台湾の市場っておもしろ~い!

台湾は朝早くから市場が元気!生鮮食品だけじゃなく、日用品や衣類まで、何でも購入できるんです!

台湾の人たちの生活が垣間見られる市場へ行ってみよう!


台湾には古くから続く伝統的な市場があり、デパートの食料品売り場で食材を購入する人が多くなった今でも、新鮮な野菜、肉、魚等を求める人々で、早朝から活気が溢れています。今回ナビは、食品中心の市場に限らず、布や衣料、玉、花、小物などを中心とした市場にも焦点を当ててみました。どの市場も台北市内のMRT駅から徒歩圏内で行くことができ、朝早くなら夜遅くまで開いているところも多いので、滞在期間中にぜひ足を運んでみましょう! 

永楽布業批撥商場(布市場)

 台北最大の布市場。上階には縫製屋さんもあるので、フルオーダーも楽ラク!
2階のフロア全体が布のお店で構成されていて、どんな布でも手に入ります。チャイナ系の布も豊富。3階は仕立て屋街になっているので、買った布を持っていってチャイナ服をフルオーダーすることも可能です。多くの場合、2階のお店とそれぞれ協力関係にあって、お互いを紹介しあっているそうな。見渡す限りフロア全部が布やさん。素材としては我々の期待する、台湾らしい中華素材から、カーテンが作れちゃいそうなもの、ウェディングドレスにもなりそうなものやら日本のアニメーションキャラ、シンプルなブレード地まで本当によりどりみどりな布が、ところ狭しと並んでいます。レースや総スパンコールの「演劇用?」みたいなものまであってみているだけで楽しいですし、ジ~ックリ見ていけば必ず!あなたの欲しい布に出会えるはず!ちなみに布の単位はほとんどのお店が「碼(ヤード、91.4cm)」単位の販売です。「ちょっとずついろいろほしい」あなたには、「はんぱ布」も売られています。

住所:台北市迪化街一段21号2F(布市場)3F(仕立て屋さん)
電話:店舗によって異なる 
営業時間:9:00~17:00頃まで 
休業日:日曜日、祝日、旧正月期間、他不定休 
カード:不可 日本語:不可
行き方:南京西路から迪化街に入ると、右前方に永楽市場の入った大きな建物があり、その2Fが布問屋です。 

東門市場(生鮮市場)

生活感溢れる迷路のような伝統市場に足を踏み入れてみませんか?
食品がメインの「東門市場」。高級住宅街に位置するため、「金持ちがブラブラする市場」と揶揄されることもあり、高級食材や美食にありつける市場でもあります。1928年(民国17年)にできた当初は、日本政府が台湾にいる日本人のために作り、その後国民党がやってきてこの場所に根付き、外省の味をこの市場で広めたんだとか。トタン屋根が繋がった日本古来の木造建築でできているこの市場は80年以上経ち、この近くに住んでいた当時の人がこの市場を訪れると、皆口々に「ちっとも変わっていない」と驚きます。東門市場は赤い「東門興記」の看板が目印。ところ狭しと食べ物屋さんから乾物店、洋服屋、肉•魚•青果店と並んでいますよ。市場内の「東門豆花」はおすすめ。店内の座席数が10席くらいの小さなお店で、メニューは豆花、豆乳のみ。全て手作りで、当日の朝に作ったものしか出さないポリシー。買い物客や市場の人がフラッと立ち寄っては豆花を注文し、食べ終わったらサッと帰って行き常に満席状態。いつも午後1時過ぎ頃には売り切れてしまって閉店するとの事。 
 

住所:台北市信義路二段81号(金山南路と信義路の交差点)
電話:店舗によって異なる
営業時間:6:00~13:00(店舗により異なる)
休業日:店舗により異なるが、月曜休みが多い
カード:不可 日本語:お店によって少々
行き方:金山南路一段と信義路二段の交差点の北一帯が東門市場になります 

南門市場(生鮮・乾物市場)

中正紀念堂の観光ついでにいかが?伝統ある市場で、上質の金華ハム!
1階は、乾物屋・台湾チマキ・柔らかく甘くてジューシーな脂身を持ち、豚肉の王様なんぞといわれている「金華ハム」など、台湾庶民の生活がばっちり見られる市場になっています。台湾では旧正月、端午節、中秋節の3つの重大節をそうして「三節」と言いますが、この時期台北で最も活気がある市場は、この「南門市場」でしょう。旧正月には高級食材で溢れかえり、端午節には中国大陸のチマキも合わせて、他の市場では到底見られない数のチマキの種類がずらっと並びます。中秋節は言うまでもなく月餅ですね。市場内は100軒以上の店舗があり、メインは乾物。豆、米、餅類、干したり燻製になった魚や肉も種類が多いですね。特にここで買える「蜜汁火腿」は美味しいと有名。小さなパンにはさんで食べるあまーいハムです。お惣菜コーナーもあって、そこにはなんと「佛跳牆」がありました。ホトケ様(お坊さんという説もあり)も跳びあがるほどその美味しさにビックリした、というこのスープ。高級料理かと思いきや、こんなとこでお会いできるとは。 

