MV世界同時プレミア&映画館上映、阿Ken(林暐恆)との爆笑トーク、制作費1億台湾ドル(約5億円)の舞台裏まで——現地で体感した熱気をたっぷりお届けします!
こんにちは、台北ナビです。
みなさん、「周杰倫(ジェイ・チョウ)」の最新アルバム『太陽之子』はもうチェックしましたか?
3月25日のデジタル配信を前に、前日の24日には映画館でMV(ミュージックビデオ)の世界初公開&記者会見が開催され、メディア関係者と抽選で選ばれた100名のファンが招待されました。幸運にも台湾のトップアーティスト・周杰倫の最新アルバム『太陽之子』記者会見に、台北ナビが現地潜入しました。
その様子を余すことなくお伝えします!
名画×最先端技術!圧巻のMV「太陽之子」
記者会見ではまず、アルバムのタイトルにもなっている楽曲、「太陽之子」のMV鑑賞からスタートです。
「周杰倫公式YouTube」での世界同時配信ということもあり、公開直前の待機者はなんと約1.3万人!平日だというのに、すごくないですか?数日前からは連日ティザーが公開され、ファンの間ではさまざまな考察が飛び交うなど、期待感は最高潮に達していました。
映像は、ジャック=ルイ・ダヴィッドの名画「マラーの死」へのオマージュからスタートし、一気にハリウッド映画さながらの壮大な世界観へと引き込まれます。クリムトの「接吻」やエドワード・ホッパーの「ナイトホークス」、ゴッホの「包帯をしてパイプをくわえた自画像」を思わせるシーンも随所に散りばめられ、まるで名画の中を旅しているかのような没入感に。
ゴッホと周杰倫がバーで共演するという、現実離れした贅沢な演出もにくかった~!!約6分58秒という長さを感じさせない濃密な構成と、世界の名画を最先端技術でリアルに「動かす」という豪華な仕上がりで、世界中のファンを魅了する完成度でした(拍手)!!
『太陽之子』に込められた意味とは?
最新アルバム『太陽之子』は、「周杰倫(ジェイ・チョウ)」にとって通算16作目となる意欲作。3月25日にデジタル配信がスタートしており、4月10日には待望のCDリリースも控えています。日本版も発売日は未定ですが、販売予定です。
タイトルの由来には、ちょっと心温まるエピソードがあるんです。 2023年5月、香港で開催されたジェイのツアー「カーニバル」は連日の大雨に見舞われながらも、なぜか開演前になると必ず雨が止むという奇跡が続いていたそうです。そんな様子を見ていた親交の深い「張學友(ジャッキー・チュン)」から、「太陽の子」とプリントされたマンゴーと直筆メッセージが贈られ、「まるで太陽の子のように幸運だね」と称えられたことがきっかけとなりました。ジェイ本人も「その称号、もらっちゃったよ(笑)」と、ユーモアたっぷりに受け止めていたといいます。
当初は、楽曲『太陽之子』の歌詞に登場する「我就是光(僕こそが光)」をタイトルにする案もあったものの、張學友の言葉に心を動かされ、まるで心に太陽が昇るような感覚を得たことから、最終的に『太陽之子』というタイトルに決定。ポジティブな想いが伝わり、まさに本作にふさわしいネーミングですよね。
MV鑑賞後、阿Kenの進行で登場した周杰倫。自身がアンバサダーを務めるDiorのシックなブラックスーツに身を包み、相変わらずのカッコよさに会場もざわり…♡
JAYCHOUマイクをナビは見逃さなかった♡
とはいえ、「ギラギラ全開スタイル」を密かに期待していたナビ的には、ちょっぴり物足りなさも… と思いきや、手元にはしっかり輝く「JAYCHOU」名前入りマイク!
ジェイらしい「自分大好き」も健在で結果、ナビの期待値を余裕で回収してくれました(笑)
制作費約1億台湾ドル(約5億円)!ハリウッド級MVの裏側
さて、2人のトークはまず公開されたMVの話題から。阿Kenに「ひたすら歩きまわるのが周杰倫のMVでしょう?」といじられつつ、なぜ今回はこんなに壮大なMVを制作するに至ったのかをたずねられました。
というのも、このMVの制作費は、なんと約
1億台湾ドル(約5億円)で、台湾史上最高レベル!
