【台湾ランタンフェス】元宵節に行きたい台南の人気2大イベント

「月津港ランタンフェスティバル」&「鹽水爆竹祭り」へ行ってみよう!

元宵節に合わせて行われるイベントと言えば、「台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)」が有名ですが、各地方でもそれぞれ趣向を凝らした燈節(ランタンフェス)が開催されています。そこで、台南で開催されている<b> 「月津港燈節(月津港ランタンフェスティバル)」</b>へ行ってきました!<br><br>ちなみに2023年の「台湾ランタンフェスティバル」は2月5日(日)から台北で行なわれますよ。

元宵節に合わせて行われるイベントと言えば、「台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)」が有名ですが、各地方でもそれぞれ趣向を凝らした燈節(ランタンフェス)が開催されています。そこで、台南で開催されている 「月津港燈節(月津港ランタンフェスティバル)」へ行ってきました!

ちなみに2023年の「台湾ランタンフェスティバル」は2月5日(日)から台北で行なわれますよ。

会場となる月津港は、嘉義との県境に近い場所、台南・鹽水区にあります。しかも「港」と言えども内陸部!不思議に思い調べてみると、遠い昔は海に面していたそうで、のちに鄭成功の命により開拓されて貿易の拠点・軍事の要として栄えたとか。<br><br>清朝時代の都を表す「一府二鹿三艋舺(一に台南、二に鹿港、三に萬華)」という言葉には続きがあって「四月津(四に月津港)」と言うそうです。それだけ月津港はにぎやかなエリアでした。もっともほかの地域を当てはめることもあるそうですが。

会場となる月津港は、嘉義との県境に近い場所、台南・鹽水区にあります。しかも「港」と言えども内陸部!不思議に思い調べてみると、遠い昔は海に面していたそうで、のちに鄭成功の命により開拓されて貿易の拠点・軍事の要として栄えたとか。

清朝時代の都を表す「一府二鹿三艋舺(一に台南、二に鹿港、三に萬華)」という言葉には続きがあって「四月津(四に月津港)」と言うそうです。それだけ月津港はにぎやかなエリアでした。もっともほかの地域を当てはめることもあるそうですが。

そんな月津港のエリア全体がフェス会場となっています。月津港親水公園の水辺を中心に、4つの区域&6つのテーマから成る展示が行われています。

そんな月津港のエリア全体がフェス会場となっています。月津港親水公園の水辺を中心に、4つの区域&6つのテーマから成る展示が行われています。

ちょうど中央にあるのが、<b>「藝術燈區(芸術ランタンエリア)」</b>です。このエリアは「浪漫蝕月(ロマン月蝕)」「超現實藍月(シュールなブルームーン)」「希望能量新月(希望のエネルギーを放つ三日月)」といった3テーマに分けられ、全部で22点の作品が輝きます。

ちょうど中央にあるのが、「藝術燈區(芸術ランタンエリア)」です。このエリアは「浪漫蝕月(ロマン月蝕)」「超現實藍月(シュールなブルームーン)」「希望能量新月(希望のエネルギーを放つ三日月)」といった3テーマに分けられ、全部で22点の作品が輝きます。

川岸をつなぐようにいくつもの提灯が並ぶこちらは「01城裡的月光」。リアルな灯りだけでなく、水面に写った反射する光も美しい作品です。

川岸をつなぐようにいくつもの提灯が並ぶこちらは「01城裡的月光」。リアルな灯りだけでなく、水面に写った反射する光も美しい作品です。

大きな目のような「03月意」。作品自体が動くのか、それとも目の錯覚なのか、ナビが遠くへ動いても追いかけてくる視線……じっと見つめられているような不思議な気分にさせられます。

大きな目のような「03月意」。作品自体が動くのか、それとも目の錯覚なのか、ナビが遠くへ動いても追いかけてくる視線……じっと見つめられているような不思議な気分にさせられます。

<b>「巷弄燈區(街角ランタンエリア)」</b>は、月之美術館の年に1度の特展「漫月美行動」とリンクしています。毎年ランタンフェスティバルよりひと足先の12月半ばごろ登場し、新年の年越しも楽しむことができるそうです。

「巷弄燈區(街角ランタンエリア)」は、月之美術館の年に1度の特展「漫月美行動」とリンクしています。毎年ランタンフェスティバルよりひと足先の12月半ばごろ登場し、新年の年越しも楽しむことができるそうです。

