本日ナビは大きないかだに乗って、大坡池の生態に触れる旅に出てみました~!それではしばし、ナビとご一緒に大坡池の「魚と米の郷の生態ツアー(竹筏悠遊大坡池&魚米之郷生態)」をお楽しみください。
大坡池は池上断層の活動により形成された断層池。新武呂溪を水源とする伏流水と灌漑により近隣の水田を潤したあと不要となってあふれた水が集まり、池を潤しています。池の水はその後排水溝を通り、北の秀姑巒溪へと注がれているのだとか。
ここはまた貴重な湿地でもあり、さまざまな植物や魚、鳥類などが生息しています。日本統治時代にはあの池上弁当のおかずに、この池で獲れた魚やエビを使っていたのだとか!ちなみにこの頃、大坡池の上手の集落を「池上」と呼ぶようになり、現在もその名が受け継がれているそうです。中国語では「チーシャン」と読みます。
風光明媚な大坡池は、水墨画のような風景だと戦後には「台東十景」の1つとして名を連ねていました。しかし「大坡大排水溝」の完成や度重なる台風の被害によりその規模はだんだん縮小してしまいました。
さらに時を経て、90年代には「大坡池風景區」として、キャンプ場やBBQスペース、公園などが次々と建築され、さらには人口の島やそこと繋ぐ赤色の橋まで建造されました。実にエリアの1/3以上が人工物で埋め尽くされてしまったそう!
のちに本来の美しさを取り戻そうと、政府は方向転換。古い人工物を取り壊し、環境の修復に費やしました。現在は、自然の中に溶け込んだ美景と豊かな自然生態が楽しめる観光スポットとなっています。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2022-09-26
コンパクトな街だから自転車にまたがって自由に散策できます
日の出の素晴らしさと風水のよさ、池上に来たら、大坡池へはぜひ行ってみましょう~!