ディアボロが帰ってきた!その夢のような世界を体感♪

世界できっと唯一の中国ゴマの劇団のパワーは無限大!!

こんにちは、台北ナビです。今日はナビでもおなじみ?のディアボロ・ダンスシアターが花博会場跡地の舞蝶館に帰ってきている!という情報を聞きつけてワクワクしながらやってきました。

ディアボロの魅力とは…

ディアボロとは英語で中国ゴマということは、以前にご紹介済み。ナビは中国の天津に行った際中国ゴマと出会い、お買い上げ~。一応ゴォーゴォーという音を出して回すことはできるのですが、中国ゴマを飛ばしたりして自由自在に操るなんて到底無理。だからこそディアボロ・ダンスシアターのすごさが身に染みてわかるのです。その中国ゴマを自由自在に扱い、プラス華麗なダンスも見せる。そんな超人的なことを10歳~28歳の若者がやってのけるなんて…。しかもこの舞台にかける彼らの意気込みが伝わってくる、若者のパワーを感じる数少ない舞台だとナビは思います。
ディアボロが帰ってきた!その夢のような世界を体感♪ ディアボロが帰ってきた!その夢のような世界を体感♪ 一糸乱れぬ動き!

一糸乱れぬ動き!

トップスター・楊心怡

ナビは舞台が始まる前のメイク中にトップスターであり年長メンバーである楊心怡さんに短時間ですがお話を聞くことができました。メイク中にも関わらず表情豊かに話される様子が印象的!きっと舞台上ではもっと喜怒哀楽を表現されるんだろうなぁ…。
ほんとにメイク中におじゃましたんです…

ほんとにメイク中におじゃましたんです…

メイク中もナビの顔を見たり鏡を見たり、ほんとお忙しい時にすみません!

メイク中もナビの顔を見たり鏡を見たり、ほんとお忙しい時にすみません!

(ナビ):こんにちは!メイク中におじゃまします。早速ですが、とても印象的なメイクですが、ご自分でされるなんてすごいですねぇ。

(楊さん):このようなメイクを始めたのは2009年からなんです。初めはメイクの先生がメイクをしてくれて、その後自分達で練習したんです。最初の頃は今のようにメイクできなくて、もうめちゃくちゃでしたね。何度も練習して自分でメイクして完成しては先生に写真を送信。先生がOKを出してくれてやっと自分でメイクをして舞台に立てるようになったんです。

(ナビ):いつ頃から中国ゴマをされているんですか?

(楊さん):10歳から親しんでいます。今28歳なのでもう18年間ですね。あっ!歳がバレちゃった!
(ナビ):ナビは以前この会場で、台湾の大人気絵本作家ジミーの世界を再現した「秘密花開了」を見させていただきました。その時との違いはどんなところですか?

(楊さん):「秘密花開了」はかわいらしさを全面的に出してセリフもありました。だから中国ゴマの要素が少し少なかったんです。でも今回の「奇幻旅程ENTRANCE」では中国ゴマでの要求される技術も高く、表現も深い。プレッシャーは前よりもかなり大きいです。
(ナビ):以前は南港での会場でしたが、今回の会場で演じるに当たって、難しいことはないですか?

(楊さん):そうですねぇ。まず南港は会場が四角なんですが、舞蝶館は扇形なので、そのため横にスクリーンがあります。そのため、舞蝶館では舞台袖に捌ける際にちょっと苦労します。すべて監督達がどう動くかを細かく考えてくれましたが、慣れるのに苦労しました。そのためか初日はお客様に怒られてしまって…。毎回舞台前にアンケートを配り、舞台後そのアンケートを回収するのですが、その意見や前日の映像を見て毎回細かいところまで改良していくんです。だから3日目にはお客様から「感動しました!」という言葉が聞けて、私もすごく嬉しかったです。だから今日のアンケートも是非書いてくださいね!
毎日ノートにびっしり改良点が書き込まれてありました

毎日ノートにびっしり改良点が書き込まれてありました

これが配られます!是非答えてくださいねっ♪

これが配られます!是非答えてくださいねっ♪

(ナビ):はい!では、ずばり「ディアボロ・ダンスシアター」の魅力ってなんですか?

(楊さん):それは劇団員を家族のように感じていることでしょうか。最年少の子はまだ自分でメイクが出来ません。そんな時は年上の子が手伝ってあげる。また、やっぱり幼い子が多いので整理整頓ができずに、初日の楽屋はごちゃごちゃ。そこは年長である私が鬼になり整理整頓を徹底させます。そうするとほらキレイに並べられているでしょ?そうやって少しずつ成長していって、私たちも含め、子供でも皆で集まるとすごいパワーになるんです。そこが魅力で強みです。

(ナビ):お忙しい中ありがとうございました!
メイクも助け合い!

メイクも助け合い!

キレイに整頓されています!

キレイに整頓されています!