ナビは日中もちょこっと見学してみましたが、ライトアップ時とは異なる雰囲気が楽しめる仕掛けとなっていました。 ナビは日中もちょこっと見学してみましたが、ライトアップ時とは異なる雰囲気が楽しめる仕掛けとなっていました。

ナビは日中もちょこっと見学してみましたが、ライトアップ時とは異なる雰囲気が楽しめる仕掛けとなっていました。

それでもやはりメインは夜!昔ながらの街並みを照らすさまざまなランタンはあまりにも美しく、通り行く人の足を思わず止めてしまうほど。こちらの作品は「08點亮・我們」。 それでもやはりメインは夜!昔ながらの街並みを照らすさまざまなランタンはあまりにも美しく、通り行く人の足を思わず止めてしまうほど。こちらの作品は「08點亮・我們」。

それでもやはりメインは夜!昔ながらの街並みを照らすさまざまなランタンはあまりにも美しく、通り行く人の足を思わず止めてしまうほど。こちらの作品は「08點亮・我們」。

ド迫力「我們(我々)」提灯の下は絶好の撮影スポットです。みなさん、お互いに譲り合って撮影の順番を待っていたのが印象的でした。

ド迫力「我們(我々)」提灯の下は絶好の撮影スポットです。みなさん、お互いに譲り合って撮影の順番を待っていたのが印象的でした。

「09月之流域ー星河」は、細く狭い路地の先へ先へと延びる光が幻想的。古い建物に突如現れた近未来的なムードも感じます。

「09月之流域ー星河」は、細く狭い路地の先へ先へと延びる光が幻想的。古い建物に突如現れた近未来的なムードも感じます。

それら2つの作品の灯りが灯る前の様子はこちら。これもいい感じです。 それら2つの作品の灯りが灯る前の様子はこちら。これもいい感じです。

それら2つの作品の灯りが灯る前の様子はこちら。これもいい感じです。

近くの「月之美術館‐月津故事館」をのぞいてみると、これまでのランタンフェスに関する展示がありました。すでに10回以上も開催され、年々にぎやかになっているみたいです。 近くの「月之美術館‐月津故事館」をのぞいてみると、これまでのランタンフェスに関する展示がありました。すでに10回以上も開催され、年々にぎやかになっているみたいです。

近くの「月之美術館‐月津故事館」をのぞいてみると、これまでのランタンフェスに関する展示がありました。すでに10回以上も開催され、年々にぎやかになっているみたいです。

さて「月津故事館」をあとにし、歩き出すと向かいに気になる廟を発見しました。いつもと様子が異なり青いシートで覆われています。不思議に思って見ていると、中から人が。尋ねてみると、お祭りの準備中だとか。

さて「月津故事館」をあとにし、歩き出すと向かいに気になる廟を発見しました。いつもと様子が異なり青いシートで覆われています。不思議に思って見ていると、中から人が。尋ねてみると、お祭りの準備中だとか。

元宵節、鹽水、祭り……。ピンときた方もいらっしゃるのでは?そう、鹽水と言えば忘れてならないのが、とびきり刺激的なあのお祭りです。<b>「鹽水蜂炮(鹽水爆竹祭り)」</b>は、通りのいたるところで爆竹が炸裂し、街中をロケット花火が飛び交う「世界十大危険祭り」の1つに数えられるほど。 元宵節、鹽水、祭り……。ピンときた方もいらっしゃるのでは?そう、鹽水と言えば忘れてならないのが、とびきり刺激的なあのお祭りです。<b>「鹽水蜂炮(鹽水爆竹祭り)」</b>は、通りのいたるところで爆竹が炸裂し、街中をロケット花火が飛び交う「世界十大危険祭り」の1つに数えられるほど。

元宵節、鹽水、祭り……。ピンときた方もいらっしゃるのでは?そう、鹽水と言えば忘れてならないのが、とびきり刺激的なあのお祭りです。「鹽水蜂炮(鹽水爆竹祭り)」は、通りのいたるところで爆竹が炸裂し、街中をロケット花火が飛び交う「世界十大危険祭り」の1つに数えられるほど。

今年の開催は2月4日~5日ですが、旧暦正月の9日から準備に入るそうで、ちょうどその作業をしていたところでした。ナビ一行が日本人だと知ると、本来は立ち入り禁止のところ特別に中へ案内してくれると言うではありませんか。うれしいっ!

今年の開催は2月4日~5日ですが、旧暦正月の9日から準備に入るそうで、ちょうどその作業をしていたところでした。ナビ一行が日本人だと知ると、本来は立ち入り禁止のところ特別に中へ案内してくれると言うではありませんか。うれしいっ!

