あまりにも天気がよかった、とある週末。ふらり新竹にある「北埔老街」にやってきました。ここは、客家の里としても知られる山あいにある小さな集落です。
無計画でやってきてしまったナビ。地図でチェックしてみると、只今ずいぶんと町外れにいるような?以前は高鉄「新竹」駅から台湾好行のバスに乗りやってきた記憶があります。
とりあえず歩いてみることに。
すると、いきなり目に飛び込んできた素敵な佇まいのお店。茶房ということは、お茶の飲める茶藝館的なものでしょうか?そうそう、北埔老街と言えば、すり鉢で茶葉やらゴマやらピーナッツやらを擂って、擂ってひたすら擂っていただく客家の伝統茶「擂茶(レイチャー)」が有名です。おいしいんだよなー!飲めるまでが大変だけど。
うわ~♡こちらはチャイナシューズのお店です。かわいい靴がいっぱい!
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その先にはお香のお店も。店構えもイイ感じです。さらに先にはカゴ屋さん。写真に収めたくなるお店がたくさんあるのも北埔老街の特徴です。近頃「作られた感」を感じずにはいられない都会の老街とは違って、ここは昔から変わらない雰囲気です。って昔のことは知らんけど~! |
客家料理の定番、モツの生姜炒め「薑絲大腸」と豚バラ肉や干し豆腐、スルメイカ、セロリなどを炒めた「客家小炒」。濃ゆい味付けがご飯のお供にぴったりです。ちなみにご飯は無料で食べ放題、イェーイ!
お米から作ったきしめんみたいな「粄條」もまた、客家料理定番の麺。もちもちしていて美味なんです♪これもおかずにしちゃうよー。焼きそばおかずに白飯食べるみたいなもん?
さてさて、おなかが満たされたら再び町歩きへ。
「金廣福公館」は国指定の古跡。見学は予約制で、3日前までにウェブサイトから申し込みを。思い付きで来ちゃったナビはもちろん予約はないので見学は不可。なので、遠くから眺めて見た気になります。
「姜阿新洋樓」は紅茶の生産・販売で財を成した姜阿新さんが住まい兼接待の場として建てた邸宅で、現在は県の古跡にも指定されています。こちらの見学も事前予約者のみが許されるため、ナビを含め予約のない方々がわらわらと閉ざされた門の前に集結。門越しに眺めて終了……。これを読んでいるみなさんは、どうぞご予約をお忘れなく!どちらもオフィシャルサイトからできますよ。
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町外れまで来たらちょっと立派な普通のお宅が。ここは「鄧南光影像紀念館」。写真家・鄧南光さんに関する資料館で、鄧家のの旧宅をリノベーションしたものだとか。お庭は工事中だったのですが、中は自由に見学が可能。よっしゃー!ここに来てはじめて見学できる施設に出逢えました。しかも無料っ! |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2023-02-22
台湾で最も客家の味わいを色濃く残す街「北埔」を巡ってみました♪
特色ある街並みと擂茶も堪能!
@金広福公館、天水堂、慈天宮
獅山線で行きやすくなった客家の古都・北埔、古跡やご当地名産が詰まっています。
@新竹・北埔
@北埔老街
@新竹県・北埔