さらに制作を手がけたのは映画『アバター』や『ロード・オブ・ザ・リング』で知られる、アカデミー賞を5度受賞の世界的チーム「Weta Workshop」。映画さながらのクオリティにも納得です。
ジェイは、「芸術のためだよ。音楽そのものが本質であって、映像はあくまで、みんながKTV(台湾のカラオケ)で映像を見ながら歌えるようにするためのものに過ぎない。
アルバムで13本MVを撮らないといけないんだけど、もう予算を使い切っちゃったから、残りの12本は歩いて口パクかな(笑)」とおなじみのユーモアで会場を笑いに包みます。やっぱり「世界の周董」、スケールも発想もひと味違います!
スタジオに『ロード・オブ・ザ・リング』の展示がされていたという話から、キャラクターのゴラムを演じる阿Ken(笑) 現在台北で大人気の、自身がプロデュースする生ドーナッツ「GooDonut」もさりげなくPRして、会場を沸かせました。
「Weta Workshop」とのコラボ経緯については、ジェイが主導するリアリティ番組『周遊記』(Netflixで配信)の撮影中に、阿Kenと一緒にたまたま訪れた「Weta Workshop」のスタジオ見学がきっかけだった、という裏話も披露。
これには阿Kenも「えぇ~!!じゃあ、あの時すでにこのMVの構想が浮かんでいたの~??」と驚きの様子。
約30点の名画が鍵!MVに込められたこだわりと込められたメッセージ
MVは、探偵(ヴァンパイアハンター?)に扮したジェイが物語を牽引するサスペンス仕立てのドラマ構成。先に紹介した名画をはじめ、なんと約30点もの作品を単なる引用ではなく再解釈して散りばめられ、ひとつの物語を紡いでいきます。
さらに、長年タッグを組む方文山には、作詞過程で「どのパートにどの名画を入れるか」まで細かく指示したというこだわりぶり。さすがジェイ、その徹底ぶりはもはや「鬼レベル」です(笑)。
『太陽之子』では、誰の心にも潜む闇や不安といった感情にフォーカスしたというジェイ。それはMV内に登場するそれぞれの絵画の多くが「極限・闇・境界」を表現していることを見ればわかるはず!
ここまでのスターになると緊張なんてするのかしら⁇と思ってしまいますが、ステージに立つ前にこれまで2度パニックに陥ったことがあると明かしました。
ただ、何を伝えたいのだろう?と疑問に思う人も多いかもしれません。その答えはMVラストに添えられた一文です。
「Within every heart lies a dark side. One must choose to live with or vanquish it.」
(すべての心の中には闇の一面が潜んでいる。それと共に生きるか、打ち勝つかは自分次第だ)
この言葉こそ、本作を通してジェイが届けたかった前向きなメッセージを象徴しているように、ナビには感じられました。
「年齢を重ね、社会に出るとストレスへの耐性が弱くなることもある」と語ると、阿Kenがすかさず、「人生のあらゆる試練には、周杰倫が必要だ!」と切り返し、会場は笑いに包まれました。
そう、ジェイはいつも前向きな気持ちを、そしてツライ時にはそっと寄り添ってくれる曲を作り出してくれるんですよね。
太陽の子が暗闇の象徴でもある吸血鬼と対峙している姿はまさに、心の闇に打ち勝つ姿を表現しているようです。
ライブ配信終了後、アルバムに収録されている『淘金小鎮』のMVもサプライズで追加公開してくれました。
これまた探偵に扮したジェイと共に、阿Kenも登場し、会場が湧きます。西部劇のような世界観を舞台にしたストーリー仕立ての作品で、ジェイは19世紀の淘金小鎮で金塊失踪事件を追う探偵役として登場します。冷静さと鋭い観察力で人々の隠された秘密を見抜き、少しずつ真相へと迫っていくストーリー展開。果たして真犯人は誰なのか——MVにはさまざまな伏線が散りばめられていて、思わずナビも誰が犯人かな?と推理をしてしまいました。
