【台湾アート】大自然と対話するアートを台東「縱谷大地藝術季-漂鳥197」で鑑賞しよう!

アートを見た後は、アートな写真を撮って台湾旅行の思い出に

台東を流れる卑南溪に沿うように走る県道197号線。美しい自然あふれるこの土地で、2019年から開催されているのが「縱谷大地藝術季-漂鳥197」という名のアートフェスティバル。

台東を流れる卑南溪に沿うように走る県道197号線。美しい自然あふれるこの土地で、2019年から開催されているのが「縱谷大地藝術季-漂鳥197」という名のアートフェスティバル。

サブタイトルにもなっている「漂鳥」は、インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの著書「迷い鳥たち(Stray Birds/中国語名:漂鳥)」から。アート作品はどれも屋外に設置されたインスタレーションで、自然との調和が楽しめます。きっとタゴールの詩を読むような世界観を感じられるはず! サブタイトルにもなっている「漂鳥」は、インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの著書「迷い鳥たち(Stray Birds/中国語名:漂鳥)」から。アート作品はどれも屋外に設置されたインスタレーションで、自然との調和が楽しめます。きっとタゴールの詩を読むような世界観を感じられるはず!

サブタイトルにもなっている「漂鳥」は、インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの著書「迷い鳥たち(Stray Birds/中国語名:漂鳥)」から。アート作品はどれも屋外に設置されたインスタレーションで、自然との調和が楽しめます。きっとタゴールの詩を読むような世界観を感じられるはず!

毎年夏に新たな作品が発表され、昨年2023年は新たに8つがお目見えしました。その一部とかつて入賞した作品のいくつかをご紹介します。

毎年夏に新たな作品が発表され、昨年2023年は新たに8つがお目見えしました。その一部とかつて入賞した作品のいくつかをご紹介します。

<b>《阿嬤的叮囑》アーティスト:全得富/2023</b><br>ブヌン族の間には「部族存続の危機を救ってくれたのはヒキガエル」という伝説があるといいます。そのため、作者はおばあちゃんから「ヒキガエルと遊ばないように。誤って死なせてしまったら大変だから」と言われて育ってきたとか。自然と共存することの大切さを作品で表現しています。

《阿嬤的叮囑》アーティスト:全得富/2023
ブヌン族の間には「部族存続の危機を救ってくれたのはヒキガエル」という伝説があるといいます。そのため、作者はおばあちゃんから「ヒキガエルと遊ばないように。誤って死なせてしまったら大変だから」と言われて育ってきたとか。自然と共存することの大切さを作品で表現しています。

この作品の近くには、2020年の作品《釣魚阿公》があったそうです。池に糸を垂らす姿が人気でしたが、釣果もなく阿公(おじいちゃん)はこの場を去ることに。流木でできた作品は雨風にさらされ、自然の力にあがなうことはできなかったそうですよ。その後やってきた男の子(この作品)の言葉「自然と共存」、考えさせられます。 この作品の近くには、2020年の作品《釣魚阿公》があったそうです。池に糸を垂らす姿が人気でしたが、釣果もなく阿公(おじいちゃん)はこの場を去ることに。流木でできた作品は雨風にさらされ、自然の力にあがなうことはできなかったそうですよ。その後やってきた男の子(この作品)の言葉「自然と共存」、考えさせられます。

この作品の近くには、2020年の作品《釣魚阿公》があったそうです。池に糸を垂らす姿が人気でしたが、釣果もなく阿公(おじいちゃん)はこの場を去ることに。流木でできた作品は雨風にさらされ、自然の力にあがなうことはできなかったそうですよ。その後やってきた男の子(この作品)の言葉「自然と共存」、考えさせられます。

<b>《等待 Waiting》アーティスト:吉田敦/2020</b><br>日本人アーティストも参加しています。こちらは2020年の入選作品で、湖畔で休む巨人がアートに。待ち続ける巨人はここで自然のパワーを注入しているとか。

《等待 Waiting》アーティスト:吉田敦/2020
日本人アーティストも参加しています。こちらは2020年の入選作品で、湖畔で休む巨人がアートに。待ち続ける巨人はここで自然のパワーを注入しているとか。

来場者もどうぞ作品の中へ入り、体内で待ってみてください。待てば自然のさまざまな変化に出逢えるはず。自然が癒してくれるはず。両作品は池上大坡池に設置されていますよ。 来場者もどうぞ作品の中へ入り、体内で待ってみてください。待てば自然のさまざまな変化に出逢えるはず。自然が癒してくれるはず。両作品は池上大坡池に設置されていますよ。

来場者もどうぞ作品の中へ入り、体内で待ってみてください。待てば自然のさまざまな変化に出逢えるはず。自然が癒してくれるはず。両作品は池上大坡池に設置されていますよ。

続いてやってきたのが、水路と水車がある公園・池上圳進水口水利公園です。 続いてやってきたのが、水路と水車がある公園・池上圳進水口水利公園です。

続いてやってきたのが、水路と水車がある公園・池上圳進水口水利公園です。

<b>《尋回》アーティスト:胡梓康、郭笑儀/2023</b><br>ここにあるのが、この大きな草履。巨人の次は草履なのです。それも片方だけ……笑。台湾の形がモチーフになっているのに気づきましたか?