衣装もきちんとかけられています

衣装もきちんとかけられています

半室外施設ならではのサービス

ナビが楊心怡さんへインタビューをしている際、突如携帯のアラームが鳴り、数人の団員が舞台へ。ナビがどうしたんですか~?と恐る恐る聞くと、「半室外の施設なので、室内施設より寒いんです。そのため団員とお客さんのふれあいタイムを特別作りました」というお言葉!ナビは舞台裏でインタビューをしたのでわかるのですが、準備にてんやわんやの中、このようなサービスを行えるとは、いやはや頭が下がる思いです。ナビもインタビュー後観客席に回りその様子を見たのですが、ちびっこが嬉しそうに中国ゴマを教えてもらっていました。中にはそのまま劇団に入れるのではないか?というほどのツワモノまで…。
ナビも興奮して写真がぶれてしまいました… ナビも興奮して写真がぶれてしまいました… ナビも興奮して写真がぶれてしまいました…

ナビも興奮して写真がぶれてしまいました…

彼がすごい!

彼がすごい!

コマを自由自在に操ります!

コマを自由自在に操ります!

コマを飛ばしておりました…

コマを飛ばしておりました…

「奇幻旅程 Entrance」いざ開幕

真夜中ひとりの好奇心旺盛な純粋な女の子がファンタジーの森の中へ観客をいざないます。この女の子の眼に映る世界を通して、幸せとは?楽しさとは?を探す旅へ出かけましょう!ファンタジーの森の中は何だか物悲しい雰囲気。そこで孤独なモンスター「多眼怪(目が多い怪獣)」と出会います。彼は孤独を恐れ森の仲間の中に入ろうとしますがいつも失敗…。そんなふたりを豊富な知恵と魔法で導くのがブルーキャット!さて2人の旅の結末とは…。
そんなストーリーの「奇幻旅程 Entrance」。セリフが聞きとれるかな…というナビの心配をよそにセリフは一切なし。動きを見て理解するから中国語がわからなくても問題なしなんです!
実際ナビも舞台を見る前はストーリーをよくわかってなかったのですが、見ているだけでストーリーが理解できました。ストーリーもさることながら、中国ゴマのスピーディさ、ディスプレイを使用した舞台装置との連携など、想像以上に見応えがありました。

監督の劉楽群さんにインタビュー!

舞台の前半と後半の間に15分の休憩時間があるのですが、その時間を使用してインタビューをさせていただきました。
(ナビ):見どころ満載の舞台ですねぇ。以前の南港会場との違いで苦労された点はどこですか?

(劉さん):以前は室内で四角い舞台。今回は半室外の扇形。だから観客の皆さんが見える角度がより一段と広くなった点が大きな違いです。また、こっちは制限もかなり多くて細かい変更が大変でした。あと、横にある布のスクリーンは黒色で性能がかなりいいんです。ドイツから特別に輸入したんです。それに今回は前回以上にスピード感が増しているので目が離せないと思いますよ!
スクリーンにも注目!

スクリーンにも注目!

すごいスピード感!

すごいスピード感!

ナビ):今日はクリスマスですが、お客さんが多いですね!観客を魅了し続ける秘訣を教えてください。

(劉さん):そうだねぇ、今日は僕が思っていたよりもお客さんが多いよ!(笑)僕らは宣伝にあまりお金をかけられないし、まだまだ足りないと思う。でも舞台を見たお客さんが「この舞台はすごくいい!感動した!」と言って口コミで僕らのことを広めてくれるんだよ。
この劇団は中国ゴマが見どころだけど、それだけじゃない!バレエの要素も取り入れているし、セリフもないから外国の方にもわかりやすい!是非多くの方に僕達の表現する世界を楽しんでもらいたいです。

(ナビ):今日はお忙しいところありがとうございました。後半も楽しみにしています!

(劉さん):時間があまり取れなくてごめんね。

舞台後にもふれあいの時間が!

後半もディアボロ・ダンスシアターが考案した光る中国ゴマを多数用いたり、ナビ達の頭の上を中国ゴマがピューんと飛んで行ったり、思わずうわぁ~!と歓声をあげてしまいました。
満足しているナビが席を立ち出口へ向かうと、なんと出演者達が衣装のまま観客の方々と記念写真を撮っているではありませんか!ナビ統計ですが、舞台では当初嫌われっ子だった「多眼怪」が写真撮影の一番人気!ナビもやっぱり彼と一緒に写真を撮影してもらいました。写真毎にポーズをとってくれて、すっごくかわいい!
また、スナック売り場でもディアボロ・ダンスシアターが改良して回しやすくなった中国ゴマが売られており、ちびっこ達が親御さん達にねだってゲットしている姿が見られました。コマを手にした彼らはすぐに挑戦!そんな時には出演者の方が回し方を教えてあげていました。
ナビも買おうか真剣で悩んだ中国ゴマ

ナビも買おうか真剣で悩んだ中国ゴマ

ポップポーンも売っています~

ポップポーンも売っています~

舞台の完成度の高さはもちろん、ファンとの距離も大切にしているディアボロ・ダンスシアター。3月25日まで「奇幻旅程Entrance」のロングラン公演が開催されています!この時期台北に旅行に来られる方は是非足を運んでみてくださいね!きっと心に残る時間が過ごせます。

以上、屋根裏部屋に眠っている中国ゴマを出して、きてまた練習してみようとひそかに計画中のナビがお届けしました。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-01-16

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