日本人観光客の方々に大人気のスポット迪化街。そのランドマーク的な「台北霞海城隍廟」は、城隍の誕生日である旧暦5月13日前後に毎年盛大にお祝いします。
ですが、今年は一風変わった装いで開催。台湾で名を馳せるブランド「Story Wear」が、台北大稻埕(迪化街)にある店舗「House of Story Wear永續百貨」で、特別展覧会『City God B-Day Festival 城隍壽趴,潮神巡城』を開催して、お祝いしているんです。
そもそも「Story Wear」って?
その疑問にはオーナー兼デザイナーの陳冠百さんに伺いました。
「Story Wear」は、台湾で唯一のゼロウェイストのファッションブランドです。「ファッション x 持続可能性 x 社会的企業」を統合し、不可能を可能にすることに拘りを持って取り組んでいます。
「Story Wear」の実店舗「House of Story Wear永續百貨」では、「Story Wear」の商品だけでなく、永續=サスティナブルを考慮した、台湾をはじめスペイン、フランス、イタリアなど国内外20の様々なブランドを取り扱っています!
見てください!城隍老爺が着ているのは、持続可能な生地で特別に作られた衣装。スーツを着ている城隍老爺、神様なのに親しみやすくなったように感じるのはナビだけ?失礼かもしれないけれど……かわいい!
ちなみに、スーツ着用城隍老爺は6月13日までは様々なイベントに参加し、6月14日から6月30日には「House of Story Wear永續百貨」におられるそうです!
画像提供:Story Wear
「Story Wear」は「台北霞海城隍廟」と台北の人気テーラー「凱恩洋服」とタッグを組んで、2025年度の城隍爺の服を完成させました。衣装デザインは「海を渡った205年」をテーマに、軍艦の艦長をイメージしていたもの。ヨーロッパから取り寄せられた高級特注生地を使用し、手縫いで180時間以上もかけて丁寧に仕上げられました。細部にまでこだわっているので、じっくり見てくださいね!
画像提供:Story Wear
城隍老爺のスーツ、格好いいから着てみたい!そんな思いもきちんと叶えてくれるのがにくいところ。城隍老爺とほぼほぼ同じタイプのスーツを1着限定で作り上げたんです。そんな貴重な1着を着てオープニングセレモニーに登場したのは、俳優でありアーティストでもある鳳小岳さん。
お値段なんと……88,000元!
画像提供:Story Wear
もちろん、デザインコンセプトはそのままながら、もう少しシンプルなスーツもあります。今回のシリーズは「Story Wear」の2025AWコレクションとなります。品質といい、とても品のある1着1着は大切に着られそう
もっと手軽に『City God B-Day Festival 城隍壽趴,潮神巡城』を味わうなら「House of Story Wear永續百貨」で販売しているグッズがおすすめ!
まずは台湾好きの日本人にはお馴染みの迪化街の大人気石鹸+コスメのお店「大春煉皂」とのコラボし。陰と陽の形をしたお洒落な石鹸セット!
誕隍祭限定ヴァージョン、お洒落なラベルの台湾ビール!
中華ちまき型の「植氛醒心福粽」は端午節が近づく今、旬なグッズといえるでしょう!中にはお守りと漢方薬が入っています。香りは、ラベンダー、ペパーミント、ローズマリーの3種でブレスレットの付きもアリ。そう、端午節の香包としても使えるというわけなのです。(380元/ブレスレット付きは680元)
「百福御守」は、洗濯可能で内側に織りネームでお守りが隠されています。台湾の伝統的な信仰行事とファッションデザインを掛け合わせた日常生活にさりげなく取り入れることのできるスマートな小物。大切な方へのお土産として最適かもしれませんね!
画像提供:Story Wear
夜は、鳳小岳さんとサプライズゲスト ロック界のゴッドファーザーこと黄大偉さんが登場し、合同パフォーマンスで台北霞海城隍老爺の誕生日を祝いました!
画像提供:Story Wear
観光で台湾に来られる方々も、この機会にぜひ足を運んでみてください!