台湾サイクリングフェスティバル「Light up Taiwan 極點慢旅」

4回に分けて開催される2018年台湾サイクリングフェスのオススメ立ち寄りスポットをご紹介します!

こんにちは、台北ナビです。

「美麗島」と称されるほど麗しい自然と豊かな地形を有した台湾を、サイクリングを通じて体感できるサイクリングフェスティバル。2018年も去年と同様に「Light up Taiwan 極點慢旅」と題し、東西南北に点在する灯台を拠点としたサイクリングコースを巡ります。年々外国からの参加者も増加傾向にある国際的なサイクリングフェスティバルへおもいきって参加してみましょう♪

「Light up Taiwan 極點慢旅」とは?


「台湾交通部観光局」、「交通部航港局」、「内政部営建署」が主催、「墾丁国家公園管理処」、「雲嘉南浜海国家風景区管理処」、「東北角・宜蘭海岸国家風景区管理処」、「北海岸・観音山国家風景区管理処」、「中華民国自行車騎士協会」が請け負って開催されている、年に一回の国際的なサイクリングフェスティバルです。

毎年テーマがあり、2018年は「Light up Taiwan 極點慢旅」ということで、海に囲まれた台湾本島を照らしている4ヶ所の灯台をメインにサイクリングコースが設定されています。6月23日は最南端にある鵝鑾鼻灯台(屏東県)、7月21日は最北端にある富貴角灯台(新北市)、9月1日は最西端にある国聖港灯台(台南市)、そして最後9月29日は最東端にある三貂角灯台(新北市)が拠点となり、灯台や周辺の風景を楽しみながら旅をする感覚でサイクリングを楽しんでもらうのが目的です。本格的にスポーツとして参加するサイクリスト用のコースと、ひと味違った旅行を目的としたツーリスト用のコースに分かれている点も参加しやすいポイントです。自転車は200元でレンタル可能なので、ぜひチャレンジしてみて下さい!

4つの系列(シリーズ)から自分に合うものをチョイス


初めての方や旅感覚で参加される方にオススメなのが「極點慢旅騎遊系列」で、走行距離は約22~36㎞です。本格的な長距離サイクリングコースを希望の方には走行距離約45~62㎞の「極點慢旅挑戦系列」や、最南端にある鵝鑾鼻灯台と最東端にある三貂角灯台を3日間かけて約398㎞走行する「極點慢旅東雙塔挑戦」がオススメです。その他観光名所をバスで周りながら一定区間をサイクリングする「極點慢旅4+2系列」というシリーズもあり、合わせて4パターンが企画されているので自分に合ったシリーズに挑戦して下さいね。

6月23日「極南」

●30㎞コース:墾丁統一渡假村駐車場→鵝鑾鼻灯台→風吹沙→佳樂水駐車場(折返)→鵝鑾鼻公園駐車場
●70㎞コース:墾丁統一渡假村駐車場→台26線→台200甲線→台200線→恆春外環道→台26線→台156線→台152線→台153線→猫鼻頭→台153線→台26線→統一渡假村駐車場

*周辺オススメ観光スポット*

【鵝鑾鼻灯台】
墾丁国家公園エリアの鵝鑾鼻公園内にあり、バシー海峡と太平洋の交差点に位置する高さ21.4メートルの灯台です。台湾最強の光力をもつといわれており「東アジアの光」と称賛されており、空と海の青に映える真っ白な灯台と周辺の景色は台湾八景のひとつにも選ばれています。
住所:屏東県恒春鎮鵝鑾里灯塔路90号(鵝鑾鼻公園内)
電話:(08)885-1101
営業時間:4月~9月6:30~18:30、それ以外の月は7:00~17:30
休み:月曜日・旧正月・端午節・中秋節
【六堆客家文化園区】
客家の文化を紹介しているテーマパークです。六堆という名前は1721年朱一貴の動乱(清代に台湾で起こった反乱)のときに、客家人が団結力を強くしようと六隊(堆)の組織を作ったことからきているそうです。広い園内では客家料理も楽しめます。
住所:屏東県内埔郷建興村信義路588号
電話番号:(08)723-0100
営業時間:9:00~20:00(月曜日休み)
【林後四林平地森林園区】
面積約1005ヘクタールもある平地にある森林公園には、多種多様な生物が生息し、豊富な生態系が保たれています。台湾で希少価値の高い鳥頭翁(クロガシラ)や領角鴞(オオコノハズク)なども目にできます。
住所:屏東県潮州鎮潮義路221-1号
電話番号:(08) 781-3529
営業時間:8:00~17:00

