台湾は夜市が熱い!台北の夜市は士林だけではありません。もっとローカルな夜市こそ、味わい深いものがあるのです。
こんにちは、台北ナビです。毎日が縁日!のにぎわいと多様な食べ物、グッズがそろう店舗群が集約の夜市。台湾ならではのものが山積みとなっています。さあ、食からいくか、買い占めからいくか、夜は長い。財布のヒモは緩くとも、落とさないように気をつけてね。ちゃんと歩きながら、どれにしようかじっくり吟味してみましょう!第一弾は①饒河街、②臨江街(通化街)、③公館、④師大をおとどけます!
★指数付き(規模・ローカル度・食道楽、満点は5つ星)
延々と続く縁日!長さは台北一
①饒河街夜市
(在来線「松山」駅北口より徒歩3分)
規模 ★★★★★
ローカル度 ★★★
食道楽指数 ★★★★
南京東路をひたすら東へタクシーを飛ばせば、10分程度で到着と便利。一直線に続いているので、片道歩きだけで十分なら効率的。
松山駅のすぐ近くにあり、駅をはさんだ向こう側は衣服問屋街で有名な五分埔。そんな立地条件からか、饒河街夜市、やはり衣類を扱う店が多数。昔ながらの夜市ということもあり、伝統的な小吃店も多く、買物にも食べ歩きにもOKな、台湾ムード満点な夜市です。
よく士林夜市と比べられることが多いのですが、規模は士林のほうが大きく、ひとつの「夜市経済圏」を形成しているのに対し、饒河街夜市はどこまでも「一本道」とわかりやすいのが特徴。迷いようがないので楽です。直線距離500mほどがあり、普通の台湾人はぶらっと一往復して帰りますが、時間のない観光客は、出口からそのままタクシーに乗ってバイバイ、という使い方もできるわけで、効率的な夜市、ともいえます。台北市内に戻るのにも、松山駅から在来線で台北駅まで戻れます。それでは、ここで売られているものを、紹介していきましょー!
こちらは、可愛らしい小鳥がおみくじを引いてくれる鳥占い。当たるも八卦、ですが、楽しそうですね。
みんな大好きドリンク愛玉。特に夏場は大人気です。愛玉とは台湾特有の高山植物の実からつくるゼリー。これをはちみつレモンシロップでいただきます。のど越しもツルリと心地よく、太めのストローでズズッと飲むのが定番。珍珠(黒い粒々のタピオカ)入りもあります。
101ビル見学の後に行ってみよう!
②臨江街(通化街) 夜市
(MRT「市政府」駅より徒歩20分、タクシーで5分)
規模 ★★★★
ローカル度 ★★★★
食道楽指数 ★★★★
台北の4大夜市のひとつ、101ビルのエリアに近い「通化街夜市」は、近くのOLたちが帰り際に散歩がわりに使っている地元志向の夜市でもあります。グルメよりは小物やアクセサリーなど雑貨系が多い印象を受けるプロムナード。食事処は30年以上の老舗の数が多く、食べ応えのあるB級グルメにも出会えます。ところでここは通称「通化街夜市」と呼ばれていますが、いちばん屋台の多い通りは「臨江街」で、この通りが観光夜市の名称になっています。
*通化街沿いの店
「愛玉之夢遊仙草」
ハーブ入りの伝統デザート仙草凍(ゼリー) は氷のトッピングとして定着していますが、それに練乳をかけたものを主力アイテムにしているのがこのお店。夜になると常連客でいっぱい。さっぱりおいしい愛玉レモンもあるので、日本の人を案内するなら、ウケること間違いなし!サクサク氷も口どけ爽やか!カップルは2人で1碗を注文して食べています。
台北市通化街56号 / (02)2706-1257 / 営12:00-深夜3:00
「老店頭 台南意麺」
看板には「35年の歴史」と堂々とうたうお店。ちなみに数年ほど前に作った看板なので、実際は40年を超えてます。スープなしで食べられる「乾意麺」や「ワンタン麺」が主力アイテム。台南の伝統を守る製法で、他店とは違う歯ごたえが自慢。値段もお安めです。
「青島豆漿」