住所:台北市羅斯福路一段8号電話:(02)2321-8069 
営業時間:午前中から夕方まで 休業日:毎月第2.4週目の月曜日 
カード:不可 日本語:通じない

★常温保存可能な缶詰と瓶詰それにレトルトパウチ以外の肉製品の国外持出しは、基本的に個人で日本への持込みは禁止となっていますのでご注意下さい。
行き方:MRT「中正紀念堂」駅、2番出口をでて、すぐ右が市場の入口。

華山市場(総合市場)


小規模な庶民的市場、2階で朝食を済ませたらぶらっと一周してみませんか?
小さな店舗が20軒以上入り、個性的なお店がいっぱい。おみやげ探しもできてしまう「華山市場」。台湾ならではのお守りアクセ店や原住民グッズは見逃せません。手作りの商品も充実しています。忠孝東路沿いの入口の目の前には、キラビヤカなビーズのお店。作業台があり、この場で作っています。お手頃なストラップからガラスケースに入れられた結構なお値段の作品まで幅広くあります。あるストラップは、色のグラデーションがキレイなだけでなく、金運がUPするとか。キャラクターもののキーホルダーなどが目立っていました。「相思豆」を使った縁起ヨシのアクセがズラリと並んだカワイイアクセサリーの店もありました。この「相思豆」、台湾の中部でよく採れる木の実。赤くてハート形をしていることから、「幸せの豆」「縁結びの豆」といわれています。お守りとして常に身につけることができるブレスレットやネックレス、ストラップなど。お値段は100元からとリーズナブル!ひとつひとつがとっても小さなお店なので、1時間もあればゆっくりじっくり見て回ることがきそうです。市場という名前は残っていますが、言うならばおみやげやさんの集合体的空間。旅行客にとっては、意外と穴場の場所かも。 

住所:台北市忠孝東路一段108号
営業時間:店による(だいたい9:00~20:00)休業日:店による 
カード:店による 日本語:不可

行き方:MRT「善導寺」駅、出口5すぐ脇ビル内1階。 

四平街陽光商圏(生鮮以外の総合市場)


ビジネス街に広がる食べ物屋あり、洋服屋あり、何でもありのごちゃまぜ市場
地元台湾人に混じってブラつくだけでもおもしろい市場で、ここは一年中歩行者天国になっていて、お店をキョロキョロ見渡しながら歩いていても安心。道もきれいに舗装されていて、気持ちよく買い物できます。洋服屋、靴屋、アクセサリー屋といった女の子が喜びそうなお店から、子供服の店、生活用品、雑貨屋さん、おみやげにちょうどいい台湾の伝統菓子の店、中国結びの店などが並んでいます。ビジネス街の裏なので、お昼時は食べ物屋さんも多いせいかすごい人。スーツ姿のサラリーマンやOLさんの姿も目立ち、皆手にお弁当らしきものやジュースなどを持っています。ナビも店先の鍋から漂うあま~い匂いに誘われて、豚足の店「富覇王豚脚極品餐廰」に入ってみることに。トロトロに煮込まれた豚足はとろけるほどに柔らかく、そして濃い目の味付けにご飯がすすむ、すすむ…値段もお手ごろ、ちょっとでおなかもいっぱいです。食事の後はテイクアウトのジュース片手に、またブラブラと歩いてみませんか?

住所:南京東路と長春路の間の松江路を東へ入った界隈 

営業時間:店による(大体10:00~23:00) 休業日:店による
カード:不可   日本語:不可
行き方:南京東路と長春路の間の松江路を東へ入った界隈。「六福客桟」(ホテル)の裏手に広がる四平街と伊通街を中心とした一帯。 

双連朝市(総合市場)

 よりディープな世界を覗き見!?台湾語が飛び交う中でお買い物はいかが?
「朝市」といえば生鮮食品の屋台ばかり、というイメージがありますが、台湾は違います。お寿司にお粥にチマキにゼリーにクッキーと、そのまま食べられるもの、ヤクルトやお茶などの飲み物から、靴に洋服、下着、キッチン用品まで、ココを真っすぐ歩くと、ひと通り生活に必要なものをそろえられそうです。しかも、どこら辺にどのお店が集中しているとかはなく、野菜の隣に下着、その向かいに大豆加工食品、といった感じにランダムにひしめき合っています。このごちゃごちゃ感がアジアらしくて楽しい!