【鵬湾跨海大橋】
サンゴ礁でできた離島、小琉球を望む大鵬湾には南台湾における新しいランドマークである「鵬湾跨海大橋」が掛かっています。東京の勝鬨橋のように船舶の入出港が可能な跳開橋で、全長579メートル、橋の幅が40メートル、開度は75度にも達し、壮観な眺めとなっています。休日の午後に10分間だけ行われる跳開ライブは必見です。
住所:屏東県東港鎮鵬湾跨海大橋
電話:(08) 833-8100
ライトアップ時間:夏季19:00~22:00、冬季18:00~21:00
跳開ライブ時間:休日(夏季)17:00、(冬季)16:30
【国立海洋生博物館】
車白郷に位置する東南アジア最大の国立海洋生博物館です。サンゴや南国ならではの海洋生物を、実物とマルチメディアを融合した展覧方式によって楽しむ事ができます。館内にある恆春の名物スイーツ「綠豆蒜」もぜひお試しあれ。蒜(ニンニク)とありますが、ニンニクは入っておらず、ニンニクをすり潰したような外見であることから、ネーミングされました。
住所:屏東県車城郷後湾村後湾路2号
電話:(08) 882-5896
営業時間:12月~3月(平日)9:00~17:00、(休日)9:00~18:00
4月~11月(平日)9:00~18:00、(休日)8:00~18:00
【屏東山川琉璃吊橋】
全長262メートル、高さ45メートルの「屏東山川琉璃吊橋」は台湾で二番目に長い吊橋です。排湾族(パイワン族)と魯凱族(ルカイ族)が多く暮らす三地門というエリアの村々を繋いでおり、橋には原住民の工芸品である瑠璃珠というトンボ玉が施されていることから命名されています。
住所:屏東県瑪家郷北葉村風景104号
電話:(08)732-0415
定休日:月曜日
営業時間:(平日)9:00~16:00、(休日)9:00~17:00
【台湾原住民文化園区】
「屏東山川琉璃吊橋」へ足を運んだ際には、ぜひ同じエリアにある原住民文化園へも立ち寄ってみて下さい。広い園内ではシャトルバスも出ており、原住民ショーを観覧したり、原住民文化を体験できる施設となっています。
住所:屏東県瑪家郷北葉村風景104号
電話:(08)799-1219
営業時間:8:30~17:00(月曜休み)
【墾丁国家公園管理処】
観光客のために解説員が毎日待機しており、日本語で周辺観光スポットや、 国家公園の自然資源について説明してくれます。
住所:屏東県恆春鎮墾丁路596号
電話:(08) 886-1321
営業時間:8:00~17:00(旧正月休み)

7月21日「極北」

●25㎞コース:富貴角灯台→台2線→石門→金山海岸
●62㎞コース:富貴角風芸術営区→台2線→淺水湾海浜公園(折返)→石門→野柳→金山海岸

*周辺オススメ観光スポット*


【富貴角灯台】
1897 年に完成した台湾最北の灯台で、高さは約14.3メートルあります。日本人により設立された八角形の灯台に使用されている材料も全て日本から運ばれたものです。霧が出たときに方向を知らせる霧笛が設置された機能的な設計となっています。
住所:新北市石門区富基里(2号線省道25キロ)
電話:(02)8635-5100
【野柳地質公園】
1000万年におよぶ地殻運動、海蝕、風蝕の影響を受けてできた奇怪な岩石が並ぶ岬で、いわずと知れた台湾の観光スポットです。自然の力が施した芸術で、その景観は圧巻です。奇怪岩の中でも代表的な「女王の頭」前での記念撮影もお忘れなく!
住所:新北市萬里区野柳里港東路167-1号
電話:(02)2492-6516、(02)2492-2016
営業時間:8:00~17:00 ※5-8月は18:00まで(年中無休)
【金湧泉SPA温泉会館】
漁港もあり、温泉郷としても知られている金山にある温泉ランドといえばココ!海底温泉エリア、ミルク風呂エリア、ちびっこ用プールエリアなど多種多様なお風呂を楽しめる温泉施設です。水着着用不要のお風呂も用意されているのは日本人にとって嬉しいポイントです。漁港が近いこともあり、館内レストランの海鮮料理も絶品でした。
住所:新北市萬里区萬里加投213-3号
電話:(02)2498-3588
【北海岸管理処・白沙湾遊客中心】
台湾で11番目の国家風景区に指定された北海岸および観音山国家風景区。白沙湾の入口そばにあるビジターセンターは周辺の情報収集に役立ちます。
住所:新北市石門区德茂里下員坑33-6号
電話:(02) 8635-5100
営業時間:9:00~17:00(旧正月休み)

