一時移転先の臨時市場で営業中!お土産を探しに行こう!
こんにちは、台北ナビです。
MRT「中正紀念堂」駅前にあった「南門市場」が、建て替えのために移転しました。新しい仮住まいの市場、「南門中継市場」は元の市場のすぐ近く。ナビもさっそく行ってきました!
新ビルに生まれ変わるべく移転中
旧南門市場
南門市場は日本統治時代の1909年にスタートした台北でも長い歴史を持つ伝統市場の1つです。元々は主に生活雑貨や薬、文具、革靴などを販売していましたが、のちに生鮮食料品も扱うようになり、その規模は台北一と言われるまでに。1979年には行政中心(区役所)の建設に伴い建て替えられて立派なビルとなり、地下1階~地上2階まで3フロアに250を超える店が軒を連ねる台北屈指の市場となりました。
以来、MRT「中正紀念堂」駅の隣という好立地の下、ここだけの名物を求める台北市民はもとより、各国の観光客も訪れる市場として長く親しまれてきたのです。
そんな南門市場ですが、再び新ビル建設計画が。現在MRT「中正紀念堂」駅周辺は、MRTの新路線、萬大線を開通すべく工事が進められています。そのため南門市場が入る行政中心ビルも改築し、MRT駅と直結の駅ビルに埋まる変わる予定なのです。もちろん、新ビル完成後は南門市場も戻ってくることになっています。完成予定は2023年10月で、ガラス張りの現代的な造りになるとか。市場もデパートのようにモダンになるのでしょうか…?今から楽しみですね!
中正紀念堂の真裏にできた臨時市場
新しい市場が完成するまでの仮住まいとして用意されたのが「南門中継市場」です。新ビル完成までの約3年間、一時的な南門市場として営業されます。
場所は中正紀念堂のほぼ真裏、愛国東路(結婚写真館通り)と杭州南路(人気の小籠包店が2店舗あり)の交差点角にあります。MRT駅で言えば「中正紀念堂」駅と「東門」駅のちょうど中間辺り。かつての「中正紀念堂」駅の隣という立地と比べるとやや不便ですが、周辺スポットを巡りながら歩いてもよさそうな位置関係で、どちらの駅からも徒歩8~9分と苦にならない距離です。
さらに無料シャトルバスも運行しています。営業日の8~18時までの間、MRT「中正紀念堂」駅出口2前から約10分おきに走ります。市場までは交通事情にもよりますが、およそ3~4分といったところ。途中、「古亭」駅近く(杭州南路二段85号前)で乗車も可能なので、より便利な場所から利用してみてください。
2階建てのコンパクトな室内市場
「南門中継市場」の正式開業は2019年11月13日ですが、10月17日からすでにプレ営業中です。通常営業同様、誰でも自由に出入りでき、普段通りに買い物することも可能です。
元の市場にあった257店舗がそっくり移動した臨時市場は、地上2階建てのコンパクトな見た目ですが、実際の広さは以前と大差ないとか。1階が生鮮食料品と百貨(衣類、雑貨など)、2階が飲食エリアとなっています。かつては店の厨房も売り場も一緒でごちゃごちゃとした雰囲気でしたら、ここでは水や火を使うキッチンと店舗を分離。厨房は2階の基本目につかない場所に集められ、衛生面もグンとアップしました。
加えてクレジットカードやApple Payなどの電子マネーにも対応し、より便利に買い物ができるように…。
道路に面した場所にいくつか出入口が設けられていますが、正面玄関は杭州南路に面した5&6番ドアでしょうか。シャトルバスを降りた最寄りは生鮮食料品売り場に直通する4番ドアですが、正面に回って、ナビもいざ中へ――!
1階:百貨コーナー
5&6番ドアを入ると、まず広がるのは百貨エリアです。洋服屋さんや翡翠などを扱う宝石店などが並びます。どちらかと言うと扱う商品は少し年齢層が高めのようで、お値段も張りそう…。気軽に購入できそうなお土産的なものは皆無のため、このエリアはそそくさと退散することにして、ずんずんと前方へ向かいます。
1階:食料品売り場
すると、自動ドアの向こうに食料を売る店が見えましたー!ドアで百貨コーナーと食料品売り場を分けるのは清潔感があっていいですね!有名店も多数ある南門市場。お目当てがあるなら、店内ある配置図で位置を確認してから巡りましょう。
デパ地下…ほど華美ではないけれど、通路も広々で清潔。陳列も見やすい!
とはいえ、コンパクトな市場なのでぐるりと回れば探しているお店が簡単に見つかるはずです。
大まかな位置は…自動ドアを入ったすぐがお土産になりそうな乾物など、またその場で食べたくなる惣菜類です。奥の方へ行くと野菜や魚、肉などの生鮮食料品の売り場となっています。
お土産探しはもちろんのこと、日本では珍しい食材の数々を眺めていると、台湾の暮らしが垣間見られるようで楽しいですよ!
出来立ての麺を袋詰め
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野菜入り中華まんやマントウ
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ベーグルみたいなもちもちパン
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お土産にいかが? |
2階:イートインコーナー
階段かエレベーターで2階へ上がると、「餐飲區(お食事エリア)」の案内が。しかしなんだか不思議な造りで、矢印に沿って歩くと屋上の駐車場へ出てしまいました。再び矢印を見つけて進むと、室内へと引き戻されて長ーい廊下が続いています。さらに進んだ先に現れたのが、フードコートのようなお食事エリアでした。
コの字型にいつかの飲食店が並んでいます。牛肉麺や小吃店、ドリンクショップに豆花店…などなど。インドカレー屋さんやベトナム料理屋さんまであってインターナショナル!その中央にはテーブルが置かれていて、自由に食事がとれるようになっています。決して華やかでないけれど、清潔に保たれています。ナビも豆花でひと休みすることに…。
2階にはショッピングのためのお店はなし。再び1階へ戻ろうとエレベーター乗り場へ向かうと、脇にははみ出ちゃった調理場の一部でしょうか…?なぜか冷蔵庫も。ナビ、入ってはいけない場所に紛れ込んでしまったのか!?こんな開けっ広げな大らかさも台湾らしいですね~!
朝早くから営業中!
詳細営業時間はショップにより異なりますが、市場のオープンは7時~18時まで、毎週月曜日がお休みです。早起きして中正紀念堂をお散歩→南門市場でお買い物→東門市場へはしご→永康街をぶらぶら…なんてコースはいかがですか?
以上、台北ナビでした。
※肉製品や果物類など、一切持ち込みが禁じられているものや検疫検査が必要なものがありますので日本への持ち込みの際はご注意ください。詳しくは
動物検疫所・
植物検疫所のウェブサイトで最新情報をご確認ください。