<プレゼントあり>台湾人作家が描き下ろす「ザ・日本のBLマンガ」に萌える!
こんにちは、BL沼にハマってからというもの、台湾で台湾産BLを漁りまくっている、腐男子歴4年目の大原扁理です。みなさま、いかが腐ってますか?
さて、BLマンガは読んだことがあるけれど、台湾のBLマンガは読んだことがない、という方も多いかも知れません。そんな方にもオススメしたい台湾BLマンガを発見してしまいました。
今回ご紹介する台湾本は、こちら!ZIYO先生の『つれない先生とお節介な俺の戀戀365日』です。
ドメスティックBLファンにも自信を持ってオススメする理由
作者のZIYO先生は、台湾出身&在住の台湾人。この連載では、作家が台湾人である場合、「台湾で出版された作品の日本語版」を紹介することが多いのですが、こちらはなんと、はじめから日本の読者向けに描き下ろされたマンガなのです!
でも、国産BLじゃないんでしょ?ちょっととっつきにくそう……という声が聞こえてきそう。いや私も腐男子のはしくれですから、その気持ち、ちょっとわかります。
台湾に限らずなのですが、日本のBLファンからすると、海外のBLってだいぶ自由なんですよね(笑)。まず受け攻めがわかりにくいし、誰と誰がくっつくのか予想ができないし、あとは名前や設定に親しみがない、などなど。
それでちょっと敬遠してしまう……なんていう方もいるのでは?
私も最近知ったのですが、とくに日本のBLは伝統芸能のような世界であり、「お約束」がとても重要視されるジャンルなんですね。でもこの作品は、「お約束」から逸脱することはありません。見事に「ザ・日本のBLマンガ」に仕上がっているのです!
だから海外BLを読んだことがないBLファンでも、この作品なら絶対に大丈夫(断言)!
日本人大学助教と台湾人大学院生の異文化ラブストーリー♡
主人公は、大学で助教として勤めるために台湾にやってきた日本人・宗介と、受け持ちの台湾人大学院生・俊彦(トシ)。コワモテ&刺青のトシに対して、宗介はなめられてはいけないと攻撃的な態度であいさつし、第一印象はお互い最悪、という王道のスタートです♡
コワモテだけど実は超親切でおせっかいなトシは、台北の街へ、そして台東の実家へと宗介を連れ回し、やがて二人の愛は台湾茶のようにゆっくりと発酵していく……という異文化ラブストーリー。
最後はもちろんサービスシーンあり。安心安全のハッピーエンドになっています。
台湾人作家ならではの、細やかな台湾あるあるも魅力
それから、台湾初心者の宗介の視点を借りて(つまりほとんどの日本の読者と同じ視点で)、いろんな台湾文化あるあるが展開されるのも楽しいところ。
たとえば中秋節には、家の前の道で家族でBBQをすること。文旦の皮を帽子のようにかぶって遊ぶこと。大晦日の夜には友人たちと台北101の花火を見に行くこと。水着着用で温泉に入ること。
ほかにも潤餅(台湾春巻き)や糖葫蘆(タンフールー)、台鉄弁当などの台湾フードがたくさん出てくるほか、各エピソードの扉には、熱炒(台湾居酒屋)、西門紅樓、廟などの台湾ミニコラムつき。このあたりは、さすが台湾人作家ならではの説得力がありますね。
個人的には、BBQの焼き台の低さ、アルミの扉や鉄製の窓枠(鐵窗花/鐵花窗)など、「あ~っ、これこれ~!!」と思わず唸るディテールの描写がたまりません。
てなわけで、「ザ・日本のBLマンガ」でありながら、気軽に台湾の知識も身についちゃう、2倍おいしい作品です。ぜひこの機会に読んでみてください!
【今回紹介した本】
『つれない先生とお節介な俺の戀戀365日』著・ZIYO(幻冬舎コミックス)740円+税 2024年5月24日発売
・ZIYOさんの各SNSや作品情報のまとめ
https://linktr.ee/ZIYOlinktree・Amazonのサンプルページで第一話が無料公開中です!
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D2QMW7Z5
【サイン本プレゼント】著者・ZIYOさんの直筆サイン&カット入りの単行本を2名様に!!
上記でご紹介した『つれない先生とお節介な俺の戀戀365日』を抽選で2名様にプレゼントいたします。
プレゼント応募は下記リンクより!是非ふるってご応募ください。
https://www.taipeinavi.com/present/view.php?id=347プレゼント応募期間:2024年8月6日(火)~2024年8月25日(日)
当選者発表:2024年8月30日(金)
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