【台湾土産】台湾伝統の日干し麺の製麺所「玫來晏趣製麵小農農莊」 へ

天然酵母を使った手作り麺と屏東産カカオの麺や台中産蕎麦を台湾土産にしよう!

遡ること約1年前の2024年、台湾南部の屏東・潮州で開催されているフェス「春潮集」へ出かけた時のこと。潮州をよく知る人におすすめされた、とある場所。しかし、機会なく訪れることができぬまま時が過ぎました……。

遡ること約1年前の2024年、台湾南部の屏東・潮州で開催されているフェス「春潮集」へ出かけた時のこと。潮州をよく知る人におすすめされた、とある場所。しかし、機会なく訪れることができぬまま時が過ぎました……。

そして今年、ついに訪問のチャンスをゲット。行ってきました「玫來晏趣製麵小農農莊」へ!

そして今年、ついに訪問のチャンスをゲット。行ってきました「玫來晏趣製麵小農農莊」へ!

「玫來晏趣製麵小農農莊」はご主人の劉銘晏さんと奥さんの余玫芬さんが夫婦で切り盛りする小さな麺工場です。元々ここは30~40年続いた「竹輝行」という製麺所でしたが、後継者がなく売りに出されていたところ縁あって2006年2人のものに。

「玫來晏趣製麵小農農莊」はご主人の劉銘晏さんと奥さんの余玫芬さんが夫婦で切り盛りする小さな麺工場です。元々ここは30~40年続いた「竹輝行」という製麺所でしたが、後継者がなく売りに出されていたところ縁あって2006年2人のものに。

麺作りのために高雄から移住した2人……といっても製麺の経験はゼロ、まったくの素人だったと言います。そこで生地を捏ね、寝かし、伸ばし、日干しするという台湾伝統の技法をイチから学び始めました。 麺作りのために高雄から移住した2人……といっても製麺の経験はゼロ、まったくの素人だったと言います。そこで生地を捏ね、寝かし、伸ばし、日干しするという台湾伝統の技法をイチから学び始めました。

麺作りのために高雄から移住した2人……といっても製麺の経験はゼロ、まったくの素人だったと言います。そこで生地を捏ね、寝かし、伸ばし、日干しするという台湾伝統の技法をイチから学び始めました。

麺線(そうめん)の材料は海塩と小麦だけ。発酵を助けてくれるのは「老麵」と呼ばれる天然酵母です。「老麵」は主に麺を作る時に余った生地を次回のために取っておくことで、その中の微生物が繁殖したもの。これが天然酵母となるんです。なんでも、まだ完全に夜が明けきらぬ5時には麺作りを開始します。

麺線(そうめん)の材料は海塩と小麦だけ。発酵を助けてくれるのは「老麵」と呼ばれる天然酵母です。「老麵」は主に麺を作る時に余った生地を次回のために取っておくことで、その中の微生物が繁殖したもの。これが天然酵母となるんです。なんでも、まだ完全に夜が明けきらぬ5時には麺作りを開始します。

日干しと言ってもただ太陽の下に置いておけばよいというわけではありません。季節によって吹いてくる風の方向を見極めて作業をします。麺線なら半日ほど、麺なら3~5日ほどおひさまの下に。小麦の香りが立ち上ってきたら完成です。つるんとしたのど越しのよさが特長ですよ。

日干しと言ってもただ太陽の下に置いておけばよいというわけではありません。季節によって吹いてくる風の方向を見極めて作業をします。麺線なら半日ほど、麺なら3~5日ほどおひさまの下に。小麦の香りが立ち上ってきたら完成です。つるんとしたのど越しのよさが特長ですよ。

麺線や一般の麺のほかに、近年は工夫を凝らした新たな麺作りにも力を入れています。その1つが屏東特産のカカオを練り込んだ「可可麺」です。

麺線や一般の麺のほかに、近年は工夫を凝らした新たな麺作りにも力を入れています。その1つが屏東特産のカカオを練り込んだ「可可麺」です。

「カカオは身体にいいけれど、チョコやココアは甘くて食べないって人も多いからそんな人にも食べて欲しいと思って」と話すのは玫芬さん。噛みしめるとナッツのような香りがふんわり鼻腔をかすめます。

「カカオは身体にいいけれど、チョコやココアは甘くて食べないって人も多いからそんな人にも食べて欲しいと思って」と話すのは玫芬さん。噛みしめるとナッツのような香りがふんわり鼻腔をかすめます。

ほかに台中産の蕎麦・韃靼蕎麦を使用した「甜蕎麥麵」「苦蕎麥麵」もあります。台湾らしい味わいをお土産にいかが?ここ「玫來晏趣製麵小農農莊」で購入できますよ!

ほかに台中産の蕎麦・韃靼蕎麦を使用した「甜蕎麥麵」「苦蕎麥麵」もあります。台湾らしい味わいをお土産にいかが?ここ「玫來晏趣製麵小農農莊」で購入できますよ!

可可涼麵

可可涼麵

翡翠蝦鬆麵線煎

翡翠蝦鬆麵線煎

そして通常は販売のみの「玫來晏趣製麵小農農莊」ですが、時期によっては自慢の日干し麺と地元・潮州産の食材を使った玫芬さんの手料理が食べられることも。詳細は台灣好基金會の主催するツアー「潮旅行」をチェックしてくださいね。

スポット情報

■玫來晏趣製麵小農農莊
住所:屏東縣潮州鎮蓬萊里榮田路225巷9號
電話:(08)786-2918
営業時間:8:00~12:00、14:00~17:00
※土・日曜日は事前電話予約が必要
Facebook:https://www.facebook.com/No.9noodlefarm/

価格(2025年4月現在)
・福壽麵線(200g)30元
・白麵條日曬(600g)90元
・手工麵線日曬(500g)85元
・祝壽麵線(150g)30元
・裸裝麵線(1束)30元
・甜蕎麥麵日曬(300g)130元
・苦蕎麥麵日曬(300g)130元
・可可麵條日曬(300g)180元

▽ツアーの詳細
潮旅行2024:
https://www.accupass.com/event/2411070227385488081700
台灣好基金會:https://pt.lovelytaiwan.org.tw/
※2024~2025年の開催は4月12日で終了ですが、毎年12月ごろ~開催されます

アクセス情報

【台北から潮州】
高鉄「左營」駅で台鉄に乗り換えて「潮州」駅下車。所要時間40~50分。

 【潮州から店】

台鉄「潮州」駅(後站)を背に右方向へ進み1本目の道(蓬榮街)を曲がって最初の交差点を右折。直進した先の交差点を左折して道なり(榮田路)に。カフェ「誠園藝境」のある交差点を右折して1つ目の路地を左折した突き当たりにあります。徒歩14~15分。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2025-04-22

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