです。待ちに待ったランタンが空に放たれます。着々と準備が進められ、照明が落とされます。火が入ったらあっという間にランタンが膨らみますが、充分に膨らむまで少し待ちます。まだかなまだかなと待っていると、カウントダウンが始まり、最後は手を離すだけ。
「わぁ~っ!!」と会場全体から大きな歓声が上がり空に吸い込まれていきました。
手を離すと舞い上がっていきます
うさぎのランタン大暴走
この日のランタン飛ばしは合計9回。3回目は目玉のうさぎのランタンだったのですがまさかまさかのハプニング。風の吹く方向が悪く、舞い上がったランタンが木に激突して炎上したのです!!!ひょえ~~。
低空飛行でナビに向かってくるうさぎもいてちょっと怖かったです。木の近くにいた人はさらに恐怖を感じたでしょうね。
もう少し近くからランタンを見ます
どんな願いを書いているんでしょうか
ナビ、写真撮影が好きなので、今日は色んなところから撮影しようと心に決めていました。というわけで、さきほどから場所を移動し、撮影。初めて近くで見たのですが、ランタンの美しさのあまり言葉を失いました。
本当に感動した時はただそこにある景色を無心に見てしまいますよね。
あぁ……悲劇。雨で悲しい結末に
もうちょっと雨が降るのが遅かったら大丈夫だったのに。どうしてこのタイミングなんでしょうか。準備が整った時に激しい雨が降り出しました。遠くからランタンをあげに来て、きっと朝早くから暑さに耐えながら並んで手に入れた飛ばす機会。それでも自然には勝てずにダメでした。飛ばなくてもやり直しはなし。場内は哀しい空気になりました。ナビにも飛ばせなかった方々の気持ちが伝わって来て哀しくなってしまいました。
「飛ばないこともある。」そう覚悟して来るのが心理的な負担をほんの少し軽くできるかもしれません。
雨でうまく上がらない……涙
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大きなランタンもこの高度が限界
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ナビ、ランタンを初めてあげてみました!
写真を色んなところから撮影するのも楽しかったのですが、やはり自分であげたい!と、ナビの順番がやってきました。初めてのランタンは、本当に一瞬でした。
ランタンから手を離すと、時間にして1分以内にかなり高くまで舞い上がっていきました。多くの人と一緒に飛ばすからこそ、周りの人の喜びや感動も同時に伝わって来てこちらもじーん。ナビ、必死に涙をこらえていました。
臨場感のある現場の喜びと感動
空にたゆたうランタン
空へと吸い込まれていったランタン。雨の時とは違い、最初に歓声が長く続いて感動と共に言葉を失って静かな空気に。
様々なハプニングもあったランタンフェスティバルでしたが、ランタンの美しさ、魅力を感じた1日になりました。自分で撮影した写真を見るたびにこの日のことを思い出してウルウルしちゃっています。あの日、会場にいたみんなの願いが叶うといいなぁ……。
以上、台北ナビ(
渡 琢矢)がお届けしました。
照明がついてもまだ近くにある場合も
よかったぁ~っ!!という声が聞こえてきました
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みんなの願いがかないますように……
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-10-09