《尋回》アーティスト:胡梓康、郭笑儀/2023
ここにあるのが、この大きな草履。巨人の次は草履なのです。それも片方だけ……笑。台湾の形がモチーフになっているのに気づきましたか?

横から見ると船のようにも見えます。作品には、「意図的に隠蔽された過去や空白の歴史を埋め、勇気をもって前進し、欠けてきたものを埋めて完璧な過去を形作っていく」という想いが込められているそうです。

横から見ると船のようにも見えます。作品には、「意図的に隠蔽された過去や空白の歴史を埋め、勇気をもって前進し、欠けてきたものを埋めて完璧な過去を形作っていく」という想いが込められているそうです。

作品をカメラに収めていると、やってきたのが長~~~~~~い車!こんな観光スタイルも楽しいですね。

作品をカメラに収めていると、やってきたのが長~~~~~~い車!こんな観光スタイルも楽しいですね。

続いて訪れたのが、鹿野にある中興崗哨です。こちらは撮り鉄人気から火がついて、今やSNSをにぎわす(?)フォトスポットに。この一画にもアート作品があるんです! 続いて訪れたのが、鹿野にある中興崗哨です。こちらは撮り鉄人気から火がついて、今やSNSをにぎわす(?)フォトスポットに。この一画にもアート作品があるんです!

続いて訪れたのが、鹿野にある中興崗哨です。こちらは撮り鉄人気から火がついて、今やSNSをにぎわす(?)フォトスポットに。この一画にもアート作品があるんです!

<b>《寄居蟹有房有車》アーティスト:蔡爾平/2023</b><br>ヤドカリをテーマにした作品です。ヤドカリと同じように、地球の一画に仮住まいしている人類も、自然の一部分として暮らしていかなければならないことを訴えかけています。

《寄居蟹有房有車》アーティスト:蔡爾平/2023
ヤドカリをテーマにした作品です。ヤドカリと同じように、地球の一画に仮住まいしている人類も、自然の一部分として暮らしていかなければならないことを訴えかけています。

「縱谷大地藝術季-漂鳥197」のアート作品は県道197号線付近に点在しています。時間と共に風雨にさらされ姿を変えていることもありますが、過去の作品も見ることができますよ。

「縱谷大地藝術季-漂鳥197」のアート作品は県道197号線付近に点在しています。時間と共に風雨にさらされ姿を変えていることもありますが、過去の作品も見ることができますよ。

ナビが訪れた電光部落にも教会の片隅に2019年の作品《電光牛》がひょっこりと。台東に訪れたら、屋外アートをチェックしてみてくださいね。

ナビが訪れた電光部落にも教会の片隅に2019年の作品《電光牛》がひょっこりと。台東に訪れたら、屋外アートをチェックしてみてくださいね。


萬物糧倉大地慶典-縱谷大地藝術季-漂鳥197
https://www.pioneeringeastriftvalleygranaryfestivities.com.tw/

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2024-03-11

ページTOPへ▲

関連記事

【台湾コーヒー】アミ族&客家人の住む「電光集落」で台湾産コーヒー豆を自家焙煎!手網ロースターを振り振りしたら絶品コーヒーの出来上がり~♡

【台湾コーヒー】アミ族&客家人の住む「電光集落」で台湾産コーヒー豆を自家焙煎!手網ロースターを振り振りしたら絶品コーヒーの出来上がり~♡

日本統治時代に試験栽培していたコーヒーを台湾の若者が盛り上げています!

【地方創生】台湾の米どころとして有名な台東・池上は、アート文化を大切に育てているまち!散策や自転車旅が楽しい日本人向きのスポットを巡ってみませんか?

【地方創生】台湾の米どころとして有名な台東・池上は、アート文化を大切に育てているまち!散策や自転車旅が楽しい日本人向きのスポットを巡ってみませんか?

池上穀倉藝術館では2022年4月3日まで「傳奇 席德進作品私藏展」を開催中!

その他の記事を見る