では、なぜ今「Samson Bakare」氏の個展を開催したのか?それは彼が、ハイブランド「グッチ」の「グッチ バンブー 1947」の新製品発売を記念して行われたデジタルプロジェクトにクリエイターとして選ばれたことで、世界中から注目を浴びているから。写真家のLOU ESCOBAR(ルー・エスコバル)さんやSuzanne Saroff(スザンヌ・サロフ)さん、nico ito(ニコ・イトウ)さんらと共に選ばれたんです。
Samson Bakare氏は1993年生まれのナイジェリア・ラゴス出身で芸大卒のアーティスト。建築家であるお父様の影響で幼少期から絵を描き始めています。シマウマがセンターに凛々しく描かれているのがとてもアフリカらしいです
こちらの作品タイトルは「Cowboy’s diary」。アーガイル模様がお気に入りとのことで、ほかの絵にもそれが多用されています。あえてセーターを着ていたり、背景の花柄も彼の絵の作風です
ご本人が黒人であるというアイデンティティを作品に生かしつつ、欧米などの西洋文化に憧れることを時に違和感を持ちながらも、素晴らしい作品を生み出していると思います
「plzzzz 藝廊」のオーナーはビートルズ好きということで、展示に合わせて、ビートルズの歌の歌詞を送るのだとか。Samson氏に向けてセレクトしたのは「A Hard Day’s Night」。
Samson氏は自身の経験を作品に盛り込み、人生を短い旅に例えています。大自然の恵みを享受し、一回の呼吸でさえも惜しまず、大切な人と時を過ごして欲しいと願っているそう。限りある人生でできることは、一瞬一瞬を大切にして、必死に生きること。そしてそうするのは、大切な人との時間のため。Samson氏の作品はそういうことを表現しているからこそ、「plzzzz 藝廊」のオーナーは「A Hard Day’s Night」を選んだんでしょうね!
画像提供:plzzzz 藝廊
Samson氏は彫刻も製作していますが、今回の個展に登場するかは未定。もしも見ることができたらLucky!ということですね☆ひとつひとつが大きな作品なので、かなり迫力もあります。台北微風南山アトレの3階「plzzzz 藝廊」に是非足を運んでみてください!ショッピング&アート鑑賞で充実した一日を送れることでしょう!
Samson Bakare個展《 A Hard Day’s Night – Life’s a Short Trip 》
Samson Bakare個展《 A Hard Day’s Night – Life’s a Short Trip 》場所:plzzzz 微風南山艾妥列3F(台北市信義區松智路17號3F)
開催期間:2022/9/4(土)〜9/22(木)11:00〜21:30(木〜土曜日は〜22:00)
plzzzz 藝廊のウェブサイト
https://www.plzzzzby.com/Samson Bakareホームページ
https://bakaresamson.com/