24時間、閉まることがないお店。生姜スープや、豆花、蛋餅(卵焼のクレープ包み)などなど、よくある台湾の朝飯屋さんメニュー。軽食が中心です。温かいメニューも多いので、寒い季節にもよく、テイクアウトもOK。熱豆花、熱豆漿などシンプルな伝統の味わい。店の歴史は40年を超えます。
*臨江街観光夜市沿いの店
通化街刀削冰
ご主人と息子さんで切り盛りする、昔ながらの味と値段を守る氷屋台。夏はカキ氷がメイン、冬はアツアツ生姜湯やアズキスープ。しょうがと黒砂糖をにこんだスープに黒いタピオカをいれれば、まさに最強の味。これぞ台湾デザート。トッピングの豆類もおいしいですが、特製レモンシロップをかけた愛玉ゼリーもひんやり爽やかな一品。
通化街米粉湯
1956 年に開業と、この界隈でも1,2を争う歴史の長さ。たくさんの材料を並べて、巨大鍋で様々な品物をグツグツと煮込むその姿。鍋からモクモクと湯気が立ち昇ります。三代目のお姉さんはブロークン日本語が達者で、元気でユーモアたっぷり。初代主人のおばあさんも現役。101ビルの地下美食街をはじめ、同店名で各地にフランチャイズ展開をしていますが、ここが本店なのです。
これが、愛玉と大粒タピオカのレモンシロップがけ。さっぱりでおいしいです
佳奇食品おいしいマンゴー大福のあるパン屋さん。オレンジ色の見事なカスタードクリームに、マンゴー果肉(冬場は缶詰のピーチにかわります)入り。ほろ甘いけっこうデリケートな味で、日本人の口にも合うのです。ここではパイナップルケーキなどもしっかり売ってますよ。
台北市通化街23号/07:00~23:00
于記杏仁豆腐西門町にもある、オリジナル杏仁豆腐の専門店。独特な味わいに、一度チャレンジしてみてください。
台北市通化街109号/10:30~23:00
夜市でグッズ、これを探してみよう!
③公館夜市
(MRT「公館」駅より徒歩5分)
規模 ★★★
ローカル度 ★★★
食道楽指数 ★
台湾大学の近くで、食よりも、どちらかと言えばショップが多い夜市なのです。では、ナビが魅力を感じたグッズをフィーチャーしてみました。
手作り系のオリジナルキャラクターなどもありますが、もちろん、どうみても「パクリ」系のキャラクターグッズもたっぷりです。
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チャイナチックな携帯ストラップもいろんな種類があるので、まとめ買いしてみては?
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大学通りでにぎやか度高い エスニックもたっぷり
④師大夜市
(MRT「台電大樓」駅より徒歩5分)
規模 ★★★
ローカル度 ★★★
食道楽指数 ★★★★
海外からの留学生も多い国立師範大学。その大学を中心に開けたマーケットそれがこちら。場所柄、夜に限らず、昼間も学生でにぎわっています。なぜなら、食堂がわりに利用する学生や近辺の住民が多いからです。しかも留学生の率が多いところから、韓国料理、タイ料理などのエスニックがほかのエリアに比べて多いのも特徴です。また、龍泉街の細い路地に列ができる「滷味」のお店も必見です。夜は心地のよいカフェやパブもにぎわう、宵っ張りの夜市なのです。
喫煙OKの「
牙買加倉庫」や「
Jr.Cafe」など個性派カフェも点在しています。
燈籠滷味
台湾独特の醤油ベースの調味料で煮込んだ料理を「滷味」といって、夜市では定番のアイテムですが、特にこのお店は師大夜市の名物店。自分の好きな具を選んで、煮込んでもらい、皿に盛ってもらうという、台湾ならではのおでん風屋台料理です。お店自身に席は設けいおらず、2F席がある後ろの喫茶店で食べるシステム。各階にドリンクカウンターがあり、1人ワンドリンク制になっています。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-02-10