「美濃水圳漫旅藝術節(美濃キャナルトリップアートフェイスティバル)」の会場へ歩いて行く途中に「美濃文創中心」があるので、立ち寄ってみました。警察分駐所(美濃旧派出所)は1902年に建てられ、ここは日本時代に政治経済の中心だった場所です。
2015年から「美濃文創中心」としてツーリストサービスセンターとして使われているほか、2018年から「搖籃咖啡x惠如小屋」というカフェとなっています。
中には台湾の作家をテーマにした展示があり、本や資料が置かれているほか、講演会なども行われています。
席数は少ないですが、本を読みながらゆっくりしたいな~と思う雰囲気の場所です。
外へ出て歩いていくと史跡のようなお家がたくさんありました。こちらは「美濃邱添貴派下夥房」。「夥房」とは客家の人が住んでいる家の意味で、ここは1920年代に建てられた邱家の家です。高雄市の指定古跡になっています。2020年に修復が終わり、現在一般公開されています。Facebookで事前予約が必要ですが、木、金、土、日の9:00~17:00の時間帯に無料で公開されています。
灌漑用水路「美濃水圳」に到着。結構流れが速いですが、水遊びしている子供がたくさんいました。
当日は人が多く、120もの屋台が水路横の細道に出ていたため、大混雑でなかなか前に進めない状態でした。
2022年は第3回の「美濃水圳漫旅藝術節」。今回は「日本の岐阜県美濃市の手漉き和紙職人とのコラボで和紙の提灯が水路の両側に設置されていました。
すてきな和紙の提灯に17:00~20:30まで灯りがともされました。
水路の近くにあるのが「粄條街(ライスヌードルストリート)」。
客家の人が多く住んでいる「美濃」で有名なものと言えば「粄條(ライスヌードル)」!「粄條街」を歩いて行くと何やら人混みが。
お店は小道の中にあるようです。
民家のようなお店に入ると、中も人でいっぱい。
味のあるメニューがレトロな窓にかかっています。
相席で、何とか座り、スープなしの「粄條(50元)」をオーダー。麺はつるつるでのど越しがよくて、とってもおいしかったです!さすが1945年創業の老舗です。
ぶらぶら歩いていると「草仔粿(客家の草もち)」の看板を発見!
行列に並んで、蒸したてを買ってみました。外側はほんのり甘く、中に干し大根や豚のひき肉などが入っていて特別な味です。今回売り切れてしまっていた甘い餡のものを次回食べてみたいと思いました。
左營駅から約1時間で到着する美濃、バスに乗ってぶらっと日帰り旅行もおすすめですよ。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2022-11-30