【台湾イベント】日本統治時代の趣が残る劇場「新竹市映像博物館」で、国際化と多様化をテーマとした17カ国の映画・全35作品が日替わりで上映中！

「新竹市映像博物館」は、日本統治時代の1933年に「有楽館」として建設された、歴史ある劇場です。今日はここで開催されているイベントについてご紹介するのですが、その前に会場をチェックしてみましょう！

外壁の細やかな装飾に目がとまりました。古代ローマとアラビア建築が融合したデザインの外観は、シンプルだけど独特の風貌をまとっています。

500人を収容できる館内。もちろんしっかり冷房が効いているのですが、「有楽館」は台湾で初めて換気設備を備えた、革新的な映画館だったのだそう！

こちらはスクリーン。建物の2階部分は、1944年に受けた爆撃により約3分の1が被害を受け、敗戦後は一時閉鎖されましたが、

1999年に、国による「歴史的建造物の再利用」プロジェクトが始動。建築家の林志成氏の手によって、2000年に「新竹市映像博物館」へと生まれ変わりました。

当時の様子がわかる写真。映画の告知は、看板をバイクや肩に担いでおこなわれていたのですね～

「私の勇気はちょっとちがう(我的勇敢不一樣)」をテーマに、国際化と多様化を考えさせられる17カ国の映画・全35作品を日替わりで上映中しています。ジェンダーレスや戦争・暴力に立ち向かう勇気、死の受け入れ方や、自分と向き合う勇気について描かれた作品が選ばれています。
画像提供：新竹市映像博物館

なかなか深いテーマだと思うのですが、親子で一緒に考える、よいきっかけになりそう！

「新竹市映像博物館」では、映画上映のほか、映像の展示や研究・育成イベントなどが定期的に行われているので、興味のある方はぜひ公式Facebookページをチェックしてみてくださいね♪
画像提供：新竹市映像博物館