9月1日「極西」

●36㎞コース:台湾塩博物館→台176線→龍山宮池府千歳→南31線→六孔碼頭→国聖港灯台→黑面琵鷺生態展示館→南38線→台176線→台湾塩博物館
●72㎞コース:台湾塩博物館→台17線→台17乙/甲朝皇宮→江南大圳綠道→台江国家公園→鹿耳門天后宮→海堤防風林→曾文溪出海口→国姓橋→台湾塩博物館

*周辺オススメ観光スポット*

【国聖港灯台】
一見電波塔のようにも見えますが、1957年に建設された最西端の灯台で、しっかりと台南国聖港を守っています。
住所:台南市七股区頂頭額砂州
電話:(06) 786-1000

【北門水晶教堂】
2014年に誕生日した水晶教堂はウエディングフォトの聖地として知られています。教会が建つ北門は塩田湿地で有名であったことから、教会は山のように積まれた塩のイメージと共に、塩の白さとその透明感がデザインに反映されています。昔、この地域で流行した烏脚病(ブラックフット病)という手足が壊疽(えそ)する風土病で、結婚が叶わなかった多くの人たちへの思いが込められてできた教会でもあります。
住所:台南市北門区北門里200号
営業時間:10:00~18:00

【高跟鞋教堂】
高さ17メートル、幅11メートルのハイヒールの形をした教会です。1269本の鉄筋から構成されており、外壁には320枚余りのガラスが施されている複雑な構造とデザインは世界一ともいわれています。水晶教会と同様に烏脚病患者への想いを、幸せな花嫁の象徴であるハイヒールに込めて建てられました。
住所:嘉義県布袋鎮海興街6号
電話:(06) 786-1000
営業時間:(月~木)9:00~17:30、(金~日)9:00~20:00
【嘉義承億文旅-桃城茶様子-】
「承億文旅」グループが運営するホテルの1つで、阿里山茶の産地にふさわしく茶葉をテーマにした、とてもユニークなホテルです。お茶入りの漢方入浴剤や、館内の色んな場所でお茶を楽しめるセットが各部屋に用意されているなど、お茶尽くしの時間に癒されることでしょう。
住所:嘉義市東区忠孝路516号
電話:(05)228-0555
【雲嘉南管理処・北門遊客中心】
以前の北門塩洗浄工場の倉庫を改築して造られた館内には、マッコウクジラの標本や、世界的絶滅危惧種であるクロツラヘラサギの生息地としても知られる曾文渓での保護活動などが紹介されています。
住所:台南市北門区北門里200号
電話:(06)786-1017
営業時間:9:00~17:30(旧正月休み)

9月29日「極東」

●21㎞コース:東北角・宜蘭海岸国家風景区管理処→福隆火車站,經舊草嶺自行車隧道→由石城連接東北角濱海自行車専用道→萊萊海蝕平臺→四角窟観景区→三貂角→東北角・宜蘭海岸国家風景区管理処
●63㎞コース:東北角・宜蘭海岸国家風景区管理処→台2線→三貂角→石城→東北角大里遊客中心→大溪→宜1線大溪產業道路→双泰産業道路→双渓→台2丙線→貢寮→台23線→東北角・宜蘭海岸国家風景区管理処

*周辺オススメ観光スポット*

【三貂角灯台】
台湾最東端の岬にある灯台で、高さ16.5メートルです。28秒ごとに白と赤の閃光を発し、「台湾の眼」として太平洋海域における重要な指標の役割を果たしています。青い海と白亜の建造物やモニュメントを背景にした記念撮影は絵になります。
住所:新北市貢寮区福連村馬崗街38号

【龍洞湾海浜公園】
「東北角海岸風景特定区」の中で最も大きい港湾で、その特殊な地形により25科80種類にも及ぶ生態が生息しています。公園内には水遊びエリアや海の景色を眺められるカフェ、地質解説教室、および海浜生態教室などの施設があります。遊泳、釣り、ダイビング、シュノーケリングなどのマリンレジャーも楽しめます。
住所:新北市貢寮区和美里龍洞街62-3号
園内開放時間:8:00~18:00、(7~8月)8:00~19:00
水域開放時間:8:00~17:00、(7~8月)8:00~18:00
【東北角管理処・福隆遊客中心】
東北地域の情報収集にはこちらのビジターセンターへ足を運んでみて下さい。
住所:新北市貢寮区福隆里興隆街36号
電話:(02) 2499-1210
営業時間:9:00~17:00(旧正月休み)
この夏は、サイクリングで台湾を感じてみてはいかがですか?

以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-06-26

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