そして何より驚きだったのが、「曲ができる前にMVを先に撮影した」というエピソード。そんなことある!?と思わずツッコミたくなりますが、そこはさすがジェイ。『周遊記』の撮影で訪れた、1850年代のオーストラリアのゴールドラッシュ時代を忠実に再現した屋外博物館「Sovereign Hill(ソブリン・ヒル)」があまりにも印象的で、「この景色を形に残したい」という思いから映像化を決意したのだとか。
「みんなが食事している間、僕はずっとストーリーを考えていた。『オリエント急行殺人事件』みたいに、誰が金を盗んだのか?という謎を密室で描くイメージだった」と、笑います。
このロケーションなら『淘金小鎮』という曲が作れるとひらめき、その場で撮影を決断したというから、もうアッパレです!急きょ衣装を用意し、その場に居合わせた阿Kenや柯有倫、Darren、杜哥たちも巻き込んで撮影がスタート。
一方の阿Kenは「正直、何を撮るのか全然わからなかった。ただ、このチャンスを活かしてMVにしよう!って言われて、『どの曲?』と聞いたら『まだ曲はない』って(笑)」と当時を回顧。天才と一緒にいると振り回されることも多そうですが……その分、絶対に面白い現場なんだろうな~と感じさせるエピソードでした。
家族への想い&ロマンチックな新曲も
末娘「Jacinda」のために書いた楽曲が収録されていることも明かしていました。長女Hathawayには「前世情人」、長男Romeoには「粉色海洋」があるように、末娘にも彼女をテーマにした一曲をプレゼントしたのだとか。
しかもMVでは、お父さん役に阿Kenをキャスティング予定とのことで、どんな仕上がりになるのか今から楽しみです(笑)。
プロポーズの時の秘話も飛び出しました!
さらに、アルバムに収録されるラブソングのMVでは、自身のプロポーズ映像も公開予定とのサプライズ発言も!大切な瞬間をファンと共有したいという想いは、なんともジェイらしいロマンチックな演出です。
「告白気球」に続き、結婚式で使える一曲として書いたというだけに、今後ブライダルシーンで耳にする機会も増えそうな予感。これから順次公開されていくMVにも、ますます期待が高まります。
最後に、会場に詰めかけた記者団の中に、長年ジェイを追い続けてきたベテラン記者さんたちの姿を見つけると、ご機嫌のジェイはなんとその場で進行を変更!急きょメディア取材を解禁するというサプライズもありました。
今後、ファンとの交流や記者会見の機会を増やす予定について問われると、「もちろん、時間があればやりたい」と前向きなコメント。それに対し、ベテラン記者さんから「テニスの時間を減らせばいい」と突っ込まれると、「テニスコートで開催するのも面白いかも」とユーモアを見せていました。
それにしても、記者陣の熱い思いが伝わる囲み取材でした。 ぜひ今後は、大好きなテニスの時間をほんの少しだけファンにも分けてくれることを期待したいところです。
ナビはこれから、MV『太陽之子』に登場する約30点の名画をじっくり答え合わせしていく予定。気になった方は、ぜひMV『太陽之子』をチェックしてみてください!
そしてこのアルバムを携え、ジェイはまもなく新たなツアーをスタート予定。例年2~3年にわたるロングラン公演になることもあり、「新曲もぜひ覚えて来てほしい」とファンに呼びかけていました。日本公演の実現にも、思わず期待が高まります!
※日本では国内盤の制作も決定しています。詳細は後日発表予定なので、お楽しみに!
また、オリジナル・アルバム初期6作品の国内版もリリースされています。いずれもSHM-CDに加え、ミュージック・ビデオやスペシャル・インタビューを収録したDVDが付属する2枚組仕様。さらに、先着購入者特典として「ジェイ・チョウ アルバム・ジャケット・ステッカーシート」が配布されるのだとか。
また、初回生産分には「ジェイ・チョウ アルバム・ジャケット・カード(U-CONNECTカード)」を封入。このカードに印刷された二次元コードにアクセスすることで、最新情報の確認やプレゼント企画への参加が可能だそうで、ジェイファンは大注目ですよ!
詳しくはユニバーサル ミュージック合同会社の公式ウェブサイトをご覧ください!
https://www.universal-music.co.jp/jay-chou/news/2026-03-25/