お邪魔したのは「周倉爺」という神様をまつる「月港鎮南宮」。「周倉」は關羽(関羽)の部下とされる(架空の)人物で、関羽の横で大きな刀を持っているあの方です!<br>「蜂炮先鋒官」と書かれているように、「鹽水爆竹祭り」はここからスタートします。「月港鎮南宮」のロケット花火に点火されればお祭りのスタートという、かなり大切な場所なのでした!というわけで、中には「鹽水爆竹祭り」が描かれていましたよ。 お邪魔したのは「周倉爺」という神様をまつる「月港鎮南宮」。「周倉」は關羽(関羽)の部下とされる(架空の)人物で、関羽の横で大きな刀を持っているあの方です!<br>「蜂炮先鋒官」と書かれているように、「鹽水爆竹祭り」はここからスタートします。「月港鎮南宮」のロケット花火に点火されればお祭りのスタートという、かなり大切な場所なのでした!というわけで、中には「鹽水爆竹祭り」が描かれていましたよ。

お邪魔したのは「周倉爺」という神様をまつる「月港鎮南宮」。「周倉」は關羽(関羽)の部下とされる(架空の)人物で、関羽の横で大きな刀を持っているあの方です!
「蜂炮先鋒官」と書かれているように、「鹽水爆竹祭り」はここからスタートします。「月港鎮南宮」のロケット花火に点火されればお祭りのスタートという、かなり大切な場所なのでした!というわけで、中には「鹽水爆竹祭り」が描かれていましたよ。

中で行われていたのは、ロケット花火を並べる作業。発射するための台に、花火を1本1本手作業で置いていたのです。驚き~! 中で行われていたのは、ロケット花火を並べる作業。発射するための台に、花火を1本1本手作業で置いていたのです。驚き~!

中で行われていたのは、ロケット花火を並べる作業。発射するための台に、花火を1本1本手作業で置いていたのです。驚き~!

ここ「鎮南宮」では、伝統的なやり方を守り続けていますよ!

ここ「鎮南宮」では、伝統的なやり方を守り続けていますよ!

ナビも特別に体験させていただきました!いやはや、ロケット花火を並べるだけと思いきや、これがなかなか難しい……。

ナビも特別に体験させていただきました!いやはや、ロケット花火を並べるだけと思いきや、これがなかなか難しい……。

導火線を粘着テープにくっつけてから、尾部分を横のロケット花火と並行にしていくのですが、尾部分が交差してしまったり……。不器用ナビですが、台北ナビと読者の皆さまが健康に台湾旅行を楽しめますようにと心を込めて並べてきました!

導火線を粘着テープにくっつけてから、尾部分を横のロケット花火と並行にしていくのですが、尾部分が交差してしまったり……。不器用ナビですが、台北ナビと読者の皆さまが健康に台湾旅行を楽しめますようにと心を込めて並べてきました!

さて、このお祭りの由来ですが、当時流行していた疫病を退治するために始められたとか。いやはや、コロナ禍に喘ぐ今こそ必要なお祭りかもしれません!しかし残念ながらナビは今年のお祭り本番に立ち会うことは叶わず……来年を目指します!参加を予定されている方は、完全防備でケガのなきようご注意くださいね。

さて、このお祭りの由来ですが、当時流行していた疫病を退治するために始められたとか。いやはや、コロナ禍に喘ぐ今こそ必要なお祭りかもしれません!しかし残念ながらナビは今年のお祭り本番に立ち会うことは叶わず……来年を目指します!参加を予定されている方は、完全防備でケガのなきようご注意くださいね。

ざっとご紹介しましたが、ランタンフェスにはまだまだ魅力的な作品がいっぱい!この時期、台湾にいらっしゃる方はぜひお出かけください。こんなロケット花火を模したかわいいヌガーのお土産も見つかりますよ。 ざっとご紹介しましたが、ランタンフェスにはまだまだ魅力的な作品がいっぱい!この時期、台湾にいらっしゃる方はぜひお出かけください。こんなロケット花火を模したかわいいヌガーのお土産も見つかりますよ。

ざっとご紹介しましたが、ランタンフェスにはまだまだ魅力的な作品がいっぱい!この時期、台湾にいらっしゃる方はぜひお出かけください。こんなロケット花火を模したかわいいヌガーのお土産も見つかりますよ。

なお、来年の「台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)」はすでに台南での開催が決定しています。詳しい場所はまだ発表されていませんが、今年のランタンフェスに参加できない方は、今から2024年の予定を開けておくといいかもしれませんよ! なお、来年の「台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)」はすでに台南での開催が決定しています。詳しい場所はまだ発表されていませんが、今年のランタンフェスに参加できない方は、今から2024年の予定を開けておくといいかもしれませんよ!

