台湾の米どころ・台東の池上郷には、地域の農業の助けとなっている池「大坡(アミ族語:TAPO)」があります。日本統治時代には、その池の上にあった地域を「池上」と呼び、その名は今でも受け継がれているのだとか。
そんな池上の農業を支えている農會(いわゆる農協)が運営している観光工場が「金色豐收館」です。元々は日本統治時代に商人だった林石連氏が建造。その後、地元の富豪であった邱家の手に渡り、1948年に池上農會が買い取り精米所として使われてきました。それから時を経た2011年、誰もが楽しめる観光スポットとして現在の形となる「金色豐收館」をオープンしました。
園内にはさまざまな施設があります。
その1つが、精米所「金色豐收館」です。1億元を投入して特大型の乾燥機や低温貯蔵庫のほか、日本から輸入した最新型の脱穀機や精米機などが備えられているんだとか。なるほど、台湾米コンクールで3回連続チャンピオンに輝き、日本の市場にも進出しているというのもうなずけます。
ポン菓子作りなど、さまざまなお米に関するDIYが体験もできます。但し予約が必要でした……。ふらりと立ち寄ったナビは体験できず。興味がある方は事前にご予約を忘れずに~!
予約なくとも楽しめるのが「小白屋咖啡」です。その名の通り白いおうちのカフェ。瓦は後から白くペイントしてあるのか……な?そこはご愛敬~!園内で最も歴史ある建物で、かつては事務所と計量所として使われていたそうです。
がんばりすぎてない素朴なインテリアが、逆に落ち着きます。ついついまったりしちゃいそう……。
米の産地の農協内だけあって、店内では米粉を使ったスイーツなどがいただけます。チョコレートワッフルは、外カリ+中ふわ&もち♡とした食感がたまりません。聞いてみると、白玉粉を使用したホットケーキミックスみたいな「池上米預拌粉-QQ米格子」と「池農米穀粉」を合わせてるんですって~。見た目は普通だけど、美味ですー!というわけで、池上の農協スーパーで見かけたら、この2種類の粉を買って家で再現してみるのも良さそう!
ドリンクは玄米茶をオーダーしてみましたよ。香ばしくってホッとします~♡オマケで池上産の米粉を使ったお菓子もくれました。ラッキー♪
お腹が膨れたら、カフェの裏手にある「稻浪館」へ行ってみましょう。ここは農協の販売部。池上米のほか、米を原材料としたお菓子や麺、パン……などなどを中心に、その他いろんなお土産が売っています。緑の屋根が目印ですよー!
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「池上米餅」は軽い感じのおせんべい。カルフールなどのスーパーでも見かけるポピュラーなお菓子。「特にチーズ味がおいしい♪と」台湾女子に推され、ナビも1つお買い上げ~!チーズ味はスーパーで見たことないかも……(ってナビだけ?)ちなみに台湾女子は爆買いしてましたよ。 |
![]() ハイビスカス焼きって?お菓子なの~? |
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![]() イマ旬はこれか!?夏雪マンゴーのジャムですぞ。しかも激安60元。本当!? |
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![]() 池上の養蜂場で作られた花粉のお塩? |
なんだか目新しいものがたくさん並んでますね~。意外と農協って新商品発見の穴場なのかも!? |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2022-09-06