大坡池はもとの名を「大陂」、またの名を「大埤」といいます。池上郷の東側に位置し、河岸段丘になっています。水源は新武呂渓に発し、秀姑巒渓の水源の一つでもあります。日本統治時代、池上弁当の中にあった魚やエビは、この池で獲れたものでした。戦後も「池上垂綸」という名で台東十景のひとつに数えられていましたが、後に「大坡大排水溝」という水利施設が完成すると、日に日に池の面積は縮小し、橋の設置などで景観も壊れていきました。天然の湧き水から成る美しい池には、何もないそのままの姿が一番素晴らしいと実感した村人たちは、自然ではないものを再度取り除き、自然のままを復元したのです。
現在は台東県政府の整備によって、池面積は約20ヘクタール、周辺の岸や湿地も20ヘクタールほどあります。池を一周するサイクリングロードも設けられ、植物観察、バードウオッチング、釣り、ハイキングなどのレジャーも楽しめます。 ナビたちはこの日、大坡池からの日の出がとても素晴らしいと聞き、早朝5時にホテルを出発。カメラを携え向かったところ、すでに数組の先客たちがいました。あいにくこの日は若干曇りで、期待した美しい朝日は撮れなかったけど、気持ちのいい風と空気にリフレッシュ気分いっぱいになりました。
周りを見渡すと、散歩に来た人たち、太極拳をする人、自転車野郎の集団など、この早朝に人が少しずつ増えてきていて、皆それぞれが朝のさわやかな空気を楽しんでいました。池の周りを含めて、伯朗大道のあたりまで一周すると7.53㎞。自転車だと約40分だそうですよ。実はここの素晴らしさの最大のポイントは、風水がとてもいいということらしい。池の上方には、「法林寺」というお寺もあります。
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スポット登録日:2016-12-20
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