なお、来年の「台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)」はすでに台南での開催が決定しています。詳しい場所はまだ発表されていませんが、今年のランタンフェスに参加できない方は、今から2024年の予定を開けておくといいかもしれませんよ!

イベント情報

2023月津港燈節(2023月津港ランタンフェスティバル)
開催場所:台南市鹽水區月津港
開催日:2023/1/14~2/12
ライトアップ時間:17:30~23:00(エリアにより異なる)
https://www.yuejinlanternfestival.com/

2023鹽水蜂炮(2023鹽水爆竹祭り)
開催場所:台南市鹽水區武廟周辺
開催日時:2023/2/4~2/5
・4日 19:00~鹽水武廟周辺
・5日 18:30~鹽水全域、21:00~鹽水國中(メイン会場)
http://www.wumiao.idv.tw/tw/index.asp

アクセス方法

【月津港無料接続バスで】
台鉄「新營」駅・「新營轉運站」バスターミナルとイベント会場「橋南老街臨時站」を結ぶ臨時の無料接続バスが運行されています。は以下のサイトをご覧ください。
<バス時刻表平日>
<バス時刻表休日>

【台鉄で】
①台鉄「新營」駅の「新營站」バス停から、路線バス(棕幹線、棕1、棕2、棕3、棕4、棕6、61、61-1)に乗車し、「鹽水站」バス停下車
②台鉄「新營」駅の「新營站」バス停から、路線バス(棕5 )に乗車し、「鹽水分駐所站」バス停下車
※イベント期間中以下の各路線バス(棕幹線、棕1、棕2、棕3、棕4、棕6)は「橋南老街臨時站」臨時バス停に停車しますので、こちらで下車してください。

【高鉄で】
①高鉄「嘉義」駅2番出口の7番から路線バス(橘9、橘9-1)に乗車し、「新營轉運站」バスターミナルまで。そこで路線バス(轉乘棕幹線、棕1、棕2、棕3、棕4、棕6、61、61-1、7207、7208)に乗り換え、「鹽水站」バス停下車
②高鉄「嘉義」駅2番出口の4番から路線バス(166)に乗車し、「鹽水站」バス停下車
※イベント期間中以下の各路線バス(棕幹線、棕1、棕2、棕3、棕4、棕6)は「橋南老街臨時站」臨時バス停に停車しますので、こちらで下車してください。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2023-02-03

ページTOPへ▲

関連記事

【台湾イベント】2024年台湾ランタンフェスティバルin台南へ行こう!

【台湾イベント】2024年台湾ランタンフェスティバルin台南へ行こう!

開催は2024年3月10日(日)まで。今からでもまだ間に合います!

【2024年版】元宵節の台湾ランタンフェスはこうやって楽しもう!!

【2024年版】元宵節の台湾ランタンフェスはこうやって楽しもう!!

春節最初の満月に当たる日(小正月)は、台湾では「元宵節」といいます。各地でランタンフェスティバルなど様々なイベントが行われます!

【台湾レトロ建築】歴史を感じる街、台南・鹽水(塩水)を歩こう!

【台湾レトロ建築】歴史を感じる街、台南・鹽水(塩水)を歩こう!

ノスタルジックな3スポットを巡る旅~八角樓×永成戲院×橋南老街~

【台南グルメ】鹽水エリアの特産!「意麵(イーメン)」はいい麺だった~♪

【台南グルメ】鹽水エリアの特産!「意麵(イーメン)」はいい麺だった~♪

元宵節の過激なお祭り「鹽水爆竹祭り」や「月津港ランタンフェスティバル」で有名な台南・鹽水で食べたい名物グルメは絶対コレ!

冬の夜を彩る祭典が今年も始まりました

冬の夜を彩る祭典が今年も始まりました

危険なお祭りで有名なあの街の風物詩@月津港

ロケット花火で厄払い!

ロケット花火で厄払い!

台湾で一番過激なお祭りに潜入~♪

アノ過激で有名な「鹽水爆竹祭り」に潜入!

アノ過激で有名な「鹽水爆竹祭り」に潜入!

やっぱりウワサ通りだった…怖くて逃げまどいながらも、終わってみればなんだか…楽しかった!

無事生還!!

無事生還!!

FROM 台南「鹽水蜂炮」(鹽水爆竹祭り)

その他の記事を見る