住所:MRT「雙連」駅の付近一帯

営業時間:店や天候によって日々異なる、大体朝8時頃~13時半ごろまで 休業日:年中無休
カード:不可 日本語:通じない

行き方:MRT「雙連」駅から徒歩0分。2番出口を出て左手。

晴光市場(総合市場)


大きなビルの陰に潜む庶民的な市場、台北庶民の生活を覗くにはぴったり!
衣料品をはじめとする生活用品中心の市場ですが、台北名物の食べ物屋台もたっぷりあります。中山北路沿いなので、近くに泊まっている方は散歩がてら、夕食を安くおなかいっぱいに!と思っている方にも満足できるエリア。買物なら、お水系の衣服・髪飾り・かわいい雑貨・食器・お土産に出来そうなお菓子・アクセサリーなどなど…。XO醤やカラスミなどお土産に出来るものもあります。いかにも中華!なお土産を買うのにももってこい。

住所:台北市農安街の南側一帯

営業時間:8:00~23:00頃まで(店によってまちまち) 休業日:瑞午節、中秋節、旧正月 
カード:不可 日本語:あまり通じない

行き方:MRT「民権西路」下車。東へ向かって歩き、中山北路を左折、数10m歩いたところに西側の小さな入口があります。市場後方は「双城夜市」です。 

城中市場(総合市場)


現地のおじちゃん、おばちゃんとの交流を深めるチャンス、安くしてと交渉?
わずか2メートル程度しかない幅の道の両脇に、お店がズラリと並び、掘り出し物も発掘できるかも!?衣料品と生活用品が中心で、テーブルやワゴンだけの店も含めると、全部で60店程度。これだけのお店の人がこぞって安売り合戦を始めるのだから、もう大変!どのお店の人も自分の商品をアピールしまくりです。中でも、おばちゃん服のお店のスゴさは要チェック。店員もスゴいが、それに群がるおばちゃん達もスゴい。

住所:台北市武昌街と阮陵街の間
営業時間:早朝から夕方まで(夜間はそれほど賑やかではない) 休業日:年中無休 
カード:不可 日本語:不可

行き方:MRT「台北車站」を出て、5分ほど歩いて武昌街を右折。2本目の小さな道を左に入ったところが城中市場の入口。MRT「台大医院」からは徒歩3分。 

華陰街(衣料品・生活用品ほか)


台北駅裏側に位置する問屋街でお買いもの♪じっくり探せばお宝が見つかる!
太原街と重慶北路ではさまれた辺り一帯を中心に、卸売り問屋や安値で販売するショップが軒を連ね、別名「問屋街」として知られています。東京でいえばアメ横みたいな感じでしょうか?昔ながらの台湾の雰囲気を味わえます。皮製品、バッグ・カバン等を卸値で販売する穴場ショップが立ち並び、また、その周囲には服飾、アクセサリー店なども軒を連ねています。衣料品店が一番多いのですが、事務用品、生活用品なども格安で購入することができ、大量購入の場合は、更にお安く!なります。


住所:台北市華陰街64~231号 
営業時間:10:00~20:00位 
休業日:店による
カード:ほとんど不可 日本語:通じない
行き方:MRT「台北車站」を下車、徒歩15分。承徳路を過ぎ、太原街を右折し、2本目の通りが華陰街。この通りを中心にした辺り一帯に問屋街は広がります。 

建国週末花市・玉市(花・玉・生鮮以外の総合市場)

週末だけの玉・花市でおみやげゲット!高価な買物にはご注意を!
お祭りムードいっぱいの假日建國玉市・花市。「ココの宝石って本物なの?」と、まことしやかに囁かれる噂も気になりますが、数百mにもわたって続く玉市・花市をブラブラと歩くだけでも楽しい最適な観光スポット!高速道路の高架下にあるため、夏は暑い日差しを避けられ、雨降りでも快適に買い物できちゃうナイスな場所です。市場内は、ヒスイに代表される宝石類を扱う「玉市」、切花・鉢植えなどのお花を売る「花市」、そして蚤の市要素の強い何でも市場の「商場」の3つから成り立っています。「玉市」では、おみやげにちょうどいい物もたくさんあります。例えば携帯ストラップ。一番ブタやトリの小さな石と中国結が合わさったデザインは70元。ブタは「幸福の印」だそう。
「商場」は何でもプレイス。茶器に茶葉、健康酢、バッグ、絵画…。いろいろあるから見ていて飽きません。お店の人も気軽に声をかけてきてくれます。身振り手振りで交わす会話を楽しみながら、ぐるっと一周。こちら商場の隣は台北市民の憩いの場所・大安森林公園。歩き疲れたらこちらで一休みはいかが?

住所:建國南路の高架下。忠孝東路~仁愛路~信義路の交差点付近

営業時間:毎週土日のみ、10:00~18:00(13:00過ぎからがベスト) 休業日:月~金、旧正月は特別営業 
カード:不可 日本語:不可
行き方:MRT「大安」駅より徒歩10分くらい。
関連タグ:市場生鮮食品日用品衣類台湾台北オススメ観光お土産

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-08-17

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